「人と(あまり)関わらない」仕事15選! メリット・デメリットや求人の探し方

「人と(あまり)関わらない」仕事15選! メリット・デメリットや求人の探し方

仕事において、人と関わることを負担に感じるという方もいるのではないでしょうか。

しかし、人とまったく関わらずに仕事をすることは難しいのが現実です。

一方、世の中には、人間関係を最小限にしながら生計を立てられる仕事も存在します。

本記事では、あまり人と関わらなくてもいい仕事の具体的な例や、人との関わりが少ない仕事をすることのメリット・デメリットをご紹介していきます。

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はじめて転職する場合の7つのポイントを確認する。

1.社内の人との関わりが少ない仕事5選

まずは、社内であまり深い人間関係を作らなくても進めやすい仕事を5つご紹介します。

1.1.棚卸し・ピッキング

棚卸しは店舗で商品の在庫を確認し不足があれば追加する仕事で、ピッキングは倉庫などでリストや注文書をもとに決められた場所から指定された商品を取り出し、検品や梱包に受け渡す仕事です。

いずれも他の従業員と連携する機会は少なく、一人で黙々と作業することが多いです。

1.2.警備員

工事現場やショッピングセンターで通行人や車を誘導したり、イベント会場の見回りやビル警備を行ったりするのが警備員の仕事です。

単独で行動することが多いため、持ち場の安全を守る責任感や注意力が求められる仕事です。

1.3.トラック運転手・タクシー運転手

トラックやタクシー運転手も一人で過ごすことが多い仕事です。

ただし、タクシー運転手はお客様とのコミュニケーションが必須となる接客業でもあります。

「社内で人間関係をつくるのは面倒だけど、人と関わる仕事はしたい」という人におすすめです。

1.4.ビルのメンテナンス

ビルメンテナンスの仕事は、電気や水道、火災報知器、エレベーターといった設備の点検・管理を担います。

一つのビルに常駐したり、複数のビルをローテーションで担当したりと、勤務スタイルはさまざまです。

いずれも単独で行動することが多いため、社内で人間関係を構築する機会はそれほど多くはありません。

1.5.清掃員

駅やショッピングセンター、オフィスビルなどで見かける清掃員も基本的には一人で行う仕事であり、特別な資格や経験がなくてもチャレンジしやすい職種です。

時にはチームで行う清掃もありますが、基本的には割り振られた箇所を単独で担当することになります。

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2回目以降の転職で気を付けるべきポイントを確認する。

2.社外の人と関わりが少ない仕事5選

続いて、社外の人との関わりを避けやすい仕事を5つご紹介します。

2.1.企業内会計士・経理職

国家資格である公認会計士は会計事務所や監査法人で働くことが一般的ですが、これらの就職先ではクライアントから業務を請け負うことになるため、社外とのやり取りが数多く生じます。

しかし、一般企業などに所属して経理や内部監査を担う「企業内会計士」であれば、自社内の業務を中心に担うことになるため、社外の人と関わる機会はあまりないでしょう。

また、社内のお金の流れを管理する経理職も、基本的には社内を中心にして働く仕事です。

2.2.産業カウンセラー

産業カウンセラーは、企業や団体、学校などに所属して、働く人の心の問題やキャリア開発を支える心理カウンセラーです。

カウンセリングの対象者は主に組織内部の人であるため、対象の企業と関係ない外部の人と関わることは少ないといえます。

2.3.事務職

データ入力や書類作成など、主にデスクワークを行う事務職も、社外の人と関わる機会は限定的であることが多い職種といえます。

ただし、事務職と接客担当を兼任させる会社もあることは覚えておいたほうが良いでしょう。

2.4.社内SE

社内SE(社内システムエンジニア)は、社内システムの構築・運用保守に加えて、システムの使い方や故障に関して社員からの問い合わせ対応などを行います。

その名の通り活躍の場は社内が中心となりますが、社内の課題やコスト削減に有効なITシステムの導入を検討・提案する役割もあるため、社外のシステム担当者と打ち合わせを行う機会もあります。

2.5.校正・校閲

校正と校閲は混同されがちですが、校正は文字の書き間違いや文法・漢字の誤りがないかチェックする仕事、校閲は時代考証や事実確認などを通して文章の内容に誤りがないか確認する仕事です。

基本的に出版社や新聞社などに勤務し、割り振られた作業を行います。

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3.在宅ワークしやすい仕事5選

チャットツールやWeb会議ツールなど、連絡手段の多様化により、在宅でできる仕事の幅は広がっています。

在宅で仕事ができると社内社外問わず人と関わる機会が減りやすいため、人と関わる仕事を少なくしたいという人にはおすすめです。

その具体的な仕事を5つご紹介します。

3.1.翻訳

ある言語で書かれた文章や映像のセリフを別の言語に翻訳する仕事です。在宅の求人も多く出ています。

語学力がある人であれば、スキルを活かしながら人との関わりを少なくできます。

3.2.システムエンジニア(SE)

システム開発における設計を担うシステムエンジニア(SE)は、IT化が進む現代でニーズが高まり続けている職種です。

ただし、経験がものをいう世界でもあるため、未経験の場合は採用されてもすぐに在宅勤務できるとは限らない場合もあります。

3.3.Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトのデザインと、機能的な構成を行うコーディングを行う仕事です。

在宅勤務で活躍している人が多い職種ですが、クライアントにヒアリングして要望を汲み取る作業も伴います。

3.4.プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてシステムやソフトウェアを構築する仕事です。

クライアントとのやり取りはありますが、作業そのものは基本的に一人で行うことになります。

システムエンジニアと同様、ニーズが高まり続けている職種ですので、フリーランスでも比較的仕事を受注しやすい仕事です。

3.5.SEO記事ライター

検索エンジンで上位に表示されやすく、読みやすい文章を書く能力が求められる仕事です。

クラウドソーシングでの発注も多くあるため、フリーランスとして比較的低いハードルで仕事を受けることが可能です。

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4.人と(あまり)関わらない仕事のメリット

それでは、人と関わることが少ない仕事にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

具体的に見ていきましょう。

4.1.自分のペースで進められる

多くの人が一緒に仕事をするオフィスや、取引先から頻繁に連絡が来るような仕事環境では、他者に介入されて自分の都合通りに仕事が進められなくなるケースもあります。

人と関わることが少ない仕事であれば自分のペースで作業を進めることができ、業務の効率化にもつながることもあります。

4.2.人間関係でのストレスが少ない

人間関係で感じるストレスは、自分だけではコントロールできないことも多々あります。

特に会話や自分の意見を主張することに苦手意識を感じている人は、仕事で人と関わることにストレスを感じることが多いかもしれません。

しかし、そもそも人と関わらなければ、そうしたストレスにさらされる可能性が低くなります。

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5.人と(あまり)関わらない仕事のデメリット

人と関わることが少ない仕事にはメリットがある一方、覚えておきたいデメリットもあります。

人と関わることが少ない仕事がしたいと考えている人は、よく確認しておきましょう。

5.1.収入が安定しない可能性もある

人と関わらずに済む仕事のうち、単純作業の仕事は単価が低いことも多く、また非正規雇用になる場合もあります。

さらにフリーランスとして仕事をする場合は、思うような数や単価の仕事を受注できないケースもあり、その収入が安定しにくいといった側面があります。

5.2.キャリアアップやスキルアップがしにくい

すでに専門的なスキルを持っている場合は別ですが、仕事のスキルやコツは一緒に仕事をする人から教えてもらって得ることも多いものです。

人との関わりが減ると新しい知識を得る機会が減少し、キャリアアップやスキルアップがしにくい状況になってしまう可能性もあります。

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6.人と(あまり)関わらない仕事に向いている人

人と関わらない仕事に向いている人にはいくつかの特徴があります。

主な4つのポイントをチェックしてみましょう。

6.1.黙々と仕事をしたい人

一人で黙々と仕事をしたいという人は、人との関わりを最小限にすることで集中力を発揮できます。

生産性が上がり、仕事の量をこなせるようになると、収入増にもつながるでしょう。

6.2.自分のペースを乱されるのが苦手な人

周囲に影響されず自分のペースで仕事をしたいという人も、人と関わらない仕事に向いています。

社内や取引先とのやり取りが多い場合、スケジュール通りに仕事を運ぶことが難しいこともあり、それがストレスに感じる場合もあります。

そのようなストレスを最小限にすることで、心身共に楽な状態で仕事に向き合うことができます。

6.3. 責任感が強い人

一人で仕事を進める場合は、担当した一つひとつの作業に責任を持たなければなりません。

仕事への責任感が強いと人から信頼されやすくなり、キャリアアップにつながることもあります。

6.4.タスク・スケジュール管理が上手な人

タスクを上手に管理し、やるべきことを適切なスケジュールでこなせる人であれば、人とあまり関わらなくてもスムーズに仕事を進められるでしょう。

逆に、スケジュールに沿った仕事ができないと信用を失い、仕事を割り振ってもらえなくなる可能性も出てきます。

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7.人と(あまり)関わらなくてもいい仕事をするために

人とあまり関わらなくてもいい仕事で活躍し続けていくためには、主に以下の2つを身につけることが重要です。

7.1.必要となる知識を学んでおく

人と深く関わらなくても成立する仕事は、常に自らの判断で作業を進めていく力が求められます。

その際に適切な判断ができるよう、必要となる知識をしっかり学んでおく必要があります。

7.2.関係する資格を取得しておく

この記事でご紹介した仕事の中には資格取得が不要の職種もありますが、特にフリーランスで活躍したいと考えている人には資格の取得をおすすめします。

資格は自らの技術力やスキルを証明する武器となり、案件の受注において有利に働く可能性が高いためです。

【関連記事】「【社会人におすすめの資格とは】資格の選び方や働きながら合格するコツを紹介」

8.人と(あまり)関わらない仕事の探し方

それでは、人とあまり関わらない仕事はどのように探せば良いのでしょうか。

主な方法を3つご紹介します。

8.1.求人サイトを活用する

求人サイトには多くの求人が掲載されており、自分に合った条件に絞って仕事を探すことができます。

この記事でご紹介した職種を検索したり、「在宅ワーク可」「未経験OK」などの条件を設定したりすることで、理想の求人に出会える可能性が高まります。

8.2.派遣会社を利用する

派遣会社に登録すると、担当者が派遣先企業の中から希望に近い仕事を探し出してくれます。

派遣会社は数多くあり、どこに登録するか選ぶのに苦労するかもしれませんが、業界や職種に特化した派遣会社もあるので、まずはこの記事でご紹介した職種などへの派遣を得意とする派遣会社に登録してみることをおすすめします。

8.3.転職エージェントを利用する

「自分の力だけで人とあまり関わらない仕事を探せるのか不安」という場合は、転職エージェントの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントでは、企業の紹介から面接対策、面談日程の調整など、転職に関するあらゆる工程をサポートしてくれます。

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9.まとめ

ここでは、人とあまり関わらなくてもできる仕事やメリット・デメリットなどをご紹介しました。

人とまったく関わらずにできる仕事はありませんが、一人で作業する割合が高い職種や在宅可の職種を選ぶことで、人との関わりを限定的にした働き方が可能です。

人生のうち、仕事をする時間は多くの割合を占めます。そのため、仕事の時間を少しでも有意義な時間にすることは、生活の充実度につながります。

まずは自分がどのような働き方を希望しているのかを見つめ直すところから始めてみましょう。

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