メディア・マスコミ業界は、大きく分けて「放送」「新聞・出版」「Web・デジタル」「広告・PR」「映像・映画」といった5つのジャンルに分かれています。
ジャンルごとに業界独自の仕事があり、さまざまなスキルが必要ですが、共通するのは高いコミュニケーション能力が求められる点です。本記事では、メディア系の仕事をジャンル別に紹介し、求められる人材像やスキルセットなどを紹介します。(Misa)
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1. メディア系の仕事とは
そもそもメディアとは、情報やコンテンツを多くの人に伝える媒体のことです。「メディア系の仕事」は情報を届ける役割を担う人気の職種であり、その分野は以下のとおり大きく5つに分けられます。
- 放送メディア
- 新聞・出版メディア
- Web・デジタルメディア
- 広告・PRメディア
- 映像・映画メディア
ここでは、それぞれの分野に属する代表的な職種と仕事内容を簡単に表でまとめました。
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1.1. 放送メディア
テレビやラジオを指す放送メディアに関する仕事には、次のようなものがあります。
職種 | 仕事内容 |
---|---|
テレビディレクター | 番組の企画・構成・撮影・編集の全体を統括する |
放送作家 | 番組の台本やトークの流れを考える |
技術スタッフ(映像技術) | カメラ・音声・照明などを担当 |
アナウンサー | ニュースや番組の進行、取材などを行う |
音声スタッフ(ミキサー) | 音の調整・収録を担当する技術職 |
1.2. 新聞・出版メディア
新聞・出版メディアに関する仕事には、次のようなものがあります。
職種 | 仕事内容 |
---|---|
記者 | 取材し、記事を執筆する |
編集者 | 原稿の企画・依頼・編集・校正を行う |
校閲・校正者 | 記事や原稿の誤字脱字・事実確認などを行う |
カメラマン | ニュース・記事に使う写真を撮影する |
雑誌ライター | ファッションや趣味系など専門ジャンルの文章を執筆する |
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1.3. Web・デジタルメディア
Web・デジタルメディアに関する仕事には、次のようなものがあります。
職種 | 仕事内容 |
---|---|
Webライター | Web向けの記事・コラムを執筆する |
コンテンツディレクター(編集者) | 記事の企画・進行管理・編集を行う |
SEO担当 | 検索上位表示のための記事設計・分析を行う |
SNS運用担当 | 企業やメディアのSNSアカウントを運用・分析する |
UI/UXデザイナー | サイトやアプリの使いやすさ・見た目を設計する |
1.4. 広告・PRメディア
広告・PRメディアに関する仕事には、次のようなものがあります。
職種 | 仕事内容 |
---|---|
コピーライター | 広告のキャッチコピーや文章を考える |
アートディレクター | 広告全体のデザインやビジュアルを統括する |
メディアプランナー・アカウントプランナー | 広告をどの媒体に出すかを設計する |
PRプランナー | 商品や企業の広報戦略を企画・実行する |
広告営業 | クライアントに企画を提案・調整する営業職 |
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1.5. 映像・映画制作
映像・映画制作に関する仕事には、次のようなものがあります。
職種 | 仕事内容 |
---|---|
映像ディレクター | 映画やCMなど映像作品の演出・指揮をとる |
映像編集者 | 撮影素材をカット・加工して仕上げる |
脚本家 | 映画やドラマのストーリー・セリフを書く |
プロデューサー | 制作全体の予算管理や人材調整を行う |
撮影スタッフ | カメラや照明を使って現場で映像を撮る |
2. メディア系の仕事で求められる人の特徴
前述の通り、メディア系の仕事には、広告・出版・新聞・テレビ・インターネットメディアなど、ジャンルごとにさまざまな職種が存在します。
これらの業界では、多様なスキルと高いコミュニケーション能力を有する人材が求められます。また、最新の情報をキャッチアップする情報収集力や、新しい発想に結びつけるための柔軟かつ独自の視点が必要とされます。
ここでは、メディア業界で求められる人の特徴について紹介します。
2.1. コミュニケーション能力が高い
メディア系の仕事では、立場や専門分野の異なる多くの人が関わっています。また情報を届ける相手も多様な価値観や考え方を持っており、正確に情報を伝える力が重要です。
そのため、多様な人と円滑にやり取りできるコミュニケーション力や、多様な顧客相手の視点に立って考える姿勢が求められます。
2.2. 仕事に対する意欲と責任感が高い
メディア系におけるクリエイティブな仕事では、常に新しい発想を持ち続け、それを形にしようとする意欲が原動力となります。
また、影響力のある仕事に携わっている自負や責任感を持ち、品質を担保する姿勢が必要です。
2.3. トレンドをつかむ視点と情報収集力がある
情報を発信する側であるメディア業界では、世の中の時流や受け手の視点を理解し、ニーズに応えることが求められます。情報への感度が高く、最新のトレンドやニュースを追いかける能力が求められます。
キャッチアップした情報から社会の動向を読み解き、それをもとに新しいコンテンツを生み出す洞察力と創造力が必要です。
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3. メディア系の仕事で求められるスキルセット
メディア系の仕事では、分野ごとの専門知識や技術が多岐にわたるため、求められるスキルセットも異なります。
ここでは、メディア系の仕事に共通して求められるスキルセットを紹介します。
3.1. 基本となる言語化能力と文章力
まず、基本となるのは言語化能力と文章力です。メディアを通じて信頼性の高いコンテンツを提供するためには、自分の考えや情報をわかりやすく言葉にする力が欠かせません。
この能力は、単に文章を書く力だけでなく、情報の本質を正確に捉え、読み手に伝わる形で整理するスキルも含まれます。さらに、言語化能力はコミュニケーションの基盤となり、さまざまな関係者とのやり取りにも役立ちます。
3.2. 正確な情報判断力と独自の視点によるコンテンツ制作力
さらに情報の正確性を見極め、独自の視点でコンテンツを創造する能力や情報発信をするスキルが求められます。
これらの能力やスキルを複合的に備えていることが期待されます。
3.3. メディア系の仕事で求められるスキル一覧
その他、メディア系の仕事で求められるスキルをまとめると、以下のようになります。
- 思考やアイデアを言語化する能力と文章力
- 情報の正確性を見極める能力
- 魅力的なコンテンツを生み出すための発想
- 視聴者・読者の関心を引くストーリーテリング
- ソーシャルメディアの活用
- マルチメディアを用いた表現技術
- プロジェクトマネジメントとコミュニケーションスキル
- 環境に適応するチームワークとリーダーシップ
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4. メディア系は文系の強みを活かしやすい?
メディア系の仕事では、言語化能力や文章力、コミュニケーション能力が不可欠で、これは文系の強みであると言えます。一方で、理系の知識を背景とした独自の視点、データ分析やシステム開発といった技術を求められる場面が増えており、文理どちらの力も活かせる業界です。
ここからは、文系の強みを踏まえながら、メディアの現場で必要とされる資質について紹介します。
4.1. 人文科学・社会科学の知識が役立てられる
固定概念や従来の考え方にとらわれず、本質を見抜くクリティカル・シンキング(批判的思考力)が求められます。また、人文科学・社会科学の知識もメディア系の仕事に役立てられます。
こうした能力は文系の学部で身につきやすい傾向がありますが、理系の論理的思考や問題解決能力も重要で、それぞれの強みが求められます。
4.2. 情報を多角的に分析する力が武器になる
文系では、キャッチアップした情報を深く掘り下げ、多角的に分析したうえで、魅力的に発信する力が養われる傾向にあります。これらは、メディア系の仕事で大きな武器となるでしょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。