パソコンでできる仕事にはどんなものがある?パソコンを使う仕事10選

仕事の悩み・転職

「パソコンでできる仕事って何があるの?」「働き方の自由度と給料が高そうなイメージがある」と考えている人も多いのではないでしょうか。

パソコン1台でできる仕事は、働き方が柔軟で、スキルによっては高年収も目指せるのでおすすめです。

本記事では、パソコンを使う職種の紹介に加え、メリット・デメリット、求められるスキルや資格についてまとめました。

「パソコンを使う仕事に就きたい」「理想的なワークライフバランスを実現したい」と考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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1. パソコンを使う仕事とは具体的にどういう仕事?

パソコンを使う仕事とは、ITエンジニアや、プログラマー、動画編集、デザイナーなどWeb技術を活用して業務を担う職種のことを指します。パソコンの前に座って作業をするため、「デスクワーク」と呼ばれることも多いです。

パソコンを使う仕事は、インターネットの普及に伴い、増加傾向にあります。国土交通省の「令和3年度 テレワーク人口実態調査」によると、雇用型テレワーカーの割合は27.0%と令和1年以降、増加傾向にあることが明らかになりました。

雇用型テレワーカーとは、事業者と雇用契約を結んだ労働者が自宅等で働くテレワークのこと

出典】厚生労働省「雇用型テレワークについて」

パソコンを使う仕事は、働き方の自由度が高く、人間関係のストレスが少ない・高収入が見込めるといった魅力があるため多くの人に注目されています。

post1018_img1.jpg 【関連記事】「テレワーク(リモートワーク)のメリットとデメリットとは!?」

2. パソコンを使う仕事10選

ここでは、パソコンを使う仕事10選をご紹介します。

● データ入力・文字おこし
● 一般事務職
● システムエンジニア・ITエンジニア
● プログラマー
● 動画編集
● CGデザイナー・イラストレーター
● WEBデザイナー
● WEBライター
● 翻訳・編集
● コールセンター・サポートセンター

2.1. データ入力・文字おこし

データ入力は、クライアントの指示に従って、指定のフォーマットに入力する仕事です。文字おこしは、音声を聞き取り、文字に書き起こすといった業務内容になります。

どちらもミスが許されないため、集中して作業に取り組める人に向いています。

また、効率的かつ正確に業務を進める必要があるので、タイピングスキルや基本的なパソコンスキルも必須です。

特に資格は必要ないので、副業として挑戦をし、自分に向いているか確認してみてはいかがでしょうか。

年収370.7万円
必要な機器やソフト、ツール● キーボード
● テンキー
● パソコン
● スキャナー
● マクロ等プログラム
求められる能力● 読解力
● 傾聴力
● 説明力など

【出典】厚生労働省「 データ入力」

データ入力の求人一覧を見る >

2.2. 一般事務職

一般事務職とは、医療事務や営業事務、受付事務など複数ある「事務職」のなかでも特に事務作業全般を担う仕事です。

書類作成や顧客対応、管理など業務が円滑に進むようにサポートします。

一般事務は、「残業が少ない」「土日休み」「長期的に働ける」などの魅力があるため、子育てや介護などと両立させたい女性に人気です。

基本的なパソコンスキルはもちろんのこと、協調性やホスピタリティ精神などが求められます。

年収490万円
必要な機器やソフト、ツール● 文書作成ソフト(Word、一太郎)
● 表計算ソフト(Excel、スプレッドシート)
● パソコン
● プリンター
● コピー機
● FAX
● 電話
求められる能力● 傾聴力
● 文章力
● 読解力
● 説明力
● 指導力
● 対人援助サービス
● 時間管理能力など

【出典】厚生労働省「一般事務」

一般事務の求人一覧を見る >

2.3. システムエンジニア・ITエンジニア

システムエンジニア・ITエンジニアは、システムの設計や開発、テストを行う技術職です。IT技術の進化に伴い、あらゆる業界でエンジニアの需要が高まっているので将来性のある仕事と言えるでしょう。

技術力のほか、ヒアリング能力やマネジメント力なども求められ、常にスキルや知識を磨き続ける必要があります。

まずは、基本的なパソコンスキルやIT知識、言語などを身につけて、実務経験を積み重ねることが大切です。

年収550.2万円
必要な機器やソフト、ツール● パソコン
● スマートフォン
● プラットフォーム
● API
● OS(オペレーティングシステム: Linux、Apache、MySQL)
● Word
● PowerPoint
● 表計算ソフト(Excel、スプレッドシート)
● Web画面作成のソフトウェア(HTML、CSSを含む)
● プログラミング言語(C言語、JAVA、Python、Ruby)
● データベース(Access、SQL Server、MySQL、Oracle)
求められる能力● プログラミング
● クオリティチェック
● 設置と設定
● 要件分析(仕様作成)
● 複雑な問題解決
● 論理と推論(批判的思考)
● 新しい情報の応用力
● 読解力
● カスタマイズと開発など

【出典】厚生労働省「システムエンジニア(Webサイト開発)」

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2.4. プログラマー

プログラマーは、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェア、アプリケーションの開発をする仕事です。

企業によっては、プログラミングのほか、要件定義や設計、テストなども担当するケースもあります。

プログラマーは、学歴など関係なく、プログラミングスキルを身につけて、実務経験を積み重ねることが大切な職種です。

未経験からプログラマーになることも十分に可能ですが、未経験歓迎の求人が少ないため、転身を検討している方は、転職エージェントに相談しながら進めるのがおすすめです。

年収 550.2万円
必要な機器やソフト、ツール ● OS(オペレーションシステム:Linux、Apache、MySQL)
● デザインツール
● HTML
● プログラミング言語(C言語、JAVA、Python、Ruby等)
● データベース(Access、SQL Server、MySQL、Oracle等)
● パソコン
求められる能力 ● プログラミング
● 読解力
● 傾聴力
● 文章力
● 説明力
● 数学的素養
● 論理と推論(批判的思考)
● カスタマイズと開発など

【出典】厚生労働省「プログラマー」

プログラマーの求人一覧を見る >

2.5. 動画編集

動画編集とは、映像素材を加工や編集し、映像を完成させるクリエイター職です。

制作した動画の使用用途は、テレビCMや結婚式のプロモーションビデオ、YouTube・Instagram・FacebookといったSNSに掲載する動画など多岐にわたります。

撮影以外は、パソコンを使用した作業を行うので、基本的なパソコンスキルがなければ動画制作ができません。

クライアントから依頼を受ける場合は、打ち合わせや企画の提案、交渉といった業務も加わるため、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力なども必要です。

年収 579.8万円
必要な機器やソフト、ツール ● 撮影用カメラ
● スマートフォン
● 画像等編集ソフト(Photoshop、GIMPなど)
● パソコン
求められる能力 ● 傾聴力
● 文章力
● 読解力
● 論理と推論(批判的思考)
● 新しい情報の応用力
● 学習方法の選択・実践
● 継続的観察と評価
● 他者の反応の理解
● 時間管理
● クオリティチェックなど

【出典】厚生労働省「動画制作」

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2.6. CGデザイナー・イラストレーター

CGデザイナー・イラストレーターは、パソコンに接続したペンタブレットなどでイラストを制作する仕事です。

より良い作品に仕上げるためには、クライアントと何度も打ち合わせをして、イラストの図案やテーマを決めていく必要があるので、コミュニケーション能力も重要視されます。

CGデザイナー・イラストレーターが制作するイラストは、ソーシャルゲームのキャラクターやポスター、商品パッケージ、Webサイト、雑誌の挿絵などさまざまです。

パソコンで制作することが主流ですので、基本的なパソコンスキルは必須だと言えるでしょう。

年収 466.7万円
必要な機器やソフト、ツール ● Illustrator
● Clip Studio
● Photoshop
● GIMP
● パソコン
求められる能力 ● 表現力
● 芸術的センス
● 傾聴力
● 読解力
● 他者の反応の理解など

【出典】厚生労働省「イラストレーター」

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2.7. Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトの企画・デザイン・制作を行う仕事です。

企業によって異なりますが、プログラム言語の「html」や「CSS」、イラスト・デザイン作成ソフト「Illustrator」「Clip Studio」、画像等編集ソフト「Photoshop」などのスキルが求められます。

すべてパソコンで操作を行うため、基本的なパソコンスキルは必須と言えるでしょう。しかし、特別な資格は必要ないので、知識とスキルを着実に磨けば、未経験でも働くことができます。

年収 480.6万円
必要な機器やソフト、ツール ● html
● CSS
● Illustrator
● Clip Studio
● Photoshop
● GIMP
● パソコン
求められる能力 ● 読解力
● 傾聴力
● 文章力
● 説明力
● クオリティチェック
● カスタマイズと開発など

【出典】厚生労働省「Webデザイナー」

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2.8. Webライター

Webライターは、クライアントの依頼に従って、文章を執筆する仕事です。

リサーチ能力と、正しい日本語を執筆できるライティングスキルがあれば、資格・経験なしでも挑戦しやすい職種と言えます。

ひとくちに「Webライター」と言っても、コピーライターやテクニカルライター、取材ライター、コラムライター、SEOライターなどさまざまな種類があるので、自分に合うものを見つけましょう。

フリーランスとして活動している方も多いですが、自身で案件を獲得したり、スケジューリングが苦手という方は、企業のWebライターとして働くことをおすすめします。

年収 697.6万円
必要な機器やソフト、ツール ● 文書作成ソフト(Word、Googleドキュメントなど)
● 管理ソフト(Excel、Googleスプレッドシート)
● パソコン
求められる能力 ● 文章力
● 読解力
● 傾聴力
● 説明力
● 他者の反応の理解
● 他者との調整
● 論理と推論(批判的思考)など

【出典】厚生労働省「コピーライター」

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2.9. 翻訳・編集

翻訳・編集者は、Webコンテンツなどの企画や編集を行う職種です。

主な仕事内容は、クライアントに企画を提案したり、レギュレーションを確認したり、ライターやデザイナーをアサインするなど多岐にわたります。

翻訳・編集者に必要な資格は特にありません。しかし、スケジュールの管理能力や円滑に業務を遂行するための「コミュニケーション能力」、プロジェクトをやり抜く「忍耐力」などが求められるでしょう。

企業によっては、Webディレクターが編集者の業務を兼任する傾向にあるため、下記ではWebディレクターの情報をまとめています。

年収 579.8万円
必要な機器やソフト、ツール ● Illustrator
● Clip Studio
● Photoshop
● GIMP
● HTML
● CSS
● パソコン
求められる能力 ● 読解力
● 傾聴力
● 文章力
● 説明力
● 新しい情報の応用力
● 他者との調整
● クオリティチェックなど

【出典】厚生労働省「Webディレクター」

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2.10. コールセンター・サポートセンター

コールセンター・サポートセンターは、電話対応をし、パソコンでデータの記録を行う仕事です。

主に、顧客から電話がかかってくる「インバウンド業務」と、顧客に電話をかける「アウトバンド業務」に分けられます。

インバウンド業務は、宿泊や座席の予約、商品の受注、商品・サービスに関する問い合わせ・クレーム対応などの業務がメインです。

一方、アウトバウンド業務は、サービスの入会や販売などの勧誘、代金の督促などが挙げられます。

電話とパソコンがあれば仕事ができるため、ここ数年ではリモートワークが導入されるようになりました。

年収369.6万円
労働時間160時間
必要な機器やソフト、ツール● パソコン
● 電話
求められる能力● 傾聴力
● 説明力
● 読解力
● 文章力
● 他者の反応の理解など

【出典】厚生労働省「コールセンターオペレーター」

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【関連コンテンツ】わかりやすい!業種・職種別「職種図鑑」

3. パソコンを使う仕事のメリット

パソコンを使う仕事は、どのような魅力を持っているのでしょうか。ここでは、メリットを4つに分けてご紹介します。

3.1. 働く場所を選べる

パソコンを使う仕事は、基本的にパソコンとインターネット環境さえあれば、仕事ができるので働く場所を自由に決められます。

そのため、「フルリモート」や「在宅ワーク」の求人も多いことが特徴です。
セキュリティ面を考慮しておけば、カフェで仕事をしたり、ワーケーションしたり、実家に帰省しながら働いたりできる点も嬉しいポイントです。

また、オンライン面接を導入している企業も多いため、面接に出向く必要がなく、エリアに縛られず全国で自分が気になっている求人に応募することができます。

3.2. 人間関係のストレスが少ない

パソコンとインターネット環境さえあれば、1人でも業務を遂行できるので、人間関係の悩みが軽減されます。

なかには、少人数で進めるプロジェクトもありますが、基本的にメールやチャットでやり取りをするので接点はほとんどありません。

たとえば、「苦手な上司の機嫌を伺いながら仕事をする」「気の合わない相手と会話をする」という場面は少なくなるでしょう。

また、厚生労働省の調査によると「対人関係」に悩んでいる人の割合は30.5%、対人関係のトラブルを原因に退職を検討した人は8.1%と多くを占めていることが明らかになりました。

人間関係のストレスから開放されることで、自分の持っている力を最大限に発揮できる可能性があります。「1人でコツコツと取り組むことが好き」「周りに振り回されたくない」という方は、パソコンを使う仕事を検討してみてはいかがでしょうか。

【出典】厚生労働省「職場におけるメンタルヘルス対策の状況」
【出典】厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」

3.3. 未経験でもはじめやすい

パソコンを使う仕事は、人材不足が深刻化していることもあり、スキル・知識・経験がない人でもはじめやすいといった特徴があります。

経済産業省が公開している資料「IT人材育成の状況等について」では、2030年までに40〜80万人の規模でIT人材の不足が生じる懸念があるということが明らかになりました。

企業によっては、現時点でIT人材の不足が深刻な状況であるため、未経験者歓迎の求人も多く紹介されています。

「いまからはじめるのは遅すぎる」と思わず、将来的な需要と供給を踏まえたうえで、どの職種に参入すべきか検討することが大切です。

【出典】経済産業省「IT人材育成の状況等について」

3.4. 高収入を目指すことができる

職種によっては、実力次第で高収入を目指すことができます。
例えば、ITエンジニアで、プログラミングスキルが高く、複数の言語を扱える場合、企業側が「手放したくない人材」と考えるため収入アップを検討してくれる可能性があります。

また、Webデザイナーや動画編集者などのクリエイター職は、経験を積むことで報酬アップにつながります。

技術力以外にも営業力や提案力、コミュニケーション能力、マネジメントスキルなどが高ければ、より重大なプロジェクトを任せてもらえ、高年収を得られる可能性もあるでしょう。

post1018_img3.jpgテレワーク/リモートワーク(制度あり)の 求人一覧を見る >

4. パソコンを使う仕事のデメリット

パソコンを使う仕事は、自由度が高く、年収アップが見込めるなどメリットが目立ちますが、デメリットもあります。

事前にデメリットを知っておけば対策できるので、ぜひチェックしてみてください。

4.1. 運動不足になりやすい

とくに在宅ワークの場合は、1日中パソコンの前に座って仕事をしていることも多く、運動不足になりやすい傾向にあります。

その結果、肩こりや腰痛、体重の増加に悩まされる人も多いです。

健康習慣を身につけるためにウォーキングをする、またはジムに通うなどができれば良いのですが、時間を割くのも難しいでしょう。

外に出た時はあえて階段を使ったり、掃除や料理、歯磨きをしながらできる「ながら運動」をしてみたりと、生活のなかで身体を動かす機会を見つけてみてください。

【出典】厚生労働省 「新しい生活様式」において体を動かす工夫

4.2. パソコン環境を揃えための初期費用がかかる

パソコンとインターネット環境を整える必要があるため、パソコンの本体代・通信費などの初期費用がかかります。

とくに、インターネット環境が整っていない場合は、光回線やモバイルルーターを契約する必要があるので、初期費用が高額になるケースも。

対策としては、無料WiFi完備のマンションに住む、またはパソコンを支給してもらえる会社に転職するなどを検討すると初期費用を抑えられます。

しかし、パソコンを使う仕事は、自宅でできるため交通費や交際費などを節約できるメリットもあります。そのため総合的に見ると、初期費用を含めても、出費を抑えられる可能性が高いです。

4.3. 自己管理スキルが必要

パソコンを使う仕事の多くは、納期や提出期限が設けられています。

期日を厳守するためには、スケジュール管理や仕事量の調整などを行い、計画的に遂行しなければなりません。

万が一、期日に間に合わなければ、クライアントからの信頼を失う可能性もあります。

ときには、深夜や早朝などの時間外労働が必要になるケースもあるので、無理なく業務を遂行するために、自己管理スキルを高めなければなりません。

post1018_img4.jpg【関連記事】「テレワーク(リモートワーク)に必要なものは!? 便利なグッズも紹介!」

5. パソコンを使う仕事で求められるスキルや知識

職種によって求められるスキルは、異なりますが、主に下記のようなスキル・知識を身につけておくと安心して業務を進められます。

5.1. 基本的なパソコンスキル

多くの企業で使用される下記の3つのソフトに対するスキルが最低限必要だと言えるでしょう。

● Microsoft Word
● Excel
● Powerpoint

面接では、基本的なパソコンスキルに関して聞かれることが多いので、「パワーポイントを2年ほど使用しており、プレゼン資料を作成できます。」などと使用期間と具体的なスキルについて答えられるように準備しておきましょう。

基本的なパソコンスキルがない場合は、PC関連の資格を取得したり、職業訓練を受けたりすると自信につながるかもしれません。

未経験歓迎の求人を出している企業であれば、研修制度が充実している傾向にあるので、パソコンスキルがなくても一から教えてもらえるので安心です。

5.2. タッチタイピング・ブラインドタッチスキル

タッチタイピング・ブラインドタッチスキルとは、キーボード(手元)に目を向けることなく、パソコンの画面だけを見て、文字を打つことができる能力のことです。

タッチタイピング・ブラインドタッチができれば、入力速度が早くなるので効率よく業務を遂行できるでしょう。

併せて、基本的な「ショートカットキー」をひととおり覚えておくことで、素早く操作できるようになるので便利です。

ショートカットキーの一例)
● 「Ctrl+C」:コピー
● 「Ctrl+V」:貼りつけ
● 「Ctrl+Z」:操作を戻す
● 「Ctrl+B」:太文字

5.3. コミュニケーションスキル

パソコンの前に座って黙々と作業をしているイメージが強いかもしれませんが、基本的にプロジェクトをチームで進める傾向にあるため、コミュニケーションスキルも必須です。

具体的には下記のプロセスでコミュニケーションを図る必要があります。

● スケジュール設定
● チームの調整
● 情報伝達や確認・共有

チーム間で連携が取れていない場合、作業がストップしたり、ミスが発生したりと、納期までにクオリティの高い制作物が作れない可能性があるのです。

また、顧客満足度を高めるためには、クライアントへの提案力やヒアリング能力、信頼性の構築力も必要になってきます。

5.4. ITリテラシーに関する知識

ITリテラシーとは、IT関連の要素を理解し、活用できる能力のことです。WebやIT系企業では、ITリテラシーの高い人材を求めている傾向にあります。

ITツールを使用する機会が非常に多いので、導入された最新のツールも素早く理解し、活用できる人材でなければ、業務の効率化が図れません。

ICTプロフィシエンシー検定協会による「P検定(5級)」は、オンライン上でITリテラシーレベルを無料で確認できるのでぜひ挑戦してみてください。

【関連記事】「【IT関連の国家試験】問われる知識やスキル別に3カテゴリに分けて紹介」

6. パソコンを使う仕事におすすめの資格

パソコンを使う仕事に、必須な資格は特にありません。しかし、WordやExcelなどを扱うスキルの証明となる「MOS」や、ITに関する知識が身につく「ITパスポート」があれば、面接時のアピールポイントになるでしょう。

また、システムエンジニアやWEBデザイナーなど、職種や企業によっては、必要な資格が設けられているケースもあります。目指している職種が決まっている方は、求められるスキルや、応募資格について確認しておきましょう。

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【IT・Web職種への転職をご希望の方はこちら】

7. パソコンを使う仕事に転職するためには

パソコンを使う仕事への転職を成功させるために、下記の3つを押さえておきましょう。

● 基本的なパソコンスキルを身につける
● 必要な資格を取得する
● 転職エージェントを利用する

7.1. 基本的なパソコンスキルを身につける

パソコンを使う仕事に転職するなら、基本的なパソコンスキルを身につけておく必要があります。

例えば、簡単な文書作成に伴うメールや、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeソフトを使いこなせるようにしておきましょう。

各ソフトの基本的なパソコンスキルをまとめたので、参考にしてみてください。

使用ソフト 基本スキル
Word ● 文書入力
● 書式設定
● 画像や表の挿入
● PDF化して送付または印刷するスキル
Excel ● 基本書式(セル結合など)
● 基本的な関数の活用(SUMなど)
● 表作成
PowerPoint ● 文字入力
● 画像挿入
● スライド作成
ファイル ● 作成
● 解凍・圧縮
● ファイル名の変更
● フォルダ管理
メール ● ビジネスメールの基礎
● CCやBCCの活用
● ファイル添付
セキュリティ ● パスワード管理の意識
● 離席時の画面ロック

このスキルを扱えなければ転職できないというわけではありませんが、上記のレベルに達していれば、転職後、スムーズに仕事を進められるので、可能な範囲で基本スキルを身につけておきましょう。

7.2. 必要な資格を取得する

転職したい職種に、必須資格がある場合は早めに取得しておきましょう。

資格を取得すると、実務経験やスキルの裏付けとなる知識を証明できます。また、応募企業に転職意欲をアピールできることもメリットです。まずは、必要な資格を調べて学習計画を立てましょう。

ただし、企業によっては資格よりも実務経験を重視している場合もありますので、資格取得がゴールにならないように経験を積むことも意識してみてください。

例えば、クラウドソーシングなどのサービスを活用して、簡単なタスクを受注してみるなどの努力も必要です。資格取得と同時に初心者でもこなせるような案件を受注し、実務経験を積み重ねましょう。

7.3. 転職エージェントを利用する

転職エージェントのサポートを受けながら、転職活動を進めることをおすすめします。

転職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーが在籍しており、求人紹介はもちろんのこと、自己分析や、書類添削、模擬面接、応募企業への交渉など、さまざまなサポートを受けられるのです。

また、転職エージェントによっては業界出身者がサポートしてくれるため、業界内の人にしか知り得ない情報も共有してもらえる可能性があります。

なお「マイナビエージェント」では、パソコンを使う仕事の求人を多数取り扱っているため、求職者の性格や希望条件にぴったり合う職場をご紹介いたします。

少しでも転職に関する不安を感じているなら、キャリアアドバイザーに相談することから一歩を踏み出しましょう。

はじめての転職には、
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マイナビエージェントについてもっと知る >

【卒業年早見表はこちら】

8. その他の「〇〇な仕事」

その他の「〇〇な仕事」は以下の記事でもご紹介しています。
自分に合った仕事を探すための参考に、ご覧いただければ幸いです。

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9. まとめ

今回は、パソコンを使う仕事のご紹介や、メリット・デメリット、必要な資格について解説しました。

パソコンを使うWebやIT業界は、世界共通のスキルが身についたり、高年収を得られたり、自由度が高い働き方を実現できることが魅力です。

パソコンを使う仕事への転職を成功させるためには、基本的なパソコンスキルを身につけ、必須資格を取得する必要があります。

転職エージェントのサポートを受けることで、理想の働き方を実現できるはずですのでぜひご活用ください。

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