パソコンでできる主な仕事には、事務職やITエンジニア、Webデザイナーなどがあり、業務内容によっては、柔軟な働き方でかつ高年収も目指せる場合があります。
本記事では、パソコンを使う職種の紹介に加え、メリット・デメリット、求められるスキルや資格についてまとめました。「パソコンを使う仕事に就きたい」「理想的なワークライフバランスを実現したい」と考えている方はぜひ参考にしてください。
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1. パソコンを使う仕事とは具体的にどういう仕事?
パソコンでできる仕事には、事務職、ITエンジニア、プログラマー、動画編集、Webライター、Webデザイナーなどが挙げられます。パソコンの前に座って作業をすることが多いため、「デスクワーク」と呼ばれることもあります。
近年は、事業者と雇用契約を結び自宅で働く雇用型テレワーカーも増えており、パソコン関係の仕事は増加傾向にあります。実際に、国土交通省の「令和6年度 テレワーク人口実態調査」によると、雇用型テレワーカーの割合は令和元年より約10%増え、24.6%となっています。
パソコンを使う仕事は、働き方の自由度が高くなりやすいため、人間関係のストレスが少ない、または高収入が見込めるといった魅力があり、多くの人に注目されています。
【出典】国土交通省の「令和6年度 テレワーク人口実態調査」
【出典】厚生労働省「雇用型テレワークについて」
【関連記事】「テレワーク(リモートワーク)のメリットとデメリットとは!?」
2. パソコンを使う仕事12選
ここでは、パソコンを使う仕事12選をご紹介します。また、厚生労働省の「職業情報提供サイト jobtag」を参考に、年収や求められる能力をまとめました。
● 一般事務職
● データ入力・文字おこし
● システムエンジニア・ITエンジニア
● プログラマー
● 動画編集
● CGデザイナー・イラストレーター
● Webデザイナー
● Webライター
● Webマーケター
● Webディレクター
● 在宅秘書
● コールセンター・サポートセンター
2.1. 一般事務職
一般事務職とは、医療事務や営業事務、受付事務など複数ある「事務職」のなかでも特に事務作業全般を担う仕事です。
書類作成や顧客対応、管理など業務が円滑に進むようにサポートします。
一般事務は、「残業が少ない」「土日休み」「長期的に働ける」などの魅力があるため、子育てや介護などと両立させたい女性に人気です。
基本的なパソコンスキルはもちろんのこと、協調性やホスピタリティ精神などが求められます。
年収 | 529.6万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● 文書作成ソフト(Word、一太郎) |
求められる能力 |
● 傾聴力 |
【出典】厚生労働省「一般事務」
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2.2. データ入力・文字おこし
データ入力は、クライアントの指示に従って、指定のフォーマットに入力する仕事です。文字おこしは、音声を聞き取り、文字に書き起こすといった業務内容になります。
どちらもミスが許されないため、集中して作業に取り組める人に向いています。
また、効率的かつ正確に業務を進める必要があるので、タイピングスキルや基本的なパソコンスキルも必須です。
特に資格は必要ないので、副業として挑戦をし、自分に向いているか確認してみてはいかがでしょうか。
年収 | 356.2万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● キーボード |
求められる能力 |
● 読解力 |
【出典】厚生労働省「 データ入力」
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2.3. システムエンジニア・ITエンジニア
システムエンジニア・ITエンジニアは、システムの設計や開発、テストを行う技術職です。IT技術の進化に伴い、あらゆる業界でエンジニアの需要が高まっているので将来性のある仕事と言えるでしょう。
技術力のほか、ヒアリング能力やマネジメント力なども求められ、常にスキルや知識を磨き続ける必要があります。
まずは、基本的なパソコンスキルやIT知識、言語などを身につけて、実務経験を積み重ねることが大切です。
年収 | 574.1万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● パソコン |
求められる能力 |
● プログラミング |
【出典】厚生労働省「システムエンジニア(Webサイト開発)」
わかりやすい!
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2.4. プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェア、アプリケーションの開発をする仕事です。
企業によっては、プログラミングのほか、要件定義や設計、テストなども担当するケースもあります。
プログラマーは、学歴など関係なく、プログラミングスキルを身につけて、実務経験を積み重ねることが大切な職種です。
未経験からプログラマーになることも十分に可能ですが、未経験歓迎の求人が少ないため、転身を検討している方は、転職エージェントに相談しながら進めるのがおすすめです。
年収 | 574.1万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● OS(オペレーションシステム:Linux、Apache、MySQL) |
求められる能力 |
● プログラミング |
【出典】厚生労働省「プログラマー」
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2.5. 動画編集
動画編集とは、映像素材を加工や編集し、映像を完成させるクリエイター職です。
制作した動画の使用用途は、テレビCMや結婚式のプロモーションビデオ、YouTube・Instagram・FacebookといったSNSに掲載する動画など多岐にわたります。
撮影以外は、パソコンを使用した作業を行うので、基本的なパソコンスキルがなければ動画制作ができません。
クライアントから依頼を受ける場合は、打ち合わせや企画の提案、交渉といった業務も加わるため、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力なども必要です。
年収 | 591万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● 撮影用カメラ |
求められる能力 |
● 傾聴力 |
2.6. CGデザイナー・イラストレーター
CGデザイナー・イラストレーターは、パソコンに接続したペンタブレットなどでイラストを制作する仕事です。
より良い作品に仕上げるためには、クライアントと何度も打ち合わせをして、イラストの図案やテーマを決めていく必要があるので、コミュニケーション能力も重要視されます。
CGデザイナー・イラストレーターが制作するイラストは、ソーシャルゲームのキャラクターやポスター、商品パッケージ、Webサイト、雑誌の挿絵などさまざまです。
パソコンで制作することが主流ですので、基本的なパソコンスキルは必須だと言えるでしょう。
年収 | 453万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● Illustrator |
求められる能力 |
● 表現力 |
【出典】厚生労働省「イラストレーター」
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2.7. Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトの企画・デザイン・制作を行う仕事です。
企業によって異なりますが、プログラム言語の「html」や「CSS」、イラスト・デザイン作成ソフト「Illustrator」「Clip Studio」、画像等編集ソフト「Photoshop」などのスキルが求められます。
すべてパソコンで操作を行うため、基本的なパソコンスキルは必須と言えるでしょう。しかし、特別な資格は必要ないので、知識とスキルを着実に磨けば、未経験でも働くことができます。
年収 | 483.9万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● html |
求められる能力 |
● 読解力 |
【出典】厚生労働省「Webデザイナー」
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2.8. Webライター
Webライターは、クライアントの依頼に従って、文章を執筆する仕事です。
リサーチ能力と、正しい日本語を執筆できるライティングスキルがあれば、資格・経験なしでも挑戦しやすい職種と言えます。
フリーランスとして活動している方も多いですが、自身で案件を獲得したり、スケジューリングが苦手という方は、企業のWebライターとして働くことをおすすめします。
年収 | 雇用形態や業務内容などにより変動が大きい |
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必要な機器やソフト、ツール |
● 文書作成ソフト(Word、Googleドキュメントなど) |
求められる能力 |
● 文章力 |
2.9. Webマーケター
Webマーケターとは、Web上で市場調査・広告出稿・アクセス解析などのマーケティングを行う職種です。
SEO(検索エンジン最適化)対策やSNS、リスティング広告、アフィリエイト広告などさまざまなチャネルで集客し、訪問者の行動データを分析して改善策を実施します。
Webマーケティングは費用対効果が高く、ターゲットを絞った施策と効果の即時確認が可能で、迅速な対応と改善ができる点が大きな特徴です。
年収 | 690.7万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● 文書作成ソフト(Word、Googleドキュメントなど) |
求められる能力 |
● 文章力 |
【出典】厚生労働省「Webマーケティング(ネット広告・販売促進)」
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2.10. Webディレクター
Webディレクターは、Webコンテンツなどの企画や編集を行う職種です。
主な仕事内容は、クライアントに企画を提案したり、レギュレーションを確認したり、ライターやデザイナーをアサインするなど多岐にわたります。
Webディレクターに必要な資格は特にありませんが、スケジュールの管理能力や円滑に業務を遂行するための「コミュニケーション能力」、プロジェクトをやり抜く「忍耐力」などが求められるでしょう。
年収 | 591万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● Illustrator |
求められる能力 |
● 読解力 |
【出典】厚生労働省「Webディレクター(Web制作会社)」
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2.11. 在宅秘書
企業や団体の幹部が職務に専念できるよう補佐するのが秘書の役割です。ただし、在宅秘書の場合は、事務作業全般のサポートが多い傾向にあります。女性のイメージが強い職種ですが、男女関係なく活躍できる仕事です。
一般的にメールの確認や整理、スケジュール管理、電話応対、資料作成、会議調整などを担当します。場合によっては、情報の整理や取捨選択を任されるケースもあります。
一般的な秘書に関しての情報は以下のとおりです。
年収 | 554.8万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● FAX |
求められる能力 |
● 文章力 |
2.12. コールセンター・サポートセンター
コールセンター・サポートセンターは、電話対応をし、パソコンでデータの記録を行う仕事です。
主に、顧客から電話がかかってくる「インバウンド業務」と、顧客に電話をかける「アウトバンド業務」に分けられます。
インバウンド業務は、宿泊や座席の予約、商品の受注、商品・サービスに関する問い合わせ・クレーム対応などの業務がメインです。
一方、アウトバウンド業務は、サービスの入会や販売などの勧誘、代金の督促などが挙げられます。
電話とパソコンがあれば仕事ができるため、ここ数年ではリモートワークが導入されるようになりました。
年収 | 393.6万円 |
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必要な機器やソフト、ツール |
● パソコン |
求められる能力 |
● 傾聴力 |
【出典】厚生労働省「コールセンターオペレーター」
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3. パソコンを使う仕事の5つのメリット
パソコンを使う仕事は、どのような魅力を持っているのでしょうか。ここでは、メリットを5つに分けてご紹介します。
3.1. 働く場所を選べる
パソコンを使う仕事は、基本的にパソコンとインターネット環境さえあれば仕事ができるので、「フルリモート」や「在宅勤務」の求人も多く、働く場所を自由に決められる可能性があります。
所属する企業のセキュリティルールに違反していなければ、カフェで仕事をしたり、ワーケーションしたり、実家に帰省しながら働いたりできる点も嬉しいポイントです。
また、オンライン面接を導入している企業も多いため、面接に出向く必要がなく、エリアに縛られず全国で自分が気になっている求人に応募することができます。
3.2. 人間関係のストレスが少ない
厚生労働省が公表している令和4年の調査によると、ハラスメントを含む「対人関係」に悩んでいる人の割合は26.2%でした。つまり、約4人に1人が対人関係に何らかのストレスを抱えているということです。
パソコンを使う仕事の場合、パソコンとインターネット環境さえあれば、基本的に1人でも業務を遂行できるので、人間関係の悩みが軽減されます。
なかには少人数で進めるプロジェクトもありますが、メールやチャットでやり取りすることが多く、その場合ほとんど接点はありません。
たとえば、「苦手な上司の機嫌を伺いながら仕事をする」「気の合わない相手と会話をする」という場面は少なくなるでしょう。
もしも、パソコンを使う仕事によって人間関係のストレスから開放されれば、自分の持っている力を最大限に発揮できる可能性があります。「1人でコツコツと取り組むことが好き」「周りに振り回されたくない」という方は、パソコンを使う仕事を検討してみてはいかがでしょうか。
3.3. 未経験でも始めやすい
パソコンを使う仕事は、人材不足が深刻化していることもあり、スキル・知識・経験がない人でも始めやすいといった特徴があります。
経済産業省が公開している資料「IT人材育成の状況等について」では、2030年までに40〜80万人の規模でIT人材の不足が生じる懸念があるということが明らかになりました。
企業によっては、現時点でIT人材の不足が深刻な状況であるため、未経験者歓迎の求人も多く紹介されています。
「今から始めるのは遅すぎる」と思わず、将来的な需要と供給を踏まえたうえで、どの職種に参入すべきか検討することが大切です。
3.4. 長く続けやすい
パソコンを使う仕事は、体力的な負担が比較的少なく、年齢を重ねても続けやすいのが特徴です。また、在宅勤務やフレックスタイムなど働き方の選択肢も広がっており、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
さらに、専門スキルを積み重ねることで、長く安定して働ける環境が整っているのも魅力です。将来的に副業やフリーランスとしても活躍しやすい分野と言えます。
3.5. 高収入を目指すことができる
職種によっては、実力次第で高収入を目指すことができます。
例えば、ITエンジニアで複数の言語を扱えるなどプログラミングスキルが高い場合、企業側が「手放したくない人材」と考えるため収入アップを検討してくれる可能性があります。
また、Webデザイナーや動画編集者などのクリエイター職は、経験を積むことで報酬アップにつながります。
技術力以外にも営業力や提案力、コミュニケーション能力、マネジメントスキルなどが高ければ、より重大なプロジェクトに携わる機会が増え、高年収を得られる可能性も高まるでしょう。
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4. パソコンを使う仕事の3つのデメリット
パソコンを使う仕事は、自由度が高く、年収アップが見込めるなどメリットが目立ちますが、デメリットもあります。
事前にデメリットを知っておけば対策できるので、ぜひチェックしてみてください。
4.1. 運動不足になりやすい
とくに在宅ワークの場合は、1日中パソコンの前に座って仕事をしていることも多く、運動不足になりやすい傾向にあります。その結果、肩こりや腰痛、体重の増加に悩まされる人もいます。
そのため、「仕事開始前にウォーキングをする」「休日はジムに通う」など、意識的に運動習慣を取り入れるのがおすすめです。
時間を割くのが難しいという場合は、外に出た時はあえて階段を使ったり、掃除や料理、歯磨きをしながらできる「ながら運動」をしてみたりと、生活の中で身体を動かす機会を見つけてみましょう。
4.2. インターネット環境を整えるための初期費用がかかる
パソコンの本体代・通信費などの初期費用がかかります。
とくに、インターネット環境が整っていない場合は、光回線やモバイルルーターを契約する必要があるので、初期費用が高額になるケースもあります。
対策としては、「無料WiFi完備のマンションに住む」「パソコンを貸与してもらえる会社に転職する」などを検討すると初期費用が抑えられます。
しかし、在宅で仕事をする場合は、交通費や交際費などを節約することができます。そのため総合的に見ると、初期費用を含めても出費を抑えられる可能性が高いでしょう。
4.3. 自己管理スキルが必要
自由度高く働けるのが魅力的な在宅ワークですが、納期や提出期限を厳守するためには、スケジュール管理や仕事量の調整などを行い、計画的に進行しなければなりません。万が一、期日に間に合わなければ、クライアントからの信頼を失う可能性もあります。
スケジュール管理がうまくいかなかったときには、深夜や早朝などの時間外労働が必要になるケースもあります。無理なく業務を遂行するために、自己管理スキルを高めなければなりません。
【関連記事】「テレワーク(リモートワーク)には何が必要? 便利なグッズも紹介」
5. パソコンを使う仕事で求められるスキルや知識
職種によって求められるスキルは、異なりますが、主に下記のようなスキル・知識を身につけておくと安心して業務を進められます。
5.1. 基本的なパソコンスキル
多くの企業で使用されている、下記3つの「Microsoft Office」のソフトに対するスキルは最低限必要だと言えるでしょう。
● Microsoft Word
● Excel
● Powerpoint
最近では、Googleが提供しているGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートといったツールを使う場面も増えています。Googleドライブなどのクラウドストレージサービスを使って資料を共有することも多いでしょう。
面接では、基本的なパソコンスキルに関して聞かれることが多いので、「パワーポイントを2年ほど使用しており、プレゼン資料を作成できます。」などと使用期間と具体的なスキルについて答えられるように準備しておくと安心です。
基本的なパソコンスキルがない場合は、PC関連の資格を取得したり、職業訓練を受けたりすると自信につながるかもしれません。
未経験歓迎の求人を出している企業であれば、研修制度が充実している傾向にあるので、パソコンスキルがなくても一から教えてもらえるので安心です。
5.2. コミュニケーションスキル
パソコンの前に座って黙々と作業をしているイメージが強いかもしれませんが、基本的にプロジェクトをチームで進める傾向にあるため、コミュニケーションスキルも必須です。
具体的には下記のプロセスでコミュニケーションを図る必要があります。
● スケジュール設定
● チームの調整
● 情報伝達や確認・共有
チーム間で連携が取れていない場合、作業がストップしたりミスが発生したりして、納期までにクオリティの高い制作物が作れない可能性があるのです。
また、顧客満足度を高めるためには、クライアントへの提案力やヒアリング能力、信頼性の構築力も必要になってきます。
5.3. ITリテラシーの高さ
ITリテラシーとは、IT関連の要素を理解し、活用できる能力のことです。WebやIT系企業では、ITリテラシーの高い人材を求めている傾向にあります。
パソコンを使う仕事では、情報の収集・整理・発信など多くの業務をインターネット上で行います。そのため、ウイルス感染や情報漏洩を防ぐようなITリテラシーが不可欠です。
そのほか、Excelやスプレッドシートの関数や拡張機能といったツールを使って、単純作業を自動化するスキルがあると「仕事が早い人」と見られ、重宝されるでしょう。
ITリテラシーが高い人ほど、業務の効率化やトラブル回避ができるので、会社からの信頼度も高まります。
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6. パソコンを使う仕事におすすめの資格
パソコンを使う仕事に、必須な資格は特にありません。しかし、WordやExcelなどを扱うスキルの証明となる「MOS」や、ITに関する知識が身につく「ITパスポート」があれば、面接時のアピールポイントになるでしょう。
また、システムエンジニアやWebデザイナーなど、職種や企業によっては、必要な資格が設けられているケースもあります。目指している職種が決まっている方は、求められるスキルや、応募資格について確認しておきましょう。
【関連記事】「【ITエンジニアになるには】プログラミング学習期間はどれぐらい必要なの?」
7. パソコンを使う仕事に転職するためには
パソコンを使う仕事への転職を成功させるために、下記の3つを押さえておきましょう。
● 基本的なパソコンスキルを身につける
● 必要な資格を取得する
● 転職エージェントを利用する
7.1. 基本的なパソコンスキルを身につける
パソコンを使う仕事に転職するなら、基本的なパソコンスキルを身につけておく必要があります。
例えば、簡単な文書作成に伴うメールや、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeソフトを使いこなせるようにしておきましょう。
各ソフトの基本的なパソコンスキルをまとめたので、参考にしてみてください。
使用ソフト | 基本スキル |
---|---|
Word | ● 文書入力 ● 書式設定 ● 画像や表の挿入 ● PDF化して送付または印刷するスキル |
Excel | ● 基本書式(セル結合など) ● 基本的な関数の活用(SUMなど) ● 表作成 |
PowerPoint | ● 文字入力 ● 画像挿入 ● スライド作成 |
ファイル | ● 作成 ● 解凍・圧縮 ● ファイル名の変更 ● フォルダ管理 |
メール | ● ビジネスメールの基礎 ● CCやBCCの活用 ● ファイル添付 |
セキュリティ | ● パスワード管理の意識 ● 離席時の画面ロック |
このスキルを扱えなければ転職できないというわけではありませんが、上記のレベルに達していれば、転職後、スムーズに仕事を進められるので、可能な範囲で基本スキルを身につけておきましょう。
7.2. 必要な資格を取得する
転職したい職種に、必須資格がある場合は早めに取得しておきましょう。
資格を取得すると、実務経験やスキルの裏付けとなる知識を証明できます。また、応募企業に転職意欲をアピールできることもメリットです。まずは、必要な資格を調べて学習計画を立てましょう。
ただし、企業によっては資格よりも実務経験を重視している場合もありますので、資格取得がゴールにならないように経験を積むことも意識してみてください。
例えば、クラウドソーシングなどのサービスを活用して、簡単なタスクを受注してみるなどの努力も必要です。資格取得と同時に初心者でもこなせるような案件を受注し、実務経験を積み重ねましょう。
7.3. 転職エージェントを利用する
転職エージェントのサポートを受けながら、転職活動を進めることをおすすめします。
転職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーが在籍しており、求人紹介はもちろんのこと、自己分析や、書類添削、模擬面接、応募企業への交渉など、さまざまなサポートを受けられるのです。
また、転職エージェントによっては業界出身者がサポートしてくれるため、業界内の人にしか知り得ない情報も共有してもらえる可能性があります。
なお「マイナビエージェント」では、パソコンを使う仕事の求人を多数取り扱っているため、求職者の性格や希望条件にぴったり合う職場をご紹介いたします。
少しでも転職に関する不安を感じているなら、キャリアアドバイザーに相談することから一歩を踏み出しましょう。
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マイナビエージェントについてもっと知る >
8. その他の「〇〇な仕事」
その他の「〇〇な仕事」は以下の記事でもご紹介しています。
自分に合った仕事を探すための参考に、ご覧いただければ幸いです。
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9. まとめ
今回は、パソコンを使う仕事のご紹介や、メリット・デメリット、必要な資格について解説しました。パソコンを使うWebやIT業界は、世界共通のスキルが身についたり、高年収を得られたりする可能性があります。
パソコンを使う仕事への転職を成功させたい方は、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。転職エージェントを利用すれば、自分のスキルや条件に合った求人を紹介してもらえるので、理想の働き方を実現できる可能性がアップするでしょう。
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