楽しい仕事とは? 向いている仕事の見つけ方やおすすめの職種を紹介

楽しい仕事とは? 向いている仕事の見つけ方やおすすめの職種を紹介

せっかく働くなら、楽しい仕事がしたいもの。プライベートだけでなく仕事も楽しくなれば、人生の幸福度はぐっと高まるはずです。

今回は、楽しい仕事を見つける方法や、楽しい仕事に就くメリット、タイプ別のおすすめの職業などを紹介していきます。仕事を楽しいものにして人生をより充実させるための参考にしてください。

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【関連記事】「マイペースの人に向いてる仕事10選】共通の特徴やおすすめする理由を解説」

目次

1.楽しい仕事って?判断基準は人それぞれ

2.楽しい仕事なんてない?

3.新しくて楽しい仕事を見つける方法

4.今の仕事の中で楽しみを見つける方法

5.楽しい仕事をするメリット

6.適職診断|タイプ別!おすすめの仕事

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はじめて転職する場合の7つのポイントを確認する。

1.楽しい仕事って?判断基準は人それぞれ

ひと言に「楽しい仕事」といっても、その基準は一人ひとり異なります。同僚にとって楽しい仕事が、あなたにとって楽しい仕事であるとは限りません。大切なのはあくまでも「自分に合う楽しい仕事」を見つけることです。

ここでは一例として、楽しい仕事と感じる6つのポイントを紹介していきます。

1-1. 自分の好きなことをして働いている

好きなことを仕事にしている方は、きっと仕事に楽しさを感じる瞬間が多いのではないでしょうか。もちろん、仕事である以上、悩みや辛いこともあると思いますが、ベースに「好き」という気持ちがある分、立ち直りも早く、楽しい気持ちを持続しやすくなります。

1-2. やりがいがある

仕事に対するやりがいは、楽しさを左右する重要な要素となります。ものづくりやサービスの提供で誰かの役に立つことができたり、自分の思いを形にできたりする仕事はやりがいを感じやすく、仕事の楽しさに繋がるはずです。

また、やりがいは主体性をもった行動に繋がるため、仕事をさらに楽しいものにできます。

1-3. 待遇に満足している

雇用条件に安心感があれば仕事自体も楽しいものになるでしょうが、一定の生活水準を保てないような給料、深夜におよぶ残業や休日出勤が多い環境では、いくら好きな仕事でも人生の充実度は高まりません。

1-4. キャリアアップする可能性がある

頑張った分だけ正当な評価が得られる、年齢や社歴に関わらずキャリアアップができるといった職場も魅力的です。

自分のキャリアに対してより明確なビジョンが描けるため、目標に向かって楽しく努力が続けられます。

1-5. 人間関係が良好である

従業員が仕事に対して感じる満足度(ES:従業員満足度)を決定づける大きな要素の一つとして、人間関係があげられます。コミュニケーションが活発で人間関係を良好に保つことができていれば、仕事もスムーズに運び、チームや職場全体の一体感、連帯感が増していきます。

1-6. ワークライフバランスに満足している

仕事とプライベートがうまく両立できていることも、仕事に対する高い満足感に繋がります。

いくら仕事に楽しさを見出していても、休みがなく働き詰めでは肉体的・精神的に健康な状態とはいえません。仕事と休日の区別をきちんと設けプライベートを充実させることは、仕事にも好影響をもたらします。

【関連記事】「【仕事辞めたい】会社がつらいと思ったらやるべき事と辞める判断ポイント」

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2.楽しい仕事なんてない?


楽しい仕事の基準は人それぞれ、ということは分かりましたが、一方で「仕事が楽しい訳がない」「楽しい仕事なんてない」と半分諦めている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、仕事を楽しめない人の特徴や仕事を楽しむことで得られることを紹介します。

2-1.仕事を楽しめていない理由

「楽しい仕事なんてない」と仕事に「楽しさ」を求めることを諦めている人はどういった人が当てはまるのでしょうか。

多くの場合、仕事を楽しめていない人には「労働時間が長い」「残業が多い」「給料が割に合っていない」「人間関係が良くない」などの特徴が見られます。

実際、仕事が自分に向いていて自由度が高いなどの一定の条件が揃えば、自ずと「楽しい」と思えるようになりますが、そうでない場合は単純に今の環境が自分に合っていない人が多いのかも知れません。

2-2.周りにいる「仕事が楽しくない人」の影響

周りの人から「仕事に楽しさを求めるのはおかしい」「そもそも仕事はつまらないもの」といった意見を多く聞くと、同調圧力のような形で「仕事は楽しくないもの」と感じやすくなるのかも知れません。

これは一種の刷り込みに近い状態ですので、自分から楽しい仕事を見つける努力をしないと、ずっと仕事が楽しくない人生になりかねません。

他人の意見と自分の意見は別物と捉え、「この人にとっては仕事は楽しくないことかもしれないけれど、自分は仕事を楽しいと思えるようになるために行動しよう」といった前向きな姿勢が大切です。

2-3.仕事を楽しめる人ほど成果が出やすい

仕事を楽しめている人とそうでない人、成果が出やすいのはやはり前者の方です。

仕事に限らず、物事に対してネガティブになっている時は努力しにくいものですが、楽しいと感じることについては成長や成果が出るのが早くなります。

仕事ができる人であっても、楽しんで仕事をする人にはかなわない部分があるでしょう。

仕事は人生の中でも大きな割合を占めるものです。せっかく仕事をするのであれば、楽しいと思える仕事に時間を費やせるようにしましょう。

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3.新しくて楽しい仕事を見つける方法

では、今から新しくて楽しい仕事を見つけるためにはどうしたら良いのでしょうか? 今すぐ試せる3つの方法を紹介します。

3-1. 自分の「好き」や「趣味」を探してみる

自分が好きだと思えることや趣味にできることを探してみると、楽しい仕事を見つけるヒントが得られるかもしれません。

今まで経験したものだけでなく、興味を持ちつつチャレンジできていなかったものに対しても、あらためて目を向けてみましょう。今まで気づかなかった自分の興味や関心を知るきっかけになるかもしれません。

3-2. やりたくないことを書き出してみる

「好きや趣味がなかなか見つからない」という場合は、反対に「絶対にやりたくないこと」を考え、書き出してみましょう。

おそらく、「やりたいことよりもやりたくないことのほうがスムーズに思いつく」という人のほうが多いのではないでしょうか。

やりたくないことの反対が必ずしも楽しい仕事とは限りませんが、やりたくないことが認識できれば、仕事探しの基準が明確化されます。

3-3. 譲れない条件と妥協できる条件を書き出してみる

絶対に譲れない条件と妥協できる条件を書き出すのも効果的です。

しかし、すべてが自分の条件通りの仕事を見つけることは難しいかもしれません。そんな時のために、「どこまでなら妥協できるのか」という明確なラインを設けておきましょう。自分にとって何が大切で、どこを妥協できるのか。自分自身でしっかり把握しておくことが重要です。

4. 今の仕事の中で楽しみを見つける方法

新しい仕事を見つけることだけが仕事を楽しくする方法ではありません。今の仕事のままでも、工夫次第で今まで知らなかった楽しさを見出せる可能性があります。

4-1. 目標を作る

まずは、具体的な目標設定をしてみましょう。ただ漠然と毎日の仕事をこなしているより、具体的な目標があった方がモチベーションは向上します。目標達成を目指して主体的に試行錯誤していく中で、新たな仕事の楽しさや面白さに気づくこともあります。

4-2. 自分の得意なことを見つける

「これだけは誰にも負けない、負けたくない」と思える得意なことを見つけましょう。苦手を得意にする努力も大切ですが、得意を伸ばしたほうが成果や評価を得やすくなるため、仕事が楽しいと感じやすくなります。

5. 楽しい仕事をするメリット

楽しい仕事を選ぶことにはどのようなメリットがあるのでしょうか? 主な2つを紹介していきます。

5-1. モチベーションの維持に繋がる

楽しい仕事をすると、高いモチベーションが維持できるようになります。強制されなくとも新たな知識やスキルを習得するなど、主体的に仕事に取り組む意欲が芽生えます。また、たとえ困難な問題が発生して落ち込むようなことがあっても、自分のモチベーションをうまく立て直すことができます。

5-2. ストレスが溜まりにくい

楽しい仕事をすることで、ストレスが溜まりにくくなります。ベースに「楽しい」という気持ちがあることで物事を前向きに捉えることができ、ストレスを感じにくくなります。

6. 適職診断|タイプ別!おすすめの仕事

6-1. 人を笑顔にするのが好き・接するのが好きな人におすすめ

6-1-1. 接客業

接客業と一口に言っても、アパレル、飲食、サービスなど様々なジャンルがありますが、いずれもお客様と直接コミュニケーションを取ることが欠かせない仕事です。
その時々でお客様に合わせた臨機応変な対応が求められますが、自分の接客でお客様が喜んでくれたり、笑顔が見られたりすることで、楽しさややりがいを感じることができるでしょう。

6-1-2. 営業

営業職は、企業や個人のお客さんに対して物やサービスを提供する仕事です。新規の飛び込み営業、既存顧客のルート営業など、様々な手法があります。

営業というと「物を売りつける仕事」「ノルマがあって辛い仕事」と思っている方もいるかもしれませんが、それは誤解です。
営業はあくまでも「お客様により良いものや環境を提供したい」という気持ちがあってこそ成り立つ仕事です。その気持ちが満たされることで仕事に楽しさを見出している営業の方も多くいます。

頑張って積み上げた売上に対してインセンティブが設定されている場合もあり、それがやりがいに繋がることもあります。

6-1-3. コンサルタント

コンサルタントとは、お客様の問題解決、目標達成をサポートする仕事です。お客様の潜在的な問題点をあぶり出し、問題解決までの助言をおこなうことで、最終的な目標の達成に導く使命があります。
その業界に対する深い知識を必要とする仕事ですが、成果が出たときのやりがいや達成感はひときわ大きいはずです。

6-1-4. 企画・プランナー

企画・プランナーは、企画の立案をする仕事です。マーケティングをおこない、戦略を練った上で、計画立案をしていきます。扱う商品はお客様によって様々であり、高い専門性が必要となりますが、あなたのアイディアやプランを形にできるやりがいがあります。そのアイディアやプランによってお客様のビジネスを成功や課題解決に導ければ、きっと仕事の楽しさを実感できるでしょう。

6-2. ゲームや漫画・アニメが好きな人におすすめ

制作関連の仕事は、ゲームや映画、アニメが好きな人にはおすすめです。主な5つを紹介していきます。

6-2-1. プログラマー

プログラマーは、プログラム言語を用いてソフトウェアやシステムを構築する仕事です。
一口にプログラマーといってもジャンルは多岐に渡りますが、ゲームプログラマーの場合は、仕様書通りにゲームが進行するようSEが作成した設計書に沿ってコードを書いていきます。

「ゲームが好き」という純粋な気持ちを活かすことができますし、自分がコードを書き上げたゲームが正常に稼働しクライアントから感謝されると、仕事の楽しさが実感できるはずです。

6-2-2. 開発エンジニア

開発エンジニアには、システムエンジニア、プログラマー、フロントエンドエンジニアなどがあり、システムの開発部分を担う重要な役割です。
開発工程では想定外のトラブルが起こることもあり、業務もハードなものになりますが、そのシステムが多くの人に使われることによって開発エンジニアとしてのやりがいや楽しさを感じることができます。

6-2-3. ゲームプランナー

ゲームプランナーとは、ゲームの構成を企画する仕事です。企画立案からリリース後の運用まで、それぞれの工程に携わるメンバーたちを取りまとめながら仕事を進めます。
ゲームを一から企画し世の中に発表するプロセスを経験できることには、ゲーム好きの方にとって何にも代えがたい楽しさがあるのではないでしょうか。

6-2-4. デザイナー

デザイナーは、ゲームや漫画、アニメのキャラクターや背景のデザインを担う仕事です。とりわけキャラクターデザインは、それぞれの作品の印象を左右する重要な役割といえます。
デザインの際は基本的に専用ソフトを利用するため、使いこなす知識やスキルが必要ですが、つくり上げたキャラクターがユーザーから大きな人気を獲得するケースもあります。

6-2-5. 声優

声優は、ゲームやアニメのキャラクターに声をあてる仕事です。声だけで演技をしなければならないため、声に多くのバリエーションをもち、場面に合った使い分けが大切です。また、キャラクターに合わせた役作りや演技力、演技以外の特技や「ここは誰にも負けない!」といった個性も必要となります。
声優の仕事は、自分以外の人物になりきったり、自分の声が入っているゲームやアニメが完成し多くの人に見てもらえたりしたときに、大きな楽しさを味わえます。

6.3. 一つの事に集中するのが好きな人におすすめ

チームで協力しながら仕事をするよりも一人で集中しコツコツと進めたい方におすすめの仕事を紹介します。

6-3-1. AIエンジニア

AIエンジニアとは、AI(人工知能)に関する専門知識をもったエンジニアです。
これからの時代、AI技術はますます求められていくことが想定されます。人や社会に求められることは、仕事に楽しさを感じる大きなきっかけとなります。

6-3-2. WEBライター

WEBライターは、インターネット上の媒体に掲載される記事を執筆する仕事です。打ち合わせなどを除き、情報のリサーチから執筆まで黙々と作業する時間が多いため、自分のペースで仕事を進めたいという人にとっては楽しい仕事となるはずです。会社員としてだけでなく、副業や個人事業としても取り組みやすい仕事といえます。

6-3-3. 開発・技術職

自分のオリジナルやアイディアをもとに新しいアイテムを生み出す商品開発の仕事や、日本が長く得意としてきた「ものづくり」の現場などにおいて力を発揮できる技術職なども、一人で考えながら仕事をしたい人には向いていると言えるでしょう。いずれも創造力や独創性が求められる仕事ですが、未来のヒット商品や世界を驚かせるような技術を生み出すことも夢ではありません。

7. 自分に向いている仕事を探すポイント

楽しく働くためには、「自分に合う仕事は何か?」「やりたいことは何か?」を改めて考えてみることが大切です。

その上で「今の仕事は自分に向いていない」という結論に至った場合は、転職を考えてみましょう。

7-1. 優先順位を決める

向いていると思える楽しい仕事を見つけるためには、自分の中でやりたいこと、やりたくないことの優先順位を書き出してみましょう。

好きなことや興味のあるものがはっきりしている場合は、それに関連する仕事を探してみたり、私生活を充実させたい場合は、給料や勤務時間が希望に合う仕事を探してみましょう。

また、前述の通り、やりたいことが見つからない場合はやりたくないことから優先順位を決めるのも方法の一つです。

なるべくストレスのない仕事を見つけることで、気持ちに余裕が生まれて仕事を楽しめるようになるかもしれません。

7-2. 転職エージェントで自分に合う仕事を探す

今の仕事を続けながら転職を考える方も多いのではないでしょうか?

転職活動は時間がかかりやすい上、自分の力だけでは向いている仕事を探すのは難しいものです。

そこで、人材のプロである転職エージェントを活用することで、時間がない中でも効率よく自分に向いている仕事を見つけやすくなります。

まずは、キャリアカウンセリングを受け「やりたいこと」「やりたくないこと」など転職先の条件や希望を伝えてみましょう。

自分で探すだけでは見つけられない職種なども、転職エージェントなら幅広い業界の中から希望に合う求人を紹介してくれる可能性が高いため、理想の企業を見つけやすいかもしれません。

8. その他の「〇〇な仕事」

その他の「〇〇な仕事」は以下の記事でもご紹介しています。
自分に合った仕事を探すための参考に、ご覧いただければ幸いです。

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9. まとめ

仕事を楽しいものにするか、そうでないものにするか。それは自分次第。いま仕事に楽しさを見出せていない方は、しっかりと自分の気持ちと向き合い、原因と対処法を探ることが必要です。

これからの長い社会人生活をより良い時間にするためにも、今回の記事を参考に、仕事をもっともっと楽しいものにしていきましょう。

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