一人でできる仕事25選!黙々と作業できる・在宅などカテゴリ別に紹介

仕事の悩み・転職

「人間関係のわずらわしさが少ない」「作業に集中しやすい」といった理由から、一人でできる仕事の人気が近年高まっています。具体的には、プログラマー、運送業、事務職、クリエイティブ職など、さまざまな職種があります。

本記事では、一人でできる仕事を25個ピックアップし、カテゴリ別に分けて紹介します。また、一人で仕事を行うメリット・デメリット、向いている人の特徴についても紹介します。誰かに干渉されずに一人で仕事をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

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1. 一人でできる仕事一覧

一人で業務を行える仕事は従来からありますが、近年ではそれに加えて、ITツールなどの普及や職業選択の幅が広がったことによって一人でできる仕事が増えています。具体的には、以下のような職種が挙げられます

  • 製造業
  • 倉庫作業
  • 清掃業
  • トラックドライバー
  • タクシードライバー
  • 新聞配達
  • ポスティング
  • プログラマー
  • システムエンジニア
  • Webデザイナー
  • 画像・動画編集
  • CADオペレーター
  • ブログ・Webライター
  • 文字起こし・データ入力
  • オンライン秘書
  • カスタマーサポート
  • ネットショップの運営
  • イラストレーター
  • 写真販売
  • コピーライター
  • ハンドメイド作家
  • 税理士・公認会計士
  • 柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師

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2. 黙々と作業できる仕事3選

ここからは、上記の一人でできる仕事を特徴ごとにカテゴリに分けて紹介します。

できるだけお客さんや職場のメンバーなど、人と関わらない仕事がしたいという方には、黙々と作業をするような仕事がおすすめです。

2.1. 製造業

素材や部品を加工したり組み立てたりする製造業は、一人で黙々と仕事ができる職種です。基本的に人間以外が相手の仕事であり、一通り仕事を覚えてしまえば、誰かと話をすることなく黙々と作業できます

また、大工・左官・陶芸家・庭師など、身に付けた熟練の技術を活かして物を作り出す「職人」と呼ばれる方たちも、一般的には一人で作業する時間が多いでしょう。

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2.2. 倉庫作業

荷物の梱包や仕分け、出荷準備といった倉庫での仕事も、作業の手順を覚えれば、人とほとんど話すことなく一人で黙々と進められることが多いです。

扱う商品などによっては体力を使う場面もありますが、女性も多く活躍しています。フォークリフトといった重機を操作する場合を除き、特別なスキルや資格は不要で、未経験からでも始めやすいのが特徴です。

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2.3. 清掃業

オフィスや公共施設、レジャー施設の清掃も一人で黙々とできる仕事です。床の拭き掃除、トイレ掃除、ゴミの撤去や収集などを担当します。

広い施設では複数のスタッフが配置されることもありますが、基本的には担当ごとにエリアが分かれており、それぞれが決められた場所を手順通りに清掃していきます。

2.4. テスター・デバッガー

テスターとは、主にソフトウェアやシステム、ゲームの開発現場において、プログラムが正常に稼働するかテスト作業を行い、記録・報告をする仕事です。デバッガーは、プログラムの不具合や欠陥を発見し、修正する仕事です。

こういった作業は一人でコツコツとやることも多いので、地道な作業が得意な方には向いているでしょう。業務範囲は広がりますが、スキルを身につけて上位職である「テストエンジニア」を目指すこともできます。

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3. 運転・配達系の仕事4選

車などのドライバーやモノを配達する仕事も、一人でできる場合が多いです。車の運転が好きな方や、一か所で作業するのが苦手な方に向いているでしょう。

3.1. トラックドライバー

荷物を運ぶトラックドライバーは、一人で仕事がしたい方に人気の職業です。一人で運転する時間が長いため、運転が好きな方は楽しく仕事ができるでしょう。時間の制約はあるものの、休憩や食事を自分の都合で決めやすい点も魅力です。

なお、長距離ドライバーや中・短距離ドライバー、大型トラックや中型・小型のトラックなど、走る距離やトラックのサイズは扱う商材、また企業によりさまざまです。

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3.2. タクシードライバー

タクシードライバーも運転が好きな方から選ばれることの多い職業の一つです。自分のペースで仕事をしやすく、「一人でする仕事が好きだけど、人との会話も苦ではない」という方に向いています。

また、会社に属さず、個人事業主として自分の車で営業する「個人タクシー」であれば、さらに勤務の自由度は高くなります。

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3.3. 新聞配達

新聞配達は、朝刊や夕刊を、個人宅やオフィスに届ける仕事です。特に朝刊は、人々が起き始める前の早朝に配達するため、人と接する機会はほとんどありません

配達方法は、自転車やバイク、徒歩が一般的で、朝刊のみ・夕刊のみを担当する場合もあれば、両方担当する場合もあります。

3.4. ポスティング

ポスティングは、チラシや手紙を、個人宅やオフィスの郵便受けに投函する仕事です。通常、一人ひとりに担当する地区や範囲が与えられるので、その中にある対象の家や会社をくまなく訪れて、一軒一軒投函していきます。

徒歩で行うことが多く、それほど多くの収入は見込めないものの、ウォーキングを兼ねながら一人でできる仕事として、幅広い層に人気があります。

4. 専門スキルが身に付く仕事4選

続いて、一人でできて、専門的なスキルが身に付く仕事を紹介します。高いスキルがあれば、高収入を狙いやすいことも特徴です。

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4.1. プログラマー

プログラマーは、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアを作るためのプログラムを構築するのが主な仕事です。プログラミングの作業自体は一人で行うことができます。

システムエンジニアが作成した仕様書の内容を正確に汲み取り、ミスなくコーディングするスキルが求められます。また、長期間かけてテストや修正を繰り返すこともあるため、忍耐力や論理的思考力も必要です。

年収や労働時間の一例

年収 574.1万円
月間労働時間 155時間

【出典】職業情報提供サイト(job tag)「プログラマー」

わかりやすい!
IT・エンジニアの職種図鑑>

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4.2. システムエンジニア

システムエンジニアは、クライアントの要望に沿ったシステムやソフトウェアを設計・開発する仕事です。「要件定義」や「設計書の作成」など、システム開発のいわゆる「上流工程」と呼ばれるプロセスを担当します。

クライアントや開発メンバーとの打ち合わせも必要なため、完全に一人で仕事をするわけではありませんが、一人でパソコンに向かって作業する時間が多い職種と言えます。

年収や労働時間の一例

年収 752.6万円
月間労働時間 158時間

【出典】職業情報提供サイト(job tag)「システムエンジニア(基盤システム)」

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4.3. Webデザイナー

Webデザイナーは、クライアントの要望に沿ったWebサイトをデザインする仕事です。見た目はもちろん、企業側の目的やユーザー目線での使いやすさも考慮して、サイトの構成やレイアウト、機能を決め、コーディングまで行います。

システムエンジニアと同じく、クライアントからの要望を聞き取ったり、チームメンバーと意見を交換したりすることはあるものの、デザインやコーディングの作業自体は一人で行うことが多いでしょう。

年収や労働時間の一例

年収 483.9万円
月間労働時間 165時間

【出典】職業情報提供サイト(job tag)「Webデザイナー」

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4.4. 画像・動画編集

画像・動画編集は、ポスターやパンフレット、Webサイトや動画プラットフォームに掲載する画像や動画の撮影・編集などを手がける仕事です。クライアントからの依頼を受けて編集を担当するケースが多い傾向にあります。

クライアントとのやりとりも発生しますが、基本的には一人でパソコンに向かって作業する時間が長く、マイペースに取り組みやすい仕事と言えます。デザインやWeb事業関連のクリエイティブ分野で求人募集が多いでしょう。

年収や労働時間の一例(動画制作の場合)

年収 591万円
月間労働時間 154時間

【出典】職業情報提供サイト(job tag)「動画制作」

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4.5. CADオペレーター

CADオペレーターとは、CADソフトと呼ばれる専用ソフトを使って建築物や製品の設計図を作成する担当者です。設計者やデザイナーの指示をもとに図面の作成・調整を行います。

ソフトの正確な操作や細かな作業が求められる点で、専門的スキルが必要です。地道な作業が得意な人には向いているでしょう。

年収や労働時間の一例

年収 453.8万円
月間労働時間 163時間

【出典】職業情報提供サイト(job tag)「CADオペレーター」

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5. 在宅でできる仕事5選

在宅でできる仕事も、一人で行える業務が多いです。「通勤に時間を取られたくない」「家から出たくない」という方にもおすすめです。

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5.1. ブログ・Webライター

ブログやWebサイトなど、インターネットに掲載する記事を執筆する仕事です。記事のジャンルは「エンタメ」「金融」「子育て」「スポーツ」など幅広いため、自分の得意とする内容であれば、無理なく続けられるでしょう。

個人でブログやWebサイトを運営すれば、さらに仕事の自由度は高くなります。ただし、個人で収入を得るためには、SEO(検索エンジン最適化)の知識や豊富な記事のネタが必要です。

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5.2. 文字起こし・データ入力

録音された音声をテキストにしたり、手書きの文書をデータ化したりする仕事です。また、指定されたデータをエクセルに入力して、ファイルを完成させるといった仕事もあります。

パソコン1台あれば、自宅に限らず自分の好きな場所で仕事ができます。依頼人と打ち合わせする以外、基本的に人と話をすることはないので、一人で集中して仕事をしたい方にはおすすめです。

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5.3. オンライン秘書

オンライン秘書は、オンライン上で、企業の事務作業やバックオフィス作業をサポートする仕事です。具体的な業務としては、資料作成、メールの仕分けや返信、従業員のスケジュール管理、経理作業などが挙げられます。

打ち合わせの際、オンラインを通して従業員と会話をすることもありますが、基本はオフィスに出勤することなく自宅での作業が可能です。事務経験がある方や、簿記の資格を有している方にはおすすめの仕事です。

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5.4. カスタマーサポート

カスタマーサポートは、オンラインや電話を通じて、顧客からの問い合わせや相談に対応する仕事です。商品の使い方の案内、トラブルへの対応、注文や契約内容の確認などを行います。

近年は専用のツールを用いて自宅からリモートで対応できる企業も多く、オフィスへの出社が不要なケースもあります。

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5.5. メールオペレーター

メールオペレーターとは、顧客からの問い合わせにメールで対応する仕事です。コールセンターやカスタマーサポート部門の仕事の一種で、対応方法はメールに特化しているので一人でパソコンに向かう時間が多いです。

顧客から問い合わせのメールが届いたら、正確な情報に基づいて丁寧に返信します。必要に応じてメールを振り分け、他の部門につなぐこともあります。電話での対応をしたくない方におすすめです。

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6. 趣味や特技を活かせる仕事5選

自分の趣味や特技を活かして、楽しみながら仕事がしたいという方におすすめの仕事を5つ紹介します。

6.1. ネットショップの運営

自分で買い付けたものや、手作りしたものを販売するネットショップ運営は、近年人気が高まっている仕事です。「自分の店を持ちたい」と思っても、実際に店を構えるのは資金的ハードルが高く難しいという方が多いでしょう。

その点、ネットショップであれば比較的低コストで始められ、全国の人を相手に販売ができます。大手のECサイトやショッピングモールに出店したり、自分のサイトを立ち上げたりと、運営方法もさまざまです。

運営スキルを身につけたい方は、企業のECサイト運営などで経験を積むのも良いでしょう。

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6.2. イラストレーター

イラストレーターは、クライアントの要望に応じて、チラシ、ポスター、雑誌などに掲載するイラストを描く仕事です。仕事の依頼や修正の指示などで、クライアントとは打ち合わせが必要ですが、作業自体は一人で行うのが一般的です。

紙媒体だけでなく、近年はWeb媒体のイラストも多くなっており、専用のソフトを使いこなすスキルが求められることもあります。絵が得意な方は、楽しく仕事ができるでしょう。

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6.3. 写真販売

写真販売は、風景や料理、人物など、自分で撮影した写真を販売する仕事です。本業とは別に、副業として取り組んでいる方もいます。

需要が高い写真を撮影できれば、1枚で多くの利益が得られます。近年は写真販売サイトを利用する方法が増えていて、サイトに登録した写真が購入されれば、撮影者に売上金が入るという仕組みです。

販売においてはフリーランスで活躍する方が多いですが、ブライダル関連や広報関連などの仕事でスキルを磨くこともできます。こちらはコミュニケーションが欠かせないことが多いでしょう。

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6.4. コピーライター

コピーライターは、商品を宣伝するために、多くの人の印象に残るようなキャッチコピーを考える仕事です。

創作作業は一人で集中しながら行うことが多いです。文才があり、常に新しいことを考えたり創作したりするのが好きな人であれば、やりがいを持って取り組めるでしょう。

広告代理店などでコピーライティングを担当したり、その後フリーランスとして独立したりするのが一般的です。

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6.5. ハンドメイド作家

ハンドメイド作家は、ハンドメイド作品の制作・販売を行う仕事です。アクセサリーや雑貨、服飾品など、手作りのアイテムを企画・製作し、オンラインショップやイベントで販売します。

自宅で作業できるため、好きな時間にマイペースで取り組みやすいのが特徴です。手先が器用な方や、ものづくりが好きな方に向いています。

商品の撮影や在庫管理、発送作業まで自分で行うことが多く、販売促進のためのSNS発信や顧客対応を行う場合もあります。

7. 独立を目指せる仕事2選

一人でできる仕事の中には、資格やスキルを獲得することで、独立を目指せる仕事もあります。ハードルは高い場合もありますが、独立によってより理想的な働き方ができる可能性も高いです。

7.1. 税理士・公認会計士

税金の専門家として、納税に関するアドバイスや書類作成などの業務を担当するのが税理士です。また、公認会計士は監査・会計の専門家として、主に監査証明に関する業務を担当しています。

いずれも、税理士試験・公認会計士試験への合格が必須であり、独立するには実務経験も必要になります。誰もがなれる職業ではありませんが、安定した収入と裁量度の高い仕事を求める方にとっては、目指す価値のある仕事と言えます。

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7.2. 柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師

打撲や捻挫、脱臼などに対して、手を用いた医療補助的方法で回復を図るのが柔道整復師です。また、あん摩マッサージ指圧師は、体の不調や痛みを和らげるために、マッサージや指圧などさまざまな手技を施します。

柔道整復師の主な勤務場所は接骨院や整骨院、あん摩マッサージ指圧師の主な勤務先はマッサージ院となっており、個人で開院している方も多くいます。それぞれ、相応の施設で知識と技能を修得し、国家試験に合格しなければなりません。

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8. 一人で仕事をするメリット

一人で仕事をすることができれば、仕事をするうえで抱えやすい人間関係や働き方についての悩みを回避しやすいメリットがあります。

8.1. 人間関係のストレスが少ない

一人でする仕事の最大のメリットは、人間関係のストレスが少ない点にあります。上司や同僚、取引先や顧客との関わりが比較的少ないため、人間関係のストレスを軽減できます。

厚生労働省が令和5年に公表した統計でも、多くの人が人間関係のストレスを離職した原因に挙げているように、職場の人間関係がうまくいかないケースは多いです。こういった悩みから解放されることで、仕事にも集中しやすくなるでしょう。

【出典】厚生労働省「性・年齢階級・現在の勤め先の就業形態、自己都合による離職の理由別転職者割合」

8.2. 自分のペースで進めやすい

自分のペースで進めやすいのも一人で仕事をするメリットです。個人の裁量が与えられる仕事であれば、「疲れたから少し休もう」「明日は用事があるから今日はもう少し頑張ろう」など、仕事の内容や時間を比較的自由に調整することが可能です。

一方、チームで共に仕事をする場合は、仕事内容や期限が細かく決められることが多くなります。また、勤務時間もしっかり定められているため、自分の都合で簡単に休んだり、一気に仕事をこなしたりといったことは難しいでしょう。

8.3. 自分の得意なことを活かせる

一人でできる仕事には、専門のスキルや特技、趣味を活かせるものも多いです。さらに、仕事の範囲も広くないことが多いため、ピンポイントで自分の得意なことを活かせる可能性があります。

特に専門職やフリーランスであれば、不得意なことを任されることも少ないでしょう。「好きなことを仕事にしたい」「自分の技術や知識で稼いでみたい」という方は、満足感を感じられると考えられます。

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9. 一人で仕事をするデメリット

一人の仕事には上記のようなメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。デメリットも把握したうえで、こういった仕事に就くか判断することが重要です。

9.1. 他の人のサポートを受けられない

一人で仕事をする場合、その責任は自分が負うことが多くなります。何か問題が起こっても、自分で解決方法を見つけて対処しなければならないことが多いでしょう。

また、周囲からの助言やアドバイスがないことで、誤った判断をしてしまうことも考えられます。こういった点は、一人で仕事をするデメリットと言えます。

9.2. 収入が安定しないことがある

一人でする仕事には、出来高や業績によって報酬が決まる職種も多くあります。特に、個人で事業を始めたり、クライアントから仕事を請け負ったりする場合は、収入が安定しないこともあるでしょう。

安定的な収入を得たい場合は、一人でできる仕事の中でも正社員として雇用してもらえる職種を選ぶのがおすすめです。

9.3. メリハリをつけて仕事をするのが難しい

誰かに仕事中の様子を見られたり、管理されたりすることが少ない仕事もあるため、オンとオフの切り替えなどメリハリをつけるのが難しい点もデメリットとして挙げられます。

仕事の目標や期限が明確でない場合は、モチベーションを持続させるのも難しくなるかもしれません。

10. 一人でできる仕事に向いている人

ここからは、上記のメリット・デメリットを踏まえ、どういった人が一人の仕事に向いているのかを解説します。

10.1. コツコツ続けられる集中力がある人

どんな状況でも集中して毎日コツコツ続けられる人は、一人の仕事に向いていると言えます。デメリットの項目で説明したように、一人の仕事ではメリハリをつけるのが難しくなります。

そのため、誰かと成果を競い合ったり、勤務態度を監視されたりしなくても、仕事中はしっかり集中して作業することが大切です。

10.2. 時間やお金の管理をきちんとできる人

一人で仕事をするには、時間やお金の管理をきちんとしなければなりません。時間の管理が曖昧になると、朝起きるのが遅くなったり、休憩を取らずに何時間も仕事をし続けたりといったことが起こりやすくなります。

また、フリーランス・個人事業主の場合は、収入の管理はもちろん、税金や保険、年金などの手続きも自分で行う必要があります。

10.3. 判断力や決断力がある人

一人で仕事をする場合は、自ら判断して行動する場面が多くなります。そのため、誰かからの指示やアドバイスを待たずに、自分で物事を決められる判断力や決断力がある人は、一人の仕事に向いていると言えます。

一方、「周囲の人の意見が気になる」「他者のフィードバックがあると安心する」という方は、組織の中で仲間と共に働く方が合っているかもしれません。

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11. 一人でできる仕事を探す方法

近年、一人でできる仕事は増えつつあるので、うまく探すことで自分にぴったりの仕事を見つけられるでしょう。

11.1. まずは自分に合う働き方を考える

一人でできる仕事と言ってもさまざまあるので、まずはどのような仕事が自分に向いているのか考える必要があります。特に働き方は重視したいポイントです。雇用されて社員になるのか、個人事業主やフリーランスになるのかで働き方は大きく変わります。

正社員や派遣社員として企業と雇用契約を結び働き方は、安定した固定給が得られ、会社の福利厚生を利用できますが、働く場所や時間には制約があることが多いです。

一方、個人事業主やフリーランスは自分で仕事の量や内容を調整できるため、マイペースに働けますが、収入が安定しない可能性がある点には要注意です。

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11.2. ハローワークを利用する

ハローワークを利用するのは仕事探しの代表的な方法の1つです。無料で利用できるうえ、就職についての相談や、職業訓練の紹介などもしてもらえます。

ただし、ハローワークの求人は地元企業の情報が主なので、オンラインの情報と比べると数が少なく、やりたい仕事がなかなか見つからない可能性があります。

11.3. クラウドソーシングサービスを利用する

クラウドソーシングとはインターネットを通じて外部の人に仕事を委託するビジネス形態のことで、仕事を委託したい人と仕事を受託したい人を効率よく繋ぐのが、クラウドソーシングサービスです。

クラウドソーシングでは基本的に個人として仕事を請け負うので、一人で仕事をしたい方にはぴったりです。さまざまなジャンルの仕事があるため、比較しながら自分の好きな仕事を選ぶことができます。

11.4. 転職エージェントを利用する

中には「一人で働きたいけど、そもそも自分のスキルに合う仕事が何なのかわからない」という方がいるかもしれません。そんなときは、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントでは、ヒアリングを行ったうえで、たくさんの求人の中から自分にぴったり合う仕事を提案してもらえます。

「得意なことを活かせる仕事があるか不安」「忙しくて求人を探す時間がない」という方は、転職エージェントを利用することでより満足度の高い仕事に出会える可能性があります。

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はじめての転職には、
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12. その他の「〇〇な仕事」

その他の「〇〇な仕事」は以下の記事でもご紹介しています。自分に合った仕事を探すための参考に、ご覧いただければ幸いです。

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13. まとめ

一人でできる仕事にはたくさんの種類があります。仕事内容や働く場所はもちろん、会社員として働く仕事、個人事業主やフリーランスとして働く仕事など雇用形態もさまざまです。

人間関係で悩んでいる方や、不得意な仕事を任されてストレスを感じているという方は、一人でできる仕事をすることでより満足度の高い働き方ができるようになるかもしれません。一人で働くメリットとデメリットを確認しながら、自分のスキルや特性に合う仕事を見つけましょう。

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