近年、働き方の多様化が進む中、在宅での働き方も注目されています。家でできる仕事には、文字起こしやデータ入力、Webライティング、Webデザイン、プログラミング、翻訳など、さまざまな種類があり選択肢は多いです。
本記事では、家でできる仕事22選をピックアップしました。また、在宅の仕事のメリットやデメリット、在宅の仕事で収入を伸ばすためのコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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1. 家でできる仕事には何がある?
近年は、インターネットの普及とIT技術の発展を背景に、テレワーク・在宅勤務といった出社しない働き方も定着してきました。従来に比べて、在宅で対応できる業務や、出社と在宅を組み合わせるハイブリッドワーク、フルリモート前提の採用も見られるようになっています。
家でできる仕事には、文字起こしやデータ入力、Webライティング、校正・編集、Webデザイン、プログラミング、翻訳などさまざまな種類があり、選択肢は広いと言えるでしょう。仕事内容が多様なのはもちろん、正社員などでの雇用、業務委託や内職、開業など、契約形態もさまざまです。
また、専門的な知識やスキル、初期費用などが必要かどうかをはじめ、在宅で働く割合や範囲も職種や求人内容によって異なります。一言で家でできる仕事と言っても、その実態は千差万別です。
2. 家でできる仕事の基礎知識
これから家でできる仕事に挑戦したいと考えている方のために、はじめに知っておきたい基礎知識について解説します。どのような働き方やキャリアを実現できるのか、イメージを深めましょう。
2.1. 在宅ワーク・在宅勤務・テレワークの違い
「在宅ワーク」や「在宅勤務」「テレワーク」といった言葉は、いずれも在宅で仕事をすることを指す際に使われる言葉です。ただし、この限りではないものの、一般的には以下のように使い分けられています。
| 名称 | 対象 | 意味 |
|---|---|---|
| 在宅ワーク | 個人事業主 | 個人事業主として、自宅で仕事をすること |
| 在宅勤務 | 会社員 | 会社員として、出社せず 自宅で仕事をすること |
| テレワーク | 個人事業主 会社員 |
自宅やサテライトオフィス、カフェなどから遠隔で仕事をすること |
2.2. 家でできる仕事の契約形態
家でできる仕事に就く方法としては、大きく分けて以下の4つが考えられます。
- 企業に雇用してもらい、在宅勤務をする
- 業務委託を受け、在宅ワークをする
- 内職(家内労働)をする
- 自宅を事務所や店舗として開業する
これら4つの形態について、それぞれの特徴や関連する法律などを以下の表にまとめました。
| 契約形態 | 特徴 | 関連する法律 |
|---|---|---|
| 雇用 |
|
労働基準法 |
| 業務委託 |
|
|
| 内職(家内労働) |
|
家内労働法 |
| 開業 |
|
|
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2.3. 家でできる仕事は見つけやすい?
国土交通省の「テレワーク人口実態調査」によると、令和元年の雇用型テレワーカーの割合は14.8%だったのに対し、令和7年度調査では25.2%となり、10.4ポイント上昇しました。このことから、在宅を含むテレワークという働き方は、従来に比べて広がっていると考えられます。
地域や業種によってもテレワーカーの割合は変わってきますが、以前よりも在宅を含めたテレワークという働き方を選択しやすくなっていると言えるでしょう。
出典国土交通省「令和7年度テレワーク人口実態調査-調査結果-」
3. 専門的な知識やスキルを生かせる仕事8選
まずは、専門的な知識やスキルを生かして業務を行う仕事を8つ紹介します。企業に雇用される場合は正社員の求人も多く、そのほか業務委託などの形態で求人が出ている場合もあります。
3.1. システムエンジニア
クライアントの要望に沿ったシステムやソフトウェアを開発する仕事です。略して「SE」とも呼ばれ、主に設計段階の「要件定義」や「設計書・仕様書の作成」などを担います。IT全般に関する知識や、システム開発のスキルが必要です。
いわゆる開発の「上流工程」に関わる仕事で、在宅で働く際もクライアントや開発チームとのやり取りは求められるでしょう。また、場合によってはプログラミングによる実装やシステムの運用・保守まで担うこともあり、幅広い知識が求められるのが特徴です。
パソコンを使っての作業が多いため、求人や案件の内容によってはフルリモートで在宅勤務・在宅ワークが可能なケースもありますが、出社や現場での作業が求められることもあるので、応募・契約前によく確認しましょう。
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SE・システムエンジニアの(IT/通信/
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3.2. プログラマー
Java・JavaScript・Python・PHPなどのプログラミング言語を用いて、システムやソフトウェアのプログラムを構築する仕事です。前述のシステムエンジニアが作成した設計書・仕様書の内容に沿ってコーディングする技術が求められます。
使用するプログラミング言語は開発目的によってさまざまで、どのような開発分野に携われるかは習得する言語によって異なるでしょう。
基本的にはパソコンを使っての作業になるため、実際にフルリモートの求人や案件も見られます。
SE・システムエンジニアの
(IT/通信/インターネット) 求人一覧を見る>
3.3. Webデザイナー
Webサイトの外観をデザイン・実装する仕事です。クライアントの要望はもちろん、見た目の美しさやユーザーにとっての使いやすさを意識してデザインすることが求められます。
UIのデザイン(ロゴや画像、各メニューの配置など)に関してはPhotoshop・Illustratorなどのソフトを使用することが多く、更に実装まで行う場合は、HTMLやCSS、JavaScriptといった言語を用いてコーディングを行います。
企業に属して在宅勤務する人もいるほか、フリーランスとして在宅ワークで活躍する人もおり、働き方の柔軟性は高いです。
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3.4. Webマーケター
Web上で行うマーケティング施策を考案・実行するのがWebマーケターの仕事です。WebサイトやSNS、Web広告などを通じて商品やサービスの認知拡大、顧客獲得、売上アップを図ります。
Webマーケティングには、一般的なマーケティング知識以外にも、SEOの知識やWeb広告の運用スキル、データ分析のスキルなどが求められるため、専門性が必要な仕事だと言えるでしょう。
Web上の施策であるという特徴からパソコンでの作業が中心で、在宅勤務可の求人も比較的多い傾向にあります。
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3.5. 動画編集者

YouTubeやTikTokなどのSNSに掲載するための動画や、企業のPR動画・広告動画などを編集する仕事です。動画コンテンツの活用は近年さまざまな分野で増えており、携われる業界や動画の内容もさまざまあります。
主な仕事内容としては、映像のカット編集、テロップや字幕、エフェクトの挿入、BGM・効果音の追加などで、パソコンやタブレットを用いて動画編集ソフトや画像編集ソフトを扱うスキルが必要です。
制作会社で正社員として働いたり、フリーランスとして業務委託を受けたりする方法がありますが、どちらの場合でも完全在宅で活躍する人もいます。
3.6. CADオペレーター
CADという専用のソフトウェアを使用して、設計図や図面を作成したり修正したりする仕事です。建築、土木、機械、電気など幅広い分野で求められる職種であり、どのような分野で設計に携わるかは就業先によって異なります。
CADを扱うスキルが必須で、専門スクールに通うほか、独学や職業訓練校で習得することが可能です。また、未経験者の教育制度がある企業に就職する方法もあります。正社員のほか、契約社員や派遣社員の求人も豊富です。
パソコンでソフトを操作するため、フルリモート・完全在宅や、出社+リモートのハイブリッド型の勤務をすることもあり、スキルが身に付けば在宅で働きやすい仕事と言えるでしょう。
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3.7. 翻訳家
外国語で書かれた文章を日本語にしたり、日本語の文章を外国語にしたりする仕事です。翻訳する媒体は、Webサイト・メール・本や雑誌・映像のセリフ・説明書など多岐にわたります。また、翻訳する言語も英語・フランス語・中国語・韓国語などさまざまです。
外国語スキルを生かせる仕事ですが、ただ訳すだけでなく、伝わりやすい文章にする表現力や、対象国や担当する業界に関する知識も必要になるでしょう。
翻訳会社に属して働く人もいますが、フリーランスで活躍する人もおり、翻訳の作業自体は自宅で行える場合もあります。
3.8. ネイリスト(自宅サロン)
ネイリストは、ネイルアートやネイルケアの専門的な知識や技術を活かし、お客様の爪を美しく整える仕事です。独立を目指すこともでき、自宅でネイルサロンを開業する選択肢もあります。
国家資格はありませんが、日本ネイリスト協会などの資格を取得するのが一般的で、開業の際にもこういった資格が有利に働くでしょう。
自宅でネイルサロンを開く場合は初期費用や家賃を抑えやすいのがメリットです。ただし、施術スペースの確保や衛生管理、近隣への配慮なども必要になります。営業日や営業時間は、予約状況や生活環境に合わせて設定しやすいでしょう。
4. 未経験・資格なしでも挑戦しやすい仕事10選
次に、未経験や資格なしでも挑戦しやすい在宅の仕事を10個紹介します。経験やスキルに自信がない方や、始めやすさを重視したい方におすすめです。
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4.1. Webライター
Web上(Webメディア)に掲載する記事を執筆する仕事です。検索エンジンで上位表示させるためのSEO記事や、取材や調査をもとにした記事コンテンツなどを執筆します。
記事のジャンルは「エンタメ」「金融」「子育て」「スポーツ」など幅広く、基本的なリサーチ力や文章力があれば未経験でも取り組みやすいケースがあります。
パソコンで執筆や入稿ができるため在宅でも働きやすく、アルバイトやフリーランスの求人が多い業種と言えるでしょう。
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4.2. カスタマーサポート
商品やサービスに関する顧客からの問い合わせに、メール・電話・チャットなどを介して対応する仕事です。カスタマーサポートは、新規顧客の開拓ではなく、既存顧客のサポートを担います。
一般的には対応マニュアルが準備されているため、未経験でも比較的始めやすいでしょう。正社員のほか、アルバイトやパートの求人もよく見られます。
従来はコールセンターなどに出勤して働くことが多かった傾向ですが、近年では自宅でパソコンを使用して勤務できるケースもあります。
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4.3. テレフォンアポインター
新規顧客獲得のための営業活動の一環として、架電リストをもとに企業や個人に電話をかけ、アポイントを取る仕事です。
電話では商品やサービスの説明をする必要がありますが、トークスクリプトや研修制度が設けられているのが一般的で、未経験でも始めやすいでしょう。
正社員が営業活動の一部としてテレアポをする場合もありますが、テレアポに特化した求人はアルバイトやパート、業務委託が主流です。相手先に直接出向く仕事ではないため、パソコンなどを使っての在宅勤務ができる場合もあり、フルリモート前提の求人も見られます。
4.4. 校正・編集
ライターが書いた記事や、用意された動画用の台本に、誤りがないかをチェックしたり編集したりする仕事です。誤字脱字はもちろん、不自然な文脈や説明不足の有無などに気を配りながら文章の質を上げる役目を担います。
集中力や注意力が求められますが、基本的な校正作業や編集作業であれば未経験可の求人も見られ、アルバイトや業務委託、派遣社員から始められることもあります。
基本的には出版社や新聞社などに勤務して割り振られた作業を行いますが、特にWeb媒体を対象とする場合は在宅勤務可の求人もあるでしょう。また、フリーランスの場合は在宅をはじめとしたテレワークがより一般的な選択肢となります。
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4.5. オンライン秘書
オンライン上で、企業の事務作業やバックオフィス作業をサポートする仕事です。具体的な業務としては、資料作成、メールの仕分けや返信、スケジュール管理、経理作業などが挙げられます。
出社はせず、リモートでサポートすることを前提とした仕事である点が特徴です。基本的なPC操作に加え、チャットやメール、電話での対応ができれば未経験でも挑戦しやすい場合があります。事務経験がある方や簿記の資格を有している方は、より始めやすいでしょう。
企業の求人に応募するほか、オンライン秘書サービスやマッチングサービスに登録したり、クラウドソーシングなどで仕事を受注する方法もあります。
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4.6. 文字起こし・データ入力
文字起こしは、録音された音声をテキストにする仕事、データ入力は手書きの文書をデータ化したり、資料をもとに決まったフォーマットに落とし込んだりする仕事です。
WordやExcelなどの基本操作とタイピングができれば未経験でも始めやすく、経験や資格を問わない求人もあります。
文字起こしの場合は出来高制の業務委託、データ入力の場合はアルバイトやパートの求人がよく見られる傾向です。また、データ入力以外も含む事務仕事であれば、在宅勤務可の正社員求人も見つかりやすいでしょう。
4.7. 採点・添削
学生が受ける試験などの採点や添削をする仕事です。教育機関や教育関連企業で主にアルバイト・業務委託の募集があります。
見本の解答例などに沿って採点を行うのが基本で、経験や資格をあまり問われないこともあり、大学生などがアルバイトとして応募できる求人も見られます。ただし、テスト内容を理解する必要があるため、「大学卒以上」といった一定の学歴や、「TOEIC〇点以上」といった条件が定められていることもあります。
近年はWeb上で採点や添削をするケースもあり、完全在宅で対応できる求人が見つかる場合もあります。給与・報酬は「答案1枚につき〇円」など出来高制であるのが一般的です。
4.8. ネットショップの出品作業
ECサイトなどに出店しているネットショップにおいて、商品情報を登録して出品する仕事です。あらかじめ準備されている商品情報や画像を入力・添付したり、商品説明を追記したりします。ECサイトだけでなく、フリマアプリでの出品代行を行うこともあるでしょう。
基本的なPC操作ができれば、未経験でも比較的取り組みやすく、スキマ時間を活用したアルバイトやパート、副業としても携われる可能性がある仕事です。個人への委託の場合、クラウドソーシングで募集されることもあります。
4.9. シール貼り
商品にバーコードを貼ったり、郵便物に宛名を貼ったりする仕事です。倉庫などで作業する場合もありますが、資材を受け取り、自宅で作業できるケースもあるでしょう。在宅でのシール貼りは、内職としての位置づけになることもあります。
専門的な知識はもちろん、パソコンやオンライン環境も不要なため、比較的始めやすい仕事といえます。在宅であれば作業する時間帯も問われないため、スキマ時間での仕事としても良いでしょう。
4.10. アンケートモニター
アンケートモニターはリサーチ会社などに登録し、指定のアンケートに答えることで報酬を得る仕事です。アンケート内容は多種多様で、設問数も2、3問の短いものから、数十問ある長いアンケートまでさまざまですが、スマホやパソコンで簡単に取り組みやすいのが魅力と言えるでしょう。
事前の準備などが必要ないWebアンケートや、商品の感想を送る商品モニターなら、在宅で取り組めます。
報酬は現金で受け取れる場合もあれば、ポイント制で運用される場合もあるのが特徴です。また、1件あたりの報酬はそれほど高くないので、「スキマ時間のお小遣い稼ぎ」という位置づけで取り組んでいる方が多い傾向にあります。
5. 趣味やセンスを生かしやすい仕事4選
続いて、趣味やセンスを生かしやすい仕事を4つ紹介します。経験や資格がなくても、得意分野を生かして仕事をしたいと考えている方におすすめです。
5.1. 写真販売
自分で撮影・編集した写真を、画像素材サイトなどで販売する仕事です。既に所有しているスマホやデジカメでも始めることができます。また、一度アップロードすれば、その後は購入される度に報酬が得られるのも魅力です。被写体によっては在宅で作業できる場合もあるでしょう。
写真販売サイトに登録して販売するケースが多いため、始めるハードルは比較的低く、副業として取り組んでいる人もいます。ただし、どの程度の収入が得られるかは写真の質や枚数などによって大きく変わるでしょう。
5.2. イラストレーター
書籍や雑誌、広告、商品パッケージ、Webサイトやゲームなどに使用されるイラストを描く仕事です。何に使用されるイラストを描くかは案件によって変わりますが、絵を描くのが得意な人・好きな人にはおすすめの仕事だと言えるでしょう。
一般的な働き方としては、広告代理店やデザイン事務所に勤務する方法と、フリーランスとして活動する方法の2種類です。イラストを描く作業自体は自宅でもできるので、在宅で働く人もいます。
特にフリーランスの場合、収入は人によって差が出やすいですが、実績や知名度が上がれば報酬も上がっていくことが多いです。
関連記事グラフィックデザイナーとは?仕事内容・資格・年収・必要なスキルを解説
5.3. ハンドメイド品の販売
裁縫や編み物、アクセサリー作りなどが得意であれば、作った作品をオンラインなどで販売するという方法もあります。
趣味・得意なことを活かしつつ、空いた時間に作業できる魅力があり、副業として取り組む人もいます。
近年はハンドメイド品販売に特化したプラットフォームも登場していることなども、始めやすい理由の一つです。
5.4. ブログ運営
ブログを立ち上げ、記事を通して情報を発信する仕事です。ブログはアフィリエイトやGoogle AdSenseといった仕組みで広告収入を得ることが可能で、特別な資格や経験がなくても、自分の興味・関心や得意な分野を生かして収益化を目指せます。
ブログ全体や記事コンテンツの方針、収益化の具体的な方法などを考え、SEOの知識を学ぶ必要はありますが、在宅で取り組みやすい仕事と言えるでしょう。
ただし、実際にどれくらいの収益が発生するかはトレンドや記事の質、運営スキルに左右される部分も大きく、軌道に乗るまでに時間がかかることもあります。

6. 在宅で仕事をするメリット
人気が高まっている在宅の仕事には、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは主なメリットを2つ紹介します。
6.1. 通勤のストレスや拘束がなくなる
在宅ワークは基本的に通勤の必要がありません。満員電車に揺られたり交通渋滞に巻き込まれたりして日々ストレスを感じているという方は、通勤がなくなることで大きなメリットを感じられるでしょう。
また、通勤時間がなくなれば、その分の時間に余裕ができます。働く時間は変わらなくても、生活にゆとりが生まれやすいのもメリットの一つです。
6.2. 居住地による制約が少ない
例えば企業に雇用される働き方でも、フルリモートであればオフィスの場所に関係なく、全国どこに住んでいても働けるのが在宅勤務の魅力です。出社と組み合わせたハイブリッドワークでも、毎日出社するよりは地理的な選択肢が広がるでしょう。
業務委託や内職、開業の場合も同様で、仕事を選んだり、住む場所を考えたりする際に地理的な問題を重視する必要性は低くなります。
また、パソコンでの作業が中心の仕事では、時には気分を変えて自宅とは違う場所で仕事をするといったことも可能な場合があります。

7. 在宅で仕事をするデメリット
上記のようなメリットがある一方で、在宅での仕事にはデメリットや注意点が発生する場合もあるため、理解しておくことが重要です。ここでは主なデメリットを2つ紹介します。
7.1. 時間や環境の自己管理が必要
時間や環境の面で自由が生まれやすいのは在宅ワークのメリットですが、その分しっかりした自己管理が必要になります。
例えば、正社員やアルバイトは出勤や退勤の時間が決められていますが、業務委託や内職、開業の場合では労働時間は自分の裁量次第になります。
また、仕事の場と生活の場が同じになるため、仕事とプライベートのメリハリがつきにくくなることもあります。納期や作業の質を意識しつつ、働き過ぎにならないように注意するなど、自身の労働そのものを管理する必要があります。
7.2. 収入にバラつきが生じることもある
企業に雇用されて在宅勤務をする場合は、比較的安定した収入を得やすいです。ただし、職種によって、あるいは同じ職種でもスキルレベルなどによって、給与に大きな差が出ることもあるでしょう。
業務委託や開業の場合は、自身の専門スキルの高さや営業・経営の仕方、市場の状況などに収入は左右されます。内職では最低工賃が定められていますが、出来高が収入に直結するのが特徴です。
契約形態だけでなく、業種・職種でも収入の特徴は変わってくるので、仕事を始める前にある程度のシミュレーションをしておくことをおすすめします。
関連記事【テレワークしない会社、その理由】テレワークのメリットと課題を解説

8. 在宅の仕事への向き・不向きはある?
自分が在宅の仕事に向いているのか、不安に思っている方もいるでしょう。家でできる仕事にも多くの種類があり、それぞれ仕事内容が異なるため、向き・不向きを一概に判断することは難しいです。ただし、環境や働き方との相性によって、在宅というスタイルへの馴染みやすさは分かれるかもしれません。
8.1. 在宅の仕事に向いている人
以下のような傾向がある人は、在宅の仕事に向いている可能性が高いでしょう。
- 時間やタスクを自分で調整したい人
- フレキシブルな働き方がしたい人
- 一人で作業する時間を前向きに捉えられる人
- 一人のほうが作業に集中しやすい人
前述したように、時間の制約が少ないフリーランスや内職といった形態での在宅ワークの場合は特に、労働時間を自分で管理しなくてはなりません。また、自身の管理下で最後まで確実に仕事をやり遂げることが重要です。
8.2. 在宅の仕事にやりづらさを感じやすい人
以下のような傾向がある人は、在宅の仕事で物足りなさや働きにくさを感じる可能性があります。
- 時間やタスク管理の仕組みがあるほうが働きやすい人
- 人と直接関わる機会を重視したい人
- 体を動かしながら仕事をしたい人
人によって、時間やタスクを管理する決まった仕組みがない環境では、作業に集中しにくかったり時間配分が難しかったりする場合もあるでしょう。また、直接的なコミュニケーションや体を動かすことに魅力を感じる人は、在宅以外の働き方のほうが向いているかもしれません。
関連記事【テレワークでの椅子の選び方】"座る時間の長さ"など選ぶポイントをご紹介
- 在宅の仕事を始めるか悩む場合は?
ここまでのメリット・デメリットや、向いている人・向かない人の特徴を見て、在宅の仕事を始めようか悩んでしまう方もいるでしょう。そんな時は、一度キャリアアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。
転職エージェントでは、まだ本格的に転職活動を始めていなくても、無料で気軽にキャリアアドバイザーと面談ができます。各業界・業種における在宅勤務の実情や、それぞれの悩みや希望を踏まえたアドバイスが得られるでしょう。
また、そもそも転職をしようか迷ってしまう場合は、『仕事どうする?!診断』を活用してみるのも一つの方法です。約30秒で答えられる8つの設問に回答するだけで、自身の現状や今取るべき対処法についてヒントをもらえます。
9. 在宅の仕事で収入を伸ばすには?
家でできる仕事にはさまざまな種類があり、得られる収入も職種や状況により大きく異なります。では、収入を伸ばすには、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか。
9.1. 専門性の高いスキルを身につける
専門性の高いスキルを身につければ、収入アップにつながる可能性があります。例えば、在宅勤務・在宅ワークで高収入を狙いやすいIT分野の求人では、「Java・Pythonを扱える方」「実務経験が〇年以上ある方」といった条件が提示されていることも多いです。
そのため、関連する資格を取得したり、独学でスキルを磨いたりしながら、まずはアルバイトなどで経験を積むのも一つの方法でしょう。また、翻訳や校正・編集であれば、あるジャンルに精通した人材になるなど、その仕事の中で特定の専門分野を極める方法もあります。
9.2. 少しずつ実績を積み重ねる
未経験から在宅の仕事を始めた場合でも、実績を積み重ねることで、収入がアップしていくことも考えられます。
企業の正社員であれば業績や能力などに応じて昇給や昇格の機会があるのが一般的です。また、フリーランスの場合は、実績が案件獲得のためのアピール材料となり、報酬アップの要因にもなり得ます。
実績を積むことで自分のスキルも少しずつ向上し、前述した「専門性の高いスキル」にも繋がっていくでしょう。
10. 在宅ワークでよくある質問
ここでは、在宅ワークでよくある質問を紹介します。「社会保険や税金が気になる」「安全な仕事を見つけたい」という方はチェックしてください。
10.1. 社会保険や税金はどうなる?
配偶者の扶養に入っておらず、個人事業主として働く在宅ワーカーは、自分自身で国民健康保険や国民年金に加入しなければなりません。未加入のままでいると、医療機関窓口でいったん全額自己負担となる場合があったり、年金の受給要件や将来の年金額に影響したりする恐れもあるため、忘れずに手続きを済ませましょう。
また、一定の金額以上の所得を得た場合は、確定申告も必要になります。こちらも申告を怠ると、延滞税や無申告加算税などのペナルティが発生する可能性があるため注意が必要です。
10.2. 安全な仕事を見極めるには?
2024年11月に施行された「フリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス保護新法)」により、発注者には取引条件(業務内容、報酬額、支払期日等)を書面又は電磁的方法(メール、SNS等)で明示することが義務付けられました。
契約時にこれらを提示しない業者や、「初期費用」を要求する業者には注意が必要です。法令遵守の意識が低い可能性があり、トラブルに発展する恐れがあります。場合によっては、詐欺の可能性も否定できません。
特に、仕事を始める前に何らかの費用を支払う必要がある求人は要注意です。中には、「登録料」「紹介料」「研修費」「機材購入費」などの名目で、契約時にお金を払い込ませる悪質なサイトや業者も存在します。
また、「未経験でも月収〇百万円が可能!」など、簡単に高収入を得られることを謳った仕事にも注意しましょう。
出典公正取引委員会「2024年公正取引委員会フリーランス法特設サイト」
出典e-Gov 法令検索「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」
11. その他の「〇〇な仕事」
その他の「〇〇な仕事」は以下の記事でもご紹介しています。
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12. まとめ
近年、在宅で対応できる業務や、在宅を含む働き方の選択肢は広がっています。特に、通勤のストレスを減らしたい、時間や場所の制約を抑えながら働きたいといった方には良い選択肢となるでしょう。 本記事で紹介したように、家でできる仕事にはさまざまな種類があります。携わる業界や仕事内容はもちろん、雇用・業務委託・内職・開業と契約形態の選択肢も多いです。在宅という点以外にも、どのような働き方・キャリアを目指しているのかをしっかりと考え、自分に合う仕事を見つけましょう。
ひとことコメント
【監修】社会保険労務士法人岡佳伸事務所代表 特定社会保険労務士:岡佳伸
在宅で働く形には、会社員としての在宅勤務と、個人事業主としての業務委託(フリーランス等)があり、立場によって適用されるルールが大きく異なります。業務委託では原則として最低賃金や労働時間規制の適用がない一方、取引条件の明示などを定めるフリーランス新法(2024年11月1日施行)により、発注側に一定の義務が課されました。契約前に業務内容・報酬・支払期日等を書面やメール等で確認し、初期費用の請求や過度な高収入のうたい文句には慎重に対応しましょう。また、税金・社会保険は自己手続となる場面が多いため、見通しを立てて準備することが、安心して在宅ワークを継続するポイントです。