新型コロナウイルスの感染拡大により、ITインフラの重要性が浮き彫りになり、それを支えるITエンジニアへの注目度が上昇しています。今回は株式会社エス・エー・アイが全国のITエンジニアを対象に実施した調査結果をもとに、ITエンジニアとして働くために必要なプログラミング学習期間などについてみていきます。
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株式会社エス・エー・アイは、IoT×AIプログラミング専門スクール『Swimmy』を運営しています。今回同社は、2021年7月7日~2021年7月8日、全国のITエンジニア1,019名を対象に、ITエンジニアとしての働き方」に関する調査をインターネットで実施しました。
1.ITエンジニアを目指したきっかけは?
同調査ではまず、どれくらいの年齢からITエンジニアを目指していたのかについて質問。『大学・専門学校生(30.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『社会人になってから(29.0%)』『高校生(17.8%)』と続きました。
(【画像出典】株式会社エス・エー・アイプレスリリース)
「ITエンジニアを目指したきっかけを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『IT業界がすごく成長していると感じたから(40.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『手に職をつけたいと思ったから(26.1%)』『好きだったから、興味があったから(24.3%)』と続きました。
(【画像出典】株式会社エス・エー・アイプレスリリース)
エス・エー・アイでは、「イメージしがちな「コンピュータ大好き」「興味があったから」といった回答より、将来性を評価する現実的な回答が多く集まりました。はっきり仕事としてITエンジニアを捉え、社会的成功も見据えた上で現在の仕事を選んでいるようです」としています。
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2.ITエンジニアの収入面での満足度は?
そこで、「ITエンジニアの収入面での満足度を教えてください」と質問したところ、7割近くの方が『非常に満足している(12.1%)』『ある程度満足している(54.7%)』と回答。
「特に、『ある程度満足している』という回答は過半数に達しており、ITエンジニアが金銭的なニーズにしっかり応える仕事であることが予測できます」(エス・エー・アイ)。
(【画像出典】株式会社エス・エー・アイプレスリリース)
また、実際にITエンジニアとして働いた上で感じたことについて聞いたところ、以下のような回答が得られました。
- 人手不足で、仕事は沢山あるが残業が多い(30代/女性/千葉県)
- アパレル時代の年収の3倍稼げいてる(40代/男性/神奈川県)
- 自分の市場価値が高くなり転職しやすかった(40代/女性/兵庫県)
- 割とやることが多い仕事だった(40代/男性/千葉県)
- 技術革新についていくのが大変(50代/男性/兵庫県)
「仕事の多さや新技術習得の大変さを痛感する意見もありますが、収入の高さや転職時の有利さを評価する声も多く集まりました」(同社)。
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3.ITエンジニアになるための学習方法は?
具体的にエンジニアになる際の学習方法や道筋について、「どのような方法でプログラミング学習に取り組んでいましたか?」と質問したところ、『大学・専門学校等(28.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『社内研修(25.0%)』と続きました。
(【画像出典】株式会社エス・エー・アイプレスリリース)
そのほか、『独学(21.1%)』『大手のプログラミングスクール(11.2%)』『個人のプログラミングスクール(10.8%)』『通信講座のプログラミングスクール(3.3%)』という回答も多く集まりました。
そこで、「ITエンジニアとして働けるようになるまでどれくらいの期間プログラミング学習を行いましたか?」と質問したところ、『1年以上2年未満(24.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『6ヶ月以上1年未満(15.5%)』『2年以上3年未満(14.2%)』と続きました。
(【画像出典】株式会社エス・エー・アイプレスリリース)
エス・エー・アイでは、「多くの方が、かなりの時間を費やしていることがわかる結果となっています」とした上で、「趣味で勉強するのであればともかく、仕事で使える知識/能力としてプログラミング学習をするのであれば、もう少し短期集中型で学習を終えたいと思うかもしれません。短期集中で学ぶのであれば、他の勉強や仕事がある学校/会社と違い、プログラミングスクールはとても有利です」としています。
4.ITエンジニアになるために、いつから勉強を始めるべき?
さらに、「ITエンジニアとして市場価値の高い人材になるには、いつから勉強を始めるべきですか?」と質問したところ、半数以上の方が『大学・専門学校生(32.2%)』『高校生(22.5%)』と回答。
また、『中学生(20.8%)』『小学生(20.2%)』と回答した方も約4割と多く、『小学校入学前(4.3%)』という回答も合わせると、半数近くの方がローティーンから勉強を始めるべきだと考えていることがわかりました。
(【画像出典】株式会社エス・エー・アイプレスリリース)
5.まとめ
エス・エー・アイでは、「お子さんが将来性のある仕事に就けるよう支援したい場合、早期からプログラミング学習をしておくことが近道になるのではないでしょうか」とした上で、「ITの領域は世界に直結しているため、活躍の場は日本を超えて世界にも広がります。また、プログラミング学習を通じて身につく論理的思考は、どんな職業に就いても、さらには職業以外の人生のあらゆる局面で、とても重要になるものです。おうち時間が増えた今こそ、取り組んでみるのも良いかもしれません」としています。
(【記事出典】株式会社エス・エー・アイプレスリリース「ITエンジニア、子どもはいつから目指すべき?そもそも本当に儲かるの?現役エンジニアに大調査!」)
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