転職時にボーナス(賞与)をもらい損ねないようにするには?|求人・転職エージェント

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更新日:2023/09/20

転職全般

転職時にボーナス(賞与)をもらい損ねないようにするには?

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社会人にとって、ボーナスは心踊るもの。もらえるならもらっておきたいとは誰もが思うことでしょう。しかし、転職を現職企業に伝えたことで、もらえたはずのボーナスがもらえなかったという人も少なくありません。

実は、うまくスケジュールを調整すれば、夏のボーナスを現職から、冬のボーナスを転職先からというように、転職をしながらでも年に2回ボーナスをもらうことも可能です。ここでは転職時にもしっかりとボーナスをもらうために、押さえておきたいポイントをご紹介します。

目次

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転職時、ボーナスをもらうためにすべきこと

転職活動を始める際には、「いつまでに辞めるか」「いつ頃転職するか」など、ある程度スケジュールを決める必要があります。

タイミング的には、ボーナスが支給された直後に辞めたいところですが、転職活動が始まってしまえば、ボーナスの支給に転職の進行を合わせることは難しく、結局、ボーナスをもらい損ねてしまったという人も多くいるでしょう。

確実にボーナスをもらうためには、具体的な算定期間やボーナスの支給に関する規定をチェックする必要があります。特に、次の3点の情報収集を行ってください。

・ボーナスの算定期間

ボーナスは通常、半年程度の期間における業績や評価で金額が決まります。しかし、その算定期間は、9~2月や10~3月など、会社によってバラバラです。

・ボーナス支給時の在籍の有無

会社によっては、ボーナスの算定期間に会社に在籍していても、ボーナス支給日時点で会社に在籍していないとボーナスを支給しないというルールを明記していることがあります。

・ボーナスには「将来への期待」が含まれている場合がある

ボーナスというのは、一定期間内の業績・仕事内容への評価で算定されますが、金額には「将来への期待度」を含めている企業も多いことでしょう。もしも、このような記載が規定にある場合、ボーナス支給時点で退職することが判明していると、金額が減ってしまうこともありえます。その場合は、ボーナス支給後に退職の意思を伝えるのがいいでしょう。

気持ち良くボーナスをもらうために

「そもそも、これから退職するのにボーナスをもらうのは気が引ける」と考えてしまう人は多いですが、ボーナスはこれまでの労働に対する正当な対価です。もらう側としては「ありがたいもの」という感情を抱いてしまいがちですが、「もらって当然のもの」という気持ちでいるといいでしょう。

しかし、前職の人から「もらい逃げ」と思われるような辞め方はしたくないものです。感謝の気持ちを忘れずに、辞めるその日まで自分の仕事に責任を持ち、後任者に対する十分な引継ぎ等を行ってください。

確実にボーナスをもらうためのスケジュール

転職活動を始める場合は、上記のボーナス規定を把握して退職・転職時期を決めます。

転職活動開始から内定をもらうまで、一般的に3ヵ月かかるといわれていますが、時期をうまく合わせることができれば、現職はもちろん、転職先で次のボーナスをもらうことも可能です。参考として夏・冬両方のボーナスのスケジュールをまとめてみました。

なお、今回は次のような条件の企業を例にご紹介します。

現職のボーナスに関する規定

  • ボーナス支給日は6月末と12月末の年2回
  • 算定期間は「夏は11~4月」「冬は5~10月」(ただし、3ヵ月以上在籍が必要)
  • ボーナス支給時に会社に在籍していること
  • ボーナス支給額は、将来への期待を考慮して算定されている

転職先のボーナスに関する規定

  • ボーナス支給日は6月末と12月末の年2回
  • 算定期間は「夏は11~4月」「冬は5~10月」(ただし、3ヵ月以上在籍が必要)
  • ボーナス支給額は、将来への期待を考慮して算定されている

夏のボーナスに合わせた転職プラン

5~6月 内定を獲得
6月末 現職のボーナス支給後、退職の意思を伝える
7月 各種引継ぎ
7月末 退職
8月頭 転職先に入社
12月末 転職先のボーナス支給(算定期間中、8~10月は在籍)

冬のボーナスに合わせた転職プラン

11~12月 内定を獲得
12月末 現職のボーナス支給後、退職の意思を伝える
1月 各種引継ぎ
1月末 退職
2月頭 転職先に入社
6月末 転職先のボーナス支給(算定期間中、2~4月は在籍)

現職のボーナスをあきらめたほうが、後々プラスになるケースもある

中途採用を行っている企業のほとんどは、即戦力の人材を求めています。通常、内定が決定した後も2ヵ月程度は入社を待ってくれますので、現職のボーナス支給日を勘案して転職時期を決める人も多いでしょう。

しかし、現職のボーナスをあきらめて、なるべく早く転職先に入社するという選択も時には有効です。転職先企業の算定期間のロスを減らし、現職にとどまっていた場合よりも高額のボーナスを手にできるというケースもあります。

また、ボーナスには反映されなくとも、即戦力を求めている企業の期待に応えることで、新天地でのスタートをうまく切ることができるというメリットもあります。ボーナスのことを意識しつつも、こだわりすぎないという感覚で、具体的な転職スケジュールを立ててください。

執筆・編集

樋口 裕次郎

株式会社マイナビ所属。エージェント歴6年。西日本の製造業領域の採用支援を行っております。アドバイザーとしては、機械・電気・ソフト関連のエンジニア様の転職支援を得意としております。

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