転職前にボーナス(賞与)をもらうには?退職のタイミングやスケジュール|求人・転職エージェント

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更新日:2024/11/25

転職全般

転職前にボーナス(賞与)をもらうには?退職のタイミングやスケジュール

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この記事のまとめ

  • ボーナス(賞与)をもらってから転職したい場合は、現職のボーナス算定期間や支給時に在籍している必要性について把握しておく必要がある。
  • 現職でボーナスをもらい、転職先でも初ボーナスを多くもらうのは難しいため、どちらを優先するか決めることも大切。
  • 計画どおりに転職活動を進めるためには、選考対策を万全にすることが大事。

ボーナス(賞与)は一度の支給額が大きいことから、「転職を考えているけれど、できればボーナス(賞与)を受け取ってから退職したい」と考える方もいるでしょう。

ボーナスを受け取ってから転職したい場合は、転職活動を始めるタイミングを考えるとともに、計画どおりに進められるように対策を講じることが大事です。

この記事では、転職前にボーナスをもらうために把握しておきたいことや、転職活動のスケジュール例、計画どおりに転職を成功させるポイントを紹介します。

目次

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転職前にボーナス(賞与)をもらうために把握しておきたいこと

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ボーナスには算定期間や支給時における在籍の必要性に関するルールがあります。転職のタイミングを誤ると、もらえる予定だったボーナスが得られなくなるため注意が必要です。ここでは、転職前にボーナスをもらうために把握しておきたいことを3つ紹介します。

ボーナスの算定期間

ボーナスは通常、半年程度の期間における業績や評価で金額が決まります。しかしその算定期間は、9月~翌年2月や10月~翌年3月など、会社によってバラバラです。算定期間中に退職した場合は、基本的にボーナスは受け取れません。また、「算定期間中の〇ヵ月分のボーナスをください」といった要求も通用しません。

ボーナス支給時の在籍の有無

会社によっては、ボーナスの算定期間に会社に在籍していても、「ボーナス支給日時点で会社に在籍していないとボーナスを支給しない」というルールを設定していることがあります

たとえばボーナスの算定期間が1月1日〜6月30日、支給日が7月15日だった場合、7月10日に退職すればボーナスは支給されません。就業規則で「賞与の支給は支給時期に在籍している者に限る」と定められていてボーナスを受け取りたい場合は、7月15日以降に退職する必要があります。

一般的な転職活動期間

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ボーナス支給のタイミングに合わせて転職したい場合は、転職活動にどのくらいの期間を要するのか目安を知っておくことが大事です。株式会社マイナビの「転職動向調査2024年版(2023年実績)」(2023年12月調査)によると、転職を検討してから現在の勤務先に応募するまでに「2ヵ月未満」、現在の勤務先に応募してから内定通知を受けるまでに「2週間~2ヵ月未満」かかった人の割合が多いとのことです。

一般的にも、転職活動に必要な期間は3ヵ月〜6ヵ月程度といわれています。ただし人によっては予想以上に早く転職先が決まる場合もあれば、なかなか採用がもらえずに転職活動が長期化する場合もあります。

参照:「転職動向調査2024年版(2023年実績)」(2023年12月調査)|株式会社マイナビ

タイミングによっては現職or転職先のどちらかのボーナスを諦めることも検討しよう

「現職でボーナスをもらい、転職先でも初ボーナスを多く受け取りたい」と考える方もいるでしょう。とはいえ、転職先がいつ決まるかは誰にも予想できないことから、現職と転職先の双方のボーナスを受け取るのは簡単ではありません。タイミングによっては、どちらかのボーナスを諦める必要があります。

注意したいのは、基本的に試用期間は賞与算定期間に含まれず、転職先でのボーナスは少なくなる可能性がある点です。ただしボーナス支給額は企業によってさまざまであるため、現職と転職先のどちらのボーナスを受け取ったほうがよいのかは一概にはいえません。

転職前にボーナスをもらって円満退社するには

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ボーナスを多く受け取ることも大事ですが、現職に迷惑のかかるタイミングで退職するのはNGです。円満退社して気持ちよく次の転職先で働けるよう、転職のタイミングに注意しましょう。ここでは、転職前にボーナスをもらいつつ円満退社する方法について解説します。

ボーナス支給後に退職の意思を伝える

基本的にボーナスは一定期間内の業績・仕事内容への評価で算定されますが、金額には「将来への期待度」を含めている企業も少なくありません。ボーナスの算定基準に「将来への期待度」が含まれている場合、ボーナス支給時点で退職することが判明していると、金額が減ってしまうこともあり得ます。その場合は、ボーナス支給後に退職の意思を伝えるとよいでしょう。

退職までに十分な引き継ぎ期間をとる

業務の引き継ぎが不十分なまま退職すると、「ボーナスのもらい逃げ」のような悪い印象を残してしまう可能性があります。また業務が引き継がれないまま退職すると、残された同僚や上司、プロジェクトメンバーなどに迷惑がかかり、信頼関係が損なわれてしまうでしょう。

円満退社するためには、転職を決意した時点で少しずつ引き継ぎの準備を進めることが大切です。1ヵ月以上の業務引き継ぎ期間を確保したうえで退職日を設定すると、スムーズに退職できるでしょう。

内定から入社までの期間を調整する

現職のボーナスをもらった直後に次の職場に入社したい場合、入社期間を調整する必要があります。内定から入社までの期間をどのくらい待ってくれるかは企業によってさまざまですが、一般的には2ヵ月程度、長くても3ヵ月が限度といえるでしょう。あまりにも長期間待たせてしまうと、入社意欲が低いと思われ、内定を取り消される可能性もあります。

かといって、内定から入社までの期間が短いと現職での業務の引き継ぎが不十分になる恐れがあります。内定から入社までの期間にはある程度の余裕を持たせたうえで入社日を設定することが大切です。

ボーナスをもらうための転職活動スケジュール例

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「現職のボーナスをもらってから転職したいけれど、どのようにスケジュールを組めばよいか分からない」という方もいるでしょう。転職活動の経験が少ないと、スケジュールの組み方で悩むのも無理はありません。ここでは、ボーナスをもらうための転職活動のスケジュール例を紹介します。

夏のボーナスに向けた転職活動スケジュール例

下記は、転職活動にかかる期間を「6ヵ月」と想定して作成したスケジュールです。

【前提条件】

  • ボーナス支給日までに在籍していること
  • ボーナス算定期間:10月〜翌年3月
  • ボーナス支給日:7月15日

【転職活動スケジュール】

  • 1月〜2月:自己分析・転職準備
  • 3月~4月:求人検索・応募開始
  • 5月~6月:面接・内定獲得
  • 7月(ボーナス支給):退職の意思表示、業務の引き継ぎ開始
  • 8月〜9月:退職手続き、転職先に入社

冬のボーナスに向けた転職活動スケジュール例

下記は、転職活動にかかる期間を「3ヵ月」と想定して作成したスケジュールです。

【前提条件】

  • ボーナス支給日までに在籍していること
  • ボーナス算定期間:4月〜9月
  • ボーナス支給日:12月15日

【転職活動スケジュール】

  • 9月:自己分析・求人への応募
  • 10月:面接
  • 11月:内定獲得
  • 12月(ボーナス支給):退職の意思表示、業務の引き継ぎ開始
  • 翌年1月〜2月:退職手続き、転職先に入社

ボーナスをもらってから退職するために|転職活動を計画どおりに進めるには?

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ボーナスをもらってから退職するためには、事前に立てたスケジュールどおりに転職先を決めることが大切です。計画が狂わないようにするには、複数社の求人にまとめて応募したり、選考対策を万全にしたりなど、いくつか押さえておきたいポイントがあります。ここでは、転職活動を計画どおりに進める方法やポイントについて解説します。

譲れない条件と妥協できる条件を決める

希望する条件がすべてそろった「理想の職場」を見つけるのは容易ではありません。求人探しに時間がかかると、転職活動が長期化してしまいます。求人探しをスムーズに進めるには、転職の軸を定めることが大事です。具体的には、「譲れない条件と妥協できる条件を決める」「希望条件に優先順位をつける」などが挙げられます。

たとえば、譲れない条件として「年収500万円以上、通勤時間は30分以内、リモートワーク可」、妥協できる条件として「土日祝の出勤、転勤」などと決めると、応募する求人を見つけやすくなります。

複数の企業にまとめて応募する

転職活動を効率よく進めるためには、複数社の求人へまとめて応募し、同時に選考を進めるのが有効です。1社ずつ応募して結果を待っていると、何社も選考で落とされてしまった場合に転職活動の期間が長くなってしまいます。

その点、複数社の求人へまとめて応募すれば、たとえ1社が駄目でも別の会社から内定をもらえ、計画を先送りにせずに済む可能性があります。とはいえ、応募する数が多すぎると面接の日程が重なってしまったり、体力的な負担が生じたりするため、自分が管理できる数にとどめることが大切です。

選考対策を万全にする

複数社の求人へまとめて応募しても、選考対策が不十分であれば採用がもらえず、転職活動が長期化してしまいます。反対に選考対策を万全にすれば、複数社の求人に応募しなくても第1候補の企業から内定がもらえ、計画どおりに転職できる可能性があります。

ただし好条件の求人には多くの応募者が集まるため、内定をもらうのは困難です。希望する企業からの内定を獲得したいのなら、選考対策を万全にし、自分自身の強みや経験をきちんとアピールすることが大切です。

転職エージェントを活用する

転職エージェントとは、人材を採用したい企業と求職者とをつなぐ人材紹介サービスのことです。求職者は無料で利用でき、求人の紹介や応募書類の添削、面接対策のアドバイス、条件交渉の代行など、転職活動における幅広いサポートを受けられます。

転職エージェントを活用すれば効率的に転職活動が進められるうえに、選考対策も万全にできる点が魅力です。また、ボーナスを考慮した転職活動のスケジュールの作成方法についてもアドバイスがもらえます。

計画的に転職活動を進めたい方は「マイナビエージェント」へご相談を!

「ボーナスをもらってから転職したい」「選考対策に自信がない」など転職に関するお悩みがあれば、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。マイナビエージェントには、転職のノウハウを熟知したキャリアアドバイザーが在籍しています。

あなたのスキルや経験、キャリアプランなどを丁寧にヒアリングし、最適な求人を紹介します。また、転職に関することであれば、何でも無料で相談可能です。お気軽にお問い合わせください。

まとめ

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ボーナスをもらってから転職したい場合はまず就業規則を確認し、ボーナス算定期間やボーナス支給時の在籍の有無を確認しましょう。そのうえで、転職活動のスケジュールを立ててみてください。また、ボーナスをもらってから転職するには、選考対策の質を上げることが大事です。

マイナビエージェントは、志望先企業に応じた選考対策のサポートをしています。入社日についても、キャリアアドバイザーが転職先と交渉します。相談だけの利用も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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