短期離職とは?繰り返すと不利になる?成功させるための伝え方やポイントを解説!|求人・転職エージェント

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更新日:2024/04/10

転職全般

短期離職とは?繰り返すと不利になる?成功させるための伝え方やポイントを解説!

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この記事のまとめ

  • 一般的に短期離職は「入社して3年以内の離職」を指すが、明確な定義はなく、企業によって捉え方はさまざま。
  • 厚生労働省の調査によると、新卒から3年以内に退職した人の割合は30%以上にのぼる。
  • 短期離職を防ぐには、企業研究を入念に行って企業理解を深めることが大事。

一般的に短期離職とは「入社して3年以内の離職」を指します。短期離職に対して、「転職活動で不利になるのではないか」といったイメージを抱いている方もいるのではないでしょうか。

確かに短期離職は応募先企業にマイナスな印象を持たれる場合がありますが、ポイントを押さえて転職活動を進めれば転職を成功に導けます。この記事では、短期離職をした人が転職を成功させるために押さえておきたい5つのポイントについて解説します。

目次

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短期離職とはどのくらいの期間を指す?基本情報をチェック

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短期離職とは「短期間で会社を辞めること」を指しますが、期間についての明確な定義はなく、企業によって捉え方は異なります。ここでは、短期離職が一般的にどのくらいの期間を指すのか、短期離職をする人の割合はどの程度なのかについて解説します。

「3年以内の離職」を指すことが一般的

短期離職とは「入社して3年以内の離職」を指すケースが一般的です。ただし短期離職に関する定義があるわけではないため、企業によっては入社して1年未満の離職を指す場合もあります。なお、新卒入社して3年以内に転職活動をするビジネスパーソンは一般的に「第二新卒」と呼ばれます。

短期離職をする人の割合

厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、新卒から3年以内に退職した人(第二新卒)の割合は以下のとおりです。

  • 中卒:57.8%
  • 高卒:35.9%
  • 短大卒:41.9%
  • 大卒:31.5%

高卒・大卒で就職した方のうち、およそ3人にひとりが短期離職をしていることが読み取れます。

短期離職を繰り返すと転職のハードルが上がることも

短期離職を繰り返すと、応募先企業から「またすぐに辞めるのではないか」「忍耐力がない」などといったマイナスな印象を持たれかねないため、転職のハードルが上がる傾向にあります。

ただし、キャリアアップやスキルアップを目的とした転職に対してポジティブなイメージを抱く企業は少なくありません。また、労働人口の減少によって人手不足に悩んでいる企業では積極的に有能な人材を受け入れています。短期離職を繰り返したからといって、必ずしも転職が不利になるというわけではないのです。

短期離職した人が転職を成功させるには?不利にならない5つのポイント

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過度の長期間労働やパワハラなどで心身のバランスを崩し、働き続けるのが困難な場合は就業期間が短くても転職したほうがよいでしょう。しかし、短期離職をした方が転職活動をするにあたっては気をつける点がいくつかあります。ここでは、短期離職者に向けて転職成功のポイントを5つ紹介します。

1.キャリアプランを立てる

短期離職を繰り返してしまう原因として、将来のキャリアプランが明確に定まっていない可能性が挙げられます。キャリアプランとは、将来的に達成したい目標に向けたキャリア計画のことです。自身が思い描くキャリアプランに沿った転職先を選べば、短期離職を防止できるでしょう。

キャリアプランを立てると転職活動に軸が生まれ、「自分がいま何をすべきか」「どの仕事を選ぶべきか」が明確になります。転職を契機とし、数十年先のキャリアプランを描いてみましょう。

2.自己分析をしてから転職活動を開始する

人間関係や給与、長時間の残業など、退職にはさまざまな理由があるでしょう。再び短期離職をしないためには、それを防ぐ手立てを考える必要があります。人間関係が原因であれば、どのような人が嫌だったかを分析してみましょう。

年収や待遇などに不満があった場合は、許容できる年収・待遇の最低ラインを決めておくのがおすすめです。

3.企業研究を入念にしてミスマッチを防ぐ

「思っていた仕事ではなかった」「会社の雰囲気が自分に合わなかった」など、入社後のミスマッチが原因で短期離職をする方は少なくありません。

その場合は企業研究を入念に行い、事業内容や社風などへの理解を深めることで、ミスマッチを防げる可能性があります。企業研究をする際は、求人情報に記載された仕事内容や労働条件だけでなく、職場の雰囲気や事業成績なども調べるとよいでしょう。

また、転職エージェントなどの人材紹介会社を利用することで、企業のリアルな職場の雰囲気について聞ける場合があります。

4.転職活動はできる限り在職中にする

転職を考えている段階で、まだ離職をしていない場合は、在籍中に転職活動をすることをおすすめします。短期離職は通常の転職よりも企業からの目が厳しくなりがちで、転職活動が長期化しやすい傾向にあります。離職していた場合はその間の生活費が必要となるため、長期化するほど経済的な余裕がなくなってしまいかねません。

「転職先を早く決めなければ」と条件面で妥協してしまうと、短期離職につながる恐れがあります。ゆとりを持って転職活動を進めるためにも、在職中に転職活動を始めるとよいでしょう。

5.退職理由は前向きに伝える

短期離職をして転職活動をする場合、面接官から「なぜ退職をしたのか」を聞かれるケースがあります。このときネガティブなことは言わず、前向きな理由で転職活動を始めたことを伝えるようにしましょう

前職を短期間で辞めたことは、企業側からしてみれば「嫌なことがあったら、すぐに辞めてしまうのではないか」と思われやすくなります。そのため、たとえ本当であっても人間関係や給与への不満を口にするのは避けたほうが無難です。

もし、退職の理由を問われたら「御社の求人を目にして、応募しないと後悔すると思った」「年功序列より成果主義の会社で、自分の力を発揮したかった」など、仕事への意欲を示すようにしましょう。

マイナビエージェントを利用して最良の転職先を見つけよう!

短期間で仕事を辞めた場合は、通常よりも転職活動のやり方を工夫する必要があります。中には、「早くいまの会社を辞めたい」という転職意欲だけが高まっている方もいるでしょう。そのようなときは誤った判断をしやすいため、第三者に相談してみることをおすすめします。第三者の立場で冷静に判断してもらうことで、感情任せに短期離職をしたり、焦って転職先を決めたりすることを防げるでしょう。

マイナビエージェントでは、短期で転職される方に適切なアドバイスとサポートをしております。仕事を辞めようかどうか迷っている方も、まずは一度お話をお聞かせください。

まとめ

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一般的に短期離職は「入社後3年以内の離職」を指します。短期離職を繰り返すと転職で不利になる可能性があるため、自己分析と企業研究を入念に行ってから転職活動を進めることが大事です。

「次の転職は成功させたい」「短期離職を繰り返さないようサポートしてほしい」といった方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。キャリアアドバイザーが、あなたのキャリアやスキル、希望に沿った求人をご紹介します。

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執筆・編集

佐藤 幹宏

株式会社マイナビ所属。転職エージェント歴5年。東海圏の製造業を中心に多くの求職者様・企業様を担当。長期的なキャリア形成・入社後の活躍を念頭に置いた転職支援を心掛けております。

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