実績なしで職務経歴書を作成する5つのステップ|職種別のポイントも紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2024/11/07

職務経歴書

実績なしで職務経歴書を作成する5つのステップ|職種別のポイントも紹介

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この記事のまとめ

  • 実績なしでの職務経歴書作成は、キャリアを振り返って本当にアピールできるポイントがないかを探すところから始まる。
  • 実績がなくても業務で取り組んだことや習得したスキル、保有している資格をアピールする方向性で無理なく作成できる。
  • 職務経歴書を作成するときは、簡潔かつ見やすくまとめて選考担当者の目に留まるようにしよう。

転職活動において、選考に臨む段階になると多くのケースで職務経歴書の提出を求められます。職務経歴書はこれまでの職歴や経験をまとめてスキルや実績をアピールするものです。

しかし、職務経歴書を書くと行っても特筆するような実績がないため書くのが難しいと感じている方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、実績なしで職務経歴書を書くコツを紹介します。

職務経歴書の書き方を押さえておくことで、自分の魅力をアピールするのに十分な職務経歴書を作成できるようになるでしょう。

目次

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職務経歴書に書くことがないと感じる原因

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職務経歴書を作成する段階になって、さまざまな理由で「書くことがない」と感じることがあります。よくある原因をピックアップすると以下のとおりです。

  • 職歴が少ない
  • アピールできるような実績がない
  • キャリアを十分に積んでいない
  • 第二新卒として転職する
  • 在籍企業の業績が下落傾向で全社的に成果が出ていない

まずは、なぜ職務経歴書に書くことがないと感じるのかを考えましょう。上記のいずれかに該当する場合でも、ポイントを押さえることで無理なく職務経歴書を作成できます。

実績なしで職務経歴書を作成する5つのステップ

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実績がないため職務経歴書を作成するのはむずかしいと感じていても、選考で求められている以上提出しなければなりません。そこで、ここからは実績なしでも効果的な職務経歴書を作成するために覚えておきたい5つのステップを紹介します。

もし、職務経歴書を作成できずに悩んでいるときは、ここで紹介するステップにしたがって順番に作成するとよいでしょう。

1.これまでのキャリアを振り返る

職務経歴書に書けるような実績がないと感じていても、これまでの経験や実績を忘れているだけというケースもあります。そのため、まずはこれまでのキャリアを振り返って本当に書くことがないのか自問自答してみるのがおすすめです。

これまでの職歴を振り返るときは、携わった業務内容と具体的な実績を書き出すとよいでしょう。具体的に経験を振り返ると、アピールできる実績が見つかる可能性があります。

2.アピールできるポイントをまとめる

これまでのキャリアを書き出したら、アピールできそうな要素が含まれていないかを考えましょう。規模の大きさにかかわらずプロジェクトに携わった経験やリーダーとして働いた経験、自分の行動が業績アップにつながった経験などが見つかったら、積極的にアピールしましょう。

職務経歴書はアピールしたいポイントを簡潔にまとめることが大切です。アピールしたいポイントを厳選したうえで実績を数値化するなど、選考担当者が分かりやすいようにまとめましょう。

3.業務で取り組んだことを盛り込む

自分の経験を振り返った結果、アピールできる実績が乏しいことに気付くこともあります。そのようなときは、具体的な業務内容を盛り込むとよいでしょう。輝かしい成果でなくても、何に取り組んでどのような経験をしたのかを具体的に記入しましょう。ルーティン化されている仕事に携わっていた場合や、経験が浅い場合にも活用できる手法です。

4.業務で活かせるスキルや資格を盛り込む

応募先の職種によって求められるスキルが異なります。ITエンジニアであればプログラミングスキルが、マーケターであれば企画力やデータ分析スキルが求められるでしょう。自分が有しているスキルを吟味し、応募先の企業で働くために活用できるものをアピールすることが大切です。

スキルレベルを客観的に示すには、保有している資格をアピールする方法もあります。国家資格・民間資格を問わず、転職でアピールできそうな資格を取得している場合は盛り込みます。「スキルや資格をどのように実務に活かせるか」を意識するとよいでしょう。

5.自己PRを記述する

職務経歴書の最後には自己PRです。自分がどのような意識で業務に取り組んでいたのか、その経験を転職後にどのように活かせるのかに言及すると効果的です。スキルアップに励んだ経験があれば、自己PRに含めましょう。

輝かしい成果を挙げていなくても、常に改善方法を考えて業務に取り組んでいたことや仕事への熱意をアピールできれば選考担当者の心に響く可能性があります。

【職種別】職務経歴書を作成するときのポイント

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応募する職種によって、効果的な職務経歴書の形は異なります。選考担当者の心に響く職務経歴書を作成するには、職種ごとの特徴をきちんと押さえたうえで内容を設計することが大切です。

ここからは、アピールできる実績が乏しい場合に職務経歴書を作成する方法を職種別に解説します。書くことが思いつかなくて困っている方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

エンジニア職

IT業界のエンジニア職に応募するときは、これまでの開発業務で意識していたポイント開発を効率化するために取り組んだことを盛り込むのがおすすめです。これまでのキャリアで携わったプロジェクトをまとめつつ、自分がどのように工夫したか言及すると説得力が高まります。

習得した開発スキルについても簡潔に盛り込めば、どのようなスキルを有する人材なのかが分かりやすくなるでしょう。要件定義や詳細設計、プロジェクトマネジメントなどに携わった経験があれば、忘れずに盛り込むことが大切です。プロジェクトの上流工程に携わった経験は、転職において高く評価されます。

それでも書くことがないと感じる場合は、新たな開発スキルの習得など、学習意欲の高さをアピールするとよいでしょう。

マーケティング職

マーケティング職への転職では、これまでのキャリアで担当していた業界や成果が注目されがちです。マーケティングといっても、広告代理店で働いていた方とWebマーケティングを担当していた方ではスキルや経験が大きく異なります。

携わったプロジェクトの規模に言及しつつ、実施したマーケティング施策や効果検証を行った経験を盛り込むのがおすすめです。実績が重視される分野であるため、アピールできる実績が乏しいと書きにくく感じてしまうでしょう。

大きな成果を出せていないとしても、携わったプロジェクトの内容と自分が担当した分野、当該プロジェクトの結果について言及することでどのようなスキルや経験がある人材なのかをアピールしやすくなります。単発のプロジェクトであっても何らかの成果が出た場合は、忘れずにアピールしましょう。

営業職

多くの企業で活躍している職種のひとつが営業です。営業職といっても、法人向けか個人向けか、有形商材か無形商材かで営業手法や求められるスキルが大きく異なります。扱っていた商品や在籍していた企業によっても業務内容が大きく違うでしょう。

営業職への転職では、どのような商品を取り扱っていたのか顧客の属性はどのようなものだったのかが重視される傾向があります。誰に対してどのような商品を営業していたのかを具体的に記入し、自分なりに工夫した取り組みで成果を出した実績があれば、併せてアピールすることをおすすめします。

事務職

事務職はルーティンワークが多く、特筆するような実績がないことも多い職種です。事務職の経験が長くても、職務経歴書を作成するとなると何を書けばよいのか分からず、悩んでしまうこともあるでしょう。

事務職に転職する方は、これまでのキャリアを通じて業務改善に取り組んだ経験を盛り込むのがおすすめです。非効率的な業務を簡素化した経験などがあれば、業務に対する積極性や行動力をアピールできます。

PCスキルも事務職として働くうえでは欠かせません。習得しているPCスキルについてもアピールしましょう。Microsoft Officeなど、事務職につながるものに言及すると効果的です。

販売職

販売職への転職では、働いていた店舗の規模や担当していた具体的な職種、取り扱っていた商品に言及しつつ経験をアピールしましょう。大きな成果でなくても、自分が実行した販促活動の効果が出た経験があれば、そのことも盛り込めます。

販促活動で培った接客スキル以外にも、新入社員の教育に携わった経験や業務改善に取り組んだ経験がある場合、それらも重要なアピールポイントになります。

企画職

企画職は商品開発に携わる職で、いかにヒットする商品を生み出せるかを問われます。これまでのキャリアで何らかのヒット商品を生み出した経験があれば、それをアピールするのがよいでしょう。

ヒット商品に携わった経験がなければ、これまでの商品企画業務で取り組んだ内容をアピールできます。高く評価された企画が存在すれば、併せて言及するのがおすすめです。商品企画を通じてマーケティングスキルなどを習得した際は、それらもアピール材料になります。

未経験の職種・業種の場合

未経験の職種に応募するときは、転職したい職種でも通用するスキルや経験を示すことが大切です。プロジェクトマネージャーやリーダーなどのマネジメント業務に携わった経験があれば、多くの職種でその経験をアピールできるでしょう。

マネジメントスキルやヒューマンスキルは、どのような職種で働くとしても欠かせないスキルです。併せて転職先の企業研究を徹底的に行い、熱意を伝えるとよいでしょう。未経験の職種に転職したい場合は、ポータブルスキルを高めるように努力することをおすすめします。

【ケース別】実績なしで魅力的な職務経歴書を書く方法

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職務経歴書に書けるような実績を挙げられない理由はさまざまです。職種によっては自分の努力で売上向上につながるような成果を出せないケースもあるため、そのようなときは特に悩んでしまうでしょう。

そこで、ここからはケース別に職務経歴書に書くことがないと感じたときの対処法を紹介します。自分がいずれかのケースに該当する場合は、ぜひ参考にしてみるとよいでしょう。

定型業務に携わっていた場合

公務員や一般職の事務員として働いていた期間が長い場合は、ルーティンワークが多く成果が見えづらいケースがあります。そのようなときは、以下のように業務改善に取り組んだ経験や高く評価された経験を盛り込むのがおすすめです。

  • 手間がかかっていた業務をシステム化して業務効率を高めた
  • 無駄な業務を削減して時間を有効活用できた
  • 保有データのデータベース化を進めて全社的に利用できるようになり、ほかのチームに感謝された

業務改善に取り組んだ経験だけではなく、個人的に工夫したことも盛り込めます。これまでのキャリアを振り返り、職務経歴書に書けそうなことがないかをチェックしましょう。

企業の業績が悪く実績を上げられない場合

在籍企業の業績が悪い場合は、目に見える成果が出ないことが多いでしょう。しかし、そのような状況でも取引先から評価されたケースや信頼につながったケースが見つかる可能性があります。

「ユーザーが使いにくいと感じていた部分を改良した商品をリリースし、長期的なリピート購入につながった」などの経験は、十分なアピール材料です。小さな成果でもよいため、自分の取り組みが評価された事例を振り返ってみましょう。

第二新卒の場合

第二新卒として転職する場合は職歴が浅く、あまり成果を出せていないケースが多いでしょう。そのようなときは、これまでに取り組んだ業務内容をまとめて盛り込みつつ、自分なりに工夫したポイントや習得したスキルに言及しましょう。

第二新卒としての転職ではポテンシャルを重視することが多いことを考えると、転職への熱意ややる気をアピールすることも大切です。自己PRもうまく活用することをおすすめします。

ブランクがある場合

何らかの理由で職歴にブランクがあるときでも、職務経歴書に書く内容は基本的に変わりません。これまでのキャリアで取り組んだ業務の内容をメインに記述しましょう。

ブランクがある期間中にスキルアップに励んでいた場合、自己PRとして記述するのがおすすめです。転職先の企業で働くのに役立つ活動に取り組んでいた経験があれば、併せて盛り込むとよいでしょう。ブランクがあるからといって臆することなく、積極的にアピールすることが大切です。

職務経歴書を作成するときの注意点

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効果的な職務経歴書を作成するには、いくつか注意しておきたいポイントがあります。ここからは、選考担当者の目に留まる職務経歴書を作成する3つのコツをチェックしましょう。

職務経歴書を作成するときや作成中、作成が完了して見直すときは定期的に振り返り、これらのポイントがきちんと抑えられているか確認することをおすすめします。

簡潔にまとめる

魅力的な職務経歴書を作成したとしても、選考担当者に注目してもらえなければ意味がありません。応募が殺到する人気企業であれば、ひとりの応募書類をチェックするのにかけられる時間はわずかでしょう。限られた時間でアピールポイントに注目してもらうには、簡潔にまとめる必要があります。

職務経歴書を作成するときは、視認性を高めるために箇条書きや表などを用いて見やすく作ることを意識しましょう。記載事項を見やすくすることで、注目してもらいたいポイントを目立たせて効果的にアピールできます。

内容は具体的に記す

これまでの経験や習得したスキルをアピールするときは、可能な限り具体的に記しましょう。成果に言及するときは数値化し、相手がイメージできるように記述することで説得力が高まります。

職務経歴書が完成したら全体を見直し、伝えたいポイントが明確になっているかを確認しましょう。相手に誤解されないように記載することが大切です。アピールしたいポイントを過不足なく具体的に盛り込み、読みやすくまとめます

適切な分量に仕上げる

職務経歴書を作成するときは、A4用紙2枚以内に収まるように文字数を調整しましょう。これまでのキャリアや習得したスキルについて記述するのが全体の75%程度、残りの25%に自己PRを用いるのが目安です。

アピールをし過ぎて文章が長くなると、選考担当者がチェックしにくくなります。場合によっては全体を読んでもらえないこともあるでしょう。少なすぎても印象があまりよくないため、A4用紙2枚以内にまとめることを意識することをおすすめします。

まとめ

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転職活動において、職務経歴書は自分の経験やスキルをアピールするための武器です。しかし、アピールできるような実績がなかったり経験が浅かったりすると、何を書けばよいのか分からないと悩んでしまうでしょう。

そのようなときは、これまでのキャリアを振り返って職務経歴書に盛り込めそうなポイントがないかを考えるのがおすすめです。改善に取り組んだ経験や誰かに感謝された経験など、記載できそうなことが見つかるでしょう。

ほかにも、求人探しやキャリアパスの設計をはじめとして転職に関してお悩みがある方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。マイナビエージェントでは、経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの希望や経験・スキルをヒアリングして転職が成功するようにサポートします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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