マーケティング・企画・経営 経営企画
職務経歴書のポイント
-
論理的な表現と読みやすい文章量
35歳未満であれば、職務経歴書はできるだけ2枚以内にまとめたい。それ以上長々と書くと、面接時は同じ内容を読み上げるだけになってしまうことも。職務経歴書はポイントだけ押さえ、後は面接で詳細を語るほうが効果的。
-
評価につながるキーワードは明確に
キーワードとなるのは、予算実績管理、事業計画策定、BPR業務改善など。社内分析用の会計である管理会計の経験があるなら、大いにアピールすべき。開示用の会計である財務会計は経理が担当するが、そこで経験を積んだ後に経営企画に移り、管理会計を担当するというキャリアパスが多いように、管理会計担当は上位職種と認識されている。
-
具体的な数字を入れつつ実績をアピール
自己PRは、数値管理と行動により昨対比いくらのコストダウンを実現したなど、具体的な数字を入れつつ実績をアピールすると説得力が上がる。簡潔でありながらキーワードが適度にちりばめられ、フックが多い自己PRはセンスを感じさせる。
この職種に求められる能力とPR法
-
資料作りのセンスをアピール
会社の中枢で、財務諸表から数字を分析し、採算/不採算部署を見極めてレポートを作成する経営企画職。能力としては、数字の分析力、役員が見たときに一目でわかるような資料作りのセンスが問われる。そういう意味では職歴書で「資料作りのセンス」が判断されてしまうので、心して書く必要がある。プレゼン資料のつもりで作成すると良い。
-
プレゼン資料添付もあり
数字の分析なので、理系の思考が不可欠な職種と言える。しかし、その分析をわかりやすい形で資料にするためには、文系のセンスも必要だろう。プレゼン資料が手元にあれば、持参して面接時に見せると伝わりやすい。また、企業の中枢で仕事をすることになるので、マネジメントに自分なりのポリシーを持っていることをアピールできると尚良い。自分の考えをしっかりと持っている、頼りがいのある人材だという印象を与えたい。
職務経歴書サンプル
職務経歴概要
○○大学を卒業後、株式会社○○○○に入社。財務部で資金管理業務を担当し、会社の経営状況把握に努めた後、新規プロジェクト管理部、事業統括部、グローバル情報システム部を経験しております。事業計画策定およびそれに紐づく予算実績管理、BPR(業務改善)活動、事業立ち上げなどに携わって参りました。とくに情報システム系費用削減プロジェクトにおいては○年で○%の費用削減を実施。BPR活動においては、グループ各社の業務プロセス、システム統合を実施し、現在はグローバルレベルで同活動を実施しております。
職務経歴詳細
- 20xx年xx月 ~
20xx年xx月
(○年○ヶ月) -
新人研修後、管理部財務課配属
部長以下○名で主に下記業務を担当- 資金管理業務
- 本社伝票処理業務
- 子会社月次決算業務
- 子会社経理プロセス改善
【工夫したポイント】
システムの見直しにより、4名必要としていた経理業務を2名で実施可能な体制に改善。
- 20xx年xx月
-
部長以下○名、部下○名を持ち、下記業務を担当
- 新規事業立ち上げ:年間○件の事業立ち上げで主に資金計画、利益計画策定を担当
- 社内制度構築:ビジネスプランコンテストの企画立案運営を実施。○年で○件の事業化を達成。社内ポータル、FAQシステム整備により就労環境を改善
- BPR活動:グループ経理業務標準化のためのERP導入プロジェクト、ヘルプデスク業務改善のためのCRM導入プロジェクトなどでPMO、ベンダー交渉を担当。決算早期化精緻化、顧客満足度向上を実現
- 計数管理:コーポレート系予算立案、情報システム系費用見える化および削減活動を実施。情報システム系の費用見える化においては、それまで管理できていなかった予実情報をジュニアレベル1名で担当できるまで仕組み化。費用削減においては、不要資産除却、社内ツール自動化により○%の費用削減を達成
【工夫したポイント】
- 社内コンテストを実施、実際に事業化までこぎつけたことで社員のモチベーションを上げることに成功した。
- FAQシステム整備は就労環境の実態を把握できるとして、経営陣からの評価も高かった。
- 費用削減には対象部門の協力が不可欠だが、見える化により削減可能な費用が明らかになったことで、説得力を持たせることができた。
- 20xx年xx月 〜
20xx年xx月
(○年○ヶ月) -
グローバル情報システム部に異動
部長以下○名、部下○名を持ち、下記業務を担当- 情報システム戦略立案:年間計画、3カ年計画の立案、ROI算定など実施
- 予算策定および管理:年間予算○億円規模の組織で予算実績乖離率○%以下を○ヶ月連続達成。費用配賦スキーム構築
- 調達交渉および契約業務、ベンダーコントロール
- 20xx年xx月
〜20xx年xx月
(○年○ヶ月) -
同部プログラム管理グループマネージャー就任
部長以下○名、部下○名を持ち、下記業務を担当
- システム国際化:各種システム英語化、ERPシステム海外導入などを実施
- 断続的に○ヶ月間ニューヨークにて勤務
活かせる経験・知識・技術
- ■財務部(×年):予算策定、コストリダクション業務
- ■新規プロジェクト管理部(×年):経営目標に合わせた事業計画立案・実行計画立案・プロジェクト企画推進など、事業企画業務全般
- ■事業統括部(×年):業務プロセス改善業務
- ■グローバル情報システム部(×年):メンバーおよび業務マネジメント、プロジェクトマネジメントを経験
資格・スキル
取得年月 | 資格名 |
---|---|
20xx年xx月 | 日商簿記1級 |
20xx年xx月 | TOEICスコア845 |
自己PR
○事業開発、計数管理など幅広い経験実績
成長フェイズの企業において事業開発、計数管理、および業務改善とそれに伴うシステム開発など、幅広い業務に従事して参りました。いずれの業務においても、QCD、ROIを意識し、ときに経営層と各現場とで異なる指向性を調整し、全体最適となることを心がけて推進しております。また、業務の立ち上げ、改善が完了しただけで手放すことはせず、運用が定着するまで粘り強く管理することも進めて参りました。
○部下が働きやすい環境の構築
マネジメントにおいては「相談しやすい雰囲気を作ること」「部下の梯子を外さないこと」を自らのルールとして定め、部下にとって働きやすい環境の構築を意識しております。私の今までの業務経験、マネジメント経験は、所属していた業務分野のみならず、より広範囲の業務分野にも応用し、活かすことができると考えております。
マーケティング・企画・経営 経営企画 職務経歴書の書き方ページ。転職エージェントならマイナビエージェント。マイナビの転職エージェントだからできる、転職支援サービス。毎日更新の豊富な求人情報と人材紹介会社ならではの確かな転職コンサルティングであなたの転職をサポート。転職エージェントならではの転職成功ノウハウ、お役立ち情報も多数掲載。