転職手順とスケジュールを徹底解説!流れを把握してスムーズに転職しよう|求人・転職エージェント

メニュー

更新日:2023/12/25

転職全般

転職手順とスケジュールを徹底解説!流れを把握してスムーズに転職しよう

common_1178.jpg

この記事のまとめ

  • 転職活動には大きく4つのステップがある。
  • 転職活動は、一般的に2ヵ月~3ヵ月かかる。事前準備をしっかりとしておくのが、スムーズに転職を進めるコツ。
  • 最適な手順で転職活動をしたいのであれば、転職エージェントを活用するのがおすすめ。

転職を考えているものの、転職の手順が分からなくて、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。転職は事前準備から退職や入社まで、スケジュールに沿って進めていく必要があります。

そこでこの記事では、転職の手順やスケジュールについて詳しく解説します。転職活動の流れや転職活動開始の時期、転職手順に関するよくある質問について見ていきましょう

目次

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

転職活動の手順とスケジュール

common_1178_1.jpg

転職活動は、「準備・書類作成と応募・選考・内定」の大きく四つの手順に分けられます。はじめのステップとなる事前準備では、転職軸を定めたり、「いつまでに転職するのか」などの具体的な時期を決めたりします。

具体的な計画と目標が定まったら、転職成功へ向けて活動開始です。人員を募集している企業をリサーチして「応募企業を選定」し、応募を決めたら、応募企業へ向けた「書類作成」をします。

企業へ応募した後は、書類または面接による「選考」が行われます。無事選考を通過できれば「内定獲得」です。内定を獲得した場合、いま働いている企業を退社し、新たな企業への入社準備を始めます。

これら4つのステップを終えるまでに、個人差はありますが、一般的には2ヵ月~3ヵ月程度かかります。長い場合には半年程度の期間を要するでしょう。

【転職の手順1】事前準備(2週間~)

common_1178_2.jpg

転職にはさまざまな事前準備が必要です。事前準備を怠ると転職の方向性を見失い、内定までに長い時間を要する場合もあります。希望の企業へ転職するためにも、焦らず一つひとつ丁寧に取り組みましょう。ここでは、転職活動のはじめのステップである「事前準備」の具体的なポイントを解説します。現在転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

「なぜ転職するのか」を明確にする

転職をするうえで大切なポイントとなるのが、「自分はなぜ転職したいのだろう」と考えることです。転職理由は人それぞれですから、ほかの人の転職理由は参考にできません。自分の転職理由を明確にしておかなければ、「いつのまにかどこに向かっているのか分からなくなってしまった......」という事態に発展しかねないのです。転職理由を明確にする際に、具体的な方法として挙げられるのが、思いつく理由を書き出す作業です。

「残業が多すぎてプライベートの時間がないから」「会社の業績が悪いのでこのまま会社にいてよいのか不安を感じたから」「人間関係がうまくいっていないから」など、思いつく限りの理由を書き出してみましょう。書き出すことで自分自身の転職の目的が明確化され、具体的な転職軸が定まります。

スケジュールを作成する

転職を決めたのであれば、具体的なスケジュールを作成しましょう。まずは「いつまでに転職をするのか」を決め、そこから各ステップにかける時間を逆算します。転職にかける時間には個人差がありますが、多くの場合は3ヵ月~4ヵ月程度で転職が成功しています。

現在働いている場合には、その中に、退職手続きの時間も含めなければなりません。有給休暇を消化したり、引き継ぎ作業を行ったりなど、退職に際する手続きには時間がかかります。転職活動の開始から退職までに、しなければならないことをすべて含めたうえで、細かな予定を組みましょう。

自己分析を行う

自己分析というと就職活動をイメージする方が多いかもしれませんが、転職活動であっても、自己分析は必要です。自身の市場価値を把握するためには、社会人経験を経た自分を客観視しなければいけないからです。

転職活動を成功させるためには、自分の価値や魅力を企業に伝え、企業にとって必要な人材であると判断してもらわなければなりません。そこで役立つのが、自己分析です。これまでにどのような仕事を経験して、いま持っているスキルは何なのかなど、社会人経験を積んだ自分を分析しましょう。

情報を集める

一昔前とは異なり、現在はさまざまな方法で求人情報をリサーチできます。求人サイトやハローワーク、人材紹介など、近年は多様な求人媒体が存在します。「30代の転職に強い」「〇〇業界の転職に特化」など、自身の年齢や方向性にマッチする媒体を用いた検索方法もあるので、自分に合ったものを活用しましょう。

Web媒体を利用すればいつでもどこでも求人情報を検索できますから、現職が忙しくて時間がない方は、効率よく情報収集ができるように工夫しましょう。

また、目的に合う企業を見つけ出すためには、業界研究や企業研究も欠かせません。業界研究であれば「希望業界の将来性」、企業研究であれば「企業が必要とする人物像」をリサーチし、自身の転職軸と合わせたうえで応募したい企業を見つけるのがポイントです。

【転職の手順2】書類の用意・応募(2週間~)

common_1178_3.jpg

求人情報をリサーチし、自分が応募したい企業を見つけた後は、企業に自分を知ってもらうための応募書類を作成します。応募書類は主に、「履歴書」と「職務経歴書」の2つです。これらは自分の学歴や職歴を伝えるだけでなく、強みや熱意をアピールできる書類でもあります。書類作成のポイントを把握し、転職成功に役立てましょう。

履歴書の作成

はじめに、履歴書を作成します。履歴書の目的は、自身の学歴や職歴を企業側に知ってもらうことです。取得している資格や、企業を志望した理由、希望の勤務形態を記載するスペースもあります。これらを作成して企業へ提出することで、企業側は応募者がどのような人間であるかを確認します。転職において、履歴書は必要不可欠な書類です。

職務経歴書の作成

履歴書と同様に、職務経歴書も転職において非常に重要な書類です。職務経歴書には、これまで携わっていた仕事やその内容を中心に記載します。企業は、職務経歴書から応募者のスキルや経験値を確認し、応募者の能力が自社にマッチするかどうかを判断します。

履歴書と比較して、職務経歴書は時間をかけてチェックされる傾向があります。職務経歴書に記載した内容が、企業が求める人物像と合っていなければ、採用してもらうのは難しいでしょう。そのため、事前に企業のニーズを把握したうえで、職務経歴書の作成に取り掛かるよう意識します。

【転職の手順3】選考・面接(4週間~)

企業へ応募した後は、書類選考が行われます。書類選考とは、企業の採用担当者が応募者の「履歴書」や「職務経歴書」をチェックし、面接を行うかどうかを判断するものです。つまり、書類のみで合否を判断されるのです。書類選考に通過できなかった場合には、残念ながら不合格となります。

書類選考に通過した場合は、面接が行われます。面接では、自己紹介をはじめ、転職理由や志望動機などを面接官に伝えます。質問形式の会話の中で、企業のニーズにマッチした人材であることを印象づけるのが、面接を成功させるコツです。

また、面接をうまくこなすためには、事前の対策も重要です。特に模擬面接は大切ですから、模擬面接を取り入れて、本番でうまく回答できるように練習しましょう。

【転職の手順4】内定・入社・退職(4週間~)

common_1178_4.jpg

面接をクリアできたら、企業から内定がもらえます。内定連絡が来たら、承諾するかどうかを決めます。はじめに定めた自身の転職軸と照らし合わせて、勤務形態や条件面が本当に自分に合っているのかを確認しましょう。また、記載された入社日で問題がないかも確認しておいてください。ここからは、入社を決めたらすべきことについて解説します。

退職手続き

内定をもらった企業への入社を決めたのであれば、現職を退職しなければなりません。民法では、基本的には、退職の2週間前までに退職したい旨を申し出るよう定められています。ただし現実問題として、退職の際には、後任を決めたり引き継ぎを行ったりする必要があります。

企業に迷惑をかけずに退職したいと考えているのであれば、2ヵ月程度を目安として、上司に退職の意思を伝えましょう。お世話になった方々に、直接会ってあいさつをするのも、円満退職のコツです。

入社準備

入社日が決まったら、出勤までに何を準備しておけばよいのかを確認しておきましょう。まずは、「雇用保険被保険者証」や「年金手帳」など、企業からの指示があったものを準備します。新しい企業の就業規則を確認したり、事前に分かる範囲で業務についての知識を備えたりするのも大切です。

入社後に必要な備品があれば、企業に確認したうえで、準備しておくようにしましょう。内定から入社日までの期間が空く場合には、定期的に採用担当者へ連絡をとるとよいかもしれません。

転職活動を開始する前に|覚えておきたい2つのポイント

common_1178_5.jpg

現職を続けながら転職活動を始める場合には、いくつか注意しなければいけないポイントがあります。たとえば、退職意思を伝えるタイミングや、不安を抱えたときの対処法もその一つです。特に転職活動の経験がない方は、分からないことも多いでしょう。ここでは、転職活動を始める前に覚えておきたいポイントをご紹介します。

「退職意思」を伝えるのは転職先が決まってから

転職を決意すると、すぐに現職の上司に伝えたくなる気持ちは分かりますが、転職先が決まっていないのに現職の上司に伝えるのは良策とはいえません。基本的には、退職意思は新しい企業へ内定をもらってから、現職の上司へ伝えるものです。

ただし繁忙期に退職意思を伝えるのはおすすめできませんので、はじめに退職を伝えるタイミングを定めたうえで、そこから逆算して転職活動を開始するのがポイントです。

もし「早く退職しないと心身を害する」「残業が多くて転職活動をする時間がない」という状況であれば、転職先を決める前に退職意思を伝えてもよいでしょう。

スムーズな転職のためには適切なアドバイスを受ける

転職活動をスムーズに進めたいと考えている方は、転職事情に精通している方のアドバイスを参考にしましょう。特に初めて転職活動をする場合、分からないことが多く、不安な気持ちになる場合があります。転職において不安はつきものですが、転職事情を把握した方のサポートを受ければ、そうした不安を払拭しながら目標を達成できます。

身近に頼れる方がいない場合には、転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、転職のプロです。各業界や各企業の情報も把握していますから、より効果的なアピール方法をアドバイスしてもらえるでしょう。

転職準備はいつがベスト?「退職前」と「退職後」の違い

common_1178_6.jpg

転職活動を開始するタイミングには、二つのケースがあります。一つは、現職を退職する前に転職活動を開始するケース。そしてもう一つは、退職後に転職活動を開始するケースです。

どちらの方がよい悪いということはありませんが、それぞれのタイミングには、メリットとデメリットがあります。タイミングごとの善し悪しを把握したうえで、転職活動を開始する時期を決めましょう。

退職前に転職活動をする場合

現職を続けながら転職活動をする場合、資金面での心配がありません。現職で収入を得ているわけですから、生活水準を変えずに転職活動ができます。また、スムーズに転職が決まれば、空白期間が生じないのもメリットです。

一方で、働きながら転職へ向けての準備をするのは大変です。転職活動に使える時間が決まっているため、日程調整がスムーズにいかない場合もあります。

退職後に転職活動をする場合

退職後に転職活動を開始すれば、時間に余裕を持って転職の準備ができます。企業研究に力を入れたり、応募書類の作成や面接対策をしっかりと行ったりすることで、気持ちにも余裕ができます。また、面接などが決まった際も、日程調整をしやすいというメリットがあります。

しかし、すでに職を辞しているため、一時的に無収入になる可能性が高いでしょう。転職がスムーズにいかず、空白期間が生じてしまうと、採用に影響する恐れもあります。

転職に最適な時期はいつ?|転職市場の動向

転職に最適な時期は、人それぞれ異なります。ですが、1年をとおして求人数が増加する時期があるのも事実です。求人数が増加する時期に転職活動を開始すると、目的に合った企業を見つけやすいかもしれません。

具体的には、3月~4月に求人数が増加します。また、9月~10月も求人数が多くなる時期です。この時期は年度の切り替えであるため、退職者が増加するのに伴い、求人数が増えるのでしょう。

ただし、退職者が増えるということは、ライバルが増えることを意味します。そのため市場の傾向は参考にしつつも、周囲の雰囲気に流されずに、自分のタイミングで転職するとよいでしょう。

空白期間が発生する場合には手続きが必要!

common_1178_7.jpg

転職する際には、各種手続きにも気を配らなければなりません。会社を辞めてから次の会社へ入社するまでに空白期間が生じると、行う手続きも増えます。ここでは、具体的にどのような手続きが必要になるのかについて解説します。転職によって空白期間が発生する方は、手続き内容を参考にしてください。

年金の手続き

空白期間が生じる場合、自分自身で年金の手続きを行う必要があります。これは空白期間の長さに関わらず、1日でも空白が生じた場合に行う手続きです。各市町村の役所にある国民年金窓口へ行き、手続きを済ませましょう。また、年金の支払いを免除できるケースもありますから、事前に確認しておくのがポイントです。

健康保険の手続き

転職によりブランクが生じる場合には、健康保険の手続きも済ませなければなりません。手続きと聞いて、国民健康保険への加入が思いつく方も多いかもしれませんが、そのほかにも「会社の保険を継続する」「家族の扶養となる」などの方法があります。自分に適した方法で、手続きを進めましょう。

転職活動の手順に関するよくある質問3選

common_1178_8.jpg

ここからは、転職活動の手順について、多くの方が疑問に思う内容について解説します。転職活動にかかる費用や、社会人歴の短さが転職に与える影響など、転職に際して疑問に感じる部分を確認しておきましょう。転職活動をはじめようと考えている方は、質問とその解決策を参考にしてみてください。

転職活動にはいくら必要?

転職にかかる費用は、人それぞれ異なります。置かれている状況が違うため、費用にも差が出るのです。ほとんど費用がかからなかったという人もいれば、思ったよりも費用がかかったという人もいます。転職でかかる具体的な費用には、「履歴書や職務経歴書を購入するための費用」「スーツや靴を買うための費用」「面接会場へ向かう際の交通費」などが挙げられます。

スーツや靴を新調しなければそのぶんの費用はかかりません。また、自宅から近い場所が面接会場であった場合には、交通費を抑えて転職活動ができます。このように、それぞれの転職活動者の状況に応じて、必要な費用には差が出ます。ただし、保険料の負担なども考慮すると、転職活動には一定の費用がかかるといえます。

新卒1年目でも転職は可能?

入社1年目で会社を辞めようと思ったときに気になるのが、「社会人歴が短くても受け入れてくれる企業があるのだろうか」という疑問でしょう。結論からいうと、新卒1年目であったとしても、問題なく転職できます。社会人歴が浅い新卒1年目は、「第二新卒」と呼ばれます。

第二新卒は企業の社風に馴染みやすいうえに、ポテンシャルを期待できるため、第二新卒を積極的に採用している企業もあります。

転職活動をスムーズに進めるためには?

転職活動をスムーズに進めたいと考えているのであれば、事前準備の一つである「自己分析」に力を入れましょう。自己分析をしっかりと行うことで、どのような目的があって転職するのかが明確になります。

「時間がないから複数の企業に応募しておこう」「なんとなくよいと思ったから応募しよう」というスタンスでは、自分に合った転職先を見つけるのは難しいでしょう。複数の企業への応募はスピード感を持った転職活動につながりますが、しっかりと転職の軸を定めておかなければ、各企業を比較検討できません

スピード感を持って理想の企業を見つけるためには、軸を定めたうえでの転職活動が大切です。

転職を決めたら転職エージェントの活用がおすすめ!最適な手順で転職成功をサポート

新しい環境に踏み出したいと考えたときには、自分ひとりで転職活動を進めるのではなく、転職のプロのサポートを受けるのがおすすめです。マイナビエージェントでは、キャリアアドバイザーが一人ひとりの転職活動を支援します。

マイナビエージェントに登録後は、キャリアアドバイザーとの面談をとおして、キャリアの棚卸しを実施。客観的に見た強みを見つけ出し、希望する企業へのアプローチ方法をアドバイスします。

応募書類の作成や模擬面接も行っていますので、事前の対策をしっかりと行えば、自信を持って企業との面接に臨めるでしょう。最適な手順で転職活動をしたいと考えている方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。

まとめ

common_1178_9.jpg

転職活動を開始してから新しい企業へ入社するまでには、一般的に2ヵ月から3ヵ月程度の期間を要します。ただし転職活動の期間には個人差があり、転職成功までに半年以上の時間がかかるケースもあります。

転職は事前の準備から始まり、書類の用意、応募、面接、退職、入社といった手順で進んでいきます。企業から内定をもらっても、現職を退職するためにはさまざまな手続きが必要となりますから、転職したい日にちから逆算して転職活動を開始する日を決めましょう。

マイナビエージェントでは、転職希望者がスムーズに転職活動を行うための支援をしています。一人ひとりのペースに合わせてサポートしますので、現職が忙しい方も安心してお任せください。

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

SNSシェア

注目コンテンツ