転職は4月入社が最適?10月入社との違いやメリット・デメリットをご紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2024/12/10

転職全般

転職は4月入社が最適?10月入社との違いやメリット・デメリットをご紹介

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この記事のまとめ

  • 一般的に転職のベスト時期だといわれるのは4月・10月入社を目指したタイミングだが、競争率が高いデメリットがある。
  • 比較的ライバルが少ない4月~5月に転職活動をすれば、より成功率を高められる。
  • 転職時期を決める際には、税金の納付方法やボーナスの支給時期も頭に入れておくとよい。

転職を考え始めたとき、本当にいまがベストなのか悩む方は少なくないでしょう。転職のタイミングはボーナスの支給や求人の豊富さ、さらには新しい職場へのなじみやすさにまで影響するためです。

そこでこの記事では、転職に最適とされる時期や、その時期に合わせて転職活動を行うメリット・デメリットを紹介します。業界別のおすすめ転職時期もまとめているので、「いつ転職すればよいのか」と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

目次

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転職に最適な時期はいつ?

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転職に最適だといわれる時期は、4月・10月入社を目指したタイミングです。しかし第二新卒までの早い段階での転職であれば、時期にこだわらずなるべく早めの転職をおすすめします。

ここでは、なぜ4月・10月入社に合わせた転職が最適だといわれるのかについて解説します。

4月・10月入社のタイミングは採用ニーズが高まる

転職におすすめの時期は、4月・10月入社のタイミングだと一般的にはいわれています。どちらの時期も退職者数が増える傾向にあるほか、人事異動のタイミングであり、人材補充が必要になる企業が多いためです。採用ニーズの高まりは求人数の増加に直結するため、これらの時期は多くの選択肢から転職先を選びやすいでしょう。

しかし、必ずしも希望どおりの求人が見つかるとは限りません。4月・10月入社のタイミングはあくまでも目安と考え、求人情報には日頃から目をとおしておきましょう。

第二新卒なら入社後3年以内

新卒入社後1年目~3年目なのであれば、第二新卒の肩書きを使える入社後3年以内に転職するとよいでしょう。近年は第二新卒者の採用ニーズが高い傾向にあるためです。

第二新卒者は短いながらも社会人経験があることから、企業側にとって基本的なビジネススキルに関する教育負担が少ないメリットがあります。それに加えて「新卒者同様に柔軟性が高くポテンシャルがある」ため、第二新卒者を積極的に採用したいと考える企業が増えています。

4月入社で転職するメリット・デメリット

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ここでは、転職時期を決めるうえで知っておきたい「4月入社を目指して転職するメリットとデメリット」を解説します。なお求人応募から内定獲得までには、1ヵ月~3ヵ月ほどかかるのが一般的です。4月入社を目指す場合には1月~2月、遅くても3月までには転職活動を開始するとよいでしょう。

メリット

転職時期を4月にするメリットは、主に以下2つです。

  • 企業の採用ニーズが高い
  • 職場になじみやすい

一般的に4月は年度が切り替わる時期であるため、人事異動や新体制での取り組みなどが増えます。そのため4月入社に合わせて採用活動を本格化する企業は多く、求職者にとっては「豊富な求人数から選べる時期」だといえます。

また4月入社は、新卒入社の社員と採用タイミングが重なる点もポイントです。同期が多いほか、新人教育をスムーズに受けやすいことから職場にも仕事にも慣れやすいでしょう。

デメリット

4月入社を目指した転職には、以下3つのデメリットがある点に注意が必要です。

  • 中途採用よりも新卒採用を優先する企業がある
  • ほかの求職者と転職時期が重なりやすい
  • 繁忙期のタイミングで転職活動をしなくてはいけない

企業によって人材ニーズは異なりますが、4月入社に合わせた求人募集では特に「新卒者を優先したい企業」が多い傾向にあるでしょう。またよくおすすめされる時期であるからこそ、ライバルが多いともいえます。中途採用枠が少ない企業に応募する際には、十分な実績やスキルを身につけたうえで入念な準備をしなければ選考通過は難しいでしょう。

転職活動をする時期が年末年始や年度末といった繁忙期とかぶりやすいため、時間に追われやすいのも難点です。

10月入社で転職するメリット・デメリット

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ここでは、「10月入社で転職するメリットとデメリット」を解説します。10月入社を目指す場合は、できれば7月~8月には転職活動を開始するのがおすすめです。早い方であれば1ヵ月ほどで転職活動が終わるケースもありますが、9月スタートでは時間に追われてしまいかねないため、余裕を持った転職スケジュールを組むことが大切です。

メリット

10月入社を目指して転職活動を行うメリットは、以下の3つです。

  • 企業の中途採用ニーズが高い
  • 職場になじみやすい
  • ボーナス取得後に転職できる

10月は4月同様に人事異動が多い時期です。そのため、10月へ向けて人材を補充すべく採用活動に力を入れる企業は少なくありません。

また、この時期に採用活動を行う企業は即戦力となる人材を求める傾向にあるため、中途採用向けの求人が増えます。同じ時期に入社する同期は比較的多く、また人事異動によって体制が一新された部署で働く可能性も高いため、職場にもなじみやすいでしょう。

また夏のボーナスを受け取った後の転職となるので、金銭面で苦労することなく転職活動を進められるのもメリットです。

デメリット

10月入社に合わせて転職活動を行うデメリットとして、主に以下の3点が挙げられます。

  • ほかの求職者と転職時期が重なりやすい
  • 面接の日程調整が難しい
  • 業務の引き継ぎ時間を確保しにくい

ボーナス取得後、10月入社を目指して転職活動を始める方は多いため、必然と競争率は高まります。選考通過が難しくなるだけでなく、面接の日程調整に融通が利きづらいといった難点もあります。特に転職活動時期と応募先企業の夏季休暇が重なるケースでは面接候補日が限られやすく、注意が必要です。

また現職が暦どおりの休暇の場合には、9月後半にシルバーウィークがある点に気をつけましょう。早めに業務の引き継ぎを進めておかなければ、10月の転職に間に合わなくなる恐れがあります。

業界別|おすすめの転職時期

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一般的に転職に最適な時期は4月・10月入社に合わせたタイミングといわれていますが、業界によってはその限りではありません。ここでは、「旅行業界」「教育業界」「サービス業界」「IT業界」のおすすめ転職時期をそれぞれ解説します。業界ならではの採用ニーズを捉え、転職しやすいタイミングを見極めましょう。

旅行業界

旅行者のための観光ツアー・旅行プランの販売や宿泊施設の手配などに携わる旅行業界では、6月や10月頃に採用ニーズが高まる傾向にあります。これらの時期は旅行者が増える長期休暇前に当たるためです。

また、旅行業界の仕事は体力が必要とされることが多いため、20代~30代の比較的若年層の需要が高いといわれています。しかし人手不足に悩む企業は多く、条件さえ合えば年齢および経験問わず、転職は望めます。

教育業界

教育業界への転職であれば、12月~1月に転職活動を始めることをおすすめします。教育という仕事柄、年度ごとに業務がひと区切りとなるため、年度始めの4月へ向けて採用活動が集中するためです。なお教師に限らず、教育業界全体がこの傾向にあるといわれます。

一口に教育業界といっても分野は幅広く、職種ごとに専門資格や専門的な知識が求められます。転職活動そのものにかかる期間に加え、資格の取得やスキルの棚卸しなどの時間も含めたうえで逆算してスケジュールを立て、計画的に行動しましょう。

サービス業界

サービス業界は「顧客にサービスを提供する仕事全般」を指しますが、その種類や職種は実に多岐にわたります。サービス業界の主な業種・職種別におすすめの転職時期は以下のとおりです。

  • IT系:1年をとおして採用ニーズは高め
  • 運送系:1年をとおして採用ニーズは高め
  • 不動産系:1年をとおして採用ニーズは高め
  • 宿泊系:2月~3月、9月~10月
  • 飲食系:1年をとおして採用ニーズは高め
  • 介護系:1月、4月、8月
  • 看護師:1月~2月、6月~7月、9月、11月

サービス業界は、全体的に1年をとおして採用ニーズが高い傾向にあります。しかし繁忙期は新人教育に十分な時間を取りづらいため、働きやすさも考えるのであれば各職種や企業の繁忙期および閑散期もチェックするのがおすすめです。

IT業界

IT業界は慢性的な人手不足にあるため、求人数は1年をとおして比較的多い点が特徴です。しかし一度の求人で大量採用するケースは少なく、かつ実力主義の傾向が強いことから、競争率は決して低くありません。

転職を有利に進めたいのであれば、転職時期を気にするよりも、選考を有利にするための実績作りに時間をかけるのが望ましいでしょう。未経験からの転職を希望しているのであれば、求職者の少ない5月や12月を狙うのもひとつの方法です。

転職時期を決める前に確認しておきたい2つのポイント

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転職時期を決める際には、求人数の豊富さだけでなく「税金の納付方法」や「ボーナス支給」のタイミングについても確認しておくとよいでしょう。ここでは、税金とボーナスに関する転職前の注意点を具体的に解説します。

税金の支払い

転職に関わる税金とは、「所得税」と「住民税」です。これらの税金は通常であれば会社側で年末調整をしてもらえるため、手続きは必要ありません。しかし転職時期によっては転職先の年末調整に間に合わず、確定申告の手続きが必要になるケースがあります

年末調整を受けるためには、「転職先の年末調整より前に前職の源泉徴収票を提出」しなくてはいけません。年末調整は一般的に11月下旬から12月上旬までに行われるので、転職時期が11月~12月の方はご注意ください。

ボーナス支給

ボーナスを取得してからの転職を検討しているのであれば、自社のボーナス制度についてあらかじめ確認し、スケジュールを立てましょう。企業によっては、退職の意思表示によってボーナスが減額されるケースもあります。ボーナス支給後のタイミングで意思表示ができるような転職計画を立てるのがおすすめです。

たとえば6月がボーナス支給時期なのであれば、7月前後に意思表示をすると考え、転職先への入社は早くても8月頃がちょうどよいでしょう。逆算すると3月~5月には転職活動を始めたいところです。

最適な転職時期を逃さない2つのコツ

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ここでは「転職に最適=転職を成功させやすい」と捉え、最適な転職時期を逃さないコツを2つ紹介します。これらのコツを踏まえれば、転職活動を長引かせないで済むだけでなく、希望の条件を満たした理想の転職を実現できるでしょう。

ライバルが少なくなる時期を狙う

転職成功率を高めたいのであれば、一般的に最適とされる4月・10月入社を目指した転職活動は避け、ライバルが少なくなる4月~5月を狙ったほうがよいでしょう。

求人自体の数は減りますが、「急ぎで人材を確保したい」企業がこの時期に採用活動に着手するケースは少なくありません。ライバルが少ないことに加え、タイミングさえ合えばとんとん拍子に内定を獲得できるケースもあるでしょう。

転職エージェントを活用する

転職活動を効率的に進めたい場合は、転職エージェントの活用をおすすめします。転職エージェントは無料で利用できるうえ、求人探しはもちろん、面接の日程調整や企業との交渉にいたるまで代行してくれるためです。転職活動にかかる期間は一般的には約3ヵ月といわれているため、自身が転職を希望する時期から逆算し、転職エージェントを上手に活用しましょう。

転職エージェントはキャリアアドバイザーとの相性も大きいため、複数のエージェントに登録するのもおすすめです。ただし多くなりすぎるとこまめな連絡が難しくなったり、紹介される求人が重なったりしまうため、2社~3社の登録が無難です。

マイナビエージェントの会員登録で転職をスムーズに!

効率よく転職活動を進めたいと考えている方は、ぜひマイナビエージェントをご活用ください。マイナビエージェントでは求人探しから選考、入社にいたるまで転職活動のすべての工程をサポートします。在職中であっても、スムーズに転職活動を進められるでしょう。

また、急を要する人員募集をはじめ採用ニーズが高い非公開求人も紹介可能です。マイナビエージェントを活用し、理想の転職を実現させましょう。

まとめ

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適切な転職時期は、人によって異なります。豊富な選択肢を得たいのであれば、4月入社や10月入社を目指した転職活動がよいでしょう。一方、転職を成功させやすい時期を狙いたいのであれば、4月~5月に転職活動を始めるのがおすすめです。

理想の転職をかなえるためには、徹底した情報収集や事前準備が必要不可欠です。効率的に転職活動を進めたい方は、ぜひマイナビエージェントの転職支援サービスをご活用ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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