内定をもらうのは転職の何ヵ月前がベスト?入社日交渉時の2つの注意点|求人・転職エージェント

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更新日:2023/08/08

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内定をもらうのは転職の何ヵ月前がベスト?入社日交渉時の2つの注意点

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この記事のまとめ

  • 企業の状況によって違いはあるが、一般的には内定をもらうのは入社日の2ヵ月~3か月前がベスト。
  • 内定から入社までに退職手続きと入社準備を進めなければならないため無理のないスケジュールを立てる必要がある。
  • 入社日の交渉には明確な日程を答えられるように準備しておくことと、自分の状況を考えた現実的な返事をすることが重要。

転職には周到な準備とスケジュール管理が欠かせません。
しかし、転職したいと思っていても「内定をもらうのは何ヵ月前がベストなのか分からない」「退職日や入社日をどのように決定したらよいか知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
転職が初めての方も、転職活動の流れと期間を押さえることで無理のない転職スケジュールを立てられます。

そこでこの記事では、転職活動の一般的な流れと期間や退職前・入社前までにやるべきことについてくわしく紹介します。

目次

マイナビ転職との違いとは?マイナビ転職との違いとは?

内定をもらうのは転職の何ヵ月前がベスト

image2 (2).jpg入社時期は企業の状況によって変わりますが、一般的には内定から2ヵ月~3ヵ月後です。
採用する企業は退職による引継ぎや有休の消化、事務手続きなどにある程度の期間が必要であることを理解しています。企業としても転職者が新しい職場で気持ちよく働けるよう、円満退社による転職を望んでいるため、むやみに入社を急がせないでしょう。

しかし、人員の増加や新しい事業の展開など、企業が緊急に人材を必要としていることもあります。
その場合は、内定から1週間~1ヵ月後の入社を求められるケースもあるので注意が必要です。

いずれにしても入社時期がいつになるか、事前に転職先の要望を確認しておく必要があるでしょう。

内定から入社日まで最大どれくらい待ってもらえるのか

内定から入社までの期間として3ヵ月は、企業によって採用か不採用かの判断が分かれるギリギリのタイミングです。

ほかに有望な候補者がいない場合は、企業としても採用活動をやり直す手間やコストを考えて3ヵ月以上待つ場合もあります。また、候補者が特別なスキルや経験を持っていたり、企業が少し先の事業計画に必要な人材を求めていたりする場合は、3ヵ月~6ヵ月ほど待ってくれるかもしれません。

しかし、多くの企業では3ヵ月が経過すると採用ニーズが変化するため、長い期間待ってくれることは期待しないほうがよいでしょう。複数の候補者がいる場合は、企業の希望する入社時期に合わせられる人材を優先して採用するかもしれません。

転職活動の一般的な流れと期間

image3 (1).jpg転職を始めるときは、まず転職の準備から内定までの大まかなスケジュールを立てます
何をどの順序で行うべきか、それぞれどの程度の時間が必要なのかが分かると余裕をもって転職活動を進められるでしょう。

ここでは、転職活動の一般的な流れと目安となる期間を紹介します。

転職活動を始めてから入社までの一般的な期間

転職の準備から入社までの転職活動期間は、3ヵ月から6ヵ月程度が一般的です。
現在の就職状況は転職活動の期間に大きく影響します。退職後に転職先を見つける場合は、引継ぎや事務手続きなどの退職活動は必要なく、時間に余裕があるため効率よく転職活動を行えるでしょう。

一方で、仕事をしながら転職先を探す場合は、転職活動に使える時間が限られます。
時間の自由が利かないため面接などの日程調整がうまくいかないなど、予想以上に時間がかかるかもしれません。

転職の流れとそれぞれにかかる期間の目安

転職活動は「どのような仕事をしたいと思うのか」という自己分析から始まります。
方向性が定まったら、転職先として希望する仕事や企業について情報収集をします。
応募したい企業や職種に合わせて、応募書類を作成しましょう。

希望する求人に応募し面接をします。面接を複数回実施する企業もありますので、上手に日程を調整しましょう。
内定を受けたなら現在の職場に退職の旨を伝えて、引継ぎや退職手続きを行います

それぞれにかかる期間は以下のとおりです。

  • 転職準備・書類作成(約2週間)
  • 求人応募・面接(約2ヵ月)
  • 内定・退職(約2ヵ月)

入社日の折り合いがつかないと内定取り消しになる?

転職希望者と企業の間で入社日の調整がつかない場合は、正式な内定をもらえないこともあります。
また、転職者側の内定辞退として処理される可能性もあるでしょう。企業から内定をもらえれば入社は約束されていると考えがちですが、入社日が決まっていない時点では正式な内定ではありません。

企業は社内の予定や事業計画を考慮して入社日を提案するため、大幅な変更が難しい場合があります。内定から入社までの予定を調整して、なるべく企業の希望に合わせるとスムーズに入社日が決まるでしょう。

内定から入社までの3つのステップ

image4 (2).jpg内定をもらったら、入社に向けた3つのステップに沿ってさっそく準備に取り掛かりましょう。
入社手続きはどれも重要で、入社までの限られた期間内に済ませなければなりません。
この3つのステップを押さえておけば、初めての方でもスムーズに入社の準備を進められるでしょう。

ここでは、内定から入社までの3つのステップをくわしく解説します。

1.内定通知書や条件通知書を確認する

内定通知書や条件通知書には労働面の条件や環境や待遇などが記されているため、入社前に必ずチェックしましょう。たとえば「労働契約の期間」「業務を行う場所や業務内容」「業務の開始・終了の時間」「残業の有無」「休憩時間・休日・休暇」「賃金の決定・計算・支払の方法など」「退職に関する事項」「昇給に関する事項」などは重要項目です。

入社後に「期待していたのとは違っていた」ということにならないように、不明な点や疑問点は納得いくまで聞くようにしましょう。

2.内定承諾と入社日の決定

通知書の内容で問題がなければ内定承諾を企業に伝え、入社日を決定します。
面接時に大まかな入社時期についてやり取りをすることがありますが、内定承諾のときに明確な入社日を決定する場合が多いようです。面接の際に入社希望日を伝えている場合は、企業の承諾を得られているか再度確認するとよいでしょう。

企業から通達された入社日を確認し、必要なら企業の希望とすり合わせます。
退職日が当初の予定から前後するなど、入社日を変更する必要がある場合は速やかに申し出ましょう

3.入社手続きへの対応

入社に必要な書類が企業から送られてきたらすぐに対応しましょう。
税金や保険、年金に関係する書類のほかにも健康診断書や退職証明書、免許や資格の証明書の提出が求められる場合があるため、書類漏れのないように注意します

必要書類の準備に時間がかかる場合もあります。提出が間に合わない場合は、速やかに企業に連絡して指示を仰ぎましょう。入社当日に持参するものについての指示もしっかりと読み、当日に慌てることのないようにします。

現在の勤め先を退職するまでやること2

image5 (1).jpg内定を受けたら入社に向けた準備と並行して、現在の勤め先を退職するための手続きも進めなければなりません。お世話になった企業に迷惑をかけないように注意して、退職手続きを進めます。
気持ちよく新しい職場での仕事をスタートできるよう円満退職を目指しましょう。

ここでは、退職までに現在の勤め先でやること2つを紹介します。

1.退職交渉

転職先から内定を受けたら、速やかに直属の上司に退職の意向を伝えます。
退職を願い出る「退職願」の提出が求められる場合がありますので、上司や人事部の指示にしたがいましょう。退職が認められ退職日が決まったら「退職届」を勤務先に提出します。

退職の申し出は就業規則によって定められている場合が多いため、事前に確認しましょう
退職交渉に時間がかかると転職活動や転職先の入社日にまで影響を与えかねませんので注意が必要です。

2.引継ぎと退職

退職までに引継ぎ作業を完了させましょう。
一般的に資料を作成し業務を引き継ぎますが、引継ぎ資料は転職活動の初めの段階で取り掛かると余裕をもって作成できます。転職するとしても、これまでお世話になった取り引き先や顧客へのあいさつも丁寧に行いましょう。

社用のPCや携帯などの備品、社員証、健康保険証などを返却します。
情報漏えいのトラブルを避けるためにも顧客リストや内部資料などは忘れず返却しましょう。
源泉徴収票、必要に応じて離職票や雇用保険被保険者証を受け取ります。

入社日を交渉する際の2つの注意点

image6 (1).jpg入社日の決定は、退職や入社手続きなどのスケジュールを立てるうえで大変重要です。
企業との折り合いがつかない場合は入社ができないケースもあります。入社日について転職希望者と企業の希望がぴったりと一致することはまれなため、入社日を交渉する必要があるかもしれません。

ここでは、入社日を交渉する際の2つの注意点を紹介します。

明確な日程を伝える

入社日を尋ねられた際には明確な日程を即答できるように準備をしておきましょう。
即答できなかったり、返事があいまいだったりすると、計画性がないあるいは転職への熱意がないと判断されかねません
また、無責任な返事をして、あとから大幅な変更を要求すると誠実ではないという印象を与えてしまいます。入社前から信頼を失う可能性もあるため、日程を伝える際は注意が必要です。

相手の心証が悪いと入社日の交渉が難航することもあります。
必ず明確な日程を伝えられるように準備をしましょう。

自分の状況を考えて現実的な返事をする

入社までの期間は就業状況に影響されるため、自分の状況を考えて現実的な返事をしましょう。
すでに退職しており入社が可能な状況であれば、数日~1週間以内に入社できることを伝えて入社への熱意をアピールできます。

在職中であれば、現在の勤め先での引継ぎ作業や就業規則によって定められている期間を考えて返答しましょう。退職の手続きのために2ヵ月~3ヵ月を要する場合は、その理由を説明すると採用側も安心できます。

入社日の調整は転職エージェントに任せるのが安心

「入社日を企業と上手に交渉できるか心配」とお悩みの方には転職エージェントサービスの利用がおすすめです。転職エージェントは入社日の調整を代行してくれるので、転職初心者でも安心して入社の準備を進められます。また、転職活動におけるスケジュール管理のサポートもあり、「予定を立てて実行するのが苦手」という方でも入社までの限られた時間を有効に活用できるでしょう。

慣れない転職活動に不安を感じるのはごく自然なことです。
転職エージェントをフル活用することで退社手続きや入社の準備を効率よく進めて、新しい職場での仕事をスタートさせましょう。

まとめ

image7 (1).jpg転職先の内定をもらうのは入社の2ヵ月~3ヵ月前がおすすめです。内定から入社までの期間に行うべきことは多いため、しっかりとスケジュール管理をして転職活動を進めましょう。

初めての転職で心配だという方は「マイナビエージェント」におまかせください。
マイナビエージェントは労働条件や入社時期などの細かい条件交渉をプロのキャリアアドバイザーが代行しますので、仕事をしながらの転職も可能です。
あなたの転職の悩みや質問をキャリアアドバイザーにお聞かせください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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