更新日:2026/07/15

この記事のまとめ
現在の仕事を続けながら転職活動を進めることに、不安や戸惑いを感じていませんか。在職中の転職活動では、「時間が確保できない」「退職を伝えるタイミングが分からない」など、悩みは尽きないものです。
そこで本記事では、在職中の転職活動のメリット・デメリットから、忙しい中でも成功させるための具体的なコツまでまとめて解説します。
目次
転職活動を始めるタイミングは、今後の動向や結果に影響しやすい重要なポイントです。在職中、退職後の転職活動にはそれぞれメリットや注意点があるため、特徴を理解したうえで判断する必要があります。転職したい理由や社会情勢など、さまざまな視点で総合的に判断するとよいでしょう。
また社内規定として競業避止義務が定められている場合、同業への転職活動に制限がかかります。たとえば、退職後1年以内は同業他社への就職が禁止されているというケースです。転職を検討する前に確認しておくと安心でしょう。

在職中であれば、収入を維持しながら転職活動を進められるため、生活費や転職活動にかかる費用の心配が少なくなります。現職にとどまる選択肢もあるため、精神的にも余裕を持って転職先を探せるでしょう。ここでは、在職中に転職活動を行うメリットを3つ解説します。
転職活動中は、生活費に加えて活動に必要な経費がかかります。たとえば、交通費や書類代、印刷代などです。また場合によってはスーツを新調する方もいるでしょう。一つひとつはそれほど大きい額ではないように⾒えても、積み重なれば⽣活を圧迫することになりかねません。
在職中であれば貯金を切り崩すこともなく、万が一転職活動が長引いても経済的に追い詰められてしまうことは少ないといえます。また、焦ることなく自分に合った転職先を探せるため、入社後のミスマッチが起こりにくい点もメリットです。
転職のための離職期間であるとはいっても、ブランクはないほうが有利な場合が多い傾向です。面接時には前職の退職理由を聞かれるケースも多く、内容しだいでは採用に影響する可能性があります。在職中に転職活動をする際には、「現在の仕事にも意欲的に取り組んでいるが、さらに大きな魅力を御社に感じている」というアピールの仕方が可能です。
転職活動を進めていく中で、いまが自分にとって最適な環境であると気づくケースもあります。転職先の条件と比較し、現職にとどまることも可能です。このように在職中の転職活動は、「転職しない」という選択肢も視野に入れ、自分のキャリアをさらに多角的に見直せる点がメリットだといえます。

在職中の転職活動は、面接や入社日などの日程調整に苦戦してしまう可能性があります。また現職の業務をこなしながらの活動になるため、忙しいと感じる方もいるでしょう。ここでは在職中の転職活動におけるデメリットを3つ解説します。
在職中の転職活動における課題のひとつが、時間の確保です。日中は現職の業務に集中しなければならないため、転職活動に使える時間は夜間や休日に限られます。帰宅後に求人を調べ、書類を作成し、面接対策まで行うのは、体力的にも精神的にも負担が大きくなるでしょう。
有給休暇が取りにくかったり急な残業が多かったりする場合、思うように取り組めず、転職活動が⻑期化する可能性もあります。
業界や職種によっても異なりますが、中途採用の面接は採用担当者の勤務時間内に実施されるケースが多い傾向にあります。そのため、応募先企業が提示する日時が現職の勤務時間と重なってしまうと、面接日程の調整に苦戦するでしょう。
特に複数の担当者や役員との面接を受ける場合、業務時間内で実施されるケースが多く、平日に時間を確保できないと転職活動は難しくなります。とはいえ、柔軟に日程調整してくれる企業もあるため、まずは相談してみるとよいでしょう。
在職中の転職活動では退職日と入社時期の調整が難しく、面接時に明確に伝えられない点が懸念されます。退職時期は、ボーナス支給や有休消化、引き継ぎなどを考慮して決めたいところですが、転職先にとってはなるべく早く入社してくれる方を採用したいと考えるケースもあるでしょう。双方の希望がうまくすり合わせられない場合、採用に影響する可能性があります。
仕事を辞めてから転職活動を始める場合、面接日程を自由に組めることや、自己分析・企業研究に十分な時間を割けることが大きな利点です。急かされることなく、じっくりと条件を比較して判断できます。
一方で、給与収入がなくなるため、活動が長引くほど生活費への不安が大きくなります。焦りが生じると、本来の希望条件とは少し合わない企業でも「早く決めなければ」という理由で承諾してしまう可能性がある点にも、注意が必要です。
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在職中は転職活動の時間を十分に確保しづらいため、効率を重視して行動する必要があります。期間を決め、逆算してスケジュールを立てて効率よく進めましょう。ここでは、スムーズに転職活動を進めるために意識したいポイントを6つ紹介します。
転職目的を明確にしないと、目標とするキャリアや将来の展望に合わない企業を選んでしまう可能性があります。転職の軸が決まっていない状態では、どの企業を受けるとよいのかの判断が難しく、転職活動が長引く原因にもなるでしょう。「自分がどうありたいか」「仕事によって何を得たいのか」を明確にすることで、効率的かつ納得のいく企業選びができ、転職に成功する可能性が高くなります。
転職活動の一般的な流れは、下記のとおりです。
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在職中に転職活動を進める場合はゴールとなる時期を設定し、そこから逆算して計画を立てることが大切です。現職と転職活動の両立が負担となることもあるため、3ヵ月など短めの期間を設定してモチベーションを下げずに取り組む必要があります。
目的とスケジュールが定まったら、日々の生活の中に潜む隙間時間を転職活動に役立てる工夫が重要です。通勤中のスマートフォン操作は、求人検索や気になる企業の口コミ確認に適しています。昼休みは、志望企業のコーポレートサイトを確認したり、職務経歴書の一部を書き進めたりする時間として活用できるでしょう。細切れの時間を積み重ねることで、帰宅後の疲れた状態でまとめて作業する負担を大幅に軽減できます。
ポイントは、「この時間は何をする」と用途をあらかじめ決めておくことです。たとえば、「通勤時間は求人チェック」「昼休みは企業研究」というように役割を分けるだけで、限られた時間を無駄なく使いやすくなります。
オンライン面接に対応している場合は会場に足を運ぶ必要がないため、在職中で時間を取りづらい方でも日程を合わせやすくなります。また、転職エージェントを利用すると、担当のキャリアアドバイザーがオンライン面接可能な企業を教えてくれる場合もあるでしょう。オンライン面接は、会場独特の雰囲気に圧倒される心配がなく、自分の慣れ親しんだ環境で落ち着いて臨める点もメリットです。
1社ずつ選考結果を待ってから次に応募する方法では、1社の選考に数週間かかる場合、その分だけ活動期間が延びてしまいます。在職中の転職活動において、これは有給休暇の消耗やモチベーション低下に直結するリスクです。
複数の企業に並行して応募すれば、A社の書類選考中にB社の面接を進めるなど、全体の活動期間を圧縮できます。また、1社に落選しても次の選考が続いているため、精神的な立て直しがしやすく、焦りから妥協した企業を選ぶ状況も避けやすくなるでしょう。
加えて、複数のポジションを同時に比較検討できるため、条件面や職場環境を相対的に判断でき、より納得感の高い選択につながります。ただし、自己管理できる範囲に応募数を抑え、各社の選考状況を整理しながら進めることが前提です。
在職中の転職活動は、とにかく時間の余裕がありません。現在の仕事を滞りなく⾏いつつ転職活動を進め、引き継ぎもきちんと完了させるために、「プロの⼿」を借りることも視野に入れるとよいでしょう。そのひとつとして、転職エージェントの活用が有用です。転職エージェントは転職者と企業側を仲介し、転職をサポートしてくれます。転職エージェントを使うメリットとして、以下のような点が挙げられます。
⾃分の志望する業界に強い転職エージェントを⾒つけておくと、活動を始めるときのサポートも受けられます。

在職中の転職活動を進めるうえで、メリットを最大限に活かすためには、基本的なマナーと注意点を押さえておくことが欠かせません。知らずに行動してしまうと、思わぬ形で現職に支障をきたしたり、信頼関係を損なったりするリスクがあります。ここでは、転職活動を円滑に進めるために意識しておきたい注意点を2つ紹介します。
在職中の転職活動では、会社のメールアドレスや業務用のPC・スマートフォンを使用しないことが大前提です。会社から貸与されたデバイスは、社員が業務を行う目的で提供されています。転職活動のような私的な用途で使用すると、就業規則に違反する可能性もあります。
転職に関わる連絡先はプライベートのメールアドレスを使用し、求人検索・書類作成・転職エージェントとのやりとりもすべて自分のデバイスで行うことが、在職中の転職活動を安全に進めるための基本的なルールです。
転職活動中であることは、退職が決まるまで職場の人には話さないのが原則です。仲のよい同僚であっても、社内の人間関係はつながりが複雑なため、話した内容がいつの間にか上司の耳に届くケースもあります。転職を考えていると知られると、業務の扱いが変わってしまうリスクも否定できません。
在職中は、労働契約上の義務として現職の業務に誠実に取り組むことが求められます。転職活動と並行していても、日々の仕事への姿勢は変えないことがマナーといえるでしょう。
一方で、企業の中には他社への転職を含めて長期的なキャリアプランをオープンにする社風の企業も増えています。そのような企業の場合は、むしろキャリアを積極的に開示するほうがプラスになるケースもあるでしょう。

転職活動に欠かせない履歴書の書き方は、在職中と退職後とで気をつけたいポイントが異なります。たとえば在職中で日中は連絡が取りづらい場合、都合のよい時間帯をあらかじめ記入しておくことでスムーズにやりとりできる可能性が高くなるでしょう。ここでは履歴書の書き方の注意点を紹介します。
在職中に転職活動を始める⽅の中には、現職の在籍期間が短いことを引け目に感じてしまう方もいるでしょう。短期間での転職はマイナスになる場合もありますが、在籍期間よりも「そこでどのような経験を積んだか」に注目する企業もあります。短期間でも何か得たものがあれば、それは立派な職歴です。自信を持ってアピールしましょう。
どのような形で企業に貢献したかを具体的に説明すれば、ポジティブに受け取られる可能性が高まります。職歴欄は時系列に沿って記入し、最後には在職中であることを伝えるために「現在に至る」と記載しましょう。
在職中で連絡が取りづらい場合は、履歴書の「本人希望記入欄」を活用し、連絡が取りやすい時間帯や手段を事前に伝えておくのもひとつの方法です。企業とのコミュニケーションがスムーズに取れて、面接の日程も調整しやすくなります。ただし、一方的な要求とならないよう、採用担当者に配慮した表現になるよう心掛けましょう。
採用担当者が履歴書を見て応募者を「採用したい」と感じたとき、気になるのは「いつから働けるのか」という点です。特に⽋員補充やプロジェクトの都合などで中途採⽤を⾏っている企業は、できるだけ早く働き始めてほしいと考えているでしょう。とはいえ、適当に入社予定⽇を記⼊してしまうと後々信⽤を失う恐れがあります。
退職の意思があることを伝えたくても、在職中の段階ではっきりと入社可能日を伝えるのは困難です。現職の引き継ぎにかかる時間や就業規則などを参考に、入社希望日を記載しておくとよいでしょう。

退職がまだ決まっていない場合、転職活動において退職予定日や入社可能日をどのように伝えるか迷ってしまう場合もあるでしょう。いまの職場と転職先、どちらにも迷惑をかけないよう、配慮して決める必要があります。ここでは、退職予定日・入社可能日を決めるポイントを紹介します。
企業によっては就業規則で「退職は1ヵ月前までに申請」など定められている場合があるため、事前に確認しておきましょう。ギリギリに伝えてしまうと、希望日に退職できなかったり、引き継ぎや退職手続きがスムーズにいかなかったりして、転職先に迷惑をかけてしまう可能性があるため要注意です。また、就業規則に退職に関する記載がない場合も、退職予定日の1ヵ月~3ヵ月ほど前に伝えておくのがマナーとされています。
少しでも採用される確率を上げるには「すぐに入社できる」と伝えることがポイントですが、ギリギリのスケジュールは避けたほうが無難です。退職をなかなか承諾してもらえなかったり、引き継ぎがうまくいかなかったりするなど、想像以上に時間がかかってしまう可能性もあります。ある程度余裕を持たせて日程を決めるように心掛けましょう。
退職の意思を伝える際は、現職の繁忙期をできるだけ避けることが、円満退職への現実的な近道です。繁忙期に退職の申し出が重なると、引き継ぎと通常業務が同時進行となり、職場全体の負担が増します。結果として上司との交渉がまとまりにくくなり、退職日の調整が難航するリスクも高まるでしょう。
業種によって繁忙期は異なりますが、決算期・年度末・大型連休前といった時期は避けるのが無難です。退職の申し出は、比較的業務が落ち着いている時期を狙うことで、職場への配慮を示しながらスムーズな引き継ぎにつなげやすくなります。
退職が決まっていても、いまの仕事を怠らずに担当業務に励みましょう。引き継ぎは、現場に迷惑をかけないよう、十分に時間をかける必要があります。また有給休暇を希望する際も上司と話し合い、引き継ぎや業務の状況を考慮して計画的に取得しましょう。現職への配慮は退職者のマナーであると同時に好印象を与えることができ、今後のキャリアにおいてプラスに働く可能性があります。

在職中の転職活動を進める中で、「面接の日程はどのように組めばよいか」「退職の意思はいつ伝えるか」といった具体的な疑問に直面する場面は少なくありません。ここでは、多く寄せられる悩みや疑問に対して、実践的な視点から回答します。活動をスムーズに前進させるためのヒントとして役立ててみてください。
在職中の転職活動では、面接の日程調整を難しく感じる方も多いでしょう。しかし、応募の段階で在職中であることを正直に伝えることで、平日夕方や土曜日など柔軟な日程を提案してくれる企業は少なくありません。企業側も在職中の求職者が多いことを承知しているため、ある程度の配慮をしてくれるでしょう。
とはいえ、最終面接は平日に設定されることが多いため、有給休暇や半休を上手に活用する準備を進めておくことも重要といえます。面接が続く時期に有給をまとめて使えるよう、早めに業務の段取りを整えておくと安心です。
退職の意思を伝えるタイミングは、内定を正式に獲得してから行うのが一般的です。内定前に動いてしまうと、転職活動が想定外に長引いた場合に職場での立場が難しくなるリスクがあります。内定後は、退職希望日の1ヵ月〜3ヵ月前を目安に、直属の上司へ申し出るのが一般的です。就業規則によって申告期限が定められている場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
上司から慰留された際は、感情的にならず、冷静に退職の意志を伝えることが重要です。「給与を上げる」「部署を異動させる」といった条件提示があっても、一時的な引き留め策に乗ってしまうと、後で同じ問題が再燃するケースがあります。
転職を決意した根本的な理由を、誠実かつ明確に伝えることが、交渉を前進させる近道です。会話の場では、「キャリアの方向性として、今後は○○の分野に進みたい」のように、前向きな理由として伝えると角が立ちにくくなります。
それでも手続きが進まない場合でも、民法上、雇用期間の定めがない場合は原則として2週間前に申し出ることで退職できると定められています。ただし、実務上は就業規則や引き継ぎへの配慮も重要です。
在職中の転職活動は、とにかく時間に余裕がありません。いまの仕事をこなしつつ、転職活動をスムーズに進めるためには、プロの手を借りることも視野に入れるとよいでしょう。サポートを受けてスムーズに転職活動を終わらせたい方は、ぜひマイナビ転職エージェントへご相談ください。一人ひとりの希望や強みにマッチした求人を紹介し、採用までサポートいたします。

在職中の転職活動は、収入を維持しながらキャリアのブランクを避けられる一方、時間確保やスケジュール調整の難しさも伴うでしょう。成功の鍵は、目的と期限を明確にしたうえで、隙間時間やオンライン面接を活用することです。
限られた時間の中で求人探し・書類作成・面接対策を並行して進めるのは、想像以上に負担がかかります。限られた時間を効率化するためにも、ぜひマイナビ転職エージェントをご活用ください。
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