更新日:2023/11/10
この記事のまとめ
在職中の転職活動において、上司や同僚にバレることを心配される方は少なくありません。転職を必ず応援してもらえるとは限らないためです。ときには足を引っ張られることや、強い引き止めに合うこともあるでしょう。
そこで今回は、転職活動がバレる理由とともに具体的な対策をご紹介します。転職をスムーズに進めたい方は、ぜひご参考ください。
目次
誰にでも職業選択の自由はあります。働きながら転職活動をするのは悪いことではありません。
しかし実際問題として、勤め先に転職活動中であることがバレることで、円満退職が難しくなるケースはあります。無理な引き止めであったり、嫌がらせを受けたりなど、トラブルにつながることもあるでしょう。
在職中に転職活動をする場合は、会社にバレないように十分な配慮が必要です。
自分では気をつけているつもりでも、転職活動をしていることがバレてしまうことは珍しくありません。
転職活動が会社にバレる原因には、たとえば次のようなものがあります。
応募先の企業へと面接に行く際は、スーツや改まった格好になるのが一般的でしょう。
カジュアルな格好が当たり前の職場である場合、急にスーツで出勤する日が増えると、周りの方に「面接にでも行っているのかな?」と思われるかもしれません。
転職活動中は、どうしても応募書類を作ったり、面接を受けに行ったりする時間が必要になります。
しかし、これまで残業することが普通だった方が、急に定時退社や有給の取得を増やせば、周りは「何かあったのかな?」と不思議に思うでしょう。
転職活動を始めると新しい仕事へと意識が向かうため、どうしてもいまの仕事が疎かになりやすいものです。その態度の変化から、周囲に「最近、様子が変だな」と気付かれることもあります。
会社ごとに応募書類を作成して人事担当者とやりとりをし、面接をこなすというのは、体力はもちろんですが、精神的にも大きな負担となります。
もし、不採用が続けば心理的なストレスは計り知れません。立て続けに書類選考に受かったとしても、数多くの面接に臨むことになり、これもまた大きなストレスとなるでしょう。
転職活動の疲れから体調を崩したり、休みが増えたりすれば、周囲に気付かれるきっかけになります。
FacebookやX(旧Twitter)にアップした何気ない投稿から、転職活動がバレてしまうことがあります。
「上司や同僚とはつながっていないから大丈夫」と考えても、実は友達の友達としてつながっていたり、SNSを見た方が話してしまったりすることもあるでしょう。
誰に知られてもよい、オープンな状況で転職活動を行っていない限り、転職活動をにおわせるような話をSNSに投稿するのは控えるのが無難です。
有給休暇を取得するのは社員の権利ですが、普段まったく休暇を取らない方が急に半日や1日単位で有給休暇を取り始めると、目立つことは避けられません。
「何かあったのかな?」という詮索につながり、転職活動をしていることがバレてしまうケースもあります。有給を取らなくてもよい時間で面接を組めるのが理想的です。
スカウト機能のある転職サイトを利用している場合、注意が必要です。
現在勤めている会社がそのサイトに登録し、スカウト機能を活用したことで、あなたの存在に気付くかもしれません。
とはいえ、転職サイトに登録する内容に嘘を混ぜることは避けましょう。企業の独自プロジェクトや社内用語の利用を避けるぐらいの対策がベターです。
転職活動が会社にバレては、スムーズな転職が難しくなるかもしれません。
ここでは、バレずに転職活動を進めるための対策を4つご紹介します。これら4つの対策を講じて、トラブルや憂いなく転職することを目指しましょう。
転職希望先の面接日であっても、出社時には普段と変わらない服装にしましょう。普段と異なる服装であっても、一度であれば「冠婚葬祭がある」といった嘘がまかり通るかもしれません。しかし、それ以上になると転職活動を怪しまれてしまうでしょう。
バレることを避けるのであれば、面接前に着替えるのがおすすめです。出社前にスーツをロッカーに預けるなどして、用意しましょう。
転職を決めたことで、業務や同僚たちに対する態度がおざなりになる方もいますが、それは避けましょう。態度が急に変わったことで疑念を持たれた結果、探られて転職活動がバレかねません。
また、今後なんらかの形で現職企業や社員と関わる可能性もあります。退職するその日まで、これまでと変わらない対応を心掛けましょう。
社用の端末やメールアドレスを転職活動に利用した場合、以下のような点でバレる恐れがあります。
信頼する上司や同僚に自ら転職中であることを話してしまったり、お酒の席でつい口を滑らせてしまったりすることも考えられます。たとえその上司や同僚に秘密をもらす気はなくても、何かの拍子にポロッと話してしまうことは十分あるでしょう。
就職が決まり正式に直属の上司に退職の意向を伝えるまでは、どれほど信頼している方であっても言わないのが鉄則です。
現職の上司や同僚にバレることなく転職を成功させるためには、いくつかの配慮が必要です。
転職希望先とのスケジュール調整をはじめ、現職におけるやりとり以外にも気をつけたいポイントをここで押さえていきましょう。
転職活動はなるべく早く終わらせたいものですが、だからといって無計画に次から次へと予定を入れることは避けましょう。スケジューリングのコツは、まず転職日(退職日)の目安を決めることです。そこから逆算すれば、計画的に物事を進めやすくなります。
なお、転職までにかかる期間は、情報収集から応募までに1~2カ月、内定が決まるまでに1~2カ月、退社準備に1カ月が目安です。
たとえ転職が確定した後であっても、退職までには引き継ぎをはじめ、さまざまな責任のある業務が残っています。最後までしっかりと勤め上げましょう。
また、転職確定前であれば、なおのことです。想定よりも転職活動が長引いた場合、勤務態度が悪いことで叱責を受けるケースや、最悪の場合にはクビになる恐れがあります。
転職活動のために有休を活用する方は少なくありませんが、急に休暇が増えれば周囲に不審感を抱かせてしまいます。有給休暇を取得する場合には、なるべく早めに申請しましょう。
ひんぱんな早退や遅刻も同様です。普段と変わらない行動ができるように心掛けましょう。
転職活動が周りにバレてしまう理由に共通しているのは、「普段と違う行動」です。つまり、転職活動を周りに知られないためには、できる限り普段どおりに振る舞い、目の前の仕事に打ち込むことが大切だといえます。
そこでおすすめなのが、転職エージェントの利用です。転職エージェントは、応募書類の添削や面接の練習といった「採用試験対策」から面接日程の調整、内定後の企業との「条件交渉」まで、さまざまなサービスを提供しています。
以下は、「転職エージェントの活用で得られるメリット」です。
なお、転職エージェントの利用は、担当のキャリアアドバイザーと面談から始まります。面談は多くの場合、転職エージェントのオフィスで行われ、所要時間は1時間から1時間半程度です。在職中の方も多くいるため、面談は曜日や、昼・夜を問いません。
それでも、出向くのが難しい方やバレることが心配という方には、電話面談を行っている転職エージェントがおすすめです。マイナビエージェントでは電話面談を受け付けておりますので、希望される方は担当のキャリアアドバイザーにご連絡ください。
バレないように心掛けていても、何かの拍子に転職活動がバレることはあります。そのようなときは、できるだけ正直に転職の意思を伝えるのがポイントです。
ただし、現職への不満という形ではなく、自身のスキルアップや将来のためといった前向きな理由にしましょう。前向きな理由であるほど確固たる転職の意思を伝えられ、納得してもらいやすいためです。上司からの無理な引き止めにも合いにくいでしょう。
マイナビエージェントでは、転職活動を最初から最後までサポートさせていただきます。お客さまにぴったりの求人情報をご提案させていただくのはもちろん、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策まで実施。さらには、面接日や入社日の調整、年収の代理交渉まで行います。
現職でのトラブルを避けたいという方、よりよい条件で転職したいという方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。
転職活動が勤務先にバレることは、思わぬトラブルを引き起こす恐れがあります。転職先からの内定が出るまでは、内密に活動を進めるのが無難でしょう。
しかし在職中の転職活動は慌ただしく、余裕が持ちづらいことから配慮に欠け、バレる可能性を高めてしまいます。在職中の転職活動に難しさを感じているのであれば、ぜひマイナビエージェントをご活用ください。
マイナビエージェントでは、企業情報の調査から応募書類の添削、面接日の調整など、転職活動のすべてをサポートいたします。
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