更新日:2024/05/24
この記事のまとめ
いざ転職しようと思うとやることが多く、時間を確保するのが難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。転職する際には、事前準備や選考対策・各種調整などに多くの時間がかかるためです。
そこでこの記事では、転職活動でやることと効率的に進めるコツを紹介します。転職活動をスムーズに進めるためにも、いつ何をやるのかを事前に押さえておきましょう。
目次
転職活動をスタートしてから新しい企業に入社するまでにやることは事前準備や求人への応募、面接など多岐にわたります。転職活動をスムーズに進めるためには、各ステップにおいて何をやるのか、どのくらいの期間がかかるのかを把握しておくことが大切です。
各ステップでやることと目安となる期間は以下の表のとおりです。
|
スムーズに進んだ場合で3ヵ月程度かかると考えておくとよいでしょう。求人探しが難航した場合や選考がスムーズに進まなかった場合は、さらに期間がかかることもあります。
何らかの理由で転職したいと思うようになったら、すぐに求人を探すのではなくまずは準備を整えることが大切です。ここでは、準備段階で忘れずにやっておきたい2つのことを紹介します。いずれも後悔しない転職を実現するうえで欠かせないため、十分な時間を確保して取り組みましょう。
具体的な転職活動に入る前に、転職の準備を整えておきましょう。ミスマッチを予防するためにも、以下の準備を整えることが大切です。
転職の目的を言語化しておくことは、転職活動のモチベーション維持や転職先選びのほか、応募先企業に対するアピール材料を探すうえで大切です。
転職を決意したということは、転職で実現したい目的があるのではないでしょうか。転職の軸を明確に定め、面接などで聞かれたときに説明できるようにしておきましょう。
最初の段階で、これまでの経験やスキルを整理します。経験やスキルの整理を通じて適性について改めて考えれば、これまでのキャリアを次の仕事にどのように活かすかも見いだしやすくなるでしょう。
経験やスキルを整理する際は頭で考えるだけでなく、具体的に書き出して整理しておくことをおすすめします。
転職エージェントは、転職活動における情報収集や企業との交渉、選考対策に役立ちます。転職活動では、新卒時の就職活動のように盛んに企業説明会が行われたり、学校に企業情報が送られてきたりすることはありません。
上記の状況で企業情報を集めるのは、簡単なことではないでしょう。転職エージェントが持っている業界情報や企業情報、転職のノウハウを活用すれば、自分に合った転職先を見つけやすくなります。
転職先として選んだ業界・企業に関する研究を徹底することも大切です。イメージだけで転職先を決めると、思ったような業界・企業でなかったためにミスマッチに陥ることがあります。
そのため、業界の状況や主な傾向・将来性を調べて転職先として向いているかをチェックしましょう。企業についても詳しく研究し、ビジネススタイルや企業風土などを可能な限り細かくリサーチします。
これまでのスキルや経験を活かして活躍できるか、キャリアプランを実現できるか、長期的に働けるかを考えるとよいでしょう。業界・企業研究は自分に合った転職先を探すことが目的であり、転職を成功させるために欠かせない活動です。
具体的な転職活動の進め方について見ていきましょう。以下では、求人探しを始めてから選考に臨み、内定が出て入社するまでの流れとそれぞれの段階でやらなければならないことを紹介します。
転職活動でやらなければならないことは多いため、効率的に進めて時間を有効活用するには事前に確認しておくことが大切です。
転職したいと思える企業が見つかったら、実際に応募します。応募方法は、コーポレートサイト内の採用ページからエントリーする場合や転職エージェント経由で応募する場合など状況によって異なります。
履歴書や職務経歴書の提出方法も企業によって異なり、郵送やインターネット上にある専用フォームでの提出などさまざまです。指示にしたがって定められた方法で提出しましょう。
応募後は書類選考の結果や面接日の連絡などがあります。うっかり企業からのメールを見落とさないよう、転職活動中は迷惑メールフォルダなども確認しつつ注意を払いましょう。
なお、転職エージェント経由で応募する場合、応募書類の提出や面接日の調整は担当のキャリアアドバイザーを通じて行います。
書類選考に臨む際は、履歴書や職務経歴書・ポートフォリオといった応募書類を作成して送付する必要があります。それぞれの書類の目的は以下のとおりです。
どのような職種に応募する場合でも、履歴書と職務経歴書をセットで提出するのが基本です。自分のスキルや経験を魅力的かつ分かりやすくアピールできるようにまとめましょう。
ポートフォリオは、デザイナーをはじめとするクリエイティブな職種を目指す際に提出を求められます。これまでに制作した作品を見やすくまとめるとよいでしょう。
書類選考に合格すると、次段階の選考として面接が行われます。面接は1回で終わる場合もあれば、2回~3回と複数回におよぶ場合もあります。また、実際に顔を合わせる対面面接だけでなく、Web面接が行われることもあります。
企業側の選考担当者は、面接を通じて応募者のスキルや経験、人柄を詳しく知ろうと考えています。面接には志望動機や自己PR、これまでの実績といった定番の質問があるため、事前に解答を準備しておきましょう。
企業によっては、答えるのが難しい質問が出ることがあります。質問を事前に予想するのは難しいため、万が一答えに詰まる質問が出たら沈黙するのではなく、「時間をください」などと発言するようにしましょう。面接では双方向のコミュニケーションを意識することが大切です。
晴れて内定が出たら、具体的な入社日を決めます。企業が提示した入社日が希望どおりでなかった場合は、調整する必要があります。
なお、これまで在籍していた企業の最終出社日が過ぎていて出社する必要がない場合でも、有給休暇の消化中に別の企業に入社することは原則としてできないため、退職日以降の日に入社日を設定します。
退職後に転職活動をしていて入社日に制限がない場合は、基本的に企業側の指定した日付で入社するとよいでしょう。
転職先が決まったら、いま働いている企業を退職する必要があります。退職の手続きはいくつかあるため、詳しく解説します。
たとえ現職に不満があって退職する場合でも、一緒に働いてきた仲間に迷惑をかけるような辞め方は避けましょう。スムーズに辞めるためにも、以下4つのポイントを押さえておくことをおすすめします。
退職が決まったら、退職日を決めて企業側に連絡しましょう。退職してから転職活動をするのであれば、月末や給料の締め日など都合のよい日を退職日にするのがおすすめです。
しかし転職先が決まってから退職したい場合は、転職先が決まった段階で退職することを連絡します。民法では勤務先の企業を退職したい場合、辞める14日前までに通知すればよいと定められています。
しかし、実際には引き継ぎの都合などもあるため、それよりも早く知らせる場合が多いでしょう。就業規則に3週間前や1ヵ月前のように定められている場合は、6ヵ月前や1年前などの明らかに長すぎる場合を除いて規定にしたがいます。
退職したい日が決まったら、いま働いている企業に退職の意思を伝えます。連絡する相手は上司や人事担当者など企業が定めているルールにしたがいましょう。
この時点で、引き留めや退職日の相談を受ける可能性もあります。自分の希望や転職先の都合も考慮して、調整できる場合は調整してもよいでしょう。退職届を提出して退職日が確定したら、後任者に業務を引き継ぎます。これらについては、上司や担当者と相談しながら進めましょう。
退職する場合、自分が担当していた業務を同僚に引き継がなければならないのが通常です。そのためあらかじめ準備をしておくと、負担を軽減しつつスムーズに引き継げます。
具体的に何を引き継がなければならないのかを考えてリストアップし、引き継ぎ忘れがないようにします。また、スムーズに引き継ぎが進むよう、マニュアルを作っておくのもおすすめです。
なお、引き継ぎが終わらないといった理由で引き留めにあうこともありますが、一度決めた退職日を変更することはやめましょう。転職先への入社日を守ることが大切です。
IDカードや鍵の返却、社会保険関係の手続きなど、退職にあたって必要な事務手続きを済ませます。企業側から手続きに関する案内があったら、案内にしたがって進めれば問題ありません。
社内に私物を置いている場合は、退職日までに確実に持ち帰ります。有給休暇を消化する場合など、実際の退職日と最終出社日が同一にならないケースもあります。最終出社日には、同僚にあいさつして貸与物を確実に返却します。
いつが最終出社日なのかをきちんと確認して、それまでにすべての手続きを終えられるようにしておきましょう。
退職してから転職先を探すよりも、転職先が決まってから退職するほうが、気持ちと資金の余裕を持って転職活動を進められるでしょう。一方で入社日や面接日の調整が必要になり、転職活動に充てられる時間が少なくなるという問題点もあります。
マイナビエージェントを利用すれば、入社日の調整をはじめとした転職先との交渉を一任できるため、在職中の転職活動を進めやすくなります。また、転職サポートのプロであるキャリアアドバイザーが面談し、あなたに合った求人を紹介します。転職を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
状況によっては、転職したことで引っ越ししなければならないこともあります。現職で社宅に入居していた場合や遠方の企業に転職する場合が代表例です。
そのような場合は、入社準備と並行して引っ越しの手続きも進める必要があります。引っ越しで必要な手続きは以下のとおりです。
状況によって必要な手続きの内容に違いが出るケースがあります。自分の場合はどのような手続きが必要なのかをリストアップし、効率的に済ませましょう。
役所や企業の窓口など、複数の場所で手続きしなければならない場合もあります。中にはオンラインで済ませられるものもあるため、空き時間を活用することをおすすめします。
これから転職しようと考えているものの、何から始めればよいか分からない方や不安を感じている方は、できるだけ早い段階で転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職エージェントにはプロのキャリアアドバイザーが在籍しており、転職を成功に導く多くのサポートを受けられるためです。
以下では転職エージェントを利用することで受けられる代表的なサポートについて紹介します。転職者にとってメリットが大きいため、積極的に活用しましょう。
転職エージェントを利用すると、転職活動をスタートする段階から転職先が決まって入社するまでのトータルサポートを受けられます。具体的な内容は以下のとおりです。
上記をすべて自分ひとりでやると多くの手間がかかります。在職中の転職活動においては大きな負担になるでしょう。
転職エージェントに早い段階で相談すれば、転職活動に伴う負担を大幅に軽減しつつより有利に転職できるようになります。
転職エージェントは多くの求人を保有しており、中には外部に公開していない求人もあります。キャリアアドバイザーは面談を通じて知った情報から、一人ひとりに適した求人を厳選して紹介します。
自分の転職目的やキャリアプラン、スキル、経験に応じて適切な求人を紹介してもらえるため、ひとりで転職活動に取り組むより成功しやすいといえます。自分に合った求人を探すのが難しいと感じている方も、転職エージェントを活用するとよいでしょう。
転職活動においては事前準備や求人探し・選考・退職など、短期間でやることがさまざまあります。在職中に転職活動に取り組んでいる場合はやることに対して多くの時間をかけられず、焦ってしまうときもあるでしょう。
転職活動をスムーズに進めたい、自分の転職目的を実現できる企業を見つけたい方は、ぜひ早い段階でマイナビエージェントにご相談ください。
マイナビエージェントでは、転職サポート経験が豊富なキャリアアドバイザーがキャリアの棚卸しから求人の紹介・選考対策・各種調整までトータルでサポートします。ひとりで行うよりも転職活動を有利に進められるようになるため、ぜひ一度ご相談ください。
転職全般
事務職の転職理由や志望動機はどう書く?ポイントや盛り込みたい内容を解説
転職全般
入社5年目での転職|メリット・デメリットや成功のポイントを詳しく解説
転職全般
仕事と子育ての両立は難しい?成功させるポイントやおすすめの仕事を紹介