更新日:2023/12/18
この記事のまとめ
転職活動を進める中で書類選考に通らないと、「本当に転職できるだろうか」と焦りや不安を感じてしまうものです。そこでこの記事では、転職を考えている20代の方へ向けて、書類選考が通らない原因や通過するために必要なテクニックを解説します。
書類選考に通過できない理由が分からないまま応募し続けても、時間と労力を無駄にするだけです。「通る」書類作成のポイントと書類選考の通過率を上げる方法が分かれば、よりスムーズに転職を成功させられるでしょう。
目次
書類選考は転職活動の第一関門ですが、「まったく通らない」と焦っている20代の方も多いでしょう。重要なのは、書類選考に通らない理由を見極めて改善していくことです。そこでまずは、書類選考が通らない主な理由を5つ紹介します。自分に当てはまるところがないか、ひとつずつチェックしてみましょう。
履歴書や職務経歴書の内容に不備がある場合や、記入方法そのものが原因で書類選考に通らないケースがあります。採用担当者は、書類の記載内容をはじめ、記入方法からも応募者の人となりを見極めようとしているからです。
空欄の項目があれば「やる気がない」と思われるかもしれません。誤字・脱字や修正跡があれば、「丁寧な仕事ができない」「確認不足のまま物ごとを進めてしまう人」と判断される可能性もあるでしょう。履歴書の写真がネガティブな印象を与えてしまうこともあるため、注意が必要です。
自分に合った企業を選べていないことが原因で書類選考が通らないことも考えられます。
「自分に合った企業」とは、あなたが「企業の求める人材である」ということです。企業が求めるスキルや人物像に当てはまっていれば、あなたの強みが評価され、書類選考突破へとつながります。
転職先を選ぶ場合、年収や待遇面のみを重視するのはおすすめできません。自分の強みを活かせる企業に巡り合うチャンスを自ら狭めることのないようにしましょう。
記載内容に具体性がないと、せっかくの強みや実績を理解してもらえないだけでなく、採用担当者の目に留まりにくくなります。
たとえば、「数年の事務経験」を強みとしてアピールするケースで考えてみましょう。「事務経験があるのだから、基本的なパソコンスキルがあることは常識だろう」と考えてわざわざ書かない、または「基本的なパソコンスキルあり」程度の記述にとどめる人もいます。
しかし、「Microsoft Excelは表計算やグラフの作成など基本操作が可能」「Microsoft Wordは表やラベルの作成など実務に必要な操作を習得済み」とより具体的にできることを記入すると、採用担当者の印象に残りやすくなります。即戦力となるイメージを持ってもらうこともでき、書類選考の通過率を上げられるでしょう。
転職活動においては、複数の企業に書類を送付することも少なくありません。どの応募先企業にも同じ内容で書類を作成していることが、書類選考突破を妨げているケースもあります。企業によって求める人物像、スキル、経験は異なります。そこにフォーカスした志望動機や自己PRになっていなければ、採用担当者の目には留まらないでしょう。
記載内容が応募先企業の求めるものと合致していない場合は、「同じ内容を複数社で使い回ししているのでは」と疑念を抱かれるかもしれません。
自分の強みが分かっていない、または強みをうまくアピールできていないケースもあります。スキルや実績、ポテンシャルに優れていても、その魅力を採用担当者に理解してもらえなければ、書類選考は突破できません。「これくらいのスキルは、書くほどでもないのでは」という控え目な考えでは、せっかくのチャンスを無駄にしてしまいます。
応募書類を作成する際には、自分の強みをしっかりとアピールできる内容に仕上げることが重要です。
求人を募集している企業には、数多くの履歴書や職務経歴書が送られてきます。その中から選んでもらうためには、より好印象を与えられる内容に仕上げる工夫が欠かせません。ここでは、書類選考が「通らない」を「通る」に変える5つのテクニックを紹介します。
履歴書や職務経歴書作成に際して、書き方のマナーを正しく理解しておくことは重要です。以下のチェックリストを活用して、書類作成前と作成後に確認するようにしましょう。
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書類選考の通過率を上げる効率的な方法は、自分に合った企業を見つけることです。年収や待遇の改善を目的に転職したいと考える人もいるかもしれませんが、それだけでは企業側が求める人物像とうまくマッチしないため、書類選考は通過できません。自分の強みを活かせる企業、自分の持つスキルや経験を求めている企業に応募することが、書類選考を通過するポイントのひとつです。
ただし、求人情報の限られた内容から自分にマッチする企業かどうかを見極めるのは簡単ではありません。そこでおすすめなのが、転職エージェントの利用です。転職エージェントを利用すると、あなたの強みを見極めたうえで最適な企業を紹介してくれます。企業の求める人物像と自分が持っているスキル・経験とが合致すれば、書類選考の通過率を大きく高められるでしょう。
応募書類にこれまでの経験や実績を具体的に記載すると、採用担当者が自社での業務にどう活かせるのかをイメージしやすくなります。またたとえ資格を取得していなくても、スキルが応募先企業の業務内容に活かせるものであれば「技能あり」と見なされることもあります。
チームでの実績も、自己PRとして記載できます。自分ひとりの実績ではなくても、どのように成果に貢献したかを具体的に説明することが重要です。スキルや能力だけでなく、チームとして働く場合に活かせるコミュニケーション能力や協調性もアピールできるでしょう。
履歴書や職務経歴書の内容を企業ごとに変えることは、書類選考を突破するうえで重要なポイントです。そのためには企業研究が欠かせません。企業はあなたの転職への意気込みや持っているスキルだけでなく、自社の社風やビジョンとマッチしているのかを知りたいと考えているためです。
まずは応募先企業の理念や社風、業界での立ち位置、今後の展望などをリサーチし、企業が求める人物像を把握します。次に自分の強みやスキルを棚卸しし、企業の求める人物像と重なる部分を選び出していきましょう。こうすることで、志望動機や自己PRがより現実的で説得力のあるものになり、書類選考通過率を高められます。
自己PRとして自分の持っているスキルや強みのすべてを記入しても、アピールポイントがぼやけるだけでなく、端的に説明できない人という印象さえ与えてしまうかもしれません。そのため強みやスキルを記入する際は応募先企業にマッチするものを選び、そこを掘り下げる形でアピールするようにしましょう。
即戦力を期待している企業であればスキルや実績を、チーム業務を重視している企業であれば人となりやコミュニケーション能力を、発展的なビジョンを持つ企業であればやる気や企業理解といった具合に、企業ごとにアピールポイントを変えることが重要です。
完成度の高い応募書類を準備しても、書類選考を突破できるとは限りません。書類選考の通過率を高めるためにも、企業側が転職者に何を求めているのかをしっかりと理解しておきましょう。ここでは、20代の転職者が気をつけておきたい応募書類作成前のポイントを4つ解説します。
20代の転職と一口にいっても、20代前半と後半とでは企業が求める内容が異なります。20代前半は「第二新卒」と呼ばれ、スキルや実績よりも若さややる気といったポテンシャルが重視されます。応募書類を作成する際には、人柄や学習意欲などをアピールするとよいでしょう。
ただし、転職理由は企業側にとっても気になるところです。「スキルアップのため」「やりたいことが見えてきたため」など、前向きな転職理由を志望動機と絡めて説明することが重要です。
20代後半になるとポテンシャルだけでなく、即戦力として活躍するために必要なスキルや実績があるかどうかをチェックされます。応募先企業の業務に活かせるスキルや経験をうまくアピールできると、書類選考の通過率を上げられるでしょう。
「何社も応募しているのに書類選考に通らない」と悩んでいる人の中には、大手企業ばかりに挑戦しているケースも見られます。大手企業は転職希望者に求めるスキルレベルが高い傾向にあり、企業側の期待値に達していない場合には書類選考を突破するのは難しいでしょう。
求人票からだけでは、書類選考突破の条件を見極めることは難しいかもしれません。しかし、ミスマッチが原因で書類選考が通らない状況が続くと、転職への意欲や自信をなくしてしまうリスクもあります。自分の経歴やスキルを洗い出し、本当に応募先企業とマッチしているかどうか、現実的に分析してみましょう。自分に合った企業がどこなのか分からない人には、転職エージェントの利用もおすすめです。
業務内容によっては、20代向けではない求人もあります。求人に年齢制限を設けることは原則としてできないため記載こそされていないものの、実際には30代以上を想定しているケースも少なくありません。このようなケースでは、応募書類を送っても書類選考を通過するのは難しいでしょう。
もしやりたい仕事があって書類選考になかなか通過せずに悩んでいる場合は、転職エージェントを利用してあなたが企業側の求める人物像と合致しているどうかを教えてもらうのもひとつの方法です。
書類選考を作成するうえで重要となるのが、採用担当者の目線を意識しているかどうかです。自分の魅力を分かってもらいたいという思いからひとりよがりな内容になると、かえって悪い印象を残してしまうことにもなりかねません。またアピールポイントに具体性や根拠がなければ、説得力のないものとなってしまうでしょう。履歴書に貼る写真も印象を大きく左右するため、服装や髪形、表情までチェックすることが必要です。
応募書類が採用担当者目線で作成できているかを確認するためにも、完成したら友人や転職エージェントなど、第三者に確認してもらうようにしましょう。自分では気づかなかったウィークポイントが見えてくるかもしれません。
書類選考がなかなか通らない20代の方には、転職エージェントの利用をおすすめします。転職エージェントの目的は転職先の紹介ではなく、転職を成功へと導くことです。ここでは、転職エージェントの利用が書類選考突破に有効な理由について解説します。
転職エージェントは、単に転職先を紹介してくれるサービスではありません。転職エージェントは求人企業の内情に通じているため、企業が求める人物像や必要とされるレベルを理解しています。そのうえで、転職希望者のスキルや能力、人となり、転職に求めるものを見極め、転職先を紹介するのが転職エージェントの仕事です。転職希望者と求人企業を橋渡しするサービスと考えるとよいでしょう。
転職エージェントを利用すると自分に合った企業、自分の強みを活かせる企業の紹介を受けられ、20代の転職を効率的に進められます。
転職エージェントを利用すると、転職サイトなどでは紹介されていない「非公開求人」にも応募できます。「非公開求人」は新規事業の立ち上げやポジションの空席などに直結しているケースも多いため、転職が思いのほか早く進むこともあります。
履歴書や職務経歴書といった必要書類を、採用担当者目線でしっかりチェックしてもらえるのも大きな魅力です。アピールの仕方だけでなく、あなたの強みそのものを見つけてくれることもあるため、自分の強みが分からない人にはおすすめのサービスといえます。
応募書類を送付する際には推薦状を添付してくれるので、書類選考の通過率をより上げられます。書類選考通過後の面接対策にも対応してもらえるため、より理想の転職を実現しやすくなるでしょう。
20代の転職でお悩みであれば、ぜひマイナビエージェントをご利用ください。マイナビエージェントでは、各業界・職種に精通した専任の「キャリアアドバイザー」と企業の人事担当者と直にやりとりを行う「リクルーティングアドバイザー」というダブルバックアップ体制で20代の転職をサポートします。
キャリア面談では、あなたのスキルや実績、経験などを一緒に棚卸しし、アピールできる強みを見極めるところから始めます。あなたに適した企業を紹介するだけでなく企業からのフィードバックも活かし、転職を成功へと導きます。
20代の転職で「書類選考がなかなか通らない」と悩んでいるのであれば、まずはその原因を探ることが大切です。そのうえで自己分析・企業研究を徹底し、応募先企業の業務に活かせる自分の強みや経験を具体的に記入すると、書類選考の通過率を上げられるでしょう。
自分ひとりでは応募書類をうまく作成できないとお悩みの方には、転職エージェントの利用がおすすめです。マイナビエージェントには、20代の転職事情に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、転職成功までしっかりとサポートいたします。
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