更新日:2024/05/31
転職活動を始める際に、転職活動にかかるお金のことを意識している人は、あまり多くはありません。
在職中に転職を行い、すぐに次の仕事に移ることができるのであればいいのですが、会社を辞めてから転職活動を行う場合は、ある程度かかる費用のことを意識して、貯金を始めたほうがいいでしょう。
ここでは、転職活動で必要となるお金についてや、どのくらいの貯金があると安心なのかなど、転職にまつわるお金の話をしたいと思います。
目次
転職活動を続けていくうちに、意外と出費がかさむことに気付く人は多いと思います。
転職活動にかかる費用を考えておかないと、場合によっては生活費に困り、転職活動どころではなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。以下に、転職活動でお金が必要になる場合をご紹介します。
この中でも、意外と大きな出費となるのが交通費です。応募する会社がそう遠くないとしても、採用試験の度に往復することを考えると、交通費はかさんでいきます。それが1社ではなく、何社も受けることになればなおさらです。
また、地方から都内への転職など、移動が遠距離になると、新幹線や高速バス、飛行機などの往復費用は高額になります。さらに、宿泊費なども加われば、莫大な出費になってしまいます。
転職活動には様々な出費がありますが、在職中であれば貯金が少なくてもどうにかなります。
資金面を考えた理想的な転職の仕方は、現職で働きながら転職活動を行い、内定を決め、転職先に移るギリギリまで在職を続けるということです。
退職してから転職活動を行う場合は、在職中に比べ、転職活動に集中できて、慎重に転職先を選ぶことができるというメリットがあります。しかし、それは転職活動に備えて十分な貯金がある場合です。
十分な貯金がなければ、生活費のためにアルバイトをする必要が出てきてしまったり、生活に余裕のない焦りから希望する条件を妥協して、結果的に以前より悪条件の会社に転職してしまったりと、転職が思うようにいかなくなる可能性があります。
それでは、どの程度の金額が必要なのでしょうか。
日々の生活費がかかるのは当然ですが、意外と忘れがちなのが住民税、国民年金、健康保険などです。会社員の場合は給料から天引きされていましたが、退職したら自分で支払うことになります。
会社員のときはあまり意識していなかったかもしれませんが、いざ自分で支払うとなると意外と出費が大きいことに気付きます。
退職後は、失業保険(雇用保険)がもらえることを期待する人も多いと思います。しかし、自己都合での退社の場合、失業保険が給付されるのは3ヵ月後からなので、退職してから受給までのあいだは、貯金でやりくりしなければなりません。
つまり、最低でも3ヵ月間は収入がなくても生活できるような貯金が必要となります。
そして、給付が始まったとしても、給付の期間には限りがあります。その期間内に次の仕事に就かないと、そこからさらに貯金を食いつぶしながらの生活になってしまうのです。
それでは、いったいどれだけの貯金があれば安心なのでしょうか。平均的な転職活動の期間は3ヵ月といわれていますが、転職活動がうまくいかずに、長期化する可能性がないとは限りません。
そこで、1年間は収入がなくても生活できるだけの貯金を蓄えておくことが望ましいでしょう。その金額は次のように計算できます。
退職後の転職における理想の貯金額=1年間の生活費+転職活動費-失業保険の給付額
例えば、毎月の転職活動費と生活費の合計が20万円かかるとして、失業保険が総額で60万円もらえるとすると、必要な貯金額は240万円-60万円で180万円となります。人により差はありますが、かなりの貯金が必要となります。
もちろん、転職活動の期間が半年で済むなら、その分、貯金額は少なくて済みます。つまり、一番の節約方法は、転職活動を短期間で終わらせるということなのです。
前項でもありましたように、無駄な出費を減らすには、転職活動の期間を短くすることが一番の近道です。そのためにも、ぜひマイナビエージェントをご利用ください。もちろん、サービスのご利用は無料です。
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