転職活動は「働きながら」と「辞めてから」どちらがよい?成功のコツも紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2025/11/06

転職全般

転職活動は「働きながら」と「辞めてから」どちらがよい?成功のコツも紹介

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この記事のまとめ

  • 働きながらの転職活動には、収入が途絶えない、ブランクができない、現職にとどまる選択肢を残せるといったメリットがある。
  • 転職活動を行う際、「働きながら」と「辞めてから」のどちらにもメリットとデメリットがあるため、自身の状況に合わせて選ぶのがおすすめ。
  • 働きながらの転職活動を成功させるコツは、逆算スケジュールを立てる、希望条件に優先順位をつけておく、複数社に同時応募することなどが挙げられる。

転職を考えても、収入の問題や面接の日程調整など、働きながら転職活動を進めるにはさまざまな障壁があります。かといって退職してから活動を始めれば、生活の不安や焦りに駆られる可能性もあるでしょう。

本記事では、在職中の転職活動と退職後の転職活動、それぞれのメリット・デメリットを整理し、あなたの状況に合った最適な選択肢と、働きながらでも無理なく転職活動を進めるための具体的なコツをご紹介します。

目次

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働きながら転職活動を行うメリット

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転職活動を在職中に行うか、退職してから行うか悩む方は少なくありません。まずは、働きながらの転職活動における主なメリットを確認してみましょう。自分にとっても魅力のあるメリットがあるかどうかチェックしてみてください。

収入を得ながら転職活動ができる

働きながらの転職活動であれば、基本的に収入が途絶えることはなく、経済的な心配をせずに転職先を探せます。退職後の転職活動でも、退職金や失業給付金などの手当をもらえる可能性もありますが、収入とは異なり有限です。転職活動が想定より長引いた場合、経済的な不安が大きくなる場合があります。

プレッシャーを感じにくい

働きながらの転職活動は生活基盤が安定していることから、気持ちの面で余裕があり、プレッシャーを感じにくいのがメリットです。じっくりと企業を比較検討し、自分に合った転職先を選べるでしょう。

一方、退職後の転職活動では、貯金が減っていく不安や不採用が続くことで自信を失うなど、精神的な負担が大きくなりがちです。その結果、「現状をよりよく変える」という本来の目的を見失い、内定を得ること自体が目的になってしまいかねません。

ブランクができない

働きながら転職活動をした場合、どれほど転職までに時間がかかっても、職歴にブランクができないことは大きなメリットでしょう。

特に20代の場合、ブランクが長引いてしまうと社会人経験が短くなってしまい、貴重な成長の機会も失ってしまう可能性があります。選考でアピールポイントが増えることも、ブランクを作らない魅力といえます。

働く意欲を持ち続けられる

無職の期間が長く続くと、働くことに対するモチベーションが落ちてしまう方も少なくありません。そのようなタイプであれば、働きながらの転職活動にメリットがあるでしょう。

しかし中には、働きながらだと転職活動に対するモチベーションが落ちる方もいるため、個々の性質に合った選択が必要です。

転職をしない選択もできる

働きながらの転職活動であれば、転職せずに現職にとどまる選択肢を残しておけます。転職活動は必ずしもうまくいくとは限りません。不採用が続く場合もありますが、さまざまな企業を見た結果、「現職のほうがよかった」という答えにたどり着く方もいるでしょう。

働きながら転職活動を行うデメリット

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働きながらの転職活動ではさまざまなメリットを得られますが、注意点もあります。注意点がどれほどのデメリットになるかは個人の性質によるところも大きいため、ここで各注意点を確認し、自分にとってネックになる内容がないかを検討するとよいでしょう。

面接日などの調整が難しい

働きながらと辞めてからの転職活動では、どうしても自由に使える時間に差が生まれてしまいます。転職活動の効率を高めるためには一度に複数社へ応募するのがよいとされますが、働きながらでは転職活動に割ける時間が限られるため、面接の予定決めを筆頭にスケジュールの調整が難しく感じられるでしょう。

プライベートの時間を確保しにくい

働きながらの転職活動では、主に終業後の時間や休日を転職先のリサーチや面接に使います。プライベートの時間も心が休まらず、体力面でも負担が増えるでしょう。結果として、転職活動が長引くことは、大きなストレスにつながりかねません。

退職までの期間を把握する必要がある

面接の際、多くの場合、いつから働けるかを企業から聞かれるでしょう。このときに「分からない」と答えてはマイナス評価になる恐れがあるため、退職までの期間は大まかにでも把握する必要があります。退職する際には引き継ぎが必要になることも多いほか、「有給を消化したい」といった方もいるでしょう。さまざまな事柄を含めたうえで逆算し、退職日の目安はあらかじめつけておくことをおすすめします

転職までに時間がかかる

転職先が決まってから実際に働き始めるまでには、一定の期間が必要です。退職までの期間は企業の就業規則によって異なりますが、どれほどスムーズでも退職の意思を伝えてから1ヵ月~2ヵ月程度はかかるケースが多い傾向です。

転職先が決まってもすぐに働き始められないということで、現職のモチベーションを保てなかったり、緊急募集の求人には応募できなかったりすることはデメリットのひとつだと考えられます。

退職を引き止められる可能性がある

転職先が決まり、いざ退職の希望を伝えたとき、引き止めにあう可能性もあります。引き止めに法的な強制力はありませんが、強く説得を受ける場合もあるかもしれません。それでも退職の意思が固い場合は、冷静に退職理由を伝え、理解を得られるよう誠実に対応することが大切です。

辞めてから転職活動を行うメリット

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退職後に転職活動を行う場合のメリットには、時間的余裕、入社時期の柔軟性、失業保険の受給可能性など、働きながらでは得られない利点があります。以下では、辞めてから転職活動を行う主な3つのメリットについて詳しく解説します。

時間に余裕ができる

辞めてから転職活動を行う大きなメリットは、時間に余裕ができることです。仕事を辞めてからであれば、転職活動に多くの時間を使いやすいでしょう。転職先のリサーチに時間をかけられるほか、スケジュールの調整がしやすいため、より多くの企業に応募できます。

自己分析や職務経歴書の作成、企業研究といった転職準備に十分な時間を確保できるのは、大きな利点です。また、面接日程の調整も格段にしやすくなります。働きながら転職活動をする場合、平日の面接に参加するためには休暇を取得したり早退したりする必要がありますが、辞めた後であればスケジュール調整の負担を軽減できます。

内定後すぐに入社できる

辞めてから転職活動を行うもうひとつの大きなメリットは、内定後すぐに入社できる点です。退職準備期間が不要なため、企業の希望する入社時期に柔軟に対応できます。これは特に「急募」の求人に応募する際に大きな優位性となるでしょう。

新規プロジェクト立ち上げ、欠員補充など、企業が人材を急いで確保したい状況は少なくありません。そのような場合、「すぐに入社できる人材」は採用担当者にとって魅力的な候補者となります。 

失業保険をもらえる可能性がある

失業保険を受給できる可能性がある点も、辞めてから転職活動を行うメリットといえるでしょう。離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12ヵ月以上あることなどの一定の条件を満たしていれば、ハローワークで手続きをすることで経済的な支援を受けられます

経済的な不安から転職に踏み切れない方は、自身が失業保険の条件を満たしているかをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

参照:基本手当について|ハローワークインターネットサービス

辞めてから転職活動を行うデメリット

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辞めてから転職活動を行う場合は、いくつかの重要な点に注意する必要があります。収入が途絶えることや職歴にブランクが生じることは、転職活動に大きな影響を与える可能性があるためです。ここでは、仕事を辞めてから転職活動を行う際の主なデメリットを具体的に解説します。

収入を得られない

仕事を辞めてから転職活動を行う場合、収入が途絶えるリスクがあります。収入がない状態が続くと、生活費や家賃などの固定費の支払いが大きな負担となるでしょう。転職活動は思ったより長期化することも多く、その間の経済的不安から焦りが生じやすくなります。

経済的な不安は、転職活動自体に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。「早く内定を得なければ」という心理的プレッシャーから、希望条件に合わない企業にも妥協して応募してしまうケースも考えられます。その結果、入社後にミスマッチを感じ、短期間で再び転職を検討することになるリスクもあります。

ブランクが生じる

辞めてから転職活動をする場合、避けられないのがキャリアのブランク期間です。1ヵ月~2ヵ月程度の空白であれば問題になりにくいですが、長期間空いてしまうと採用担当者から疑問視されるリスクがあります。「なぜこれだけの期間、就職先が決まらなかったのか」「何か問題があるのでは」という先入観を持たれる可能性も否定できません。

やむを得ず辞めた後に転職活動をする場合は、ブランク期間の説明を準備しておくことが重要です。空白期間に何をしていたのか、なぜ転職活動が長引いたのかを面接で明確に説明できるようにしておきましょう。「スキルアップのための学習期間だった」など、ポジティブな理由を伝えられると印象が大きく変わります。

転職活動は「働きながら」と「辞めてから」どちらがよい?

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働きながらの転職活動にも、退職してからの転職活動にも、それぞれメリットとデメリットがあります。人によって向き不向きもあり、必ずしもどちらがよいとは言い切れません。自分にとってどのタイミングでの転職活動が向いているのかを判断するためのポイントとして、以下をご覧ください。

働きながらの転職活動がおすすめなケース

働きながらの転職活動をおすすめするのは、主に以下のケースです。

  • 貯金が心もとないなど、経済面での不安が大きい
  • 第二新卒をはじめとした20代の若手である

経済面での不安を感じやすい方は、退職後の転職活動では焦りから失敗を招きやすいでしょう。また若いうちは十分なスキルや経験がないため、職歴のブランクが選考に悪影響を及ぼす場合があります。時間をかけて転職先の吟味をしたいのであれば、働きながらの転職活動が適しているでしょう。

辞めてからの転職活動がおすすめなケース

退職してからの転職活動が向いているのは、主に以下のケースです。

  • 多忙すぎるあまり転職活動にほとんど時間を割けない
  • 現職での精神的もしくは肉体的な負担が大きい

時間的、または精神的や肉体的な余裕があまりになく、転職活動を思うように進められないような状況であれば、退職後の転職活動をおすすめします。

働きながらの転職活動はつらい?成功させる5つのコツ

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仕事と転職活動を両立させることは確かに大変ですが、ポイントを押さえて取り組めば効率的に進められます。時間的制約がある中で効果的に活動するには、具体的な戦略が必要です。ここでは、働きながら転職活動を成功させるためのコツをご紹介します。

1.スケジュールを明確にする

転職活動を始める際には、現職の繁忙期後、ボーナス後、求人の多い時期に合わせてなど、退職日の目安をあらかじめ決めたうえで逆算してスケジュールを立てましょう。スケジュールを立てずに行動すると、疲れを理由にリサーチを後回しにしてしまったり、「もっとよい転職先があるかもしれない」と高望みしすぎてチャンスを逃してしまったりなど、転職活動を長引かせる恐れがあります。

2.希望条件に優先順位をつけておく

希望条件が多すぎると理想の企業が見つからず、活動が長期化しやすくなります。そのため、転職先に求める条件をすべて書き出し、優先順位をつけることが大切です。まず「譲れない条件」と「あればうれしい条件」を明確に分け、重要度に応じて順位をつけていきましょう。たとえば、「年収400万円以上」「年間休日125日以上」など具体的な数値で条件を設定すると、企業選びがしやすくなります。

3.同時に複数社に応募する

働きながら転職活動を効率的に進めるなら、同時に複数の企業に応募するのがおすすめです。一社ずつ順番に応募していくと、転職活動が長期化してしまいます。複数の企業を並行して検討することで、各社の条件や社風を比較しながら判断できるため、より自分に合った転職先を見つけやすくなるでしょう。

ただし、働きながら複数社に応募する際には、面接日程の調整に注意が必要です。応募社数が多すぎると予定が立て込み、準備不足や体力的な負担につながることもあります。自分が無理なく管理できる範囲内で、効率よく進めることをおすすめします。

4.転職活動を悟られないようにする

転職先が決まり退職の希望を伝えるまでは、転職活動を進めていることは、上司や同僚に漏らさないほうが無難です。転職の意思を知られることで、以後の仕事に支障が出る恐れもあります。職場で求人情報を検索する、社用のメールアドレスで転職サイトに登録するなどの行動から転職活動を知られるケースもあるため、気をつけましょう。

5.転職エージェントを活用する

働きながらの転職活動は、時間的な余裕が少ないため、ひとつひとつの工程の効率化が大切です。効率化する手段のひとつとして、転職エージェントが挙げられます。

転職エージェントでは、希望に合った求人を紹介してくれるほか、一般に公開されている求人では知り得ない企業情報を聞けるため、リサーチの効率化が可能です。また、面接日や入社日のスケジュール調整を代行してくれる点も、在職中の転職活動にはぴったりのサービスといえるでしょう。

働きながらの転職活動に疲れたらマイナビエージェントに相談!

働きながらの転職活動は時間的制約や心身の負担が大きいものの、プロのサポートを受けることで効率よく進められます。マイナビエージェントでは、各業界に精通したキャリアアドバイザーが一人ひとりの状況に合わせた転職支援を提供しています。

仕事をしながらの転職活動で特に大変な面接日程の調整や書類作成のサポート、さらに企業との条件交渉まで、あなたの負担を軽減するフルサポートが受けられます。転職活動と仕事の両立に疲れを感じたら、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。あなたの理想のキャリアを実現するための最適な道筋を一緒に考えます。

まとめ

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働きながらの転職活動には収入確保やプレッシャーの軽減といったメリットがある一方、面接日程の調整や時間確保の難しさというデメリットもあります。辞めてからの転職活動は時間的余裕や即時入社が可能である反面、収入が得られないことやブランクが生じるというリスクがあります。状況に合わせた方法を選び、計画的に進めることが転職成功の鍵といえるでしょう。

働きながらの転職活動に不安を感じている方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。転職市場に精通した専任アドバイザーが、一人ひとりの状況に合わせた転職活動を、二人三脚でサポートいたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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