IT業界のホワイト企業に転職したい!見分け方のポイントは?|求人・転職エージェント

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更新日:2024/11/07

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IT業界のホワイト企業に転職したい!見分け方のポイントは?

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この記事のまとめ

  • IT業界にブラック業界が多いといわれる理由は、下請けIT企業のイメージによるものが強い。
  • IT業界のホワイト企業を見分けるのなら、求人票や就職四季報、転職エージェントを活用しよう。
  • 転職先の情報をリサーチするときには、労働条件だけでなく第三者の意見や口コミも参考にしよう。

憧れる方も多い反面、ブラック企業が多いというイメージを持つ方もいるIT業界。そのイメージから、なかなか転職に踏ん切りがつかないという方もいるのではないでしょうか。

そこで今回はIT業界にブラック企業が多いといわれる理由を解説します。また、ホワイト企業とブラック企業の見分け方についてもまとめました。待遇のよい企業を見つけ、満足のいく転職を叶えましょう。

目次

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転職前に知りたい!ホワイトIT企業の特徴

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最初は、ホワイトIT企業の特徴を5つご紹介します。求人票や面接時に確認できる項目に絞ったため、転職前にホワイト企業かどうかを見定める際の参考になるでしょう。すでに気になる企業がある方も、ホワイト企業の特徴を押さえたうえで、改めて求人情報を確認してみてください。

離職率が低い

ホワイト企業を見分けるうえで、数字として出るため判断材料にしやすいのが離職率です。見分け方としては、もちろん離職率が低いほどホワイト企業だと考えられます。

離職率は、ハローワークの求人票や就職四季報で調べられるほか、転職エージェントから情報を提供してもらうのもよいでしょう。なお直近の離職率では、単純に仕事が合わずに辞めている可能性もあります。3年後離職率を参考にするのがおすすめです。

売上と従業員が増加傾向にある

売上だけでなく、従業員数も増加傾向にある企業は、ホワイト企業だと考えられます。逆に成長はしていても、従業員数が見合って増加していないのであれば、ブラック企業の恐れがあるでしょう。事業が成長すれば、仕事量は増えるのが一般的であり、従業員数を増やさなくては1人あたりの仕事量が膨大になるためです。

売上と従業員数の変動は、就職四季報のほか、上場企業であれば有価証券報告書でも確認できます。また、転職エージェントにも情報提供を頼めるでしょう。

残業代がきちんと支給される

ホワイト企業では、残業時間に応じた残業代がきちんと支給されます。「残業時間に応じた」という点が重要であり、みなし残業制(固定残業制や裁量労働制も含む)には注意しましょう。

みなし残業制は、一定時間の残業代をあらかじめ給与や手当として設定するというもの。ブラック企業の中には、上限を超えた場合の残業代を支払わない(サービス残業にする)というケースもあるようです。

ただし、みなし残業制そのものは違法ではないため、「みなし残業制と表記がある=ブラック企業」とは言い切れません。中には、実際の残業時間よりも残業代をもらえるケースもあるでしょう。

福利厚生や休暇制度が充実している

福利厚生や休暇制度といった待遇が充実した企業は、ホワイト企業だと考えられます。福利厚生の多くは企業が社員にお金を投資することによって賄われるため、企業の安定性も垣間見られるでしょう。

福利厚生については、企業の公式サイトから確認できるほか、転職エージェントにも情報提供を頼めます。また、よりリアルな声を調べたい場合には、口コミサイトを活用してみましょう。

評価制度が設けられている

ホワイト企業は、評価制度が整えられている傾向です。きちんとした評価制度があることによって、成果に見合った報酬を得られるため、収入の面での不満も社員から出づらいでしょう。

なお確認する際には、評価制度の具体性に注目します。「評価に応じて給料UP」「半年ごとに給料見直し」などの文面はよく見られますが、具体的な評価項目が不明な場合には、人事の独断裁量である可能性も否めません。

求人票や公式サイトでは具体性が掴めない場合には、面接時に質問するか、転職エージェントに詳細情報の提供を頼みましょう。

IT業界にブラック企業が多いと思われる理由と実態

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IT業界にはブラック企業が多いというイメージがつきまといますが、ほか業界に比べて多いかというとそうではありません。では、なぜブラック企業が多いと思われやすいのか、その理由を解説します。いま一度、IT業界を見つめ直してみましょう。

ブラック企業が多いと思われる理由

IT業界の中でも、下請けにあたる企業は激務になりやすい傾向です。下請け企業ではクライアントの要望に応じて仕事を進めますが、仕事の性質上、想定外の業務が発生しやすいのがIT業界。クライアントが希望する納品日に合わせるために残業が増えるケースも少なくないため、ブラック企業のイメージがつきやすいのでしょう。

常に求人が多い業界であることから、「人が定着しない」というイメージを持たれる方もいます。

実際には働きやすいホワイト企業もある

IT業界には、長時間労働や深夜残業が多い企業があるのは事実です。しかし、その一方で働きやすいホワイト企業も実在します。常に求人が多いのも、IT業界の需要が高まり続けていることが一因です。

転職先を探す際には、IT業界に限らず、業界のくくりで見ることは避けましょう。企業ごとの成長率や離職率など細部にまで目を通せば、ホワイト企業への転職に近づけます。

IT転職でブラック企業を避けるためのチェックポイント

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ホワイトなIT企業に転職したいのであれば、ブラック企業を避けるためのポイントを確認しましょう。ただし、ここでご紹介する条件に当てはまっている企業がすべてブラック企業というわけではありません。あくまで判断ポイントのひとつとして、活用してみてください。

企業の採用状況

求人を出す回数が多いだけではなく、内容が毎回「大量採用」という場合には、注意が必要です。常に多くの人員を確保しなくてはいけないほど、離職者が多いのかもしれません。

また、「未経験者採用」の頻度が高い企業も注意するとよいでしょう。入社後すぐの離職が多い職場環境である恐れがあります。

研修制度

未経験者可の求人を出しているのにも関わらず、研修制度の詳細が記載されていない求人には注意しましょう。研修制度が整っていない恐れがあります。

新人を育てる意識がなかったり、業務を行うために十分な研修がなかったりすると、仕事に慣れるより先に精神的に参ってしまうかもしれません。また、仕事のモチベーションにも影響するため、研修制度については下調べをしましょう。

在職者の勤務年数

在職者の勤務年数を調べれば、労働条件に不満を感じる方の多さをおおむね把握できるでしょう。目安としては、3年以上働いている社員が多いほど、ホワイト企業の可能性が高いといわれています。

勤務年数を調べる場合には、ハローワークの求人票や就職四季報、転職エージェントからの情報提供などを利用しましょう。

開発状況

受託開発が多い下請けは、長時間労働が多い傾向にあります。下請け企業すべてがブラックというわけではありませんが、独自サービスの開発が積極的な企業のほうがやりがいも保ちやすいでしょう。

開発内容の詳細が求人情報や公式サイトだけでは掴めないようであれば、面接時に質問するのもおすすめです。独自サービスの開発に対する企業の姿勢を読み取れるでしょう。

みなし残業制

みなし残業制はブラック企業が取り入れることも多い制度であるため、注意しましょう。求人票にみなし残業との記載がなくても、未経験者にも関わらず初任給が相場より高いケースは注意が必要です。給料の中に残業代も含まれているかもしれません。

面接時の対応

面接時の対応に不安を覚えた場合には、企業の体制を疑ってもよいでしょう。特に研修制度や残業についての回答を拒否される、または態度悪く返されるといった場合には注意が必要です。

企業と求職者はあくまで対等な関係です。それにも関わらず横柄な態度を取られるようであれば、社員の扱いにおいても不遜さが見られるかもしれません。

内定が決まるまでの期間

内定があまりに早く決まった場合には、慎重になりたいところです。たとえば未経験なのにも関わらず、書類選考後や面接の時点で「明日からすぐに出社してくれ」などと言われるケースもあるかもしれません。

しかし、それほど入社を急ぐ企業は、過度な人手不足をはじめとした問題を抱えている恐れがあります。改めて企業の情報を集めてみましょう。

ブラック企業ではない?よくあるIT業界の勘違い

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ここでは、IT業界における「ブラック企業と勘違いされやすい企業の特徴」をご紹介します。IT業界に限らないことではありますが、「〇〇だからブラック企業」という決めつけは避けましょう。視野を狭くして、よい企業との縁を逃してしまうかもしれません。

客先常駐派遣があるとブラック企業という勘違い

客先常駐派遣とは、勤めている企業内で働くのではなく、クライアント企業に常駐して働くことを指します。あまり一般的な働き方ではないため、客先常駐派遣があるというだけでブラック企業と考える方もいるようです。

確かに客先常駐派遣は、外部の人間として別企業と関わるため、人によっては大きな精神的負担を感じるかもしれません。しかしその反面、残業は比較的少ない傾向にあります。残業が多いとその分、クライアント企業の費用負担が大きくなるためです。

中小企業はブラック企業という勘違い

大手企業はホワイト、中小企業はブラックという勘違いをしている方も時にはいます。これは中小に多い下請け企業ほど、労働時間が長くなる傾向があるためでしょう。しかし、中小や下請け企業だからといって確実にブラックということはありません

逆に「大手企業だから大丈夫」と、安易に考えることも避けましょう。転職先を決める際には、企業規模に関係なく念入りな下調べをおすすめします。

ホワイトなIT企業に転職するための3つの対策

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ここでは、ホワイトなIT企業に転職するために知っておきたい3つの対策をご紹介します。転職先選びに失敗したくないのであれば、せめてこの3つは押さえておきましょう。選び方が定まり、転職準備の効率アップにもつながります。

企業のリサーチを徹底する

企業のリサーチをする際には、労働条件だけでなく企業の風土や社長の考え方などに至るまで、徹底的なリサーチを心がけましょう。また、集めた情報を元に社員を大切にしている企業なのかはもちろん、自身に合うかどうかもチェックするとよいでしょう。

たとえ大手企業や人気企業であっても、リサーチが重要であることは変わりません。むしろイメージから甘く判断することがないように、離職率や人員増加率など、確固たる数字で判断するのがおすすめです。

第三者の意見や口コミを参考にする

企業に対して抱くイメージは第三者から、企業の実態については社員の口コミを参考にしましょう。客観的な意見も加えることで、視野を広く持てます

なお第三者の意見を調べる際には、口コミサイトだけでなく、SNSも活用するとよいでしょう。

転職エージェントを活用する

企業の実情を詳しく知りたいのであれば、転職のプロである転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントでは、各業界の事情だけでなく、一企業の情報まで密に押さえていることが多いためです。

「残業は月平均どのくらいなのか」「どのような評価制度を設けているのか」など、企業には直接聞きづらい質問にも対応してもらえるでしょう。

企業情報を詳しく知りたいなら「マイナビエージェント」

企業のリサーチを徹底したい方には、マイナビエージェントがおすすめです。マイナビエージェントでは、各企業の人事担当者と密接にやりとりをすることで、企業のリアルな情報を収集。個人では知り得ない情報までご提供可能です。

ホワイト企業に転職したい場合は「どのような企業をホワイトと考えているのか」をキャリアアドバイザーにお伝えください。福利厚生が充実した企業や、残業の少ない企業など、お客さまのご希望にぴったりの転職先探しをサポート致します。

まとめ

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一般的にブラック企業が多いとイメージされるIT業界ですが、ほかの業界に比べて特別多いというわけではありません。転職前に念入りなリサーチをすることで、ホワイト企業への転職も可能でしょう。

しかし求人数が多いIT業界だからこそ、入念なリサーチは大変なうえ、個人で調べられる範囲には限りがあります。企業のリアルな労働環境や社風まで知りたい方は、ぜひマイナビエージェントをご利用ください。

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マイナビエージェント編集部

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