更新日:2023/12/28
この記事のまとめ
転職を考えたとき、「転職先は中小企業よりも大手のほうが良いのではないだろうか?」と考える方も少なくはないでしょう。しかし、中小企業には中小企業ならではの良さやメリットがあります。
ここでは、中小企業と大手企業それぞれのメリット・デメリットと、良い中小企業を見極めるためのポイントをご紹介します。
目次
中小企業と大手企業とは、それぞれどんな会社のことを指しているのでしょうか?
まず、定義が明確に決められているのは、中小企業です。
中小企業基本法という法律で、資本金・出資の総額と、常時使用する従業員の数で業種別に基準が設けられています。
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一方で、大手企業には中小企業のような定義がありません。一般的には、中小企業の基準を超える企業のことを大手企業としています。
ここからは、中小企業と大手企業、それぞれで働くメリット・デメリットについてご紹介します。
メリットとデメリットを把握した上で、自分のキャリアで優先したいことや、職場環境に求める条件などと照らし合わせて、転職先を決めていくといいでしょう。
まずは、中小企業に転職するメリットとデメリットをご紹介します。
次に、大手企業に転職するメリットとデメリットをご紹介します。
大手企業よりも数的には選択肢が多いといえる中小企業ですが、選択肢が多い分だけ、「転職してみたら実はブラック企業だった...」「自分には合わない職場環境と気付いた」ということもあるようです。
自分にとって良い転職先であるかを慎重に見極めることが大切です。
企業選びの際は、以下で紹介するようなポイントに注目すると良いでしょう。
「売上が伸びていない」「新製品や新サービスの発表がない」といった企業には注意しましょう。特に、昇給やボーナス面でデメリットが生じる可能性があります。
中小企業は大手企業に比べ、毎年の売上や業績を開示していないところも多いです。面接や面談の際に、うまく聞き出すようにしましょう。
「メールの内容は丁寧かどうか」「メールのレスポンスの早さはどうか」、さらに「採用面接の際に出てきた社員の態度や雰囲気はどうか」といった採用担当者のマナーも確認しましょう。
マナーができていなかったり、無愛想だったりする場合は、そのような人を採用担当に置く会社であると考える必要があります。
IT化によって、どの会社も業務の効率化が求められている現在。「メールで済むものを郵送で送っている」「メールの使い方が稚拙である」など、ITに不得手である印象を受ける会社には注意しましょう。
また、面接で企業に伺った際に、「昭和の前近代的な雰囲気を感じさせるオフィス環境」であった場合も要注意です。入社後、非効率的な作業に追われる可能性があります。
面接で会社に伺った際は、社内の活気や明るさにも注目してみましょう。「挨拶をして社内に入っても返してくれる人が少ない会社」や「社内全体が静かでどこか無気力感の漂っている会社」は要注意です。
大手と比べて社員数が少ない中小企業は、社内に活気があるかどうかが業績の良し悪しを左右する場合が多いです。社員同士の会話や笑い声が聞こえてくるような会社かどうかもチェックしてみると良いでしょう。
企業の権限の大部分を握る社長。会社には社長自身のカラーが反映され、会社の成長も失敗も、社長によるところが大きいといえます。その社長は、一緒に働きたいと思えるような人でしょうか?
中小企業は、ほとんど毎日社長と顔を合わせる規模の会社も少なくありません。もし、一緒に働きたくないと思った場合は、その企業は候補から外したほうが良いでしょう。
可能であれば、社員と社長の接し方もチェックできると、より判断しやすいでしょう。
「社員の定着率や離職率」も、その企業の良し悪しを見極める大きな判断材料となります。
定着率が低い、または離職率が高い会社の場合、研修や教育制度が整えられていなかったり、職場環境が良くなかったりする可能性も考えられます。
マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは業界別の専任制となっており、各業界の出身アドバイザーも多く在籍しているため、情報も豊富です。中小企業への転職でチェックしたい社風や職場環境等の情報も、ご提供することが可能です。
中小企業への転職で不安がある方や、初めての転職で何から始めるべきか悩んでいるという方は、まずはお気軽にご相談ください。
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