転職を7月にするメリットは?デメリットや注意点、成功のコツもまとめて解説|求人・転職エージェント

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更新日:2025/06/30

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転職を7月にするメリットは?デメリットや注意点、成功のコツもまとめて解説

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この記事のまとめ

  • 7月の転職は、ライバルが少ない、新年度の自分の立ち位置や業務内容を踏まえて転職を検討できるなどのメリットがある。
  • 7月入社を目指して転職活動を始める際は、求人数が少なかったりボーナスを受け取れなかったりといったデメリットも考慮する必要がある。
  • 7月入社を成功させるには、入社目標日を設定して、そこから逆算してスケジュールを立てるのがおすすめ。

夏のボーナス直前の転職は、金銭的な損失を招くのではないかという不安を抱えていませんか。また、7月入社は求人数が少なく選択肢が限られるというイメージがあるかもしれません。

しかし実は、ライバルが少ない時期ならではのチャンスがあったり、新年度の職場環境を見極めたうえで転職を決断できたりするメリットも存在します。この記事では、7月転職のメリット・デメリットや、転職成功のポイントを紹介します。

目次

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7月に転職する4つのメリット

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一般的に4月〜6月は転職市場が比較的落ち着く時期のため、7月入社を狙って転職活動することによるアドバンテージがあります。選考プロセスでのライバルの少なさ、新年度の職場環境を見極めたうえでの決断、ゴールデンウィークを活用した準備など、具体的な7月転職の進め方を確認してみましょう。

1.ライバルが少なく選考が有利に進む可能性がある

7月入社を目指す転職活動の大きなメリットとして、ライバルの少なさが挙げられます。多くの転職希望者は夏季ボーナスを受け取ってから退職を申し出たいと考える傾向もあり、5月・6月に転職活動をする人は比較的少ない傾向です。

そのため、7月入社を目指して早めに転職活動を始めれば、ほかの候補者との競争が比較的緩やかな環境で選考を受けられる可能性が高まります。採用担当者の目に留まりやすくなり、じっくり自分の魅力や能力をアピールできるでしょう。さらに、競争が少ない分、精神的な余裕を持って転職活動に臨めるという利点もあります。

2.新年度の職場環境を踏まえたうえで決断できる

7月入社を目指す転職は、4月からスタートする新年度の職場環境を見極めてから決断できます。多くの企業では4月に組織再編や人事異動が行われるため、新しい組織体制や業務内容を実際に経験したうえで転職を検討できるのです。

新しい部署での業務にやりがいを感じ、キャリアパスにも満足できるなら現職にとどまる選択もできます。逆に、期待していた成長機会が得られなかったり、業務内容が自分のスキルと合わなかったりする場合は、転職を決断する明確な理由になるでしょう。

3.希少な求人を見つけられる可能性がある

7月の転職では、通常なら見つけにくい希少な求人に出会えるチャンスがあります。なぜなら、多くの企業では4月の新年度がスタートして間もない時期に人手不足が明らかになることがあるからです。前年度内に採用に至らなかったポジションの募集が再開されることも少なくありません。さらに、夏のボーナス支給後に退職する社員が出ることで、管理職などの重要ポジションで突如求人が出るケースもあります。

欠員補充のための求人は、条件が合えばすぐにでも入社してほしいという企業側の意向から、内定までのスピードが早い傾向です。転職活動をする人が少ない時期でもあることから、ひとつの求人に対する競争率も下がります。もし希望に合ったポジションの求人を見つけた場合、ライバルが少ない状況で選考を受けられる可能性が高まるでしょう。

4.転職準備にゴールデンウィークを活用できる

7月入社を目指す転職活動において、ゴールデンウィークは貴重な転職準備期間になるでしょう。在職しながらの転職活動は時間の確保が大変ですが、ゴールデンウィークの連休を活用することで、じっくりと準備ができます

この時期に集中して行える重要な準備としては、企業研究や面接対策、応募書類の磨き上げなどがあります。平日は仕事で忙しく、企業を深く調査する時間がない方でも、複数の候補企業の事業内容や業界動向を詳しく調べられるでしょう。

また、面接で想定される質問への回答準備や模擬面接の練習など、じっくり対策にも取り組めます。履歴書や職務経歴書を客観的に見直す絶好の機会にもなるでしょう。

7月転職にはデメリットもある

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7月の転職にはメリットがある一方で、いくつかの注意したい点もあります。せっかくの転職チャンスを活かすためには、事前にこれらのデメリットを把握しておくことが重要です。ここでは、7月に転職を検討する際に押さえておきたい3つの主なデメリットについて解説します。

求人数が少ない

7月入社を目指す場合、転職活動を始める4月前後は求人数が減少する傾向にあります。厚生労働省の「一般職業紹介状況」データによると、3月~4月ごろから求人数が減少する現象が複数年にわたって確認されています。これは多くの企業が新年度の採用計画を3月までに完了させるためです。

そのため、7月入社を目指す転職者は、希望する職種の求人が見つかりにくくなる可能性があります。また、5月に転職活動を開始する場合はさらに求人数が少なくなることもあるでしょう。

参照:一般職業紹介状況|厚生労働省

ボーナスを受け取れない可能性がある

7月に転職する場合、ボーナスに関する影響を慎重に考慮する必要があります。多くの企業では夏のボーナスは6月下旬~7月上旬に支給されますが、退職のタイミングによっては支給額が減額されたり、まったく受け取れなくなったりするリスクがあるでしょう。

また、新しい職場でも、7月入社の場合は夏のボーナス算定期間に勤務していないことから、最初の夏季ボーナスは支給されないケースがほとんどです。

入社後のサポート体制が整っていないケースがある

7月入社を目指す場合、入社後のサポート体制についても注意が必要です。多くの企業では4月の新卒入社に合わせて研修プログラムや教育体制を整えていますが、7月の中途採用では同水準のサポートが期待できないケースもあります

即戦力として採用される場合は、研修期間が短縮されたり、専任の教育担当者が不在だったりすることも少なくありません。また、同時期入社の同僚が少なく、分からないことがあっても気軽に相談できる相手が限られ、職場になじむまで時間がかかる可能性がある点も考慮しましょう。

転職で7月入社を目指すならいつから転職活動を始めればよい?

株式会社マイナビの「転職動向調査2025年版(2024年実績)」(2024年12月調査)によると、2024年転職者全体のうち、転職を考え始めてから内定通知までの期間は3ヵ月未満の人が6割強でした。データから、一般的に転職活動の期間は3ヵ月~6ヵ月程度が目安といえるでしょう。

そのため、7月入社を目指す場合は、遅くとも4月ごろには転職活動を開始すると安心です。慎重を期したい方は早めに始めることをおすすめします。ただし、企業によって選考のスピードは異なります。また、現職の退職交渉や引継ぎに対応する期間なども考慮する必要があるでしょう。

参照:転職動向調査2025年版(2024年実績)|株式会社マイナビ

転職で7月入社を成功させる5つのポイント

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7月入社のメリットを活かすには、準備と戦略が不可欠です。ここでは、7月転職を成功に導く5つの具体的なポイントについて詳しく解説します。7月入社を成功させるためのポイントを押さえ、効率的な転職活動を展開しましょう。

1.入社目標日から逆算してスケジュールを立てる

7月入社を目指すなら、まず具体的な目標日を設定し、そこから逆算してスケジュールを立てるのがおすすめです。具体的な期間は、書類選考や面接対策が1ヵ月〜2ヵ月程度、内定後の退職手続きや引き継ぎは1ヵ月〜2ヵ月程度を目安にするとよいでしょう。現職の退職時期や引き継ぎ期間を考慮したうえで、余裕のあるスケジュールにするのがポイントです。

2.転職理由を明確にする

転職活動を成功させるためには、「なぜ転職するのか」という理由を明確にすることが不可欠です。この軸がぶれていたり希望条件が多すぎたりすると、転職活動期間が長引く可能性があります。特に7月入社を目指す場合は、時間的制約もあるため、転職の目的を具体化しましょう。

まずは、現在の仕事への不満点や、次の職場に求めること書き出します。そのうえで、それらの条件に優先順位をつけることが重要です。たとえば「ワークライフバランスの改善」と「キャリアアップ」のどちらを重視するかを決めておくと、求人選びがスムーズになります。明確な転職理由があれば、面接での質問にも一貫性のある説得力ある回答ができ、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

3.自己分析を徹底する

転職活動において自己分析は、新卒時とは異なる観点で行う必要があります。すでに職務経験があるため、現職で得たスキルや強みを改めて棚卸しすることが重要です。具体的には、これまでの業務で達成した成果、身につけた専門知識、向上した能力などを整理しましょう。

次に、応募先企業が求める人物像と自分のキャリアを照らし合わせ、どのように貢献できるかを考えます。「なぜこの企業を志望するのか」という質問に対し、自分の強みとの関連性を含めた説得力ある回答を準備することで、効果的なアピールが可能になるでしょう。

4.面接対策を入念に行う

優れた経験やスキルがあっても、面接で効果的に伝えられなければ採用に結びつきません。特に7月転職を目指す場合、転職活動期間が長引くと入社時期にずれが生じるリスクがあります。まずは、企業研究を徹底し、応募先の事業内容や理念を理解したうえで、自分の強みとの接点を明確にしましょう。

次に想定される質問への回答を準備します。特に「志望動機」「転職理由」「困難を乗り越えた経験」などは、具体的なエピソードを交えて説得力のある回答を用意しておくことが重要です。可能であれば模擬面接を行い、回答の一貫性や話し方のくせを確認しておきましょう

5.転職エージェントにサポートしてもらう

転職エージェントの活用は、7月の転職を成功させる有力な選択肢です。専任のキャリアアドバイザーが転職活動を効率的にサポートし、市場価値を客観的に評価してくれます。転職エージェントを利用することで希少な非公開求人にアクセスできる可能性も高まるでしょう。

また、応募書類の添削や面接対策といった実践的なサポートに加え、入社時期や給与などの条件交渉も代行してくれるのが大きな魅力です。さらに、複数の企業との選考が同時進行する場合でも、日程調整や選考状況の管理を任せられるため、現職との両立の負担が軽減されます

7月転職を目指すならマイナビエージェントに相談しよう!

7月の転職を成功させるには、時期的な特性を理解し、適切なサポートを得ることが重要です。信頼できる専門家のサポートは、心強い味方となるでしょう。

7月入社を目指して転職活動を始めるなら、マイナビエージェントにご相談ください。マイナビエージェントは、各業界に精通したキャリアアドバイザーが転職活動を徹底的にバックアップします。まずは、「自分に合う企業を見つけたい」「設定した目標日までに転職したい」といった転職に関するお悩みを、気軽にお聞かせください。

まとめ

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7月の転職には、ライバルが少なく選考が有利に進む可能性がある、新年度の職場環境を踏まえた判断ができるといったメリットがあります。一方で、求人数が少ない、ボーナスを受け取れない可能性がある、入社後のサポート体制が整っていないケースがあるなどのデメリットも存在します。

7月入社を目指すなら、入社目標日から逆算したスケジュールを作成し、効率よく転職活動を進めましょう。
自己分析やスケジュール管理などのお悩みや疑問は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。経験豊富な転職のプロが、理想的な転職の実現をサポートいたします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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