更新日:2021/08/26
外資系企業は「高い英語力が必要」や「結果を出せなければ収入が下がる」などさまざまなイメージを持たれています。
こうした話を耳にするうちに、いわれていることは本当なのか、自分は外資系企業でやっていけるのかと考え込んでしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、外資系企業に向いている人の特徴や外資系企業で働くメリットとデメリット、さらに転職を検討する際に考えておきたいことを解説します。
最後には、転職の際に利用できるおすすめのサービスについても触れているので、ぜひご覧ください。
目次
外資系企業では、一体どのような人が求められているのでしょうか。
その特徴を大きく6つに分けて紹介します。
自分の考え方や仕事の進め方と照らし合わせながら、自身が外資系企業に向いているタイプかチェックしてみてください。
外資系企業では、たとえ新入社員であっても意見を求められる傾向にあります。
そのため、どのような挑戦がしたいか、目の前の仕事において何が必要だと思うのかなど、自分の意見を発信する力は欠かせません。
もうひとつ外資系企業の大きな特徴は、大方が成果主義であるということです。
個人の実績で評価が決まり、それによって収入も変化します。
だからこそ、自分の能力や実績をアピールする力は必要です。
昇進の交渉にも、自己アピールのスキルは役立ちます。
社員同士が盛んに意見交換をする外資系企業では、自分とは違う考えの人に出会うことも少なくありません。
相手の意見を否定するのではなく、受け入れつつも自分の意見を伝えられるような高いコミュニケーション能力も必要です。
また、自分の意見を伝える際も、筋道を立てて論理的に話すことが求められます。
外資系企業では、端的に要点を述べる話し方が好まれる傾向です。
外資系企業のなかには、事業展開のスピードが速い会社も多くあります。
新しい事業が始まるときは、組織体制や仕事のやり方が変わることも珍しくありません。
本社からの指示で経営方針が急に変わることもあります。
外資系企業では、それらの事態にも対応できるような変化に強い人が求められます。
仕事においても、失敗を回避することを考えるのではなく、失敗から学んだり柔軟に対応したりする姿勢が必要です。
そのため、保守的な人よりも柔軟性のある人のほうが向いています。
外資系企業ではロジカルな考え方を求められることが多く、業務においても効率的に働くことが重視されます。
個人主義であるため、周囲が残業しているという理由で全員が残って手伝う風習はありません。
それよりも、自分の仕事に専念して無駄なく働くことが求められます。
上司や先輩からの指示を待って働くスタイルの人よりも、自分で考えて働ける人のほうが外資系企業には向いています。
外資系企業で昇進する人の多くが、効率的に仕事をこなせる人です。
外資系企業は個人主義であることが多いため、価値観を統一するよう求められることはありません。
それだけに、一人ひとりが自分で考えて行動する力が必要です。
外資系企業で活躍している人は、基本的には自分で解決方法を探して実行します。
こうした自己解決の姿勢は成長につながるでしょう。
また、語学の勉強をはじめ、自主的にスキルアップにつながる学習に取り組めるような人が求められています。
積極的に自己成長していけることが、重要な要素のひとつです。
外資系企業では、違う国で生まれ育った人と一緒に働く可能性もあります。
仕事の取り組み方だけでなく、あらゆる面で価値観の違いを感じるかもしれません。
そのため、外資系企業では多様性を受け入れられる人が求められます。
相手の考えを受け入れつつ、自分の意見も主張していく力が必要です。
外資系企業にまつわるさまざまなうわさはさまざまあります。
たとえば「実績を上げられないとクビになる」などです。
これらのうわさ、イメージは本当なのでしょうか。
多くの人が抱く外資系企業のイメージをいくつかピックアップし、実際はどうなのかみていきます。
外資系企業は個人主義、成果主義であるため、成果を上げられないとすぐクビになると思っている人も多いようです。
しかし、外資系企業でもいきなりクビになることはほとんどありません。
多くのの外資系企業において終身雇用の考え方はないので、実績が作れなければ報酬がダウンするなど働きにくくなる可能性はあるでしょう。
しかし、日本で働く場合は日本の法律に沿って雇用されるため、会社側も急にクビにすることは難しいという背景があります。
ただし、日本の支社が撤退する場合などは退職を求められる可能性もあります。
外資系企業で働く以上は高い英語力が必要であるというイメージが強いようですが、必ずしもそうでもありません。
たとえば、上司や同僚がほとんど日本人の場合や、取引先の多くが日本企業である場合など、部署や職種、企業の成り立ちによっては英語をあまり使わないケースも多くあります。
しかし、同僚や上司が外国人のケースや本社に意思決定を仰ぐ場面もあるので、必要最低限の語学スキルは必要です。
ネイティブ並みの会話力を追求する必要はありません。
それよりも、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が求められます。
多くの人が抱いているイメージどおり、外資系企業で働く人の年収は高い傾向にあります。
しかし、成果によってインセンティブが変わるため、安定的に高収入が得られるとは限りません。
努力をしていても、成果を上げられなければ給与が下がったり、降格したりする可能性もあります。
ただし、そのぶん勤続年数や年齢に関係なく高い収入を得られる可能性も秘めています。
30代で重要な役職まで昇進する人がたくさんいるところも、外資系企業の大きな特徴のひとつです。
外資系企業で働くメリットとデメリットを表にまとめました。
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外資系企業では入社してすぐに裁量が与えられ、人材育成の考えがないため自分の意思で仕事をしなければなりません。
同僚と協力しながら仕事を進めてきた人にとっては、寂しさを感じることもあるようです。
しかし、1人で成し遂げた達成感は大きく、それが仕事に対するモチベーションにつながります。
また、多くの外資系企業では、仕事の進め方に対して日本の企業のような細かなルールが設定されていません。
そのため、直属の上司の考え方によって方針が変わることもあります。
外資系企業への転職は、年収の高さから非常に人気があります。
しかし、安易に飛び込んでしまうと、なかには後に苦労する人もいます。
外資系への転職に限らず、転職活動では視野を広く持ち、じっくり考察してから行動することが大切です。
これから転職を考えている方は、どのように意思決定をしていけばよいかを考えてみましょう。
外資系企業で働くメリットとして、グローバルな活動ができることや、勤続年数に関係なく重要な仕事を任せられることがよく挙げられます。
しかし、日本企業でそれらがかなわないわけではありません。
日本企業でも、若手に大きなチャンスを任せる風潮の会社もあります。
社風はさまざまであることを頭に置き、外資系だからという理由だけで選ばず、企業それぞれの本質をとらえることも大切です。
なぜ外資系企業に転職したいのか、明確な理由を持てているでしょうか。
単にかっこいいからといった憧れの気持ちや、なんとなく年収が高いからなどの理由では、入社後につまずく可能性もあります。
外資系への転職は特に目標や目的を明確にして突き進める意思の強さが求められます。
転職後にやりたいことは本当に外資系企業でなければかなわないのか、いまの仕事に対する不満が外資系企業では解消されるのか、じっくりと検証することも大切です。
転職を考えているなら、自分がどのように成長していきたいのか長期的な目線でキャリアを思い描いてみましょう。
キャリアプランを練ることで、転職先がそのプランに沿っているのかという判断基準が作れます。
これまで培ってきたスキルを無駄にしないためには、たとえ会社を変わっても同じ職種でいるほうが効率的にスキルを磨けます。
外資系企業では、早いうちに長期的なキャリアを描いて実行している人ほど成功しています。
自分が外資系企業に向いているのか悩んだときは、転職エージェントの支援を受けるのもひとつの手です。
多くの人の転職に携わってきたプロならではの視点で、さまざまなアドバイスがもらえます。
そのほか、転職エージェントとともに転職活動をするメリットについて詳しくみていきましょう。
転職活動をしていると、自分の強みがみえなくなる人もいるようです。
こうしたとき、転職エージェントは過去の職歴をヒアリングしながら、求職者の強みを見いだしてくれます。
キャリアアドバイザーとの会話のなかで、自分では意識していなかった強みが見つかるかもしれません。
また、応募書類の作成でサポートを受けられることも魅力です。
みつけた強みをうまくアピールすることで、書類選考も通過しやすくなります。
転職エージェントは、求職者が求める将来像などをヒアリングしながら、その人に合った企業を見つけ出すプロです。
そのため、自分では検討していなかった企業まで視野を広げられます。
転職活動は視野が狭くなる人も多いので、客観的な視点でのマッチングが受けられることは大きなメリットです。
また、転職エージェントは非公開の求人情報を持っているため、1人では見つけられなかった企業も候補に挙げられます。
転職エージェントのなかには、業界ごとに専任のアドバイザーを置いているところもあります。
マイナビエージェントがそのひとつで、業種・職種ごとの専任キャリアアドバイザーが、企業のマッチングや選考時のサポートなどを担当します。
キャリアアドバイザーは各業界の転職事情に精通しているため、より成功率を上げられることがメリットです。
異業種への転職を検討する際も、新たに希望する業種に精通したキャリアアドバイザーからアドバイスがもらえます。
外資系企業は日本企業と比べ、「意思決定が迅速」「成果主義」「若手でも自分の意見を求められる」など、仕事への姿勢の面で異なることが多くある傾向です。
こうした特徴は、向いている人、そうでない人がはっきり分かれる傾向を作り出しているといえます。
転職を考えたとき、外資系企業に向いているのかをしっかり考察しなければなりません。
向き、不向きを自分で分析することはなかなかに骨が折れます。
このようなときにもっとも有益な対処法は転職活動支援のプロが集まる転職エージェントを頼ることです。
転職エージェントではサポートの実績から客観的な分析を行い、ベストな選択を提案しています。
マイナビエージェントは、各業界の専任アドバイザーや企業担当アドバイザーが転職活動をサポートしてくれる、無料の転職サービスです。
自分が外資系企業に向いているのか不安のある方や、外資系企業への転職に前向きな方は、まずマイナビエージェントへの登録をおすすめします。
マイナビエージェントで、ベストな転職を目指しましょう。
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