更新日:2023/07/26
この記事のまとめ
「転職を何度繰り返しても、やりたい仕事が見つからない」と悩んでいる人は、自分自身に対する理解が十分ではない可能性があります。適職を見つけるためには、自己分析が大切です。また、やりたいことや興味のあること、趣味といった観点から求人を探すのもよいでしょう。
この記事では、やりたい仕事を見つけるための方法を紹介します。やりたい仕事が見つからない人の特徴や注意点も解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
やりたいことや目指したいキャリアが明確な人は少なく、多くの人は何をしたいのか分からないまま進路選択を迫られることがあります。また、社会的な要因や経済的な事情など、さまざまな理由で本来の希望とは違う仕事を選ばざるを得ない場合もあるでしょう。
やりたい仕事がなくても焦る必要はなく、無理に見つける必要もありません。自然とやりたい仕事が見つかる場合もあります。転職を考えている人は、自分に向いている仕事や将来性の高い仕事など、視点を変えて選んでみるのもよいでしょう。
やりたい仕事が見つからない人は、次に紹介する3つの特徴のどれかに当てはまる可能性があります。やりたい仕事が見つからない人の特徴と解決策を紹介します。
過去に仕事選びや学校選びなどで失敗を経験してしまうと、「二度と失敗したくない」と考えて慎重になりすぎてしまう人がいます。このような人は、どの仕事を検討しても「この仕事は本当に私がやりたい仕事ではないのでは」と感じてしまう可能性があります。
しかし、これは不安感が強すぎて疑心暗鬼になっているだけで、「本当にやりたいかどうか」ではなく、「選んだ後、失敗しないかどうか」について考えてしまっているからかもしれません。
こういう人は、あまり考えすぎず、思い切って求人に応募してみましょう。実際に面接官と会って話をすると、働いてみたいという気持ちが強くなる場合があります。たとえ合格したとしても、「やっぱり違うな」と思えば、断ることも可能です。まずは企業見学や力試しのつもりで、応募してみることをおすすめします。
「仕事にやりがいを見いだせないのは、職場環境や仕事内容のせいだ」と考える人もいるでしょう。現状への不満で転職を繰り返してしまう場合、マイナス思考になっている可能性があります。
仕事に不満を感じてすぐに辞めたくなってしまう人は、まずは目の前の仕事に真剣に取り組んでみましょう。成果を上げることで自信がついて、現職に対してやりがいを見いだせる場合があります。全力で取り組んでみても、どうしてもうまくいかないことはありますが、それはそれで「十分やりきった」とポジティブに受け止めることが大切です。
現状をポジティブに受け止めて前向きな自己評価を行えば、次の転職で成功する可能性がアップするでしょう。
何でも器用にこなしてしまう人は、どこの職場でもある程度の成果を上げることが可能です。一方、「自分が本当にやりたいことはこの仕事なのだろうか」という疑問を抱いてしまうケースがあります。
このような人は、自分の本当の強みを活かせる場所を探すことから始めるとよいでしょう。自分が楽しいと思えることや、興味のあることが何なのか、また、それを活かせる仕事にはどのようなものがあるのかについて調べてみることをおすすめします。
自分がやりたいと思える仕事に就ければ、やりがいや充実感を持って働けます。困難な仕事であっても、やりたい仕事であれば高いモチベーションを保ち続けられるでしょう。しかし、やりたい仕事をどのように見つけたらよいのかが分からない人も多いのではないでしょうか。そこでここでは、やりたい仕事の見つけ方を7つ紹介します。
世の中にどのような仕事があるのか知らないため、やりたい仕事や興味のある仕事が見つからない可能性があります。そこでおすすめなのが、さまざまな求人媒体を見て情報を集めることです。求人探しの方法には以下のようにいくつかあります。
まずはさまざまな職種を見て、「面白そう」「やりがいがありそう」など、興味・関心のあるものをリストアップしてみるとよいでしょう。
世の中には、あまり求人が出回らない業界や企業があります。インターネットやSNSなどを駆使して、求人情報だけでなく、企業・業界についても調べてみるとよいでしょう。どのような業界や企業があるのか調べていくうちに、興味が湧いてくる可能性があります。以下に、主な業界をいくつかピックアップしました。
また、同じ業界であっても、企業によって仕事内容や働き方は大きく異なります。興味の持てる業界を見つけられたら企業研究を徹底し、自分に合いそうな企業を探してみましょう。
人に褒められたことや喜んでもらえたことなど、過去の成功体験を軸に仕事を探してみるのもおすすめです。たとえば、「コミュニケーション能力が高い」と褒められたことがあれば、営業や販売といった人と話す仕事に目を向けてみるとよいでしょう。パソコンの使い方を教えて喜んでもらえたことがあれば、IT関連職が向いている可能性があります。
このように、過去の成功体験は自分の得意分野を探す際にも有効です。自分の得意分野を活かせる仕事はやりがいも感じやすいでしょう。
やりたい仕事が見つからない原因として、自分のことをよく理解していない可能性が挙げられます。自己分析をして自分の長所を活かせる仕事に転職できれば、やりがいを持って働けるでしょう。仕事も評価され、キャリアアップにもつながりやすくなります。
言い換えれば、自分に向いていない仕事をしても充実感を得られず、モチベーションも低下してしまう恐れがあります。自分の長所を分析するのが難しい場合は、家族や友人など身近な人に相談してみるとよいでしょう。
カメラが趣味の場合は「写真スタジオ」、車が好きであれば「自動車メーカー」といった具合に、自分の趣味や好きなことに関連づけて仕事を探すのもおすすめです。趣味や好きなことであれば楽しく働け、やりがいを感じられるでしょう。また向上心を高く持って仕事に取り組めるため、成長しやすいのもメリットです。
ただし、いままで自由に楽しんでいた趣味が仕事になった途端に純粋に楽しめなくなる場合もあります。趣味は趣味のまま楽しんでいきたいか、仕事にする覚悟があるのかを検討しましょう。
家族や友人など、身近な人に相談することでやりたい仕事を探すヒントを得られる可能性があります。友人にどのような仕事をしているのか、どのような働き方をしているのかを聞いた際に、「こんな仕事があったのか」「楽しそう」と感じる場合もあるでしょう。
興味を持った仕事を友人が紹介してくれる可能性もあります。人に相談するだけでも、自分の頭の中を整理でき、気持ちが楽になるのでおすすめです。
転職事情に詳しい転職エージェントに相談するのもひとつの手段です。転職エージェントは、求人の紹介やサポートを行う人材紹介会社で、無料で利用できます。自分に合った仕事を紹介してくれるほか、自己分析のサポートもしてくれるため、やりたい仕事が分からない人におすすめです。
転職エージェントは直接探すことが難しい非公開求人の紹介や、年収交渉なども行ってくれます。また、転職活動中に直面する不安や悩みに対しても相談に乗ってくれるため、安心して転職活動を進められるでしょう。相談だけの利用も可能です。悩んでいる人は一度相談してみるとよいでしょう。
転職先を探す際には、「次こそやりたい仕事に就きたい」と考えるでしょう。しかし、気持ちを優先させて冷静な判断を行わないと、失敗してしまうことがあります。続いては、やりたい仕事を探すときの注意点を紹介します。
「職種を変えればやりがいのある仕事が見つかるだろう」と、安易に考えるのは避けましょう。たとえば、「内勤でひたすら電話対応を行うカスタマーサポートの仕事にやりがいを感じられず、顧客企業を訪問する機会が多い営業職に転職したものの、身体的な負担が大きくてすぐにまた転職を考えることになった」など、自分の適性を考えずに職種を変えると、失敗するリスクが大きくなります。
やりたい仕事に出合うために職種を変える場合は、自身の適性を見直し、その仕事が自分に合うかよく検討しましょう。
やりたい仕事が見つかった際は、その仕事の将来性を考慮することも大事です。趣味や好きなことを仕事にできても、将来性がなければ長期的に安定したキャリアを築くのは難しいでしょう。将来性を見極めるのは簡単ではありませんが、「AIに代替されにくいか」「需要が高いか」「成長している業界か」などのポイントを考慮し、将来性を判断することをおすすめします。
「本当にやりたい仕事」を見つけるためには、やりがいや適性があるかどうかを考えることが大切です。「やりたい仕事を見つけるために客観的なアドバイスが欲しい」という人は、転職エージェントの利用をおすすめします。
マイナビエージェントでは、各業界に精通したキャリアアドバイザーがあなたのスキルや特性を考慮したうえでマッチする企業を紹介します。やりたい仕事を見つけて希望どおりの転職を実現するために、全面的にサポートいたします。
やりたい仕事を見つける方法には、「多くの業界・企業について調べる」「過去の成功体験を振り返る」「趣味から見つける」などがあります。転職活動中の人は、焦らず自分に向いている仕事を探してみるとよいでしょう。
マイナビエージェントでは多くの求人を扱っており、キャリアアドバイザーがあなたの得意・不得意や希望条件を親身にヒアリングし、求人をご紹介します。応募書類の作成や面接対策などもサポートしているため、転職活動の経験が少なく、不安に感じている方はぜひご相談ください。
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