更新日:2021/11/15
外資系企業への転職を考えている女性の中には、「年齢」や「英語力」に不安を持つ方も多いのではないでしょうか。
「何歳まで採用されるのだろうか」「英語が苦手でも転職は可能なのか」など、転職への悩みを抱える方も多く見受けます。
そこでこの記事では、外資系企業への転職を考えている女性へ向けて、特徴や注意点をピックアップしました。
女性が活躍しやすい職種や転職方法についてもご紹介します。
目次
近年では、自分らしい働き方を求めて、外資系企業への転職を希望する女性も増えています。
外資系企業は「ハードな仕事」というイメージを持つ方もいますが、実際には年齢や性別にとらわれず、女性が活躍できる環境が整っています。
ここでは、外資系企業の特徴について、詳しくご紹介します。
外資系企業では、個人の能力や成果に対して評価をする「実力主義」が基本です。
「女性だから」「若いから」などの理由で評価に影響がでることはほとんどないため、成果に応じた評価を受けたい女性にとっては魅力的な環境といえるでしょう。
転職時には、前職での経験や能力が重視されるため、「スキルを生かして収入を上げたい」「自分の実力を試したい」と考えて転職を決意する方もいます。
日本企業と風土が異なる外資系企業では、比較的自由なワークスタイルが特徴です。
勤務時間や服装の自由度の高さに魅力を感じ、転職を決める方も少なくありません。
制服を採用している外資系企業は少なく、多くの企業ではコーディネートの幅が広い「ビジネスカジュアル」が基本です。
髪色やネイルなども自由度が高い傾向にあるため、会社にいながら日々のファッションも楽しめます。
フレックス制度が取り入れられている企業では、勤務時間も調整できるため、仕事とプライベートの両立を目指せるでしょう。
外資系企業は、基本的に成果に対して評価をするため、給与に関しても男女の差はありません。
向上心を持って仕事に取り組み成果を上げることで、若くして高いポジションを任されたり、高い年収を提示されたりする可能性があります。
キャリアアップをしたい、男女差なくリーダーを目指したいと考える女性にとって、外資系企業はチャンスが多く、魅力的な環境といえるでしょう。
女性に多い転職理由の1つが、結婚や出産による「家庭環境の変化」です。
日本企業では、今まで通りの勤務時間を確保できず、転職を余儀なくされるケースもあるでしょう。
しかし、外資系企業では子育てをしながら働く環境が整っており、結婚や出産で退職を考える女性は少ないといわれています。
産後休暇や育児休暇の取得へ向けて積極的なサポートがある企業も多く、休暇期間の希望も通りやすい傾向にあります。
子育て中は「短時間勤務」の利用も可能なため、子どもとの時間を確保しながら働けることも、大きな魅力でしょう。
外資系企業の中には、日本企業とは異なる働き方や制度を設ける企業も多くあります。
特に「雇用の安定性」や「福利厚生」に関する考え方の違いは、転職を不安に感じる原因の1つでしょう。
転職後に後悔しないためにも、注意すべきポイントについてご紹介します。
外資系企業では、性別や年齢ではなく成果をもとに報酬を決める「成果主義」が多く採用されています。
成果を上げれば報酬がアップするため高いモチベーションで仕事ができますが、雇用が安定していないという特徴があります。
成果を上げられない場合、月収や年収が下がったり、契約終了となったりする可能性があり、シビアな部分ともいえるでしょう。
さらに外資系企業では、「終身雇用」を採用している企業が少ない傾向にあります。
日本企業では1つの企業で定年まで働くという安定したビジョンが主流ですが、外資系企業ではキャリアップを含めたさまざまな理由から、短期間で転職をする社員も多く存在します。
長期雇用や終身雇用を前提としてない外資系企業では、福利厚生が充実していない企業も珍しくはありません。
企業によっては、最低限の福利厚生しか受けられない可能性もあるでしょう。
日本企業でお馴染みの「退職金制度」や「住居手当」などがある外資系企業は少なく、充実した福利厚生を望む方にとっては、不満を感じることが多いかもしれません。
年収は転職先を決める1つの指標となります。
年収の高低はもちろん、男女差や個人差も気になるポイントでしょう。
また、現職と比較して年収がどう変動するのかも重要なため、特徴や仕組みを理解することが必要です。
外資系企業への転職を考えたとき、「現職より年収が下がるのではないか」と不安を感じる方も多いでしょう。
しかし、多くの外資系企業では前職をベースに年収を設定します。
働き方において男女の差がない外資系企業では、給与額に関しても基本的に男女の差はありません。
また、成果と給与が直結しているため、企業の業績に関係なく給与を上げることも可能です。
努力しだいで給与が上がることは、大きなモチベーションにつながるでしょう。
外資系企業では、ベース給にくわえて、個人の成果に対して支払われる「インセンティブ」を設けている企業が多く存在します。
ベース給には男女差がない企業がほとんどですが、インセンティブ部分で給与差が生まれるでしょう。
インセンティブの金額は成果によって異なるため、よい成績を残せば年収が上がる可能性があります。
しかし、インセンティブを考慮してベース給を低く設定している企業もある点には注意が必要です。
また、インセンティブは会社の財務状況によって変動する可能性があることも理解しておきましょう。
外資系は、転職において年齢に重きをおかない企業がほとんどです。
女性はもちろん、男性の転職でも「年齢は重要ではない」といえるでしょう。
しかし年齢によって採用の傾向が変わる可能性もあります。
たとえば20代の場合には、今後の成長を見込んだ「ポテンシャル採用」があり、スキルや経験がなくても採用されるケースも見受けられます。
30代~40代の場合には、スキルや経験に重点をおく企業がほとんどです。
外資系企業の中でも、保険系やコンサルティング系、製薬系やバックオフィス系などは、女性が活躍しやすい職種です。
また企業によっては、積極的に女性を採用している職種もあるため、転職先の参考にするとよいでしょう。
ここでは、女性が活躍しやすい職種について、詳しくご紹介します。
保険を取り扱う外資系企業は、女性が活躍しやすい職場の1つです。
生命保険会社の場合には、営業部門において積極的に女性を採用する傾向があります。
また保険系の職種は、外資系であっても「福利厚生」を受けられるケースがあります。
未経験者歓迎の企業も多いため、キャリアを広げるための転職にもおすすめです。
具体的な業務内容として、保険サービスの新規契約をする営業や、事務職などが挙げられます。
営業部門では、成果によって高い報酬を得ることも可能です。
コンサルタントやリサーチャーなどのコンサルティング系の職種は、多くの女性が活躍している職業です。
年収も高い傾向があるため、成果を残して高い収入を得たい方にも適しているでしょう。
コンサルティングは、総合やIT、人事や医療など、幅広い分野に分かれているのが特徴です。
分野によって業務内容も大きく異なるため、コンサルティング系に転職する前には、どの分野に転職したいのかを明確にする必要があります。
製薬系も女性が活躍しやすいといわれており、特に自社製品の情報提供をする「MR(医薬情報担当)」は女性の活躍率が高い職種です。
数字によって評価されるというシビアな一面もありますが、年齢に関係なく活躍できるのが魅力でしょう。
製薬系の仕事は、知識やスキルを身につけるほど大きな仕事を担当できるため、自主性を持って活躍したい女性におすすめです。
企業によっては歩合制を取り入れているところもあり、成績しだいで高収入をねらえます。
バックオフィス系は日本企業での事務職にあたり、総務や人事、経理などの幅広い業務を指します。
業務内容に関わらず女性が多く活躍しており、キャリアチェンジがしやすいのも魅力です。
バックオフィスの場合、ほかの業種よりも英語力を必要としない傾向があります。
そのため、「外資系企業に転職したいけれど英語に苦手意識をもっている」という方にもおすすめの職種でしょう。
外資系企業へ転職する際に必要となる英語力は、業種や職種によって異なります。
たとえば、海外との連携が必要な研究や開発業務がある製薬系では、TOEICのスコアを基準に最低ラインを設けているケースもあり、高い英語力が求められます。
同じ製薬系でも、日本の医療機関をクライアントに持つ場合には、そこまで高い英語力は求められないでしょう。
そのほかにも、金融系では母国語レベル、IT系ではビジネスレベルの英語力を要する傾向があります。
また製造系では、日常会話レベルができれば問題ないなど、企業によって求められる英語力はまちまちです。
しかし、どの職種においても、ポジションが上がるごとに高い英語力が要求されます。
そのため、転職後に高いポジションに就きたい場合には、英語力を磨いておくとよいでしょう。
外資系企業には、転職方法がいくつか存在します。
「ヘッドハンティング」や「リファラル採用」は外資系企業に多い採用方法です。
また転職エージェントを利用して、転職活動をする方法もあります。
ここからは、外資系企業への転職方法について、詳しくみていきましょう。
外資系企業に転職する方法の1つに、ヘッドハンティングがあります。
ヘッドハンティングは海外で日常的に行われている採用方法であり、外資系企業でも珍しくはありません。
現職で功績を残した方は、その成果や能力が評価されて、ヘッドハンティングを受ける可能性があるでしょう。
ヘッドハンティングは、基本的に現職よりもよい待遇で引き抜かれるのが特徴です。
面接などでアピールする必要もないため、有利に転職を進められます。
知人を介して採用活動をする「リファラル採用」は、転職を成功させやすく近年注目されている採用方法です。
また、企業と求職者のマッチング率が高く、入社後にミスマッチが起こりにくいなどメリットも多く挙げられます。
企業の社風や風土についても、あらかじめ把握できるため、転職後に不安を感じることも少ないでしょう。
外資系企業に知り合いがいる方は、担当者と話ができる機会を設けてもらうとよいかもしれません。
知人の紹介は、転職を成功させるチャンスになるでしょう。
転職エージェントの利用は、外資系企業への転職で最もメジャーな方法です。
外資系企業は非公開求人が多いため、独自で転職活動をするのは難しいという特徴があります。
転職エージェントでは、非公開求人を紹介してもらえるほか、手厚いサポートも受けられます。
企業の社風や風土が事前に分かるため、転職を成功させやすいのも魅力でしょう。
ヘッドハンティングやリファレル採用が難しい方は、転職エージェントの活用をおすすめします。
外資系企業では性別にとらわれない働き方ができるため、転職を希望する女性も多いでしょう。
しかし、外資系企業は業種や職種ごとに求められるスキルも異なるため、事前の下調べが重要です。
また、外資系企業に限らず、女性が働きやすい職場や向いている企業が知りたいと思った場合は、転職エージェントの活用がおすすめです。
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転職を考えている方は、ぜひ一度マイナビエージェントにご相談ください。
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