新卒2年目で転職は「甘え」?転職するかどうかの判断材料とは|求人・転職エージェント

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更新日:2023/12/18

第二新卒

新卒2年目で転職は「甘え」?転職するかどうかの判断材料とは

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この記事のまとめ

  • 新卒2年目であっても、転職理由が合理的で目標やビジョンを描けている場合には「甘え」と見なされない。
  • 新卒2年目でもビジネスマナーを習得できていない、目標やビジョンがなく待遇面の向上だけを重視して転職活動を行う場合には「甘え」と見なされる。
  • 新卒2年目の転職を成功させるためには、転職エージェントを利用するなどし、自分に合った転職先を見つけることが重要。

新卒2年目での転職は「甘え」と思われるのではないかと心配し、一歩を踏み出せない人もいるのではないでしょうか。しかし転職理由によっては「甘え」ではなく、賢い判断、最適なタイミングと見なされるケースもあるため、そのような場合は前向きに転職活動を進めるとよいでしょう。

この記事では、どのような転職理由が「甘え」と見なされるのか、具体的なケースを取り上げながら解説します。新卒2年目での転職に期待されることや活かせる強み、転職事情などが分かれば、いま転職するべきなのかどうかを判断できるようになるでしょう。

目次

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新卒2年目の転職が「甘え」ではない5つのケース

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新卒2年目の転職がすべて「甘え」というわけではありません。合理的な理由がある場合には、「甘え」ではなく賢い判断と見なされ、転職活動で応募先企業に好印象を与えられることもあるでしょう。ここでは、新卒2年目の転職でも「甘え」ではない5つのケースを紹介します。

1.労働環境に問題があるケース

残業時間がかなり多い、有給を取得できない、安全や健康への配慮がないなど、労働環境に問題がある企業に勤めているのであれば、転職は妥当な選択です。残業時間の極端な超過は過労死に、安全配慮の欠如は事故にもつながりかねない深刻な状況と言えます。

有給を取得できなかったり健康への不安を感じさせる労働環境が見すごされていたりするのは、人を大切にしている企業ではないということです。ほかの問題もいずれ出てくるでしょう。このようなケースにおいて、早めに現職に見切りをつけて新しいキャリアへと踏み出すのは、「甘え」ではなく賢い選択です。

2.人間関係が業務に支障を来しているケース

セクハラやパワハラは看過できない社会問題です。「性差別発言がある」「性的な冗談やからかいを受ける」「無視されて業務が進まない」「日常的に怒鳴られる」「明らかに自分のレベルよりも高い業務を押しつけられる」といったケースが該当します。

セクハラ傾向、パワハラ傾向の強い人が企業内にいるのは、残念ながら珍しいことではありません。しかし、企業がセクハラ・パワハラ対策をしていない、問題を提起しても解決へと動いてくれないというのは大きな問題です。問題意識の低さや能力主義といった企業体質の表れかもしれません。担当窓口に訴えたにもかかわらず状況が改善しない場合には、転職を考えるのも選択肢のひとつです。

3.自分のやりたいことがはっきりしているケース

入社してみて「自分のやりたいことと違った」と気づくこともあります。1年以上業務に携わるなかで、業務内容やビジネスの方向性がイメージとは違うことが理解できるケースもあるでしょう。自分に合っていると思って入社したものの、自分の適性に合わないことがはっきりしてくる場合もあるかもしれません。

自分の向き不向き、やりたいことが分かったうえでの方向転換は早いほうが正解です。転職先選びも目標を見据えて進められるため、前向きな転職と言えるでしょう。

4.企業の経営状態に不安があるケース

企業の業績が悪い、退職者が続く、給与・賞与のカットが続くといった状況は、企業倒産の予兆かもしれません。倒産の可能性がある企業からの転職をためらっているとタイミングを逃し、倒産による解雇という憂き目に遭ってしまう可能性があります。倒産の予兆を感じたら、早めに切り替えて転職へと踏み切るほうがよいでしょう。

5.心身に不調が出ているケース

仕事が原因ですでに心身に不調が出ているケースは、「甘え」以前の問題です。自分の心と体を守るためにも、転職へと踏み切りましょう。無理をして働き続けると、うつ病を引き起こすなどさらに深刻な状況になってしまいかねません。まずは体調改善が第一目標です。そのなかで、不調の原因について整理しておくと転職先を探す大きなヒントになります。

仕事そのものに問題があるのであれば、新しい業種や職種にチャレンジするとよいでしょう。人間関係やノルマへのプレッシャーなどが原因である場合には、企業の風土や業務への取り組みをしっかりとリサーチしたうえで転職活動を進めることが重要です。

新卒2年目の転職が「甘え」と言われる5つのケース

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新卒2年目というと実務経験が少なく、即戦力になるほどのスキルレベルには達していない人がほとんどでしょう。そのため、採用時にはポテンシャルが重視されるケースが少なくありません。応募先企業にポテンシャルを感じさせられないと、新卒2年目の転職は「甘え」と見なされてしまう可能性があります。

ここでは、採用担当者に「甘えではないか」と疑念を抱かせる5つのケースを見てみましょう。

1.ビジネスマナーが身についていないケース

新卒2年目の転職においては、スキルや実績はあまり期待されていません。しかし、一般常識やビジネスマナーは身につけているものと見なされることが一般的です。これは、新卒にはない第二新卒の大きな優位点でもあります。履歴書や職務経歴書といった作成書類の内容や面接時の言葉遣い、立ち居振る舞いに一般常識やビジネスマナーに欠けた部分が見えると、「社会人としての基本スキルがない」と見なされるでしょう。

これまでの仕事に対する姿勢に疑問を抱かせてしまうことにもつながるため、一般常識やビジネスマナーが身についていないレベルでの転職は「甘え」と判断されてしまいかねません

2.前向きな転職理由がないケース

仕事を辞める理由はネガティブなものであることも少なくありません。それをそのまま転職理由にしてしまうと、応募先企業にネガティブな印象を与えてしまいます。辞める理由が転職理由になってしまうと、「甘え」とも受け止められかねません

「何となく転職したい」といった漠然とした転職理由も、「またすぐに辞めてしまうのでは」と採用担当者を不安にさせてしまいます。新たな環境に期待することやチャレンジしたいことが見えていない転職は「甘え」と見なされ、厳しいものとなるでしょう。

3.目標やビジョンがないケース

転職の目的が単に職場環境を変えることだけであれば、自分に合った転職先を絞り込めません。新たな転職先もミスマッチということになると、再び退職・転職となり、「長続きしない人」というレッテルを貼られることさえあり得ます。

新たな職場環境でどのようなスキルや経験を習得していきたいのか、どのようなキャリアビジョンを持っているのかといった転職の道筋をはっきり見据えないまま転職活動をすると、「自社でなくてもよいのではないか」という印象を与えてしまうでしょう。

4.年収や待遇だけを重視しているケース

年収や待遇など目先の不満を解消するためだけに転職を決めると、「甘え」と見なされても仕方ありません。新卒2年目というと、これからようやく戦力として活躍できるかどうかという段階です。少し辛抱すれば任せてもらえる仕事の幅も増え、評価が収入に反映される可能性もあるでしょう。

転職すれば、必ずしも年収や待遇が前よりもよくなるわけではないことは覚えておきましょう。本当に年収を上げたいのであれば、転職のタイミングは新卒2年目ではありません。もうしばらく業務経験を重ね、スキルや実績を積み上げてからのほうが好条件で転職できます。

5.自分のスキルレベルを理解していないケース

「やりたいことができない」という転職理由は発展性があると思われがちですが、中には自分のスキルレベルに合わない業務を希望しているケースもあります。業務の全体像や自分のスキルレベルを客観的に見ていなければ、「やりたいこと」に現実性がなく、希望する形での転職も厳しいものとなるかもしれません。

たとえば、営業業務の中には企画や製造の工程を知ってからでなければ効果的な営業ができない商品やサービスもあります。その場合、営業業務を希望していたとしても、一定期間現場作業に配属されることもあるでしょう。必要とされるスキルレベルに達していないことが分からないまま不満を募らせて転職する場合には、同じようなケースが繰り返される恐れがあります

新卒2年目の転職は「甘え」ではない!こんなメリットも

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新卒2年目での転職に対してネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、新卒2年目が転職の好機になることもあります。実際、新卒2年目での転職を成功させた人やキャリアチェンジを果たした人は少なくありません。ここでは、新卒2年目というタイミングが転職に有利に働く理由を解説します。

第二新卒や新卒枠で採用される

新卒2年目での転職は、第二新卒枠として扱われるケースがほとんどです。場合によっては新卒枠として受け入れてもらえることもあります。これは「卒業後3年間は新卒枠での応募受付を」と事業者に求める厚生労働省の要請によるものです。

実際、新卒2年目の転職者を積極的に採用しようという企業は多く存在します。新卒採用で十分な人員を確保できなかった、事業の拡大に伴って想定よりも多くの人員が必要になったなど、若手人材を採用する企業側の理由はさまざまです。このような現状を踏まえると、新卒2年目の転職を「甘え」ではなく「チャンス」と捉えることもできるでしょう。

社会人経験がプラス要素に

新卒2年目の転職希望者は「すでにビジネスの基本マナーを身につけている」と見なされ、転職時にはプラス要素として働きます。企業側にとって、新卒者同様のビジネスマナー研修を行う必要がないメリットがあるためです。

新卒2年目は社会人としての経験は2年に満たないものの、コミュニケーションスキルなどをアピールできれば転職活動をより有利に進められます。

異業種・異職種へポテンシャル採用の可能性も

新卒2年目の転職では、スキルや経験よりもポテンシャルや若さが重視されます。新たな環境に順応し、新しいやり方や考え方を素直に受け入れる柔軟性は、企業にとって大きな魅力です。新卒2年目のタイミングで、思い切って業種や職種を変えるのも選択肢のひとつでしょう。

社会人としての経験はありつつも、柔軟性ややる気、学ぶ姿勢のある新卒2年目は「ポテンシャルがある」として高く評価されます。キャリアチェンジをするには、絶好のタイミングと言えるでしょう。

新卒2年目の転職を成功させる5つのポイント

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新卒2年目での転職を成功させるためにはテクニックも必要です。社会人経験があるとはいえ、転職は初めてという人がほとんどでしょう。具体的な準備や転職を有利に進めるコツが分かっていれば、新卒2年目の強みを最大限に活かせます。ここでは、新卒2年目の転職で押さえておきたいポイントを5つ紹介します。

1.退職する前に転職活動を始める

「とにかく早く退職しなければ」という極端な環境でない限りは、現在の職を辞めずに転職活動することをおすすめします

退職してからのほうが転職活動に割ける時間が増え、より転職成功率を上げられると考える人もいるでしょう。しかし、転職先が決まるまでには予想以上の時間がかかることもあります。収入がない状態のまま転職活動が長引けば妥協して転職先を決めてしまい、結果としてミスマッチが生じてしまうことにもなりかねません。

仕事を続けながら転職活動をすれば、不必要な不安や焦りを感じることがないため、納得できる転職を実現できるでしょう。

2.転職理由を前向きなものにする

転職理由は応募先企業にとっても気になるところです。不平不満といったネガティブ要素ではなく、前向きで発展性のある転職理由を提示できるよう、自分の状況や気持ちを整理しておきましょう。ネガティブな理由も、見方を変えることでポジティブな理由に変えられます。

たとえば、「仕事にやりがいが感じられない」という理由は「商品を販売するだけでなく提案型のアプローチをしたい」「上流工程を見据えたスキルアップがしたい」など、今後のビジョンと絡めた理由に変換できるでしょう。ネガティブ要素をポジティブな内容に変換して伝えると、転職理由に説得力も加わります。

3.自分の強みを見極める

転職成功の鍵は、自分の強みをしっかりとアピールできるかどうかにかかっています。しかし、自分の強みが分からない、どうアピールすればよいか分からない人も少なくありません。特に新卒2年目であれば、特筆すべきスキルや実績はないと感じるものです。

しかし1年以上社会人としての経験を積み重ねる中で、自分の向き不向きやビジネスにつながる特性なども徐々にはっきりしてきたのではないでしょうか。いきなり転職活動に取り組むのではなく、まずは自己分析をして自分の強みを見つけましょう

4.自分に合った転職先を見つける

転職の成功とは、単に転職先が見つかることではありません。せっかく新たな転職先を見つけても、長続きしなければまた転職ということになってしまいます。短期間で転職を繰り返すと、ビジネスパーソンとしての評価が落ちるだけでなく、モチベーションも下がってしまうでしょう。

重要なのは、自分に合った転職先に巡り合うことです。企業が求めるものと自分が持っているもの、目指しているものが一致すれば、働きやすくやりがいも感じられるキャリアとして長続きします。転職先を決める際にはしっかりと企業研究をし、自分に合っているかどうかをきちんと見極めるようにしましょう。

5.転職エージェントのサポートを受ける

学生時代に行った就職活動では、大学やさまざまな機関によるサポートもあったでしょう。しかし、新卒2年目の転職活動にはそういったサポートがありません。限られた情報や客観的な視点のない環境での転職活動は、思った以上に苦戦するものです。そこで活用したいのが転職エージェントのサポートです。

転職エージェントは、転職希望者の強みや要望をくみ取ると同時に、求人企業の内情や求める人物像にも精通しています。そのうえで求人企業を紹介してくれるため、ミスマッチが少ないのが魅力です。書類作成の添削や面接対策、応募先企業への推薦状の送付と細やかなサポートが受けられるため、より転職成功率を上げられます。自分の強みが分からない人の場合には、アピールできる強みを見つけるサポートもしてくれます。

新卒2年目の転職で知っておきたい現実も

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新卒2年目という比較的早い段階での転職の場合には、社会の仕組みや傾向を十分理解できているわけではないかもしれません。現時点での転職事情を理解したうえで転職を進めれば、最適な判断ができるでしょう。ここでは新卒2年目の転職事情について、特に注意しておきたいポイントを3つ紹介します。

転職前より給与が下がるケースもある

転職先によりよい職場環境や年収、待遇を期待するのはもっともなことです。しかし、すべて理想どおりというケースは少ないのが現実です。スキルも実績もない状態での転職や異業種・異職種への転職であれば実質0からのスタートとなるため、高収入を提示してもらうことは難しいでしょう。現在の給与が平均以上である場合には、転職により給与が下がる可能性も十分あります

「職場環境」「やりがい」「待遇」「働き方」など転職に求めるものはたくさんあるでしょう。その中でも優先したいものは何なのかを見極め、そのほかの条件に関しては譲歩が求められることもあります。

求められるのはポータブルスキル

新卒2年目の場合には実務経験が乏しいため、専門知識やスキルをアピールすることは現実的ではありません。一方、高く評価されるのがポータブルスキルです。ポータブルスキルとは「持ち運びできるスキル」、つまり業種や職種に関わりなく使えるスキルを指します。

「課題を見つけ、解決方法を考え、実行する」スキルは、どの業務においても役立つスキルです。相手に併せた対応ができるコミュニケーションスキル、自分の考えを分かりやすく効果的に表現するプレゼンスキルも、市場価値の高いスキルと言えるでしょう。新卒2年目での転職に際しては、ポータブルスキルを培っておくことが転職活動を有利に進めるポイントにもなります。

転職を決める前に第三者に相談する

転職すべきかどうか、誰にも相談することなくひとりで決めてしまうのはおすすめしません。転職したいネガティブな原因がある場合には、感情に流されて軽率な判断を下してしまうことがあるからです。転職を考える場合には、信頼できる人や転職エージェントのような転職のプロに相談しましょう

「もっとスキルを磨きたい」といったポジティブな理由であっても、転職に最適なタイミングや準備など具体的なアドバイスがあれば後悔のない転職を実現できます。

20代の転職に強いマイナビエージェントで新たな一歩を踏み出そう

新卒2年目での転職を考えているのであれば、20代の転職に強いマイナビエージェントをぜひご利用ください。マイナビエージェントでは、新卒2年目をはじめとする第二新卒採用の求人を数多く取り扱っており、各業界に精通した専任のキャリアアドバイザーがあなたの強みを見極め、最適な企業を紹介します。

書類作成や面接対策など、転職成功へ向けたサポートが手厚い点もマイナビエージェントの特徴です。転職すべきかどうか迷っている場合にも、現実的で具体性のあるアドバイスが可能です。転職活動に不安や悩みを抱えているのであれば、お気軽にご相談ください。

まとめ

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新卒2年目での転職を「甘え」と捉える人もいますが、転職の理由次第では賢い判断、最適なタイミングと見なされることもあります。新卒2年目での転職に期待されるものや活かせる強み、転職事情などを理解したうえで転職活動を進めれば、納得のいく転職を実現させられるでしょう。

新卒2年目の転職を成功させたいのであれば、マイナビエージェントにお任せください。「新卒2年目を採用したい」と考えている企業は少なくありません。企業の内情に通じたキャリアアドバイザーが、あなたの強みや要望をしっかりと理解したうえで最適な転職先を紹介します。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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