SEQSENSE株式会社 代表取締役CEO 中村 壮一郎|求人・転職エージェント

地味でもいい、
ちゃんと仕事をするロボットで
新しいマーケットを切り拓く

SEQSENSE株式会社
代表取締役CEO 中村 壮一郎

地味でもいい、
ちゃんと仕事をするロボットで
新しいマーケットを切り拓く 地味でもいい、
ちゃんと仕事をするロボットで
新しいマーケットを切り拓く
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住 所 神奈川県川崎市多摩区三田2-3227
明治大学地域産学連携研究センター303
業 種 次世代の警備システム
URL https://www.seqsense.com/
SEQSENSE株式会社代表取締役CEO 中村 壮一郎
京都大学法学部卒。東京三菱銀行、シティグループ証券、Citigroup Global Markets Inc. (New York)を経て、独立。
中小企業向け融資や、LBOファイナンスに従事。2016年、SEQSENSE株式会社 代表取締役。
更新

自律移動の研究者とビジネスのスペシャリストの出会いから誕生

当社は事業概要に「警備用ロボット及びその関連製品の開発」を掲げていますが、その基盤となっているのが自律移動の技術研究です。

当社の創業者の一人で取締役の明治大学教授の黒田洋司は、もともとは東京大学の研究員で、JAXAのはやぶさプロジェクトにもメンバーとして関わり、MIT(マサチューセッツ工科大学)の准教授などを務めていたのですが、長年、自律移動の研究をしていました。

国内では二足歩行ロボットの研究が注目を集めていますが、自律移動はイメージとしてはスターウォーズにでてくるロボット「R2D2」のような形で、障害物があれば自分で認識して避けて行く、通るポイントさえ指定しておけば、経路は全部自分で計算して通って行くという技術です。

その研究を世に出したいということと、同時に、社会からどのような技術が求められているのかというデータがなければ研究は前に進まないということもあり、産学連携が必要だと考えるようになりました。

そこで法人設立となると、いろいろと資金も必要になってくるし、ある程度の組織になってくるのであれば、やはりビジネスサイドの人間が代表を務めたほうがいいだろうということになったのです。

黒田と私は仕事とは関係のないところでの知り合いで、以前から何かあれば手伝ってほしいという話を聞いていたこともあって声がかかりました。話を聞いているとすごく面白いし、汎用性もある技術だということがわかり、一度踏み込んでやってみようと思い代表を引き受けました。

『SEQSENSE(シークセンス)』という社名ですが、探すという意味の"Seek" とセンサーの"Sense"を合わせた造語で、もともとは、プロジェクトの名称として使っていたものです。2016年の『Japan Robot Week 2016』のイベントに出展する際に法人を設立したのですが、すでになじんでいたプロジェクトの名称をそのまま法人名にしました。

わたし自身は文系出身で、もともとは東京三菱銀行から外資系投資銀行へという金融畑出身です。「SEQSENSE(シークセンス)」の代表になる6年ほど前から独立して、いろいろな会社の財務や経営のコンサルタントなどをしていました。

そうした経緯もあり、大学発のスタートアップ企業としてはめずらしく設立当初から開発とビジネスを分けて進めていくことができたのです。

地味でもいいのでちゃんと仕事をするロボットを作っていきたい

自分たちが何をしたいのか、どうしていきたいかという方向性の前提として、私たちには自律移動をコアとしたロボティクス技術があります。

それを使って何がしたいかと言えば、大きなところでは新しい産業、新しいマーケットを創っていきたい、それが私たちのミッションだと考えています。

高度経済成長期以降、ITブームの中で日本は世界をリードするポジションには立てませんでしたが、現在は少し局面が変わり、IoTやロボティクスなどの第四次産業革命が進行中です。ソフトウェアとハードウェアをインテグレートしていくという段階に入りつつあり、個人的には、ここが日本の最後の踏ん張りどころなのではないかと感じています。

第四次産業革命の重要な部分を占めるものづくりの分野では、スクラップ・アンド・ビルドが簡単に出来ないので、アドバンテージを持った企業を追い越すことはなかなか難しいのです。だからこそ、日本が培ってきたものづくりの強さを活かすことができるのだと思うのです。


その中で、「SEQSENSE(シークセンス)」の目指すところは、ロボットならではの仕事、機械ならではの仕事を追求するというものです。

人間の感覚では一定にできないことも、ロボットなら一定の作業ができます。人間がやらなくてもロボットができるものはロボットに任せていくことで、人間はもっと高付加価値な仕事を手がけられるようになっていくのだと考えています。

そこでわれわれとしては地味でもいいので実際にちゃんと仕事をするロボットを作っていきたい。

自律移動の技術はいろいろな分野でできることがありますが、まずは現状で人手が足りていない管理、監視といった警備の分野を手がけていこうと考えています。

ほかにも介護の分野など求人倍率が高く注目を集めている分野もありますが、当面は警備の分野に経営資源を集中していこうと決めて取り組んでいます。

一般にスタートアップ企業では、多方面に営業をかけることに力を注ぐというスタイルが多いと思いますが、幸いなことに当社ではそうした営業活動はほとんどしなくても、色々なところからお話をいただいています。そうしたことからも、本当に需要がある、必要とされ、求められていれるものを当社は作っているのだという事を実感しています。

パソコンが並ぶ部屋の中に、
開発中のロボットが置かれている

「SEQSENSE(シークセンス)」の目指すところは、ロボットならではの仕事、機械ならではの仕事を追求するというもの。「地味でもいいので実際にちゃんと仕事をする」ロボットの開発を目標としている。

パソコンが並ぶ部屋の中に、開発中のロボットが置かれている

エンジニアがやりたいことだけに専念できる環境を用意

法人設立の2016年の段階では黒田と私の二人だけのスタートで、ほとんど手弁当でやっていました。まずはファイナンスをしないと始まらないということで、2017年3月頃にファイナンスの目途をつけたところで、メンバーを集め始めました。

ビジネスサイドは当面は私が担当していたので、まずはエンジニアに声をかけてメンバーを集めていきました。

一言でエンジニアといっても、ロボティクスはソフトウェアとハードウェアのインテグレーションなので、メカトロニクス、ソフトウェア、クラウド、Webなど、多様な分野の人材が必要になってきます。さらにAIやサービスを作り込んでいくということもやっていかなければならない。

さらに、すべてをつくった上で、新しい分野としてのビジネスを構築していくというところまで、全部やらなければならないので、とにかく必要な人を全て集めなければ、というところからのスタートでした。

実は自律移動という分野の研究者は国内ではものすごく少ないのですが、最初に入社してくれたのが、黒田先生の研究室の出身者で企業に勤めていた若手エンジニアでした。次に、現在、弊社のロボティクス部門をリードするエンジニアがジョインしてくれました。このエンジニアが来てくれたことは、当社の発展にとってとても大きかったですね。

また、WebにしてもAIにしても、初めに入ったエンジニアがとても優秀だったこともラッキーでした。

そうして集まったエンジニアたちは20代の若手からリードエンジニアでも30代前半と若い人が中心になっています。

当社ではビジネスサイドとエンジニアの役割を分けていて、経営のマネジメントなどビジネスサイドは事務担当の人間が全て行っているので、エンジニアは研究・開発業務に専念でき、無駄なことは一切しなくていいのです。エンジニアには、やりたいことだけやってもらえればいいと思っています。

現在、エンジニアはまだ12名ほどですが、年内には現場だけでも20名規模の体制にまでもっていきたいと考えています。当社に興味があればぜひチャレンジしてほしいです。

今後、さらにクラウドやサーバサイドのエンジニア、フロントエンドでアプリケーションの開発もしていかなければならないのですが、そういう分野ではゲーム開発会社にいく人が多いのが現状ですので、もっとロボティクスにも興味を持ってもらいたいですね。

また、例えば、ロボコンに参加していて、高専から大学院に進んだような人も大歓迎です。研究姿勢を持ちながら手も動かせることは重要なので、そうした人の活躍にも期待しています。

社会から求められるロボティクスの未来を切り拓く

今やろうとしているのは、ロボットが警備員さんの替わりとなって巡回をする作業です。ただ、巡回という作業は思っている以上にやることがとても多くて、いつもと変わりないことを確認するためのチェックポイントはすごく多いのです。

例えば、戸締りができているかの確認作業から、防災設備の排煙設備の作動用のひもが邪魔なので結ぶといったような作業もありますし、防火シャッターの下りる位置に障害物がないかなどの確認もできなければ、火災の際に人命にも関わってきます。それらを画像で判断できるシステムや、遠隔での確認ができるような仕組みづくりも必要です。将来的にはカメラやレーダー装置だけでなく、マニピュレーターをつけてゴミ箱の中を確認したり、物を動かせるような機能も考えています。

今は巡回用のロボットの試作機として「SQ1」と「SQ2」と名前を付けていますが、2017年10月末にはプロトタイプができ上っていて、次には商用機としてのプロトタイプの実証実験が始まりつつあるところです。

また、サービス面で求められるものを我々が想像で作っても仕方がないので、ビルメンテナンス事業者や警備会社などとすり合わせながら、必要なものを入れ込んでいきます。

さらに実証実験の準備を進めて行く上で開発しなければいけないことも大量に出てきているので、それらにも順次対応しているところです。

具体的に、独立系の警備会社からの問い合わせや、ゼネコンやディベロッパーとの自律移動での警備や管理をしやすいビル設計についての打ち合わせなど、大手各社から声がかかっている状況です。

ただ当社としては、警備やビル管理だけに留まるわけでなく、ある程度の目途がつけば、新しいマーケットを創っていくことも次のステップとして考えています。

新しいマーケットとして自律移動のロボティクスを利用できる分野は、例えば多品種少量生産の工場でラインを組まない効率的な生産設備の実現や、流通業や倉庫などでの在庫管理などへの対応があります。すでに自動倉庫やAGV(無人輸送車)などもありますが、それらは限られた経路での処理しかできません。これに対して、自律移動では、より効率的な処理や応用領域の拡大が可能です。

ロボティクスを用いて対応できる課題があれば、その問題を解決し、新しいマーケットを創っていく。そのために、我々のテクノロジーを活用していきたいと考えています。

そうした新しいマーケットを創っていくスタートアップ企業ですので、組織としても、いままでのカタチにとらわれない新しい組織でないとだめだと思っています。

みんなで同じ方向を向きながらも、一人ひとりがやりたいことを仕事にしていけるような働き方ができる組織を目指しています。

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