ユナイト・ホールディングス株式会社
代表取締役CEO 芳賀 一生
住 所 | 東京都品川区西五反田7-20-9 KDX西五反田ビル5F |
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URL | https://unite-hd.jp/ |
私たちユナイト・ホールディングスは、集客マーケティングを起点として、クライアント企業様と伴走をしながらWeb広告費の投下がクライアントの事業成長に直結するような仕組みづくりをお手伝いしています。傘下にUPPGO(アップゴー、本社・東京)とZOOST(ズースト、本社・大阪)の2社があり、UPPGOが主にメディア事業、ZOOSTが主にデジタルマーケティング事業を行っています。
メディア事業を行っているUPPGOは、金融とHR(人材)の領域に強みがあります。一方、デジタルマーケティング事業を行っているZOOSTは、中小企業のデジタルマーケティングに強みを持っています。
UPPGOとZOOSTは元々別の会社です。しかし、たまたま同じ時期に、ジャフコから、両社を統合したグループ戦略の提案をいただきました。三者で協議を重ねた結果、シナジー効果が高いと判断し、新たにユナイト・ホールディングスを設立し、UPPGO、ZOOSTの2社がユナイト・ホールディングスの傘下に入るという形で、2024年4月より、新たなスタートを切ることになったのです。
UPPGOとZOOSTはそれぞれにユニークな歴史を持っています。UPPGOは現在当社COOの平川が2010年に創業した企業が源流になっています。平川はメディア運営の匠で、元々は自分でWebメディアをつくって集客することで、大きな利益を上げていました。
一方、私はヤフーで企画職をした後、一時期フリーランスとしてWebによる集客ビジネスを行っていました。普通の会社員を大きく上回る収入を得ていたこともあり、20代だったこともあってかなり天狗になっていたのですが、ある人の仲介で平川と会った際に完全に鼻をへし折られました。
収入の桁も違うし、持っているスキルもまるで違う。例えば、人材サービスの比較サイトであれば、キーワードごとに専用ページを用意します。大変手間のかかる作業ですが、効果があり、ニーズがあるからこそ、徹底的にやるのです。そうすると、そのWebサイトを訪れた人は、自分が検索したキーワードに沿っているのでじっくり読んでくれて、反応してくれるのです。
さらにキーワードだけでなく、各ページの1ピクセルでもおろそかにしません。こだわりがものすごいのです。ボタンの位置が少しずれているだけで「何か違う」と言って修正する。Webに使う色や文字の大きさなども細かく直します。今風なデザインではなくとも、訪問者が迷うことなく使えて、違和感がないことを最重視しているため、それでアクションをしていただける。
昨今は、A/Bテストを行って、Webのデザインを最適化していくのが一般的ですが、平川はあたかも正解が頭の中にあって、そこに最短距離でたどり着けるのです。この平川の技術が、UPPGOのコア技術になっています。
私はその平川の匠ぶりに憧れてUPPGOに入社し、新規事業を担当することになりました。その後、UPPGOの代表取締役に就任することになったのです。
また、ZOOSTは、インテリアのオンライン販売をしていた株式会社イーナが源流となっています。その自社ECのデジタルマーケティング手法が注目され、他社からデジタルマーケティングを手伝ってくれないかという依頼を数多くいただくようになり、デジタルマーケティング事業を分離する形で設立されました。
デジタルマーケティングの技術を追求する企業で、現在はGoogle PREMIER PARTNERやYahoo!広告セールスパートナーに認定されるほど技術力を高めてきました。
クライアントはSMB(Small and Business-sized Business)、つまり中小・中堅企業様が多いので、そこを差別化のポイントにしています。Google社の最新デジタルマーケティング技術を中小・中堅企業様の集客に活かしていこうというものです。
例えば、GoogleにP-MAXという仕組みがあります。ディスプレイ、YouTube、Gmail、Googleマップなど多彩なメディアに配信する広告をAIで自動的に最適化し、費用対効果を最大化するものです。このような最新広告技術を使おうとしても、知識が十分でなく活用できない、大手代理店に依頼すると費用面で折り合えないなどの悩みを中小・中堅企業の皆様は抱えています。そこでZOOSTでは、中小・中堅企業の皆様に最先端の広告技術を納得のいく費用で使っていただくということを目指しています。
UPPGOとZOOSTが、ユナイト・ホールディングスのもと、互いの強みを活かしてシナジー効果を出していこうというのが私たちの狙いです。
芳賀CEOは、「マーケティング=モノが売れる仕組みを作ることこそ、クライアント様と社会への貢献につながる」と話す。
UPPGOの課題は、平川の持つ技術をどのように次の世代に伝えていくかですが、平川はWebには強いものの、最近のトレンドであるSNSやショート動画についてはあまり強くありません。
実はその双方を補完する若手も育ってきています。若手はとにかく最新情報のキャッチアップが早い。なぜなら、少しでも暇があればSNSやショート動画を見ているからです。まだニュースにもなっていない新しい流行とかインフルエンサーをキャッチアップするスピードが速く、平川とは異なる分野の匠といえます。つまり平川に憧れながら、平川とは違う分野で力を発揮してくれているのです。
中小企業で終わるのであれば2人の匠がいるだけで良いのですが、上場を目指すのであれば、個人の技術に依存するだけではなく、その技術を継承していける文化をつくっていこうという共通認識が私と平川との間でできています。
UPPGOには、リスティング広告チームとディスプレイ広告チームの2つがあります。平川が2つのチームをまとめるデジタルマーケティング事業部長兼COOという形です。
ZOOSTは、クライアント企業に対して一人が専任マーケターとして、一気通貫で担当するという業務の進め方をしています。お客様とやり取りをしつつ、マーケティング企画も考えなければならない、最新の技術も学ばなければならない、と大変ですが、2007年創業という歴史もあり、これまで1,000社以上のデジタルマーケティング活動をお手伝いしてきました。本社は大阪ですが、クライアントは全国に広がっています。
UPPGOでは、得意な分野のリーダーになりたいという人にきていただきたいです。今、日本ではエンジニア不足が言われていますが、実はデジタルマーケター不足も深刻です。当社は、未経験の方でもしっかりと教育ができる体制をつくることを大きなテーマにしてきました。実際、元はアパレル企業で働いていた人、メーカーで働いていた人などさまざまなバックグラウンドを持った人材が入社し、ゼロからデジタルマーケティングの基礎を学んでいます。
デジタルマーケターの不足の背景には、デジタルマーケティングという仕事の面白さが世の中に充分に伝わっていないのではないかと推測しています。世の中には、優れた商品がたくさんありますが、物資が豊富な現代において、マーケティング=モノが売れる仕組みをつくらないと売れません。しかも、このデジタルマーケティングの仕組みというのは汎用性があるので、化粧品のデジタルマーケティング手法を他業界にも活かすということもできます。
従って、仕組みをつくることができるとものすごく強い。この仕組みをつくる仕事である、というところに着眼してくれると、デジタルマーケターという仕事がものすごく魅力的に見えてくると思います。
事業を拡大するのはもちろんですが、デジタルマーケティング人材を育成して、日本のデジタルマーケター不足を解消する社会貢献ができる企業にしたいとも考えています。
教育体制は整っているので未経験でもかまいません。ただ、できればITやデジタルの分野に強い興味がある人の方が成長は速いと思います。TikTokが大好きで一日中見ていますということもその人の強みといえます。
ZOOSTにおいても未経験でもかまいません。ZOOSTは先ほど述べたようにGoogle PREMIER PARTNER ですから、Googleの方がZOOSTを直接訪問して最新技術を教えていただける機会も多いので、ものすごく刺激を受けると思います。
デジタルマーケティングの世界は次々と新技術が登場してきて、それを学んでいく必要があるので、変化が好き、新しいものが好きという方は強いです。また、ZOOSTのミッションはクライアント様の事業を成功させることですので、お客様の事業に貢献できることに喜びを感じられる人だとさらに良いと思います。
UPPGO、ZOOSTがユナイト・ホールディングスのもとでまとまる新体制になったことは、両社にとっての第二創業だと思っています。まずは、両社が新体制となって事業を成長させるということが直近の目標になります。
その次のステップがM&Aや新規事業開発を進めていくことです。UPPGO、ZOOSTとシナジー効果が起こる中堅企業をM&Aの形でユナイトの仲間になっていただく。現在の体制は、デジタルマーケティングに集中をしているので、それを補完し、事業の幅を広げていく中堅企業に仲間になっていただきたい。
また、AIを含めた開発のご要望、新規メディアの立ち上げを支援してほしいというご要望もたくさんあります。特に、新規メディアの立ち上げを企画から運用まで伴走してほしいというご要望は強く、UPPGOの方ですでに新規事業として手がけ始めています。
今の事業会社はポータルサイトへの依存が高すぎるということも課題になっています。例えば、学習塾は、複数の学習塾比較サイトを利用せざるを得ない状況です。しかし、学習塾が自ら比較サイトや口コミサイトを運営しても全くかまわないわけです。もちろん、競合の情報も掲載するという問題はありますが、自社で強いポータルサイトをつくれれば、これほど強いことはありません。私たちはここに挑戦して、さまざまなクライアント様にご提案をしている最中です。
この事業が本格化をすると、開発企業も必要になるので、事業委託や提携ではなく、仲間になっていただく形を作りたい。そういうユナイト・ホールディングス傘下のグループをつくって、数年以内の上場を目指します。
私たちの事業はデジタルマーケティングです。しかし、これまでのマーケティングは、集客をして送客したらそこで仕事は終わるということも多くみられました。それを変えたいのです。なぜなら、1回商品を購入してくれても、2回目も購入してくれるかどうかという課題があるからです。
私たちユナイト・ホールディングスは、送客したらおしまいではなく、その後もお客様に関わり、いかにロイヤルティの高いお客様を育てていくか、お客様のLTVを最大化するにはどうしたらいいかということをクライアント企業様と伴走をして一緒に考え、さらに事業を一緒に育てていくというところまでやっていきたい。
同時に、UPPGO、ZOOSTではデジタルマーケター不足を解消し、幅広い企業の皆様に最新のデジタルマーケティング技術を提供し、日本のマーケティングの底上げをしていけるような企業を目指しています。
デジタルマーケティング企業とクライアントという関係ではなく、事業のパートナーになっていく。デジタルを活用して事業成長の伴走者になる。それは仕事としてもやりがいがありますし、日本経済にも貢献できます。ユナイト・ホールディングスはまずはそれを目指したいと思っています。
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