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"ITは難しい"との思い込みを捨てることがIT社会発展の鍵、
DX戦略パートナーとしてお客様の新規ビジネスの企画から
システム開発・運用までを成功に導く

GC株式会社
代表取締役 袁 飛

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住 所 東京都中央区銀座五丁目15番8号 時事通信ビル11F
URL https://www.grandchallenge.co.jp/
GC株式会社代表取締役 袁 飛
中華人民共和国河北省出身。2001年に吉林大学計算機系を卒業した後、来日して2007年に富士ゼロックスグループに入社。その後、徳島大学大学院で工学博士号を取得した後、楽天グループに入社。グローバル推進室室長、複数の基幹サービス部門のマネージャーを歴任した後、2015年にGC株式会社を設立。日本で起業しようと思った理由は徳島大学時代の恩師にあたる教授から人間的な成長につながる影響を受けたため。特に「お金は追いかけるものではなく、ついてくるもの」という恩師からの教えは、今日の袁飛氏の価値観の土台にもなっており、自身を大人にしてくれた日本社会への恩返しのため、日本での起業という道を選択した。
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「仲間を守りたい」そんな思いが募って起業へ

――なぜ、GC株式会社を設立しようと思ったのですか?

一言で言うならば、「自分の周囲に自然と優秀な部下が集まってくれたから」です。

もともと私は楽天にて、システム管理責任者としてペイメントやクレジットカードを中心に様々なサービスの立ち上げから開発、保守・運用までの全般を担当していました。

その中で、気がつけば優秀で人間的にも魅力あるメンバーたちが集ってくれていました。

ただ、いくら部下が頑張ってくれても自分は企業の一社員という立場のため、会社の制約を超えたような評価やベースアップは行うことはできない。それによって実力のあるエンジニアたちが、より待遇のいい外資系企業へと移籍してしまう場面をいくつも目にして、そこにもったいなさや口惜しさを感じていました。

そんなジレンマや葛藤が重なったことで「それだったら自分で人材を正しく評価できる会社を作ってしまえばいい。そうすれば、その人材が本来持っている実力や成果を正しく評価し、それに見合った給料を払っていける」との思いに至り、起業を決意しました。

――「仲間を守りたい」という思いが起業の動機なのですね。

きっかけは「仲間」を守るためですが、純粋に労働者の優秀さが正しく評価され、その実力に見合った報酬を得ることで幸せになれるような環境を作りたかった。そのような環境ができれば仲間が増える、みんなでその環境を守っていけば自分自身も守られることになると思いました。

――そこからすぐにGC設立に至ったのですか?

起業を念頭に置き、吟味しながら職務責任をきちんと果たしていましたが、約2年間の準備を経て、楽天時代の部下である芦名とともに2015年2月にGCを立ち上げました。

――楽天での実績についてお聞かせください。

前職では、グローバル推進室室長としてシステムプラットフォームがPHPからJAVAに変わる時代変遷を経験しました。先に述べたクレジットカード・サービス以外にもポイントサービスやペイメントサービス、メール配信サービスなどの開発、運用、テスト業務を担当しました。いずれも1人か少人数のチームでスタートさせ、組織化を行い、最終的には大規模の部署へと成長させていきました。

私は、IT分野を主軸にしたシステム主管の立場として「いくらすごいシステムを作ってもなにも生まれない。システムに価値を与えるのはあくまでもビジネス」という"ビジネス+IT"のバランス関係が重要だと思っています。

IT組織として持っている優れたIT技術とチームの生産性をビジネスとして組み込めないとその価値が表現できない。ビジネスと組むためには、そのビジネスの中身を理解し、お客様と伴走する仲間であるとお客様から見られるように努力しないといけない。

IT分野においては、自身が一番ビジネスを理解し、ビジネス側の立場で動くときは一番ITに詳しい、というイメージを両軸で明確に描いていく。このような考えが組織カルチャーとして根付き、人材育成の面でも成果が顕著に表れてきています。

GCはお客様にとってのビジネス戦略上のパートナー

―従業員の方々は袁社長のどのような部分に惚れ込んで集ってくれたとお考えですか?

惚れ込んでいないと思います(笑)。やはり「仲間を守る」ということを口で言うだけではなく、実践していることがみんなに伝わっているのだと思います。明るくて分かりやすいので、みんなが「この単純な社長さんのそばでやってみようかな」と思ってくれたのかもしれません(笑)。

例えば起業するときにありがちな「最初は給料を安く抑え、会社が大きくなったら多く払う」ということは一切考えず、1日目から現職・前職より高い給料を保証しています。社員にはそれぞれの暮らしがあり、家族もいて、守るべきものがある。それを全力で支えるのが経営者の使命。これは創立当初から一貫して守り続けていることです。

あとは「安請け合いをしない」という点も大きいと考えています。

お客様と当社の関係はあくまでも平等と考えています。甲と乙という契約上の関係は存在しますが、その本質は人と人との信頼関係です。

例えばこちらの利益をしっかり考えて単価設定をしてくれるお客様がいる一方で、そうでないお客様もいる。もし、そこに誠意や真心が感じられなければ、お付き合いしないようにしています。

それが結果的には会社の利益だけではなく、プロジェクトの質の高さや良好な労働環境にもつながり、エンジニアの幸福度アップに結びついていくものと考えています。

また、「プライマリ案件中心に事業展開を進める」という姿勢にも魅力を感じてくれていると思っています。

プライマリ案件とは、お客様との直接取引による受注形態のことで、より上流の工程に携わることが出来るため、エンジニアの成長余地も非常に大きくなります。

また、直接取引でお客様と直接にコミュニケーションを図りながら、モノづくりを進めていける点でエンジニアも大きなやりがいを感じることができます。

他方で、今のIT業界の構造だとなかなかそれを貫くのは難しい。だからこそGCはプライマリ案件を前提としたお客様との関係づくりにこだわっています。

――GCの主要取引先は、大手自動車メーカーや大手インターネットサービス会社はじめ、聞けば誰もがその名を知る大手企業ばかりですが、なぜ、そういったお客様からプライマリ案件を勝ち取ることができるのですか?

それは事業構想段階といった最上流の工程から開発、リリース、その後の保守・運用まで、システムのライフサイクルマネジメント全体に対応できる力があるからだと思います。

たとえば当社では大手自動車メーカーが展開するクルマのサブスクリプションサービスのシステム開発案件を手がけていますが、これは外資系の大手コンサルティングファームとコンペを繰り広げた末に勝ち取ったものです。

なぜ獲得できたのかといえば、問題・課題に向き合う際に、持ち帰り検討ではなく、その場で対策を提案し、翌日までにデモ開発して見せるといったスピーディー且つポジティブな対応姿勢に加えて、それを支えるIT全工程における技術力の高さとノウハウの豊富さにあると考えています。素早くお客様のビジネスモデルを概要的に理解し、短期間でその理解を深めることでお客様に共感いただき、信頼関係を築く。そこからさらにお客様の立場で事業課題の分析などを起点にDX/システム構想を策定できるのがGCの強みです。それによってビジネスの構想段階から伴走していくような関わり方ができることもお客様から評価いただいているポイントだと理解しています。

――IT戦略上のパートナーというよりも、もっと根本的なビジネス戦略上のパートナーともいうべき関係ですね。

そうですね。私自身が前職で数多くのビジネスのスタートアップを手がけ、集ってくれたエンジニアたちもコンサルティングフェーズからのモノづくりに慣れていたことから、自然とそういった強みを最大化することができました。

こうした強みに加え、「なにか困ったときは、GCさんだったらなんとかしてくれる!」という信頼があることも強みの一つだと思っています。

例えば以前の当社では、他のシステムベンダーが投げ出してしまうような難易度の高い案件を手がけることが多かったのですが、優秀なエンジニアたちのおかげで、そうしたプロジェクトすべてを完遂させ、信頼へとつなげることができました。

今まで他社の炎上プロジェクトにおけるGCの成功率は100%。それによってお客様の間に「なにか困ったら、ダメ元でGCさんに頼んでみよう」という意識が生まれ、当社のような規模と知名度の会社でも超大手のコンサルティングファームと互角以上に渡り合えたり、大手企業と直接取引を行えたりするようになりました。

こうした信頼や実績を積みあげてきたことで、大手企業を中心にお客様からビジネス戦略上のパートナーとして頼られるようになったのだと思っています。

――お客様のビジネス課題にまで踏み込んだ提案が行える、というのは強いですね。

現在手がけているクルマのサブスクリプションサービスでは、担当エンジニアが「こうしたらもっと使いやすくなりますよ」といったプラスアルファの提案をバンバン行いながら開発を進めているのですが、その中にはお客様でも気が付かなかったウイークポイントを補うような提案も少なくはありません。

例えばサブスクリプション対象のクルマには、同じ車種でも寒冷仕様のものと普通仕様のものがあるのですが、ビジネス設計段階でそうしたものが考慮されていないことに当社のエンジニアが気づき、修正に向けた提案を行ったことがあります。それによって早期にビジネス設計を見直すことができたことで感謝のお言葉をいただくことができました。

また、当社の技術部門の副部長は、ほぼ独力でビットコインの取引所を作ってしまうほどの技術力や知識を持っており、コンピューター技術を善良な目的に使うホワイトハッカーとして、とあるハッカー協会の審査員なども務める人物です。そんな優秀なエンジニアが何人もいるのは、GCの財産だと思っています。

この他インフラ領域にも深い知見を有していることもGCの強みです。AWSなどのクラウドサービスやミドルウエア構築、キッティングまで対応できるので、システム基盤構築~システム開発~保守・運用まで一気通貫で手がけられます。

「残業はしない、大切な人との時間を大切にする、がGCのモットー」

袁社長は、従業員の働き方について、「エンジニア一人ひとりの力量や得意領域をしっかり見極め、能力に応じたタスクの割り振りを徹底することで残業をほぼゼロにまで削減できるようになります」とし、「その分社員には家族ら大切な人達との時間を大切にしてほしい」と語る。

「ITは難しい」という

センスがある人もそうでない人も活躍できるのがGCという会社

――そんなエンジニアが働く環境はいかがですか?

まず当社では残業をする社員はほぼいません。

なぜ、残業をほぼゼロにまで削減できるのかといえば、それはタスクの割り振りにあります。エンジニア一人ひとりの力量や得意領域をしっかり見極め、能力に応じたタスクの割り振りを徹底することで高効率なチームワークを実現することができ、結果として残業をほぼゼロにまで削減できるようになります。

――能力の高い人には難易度の高いタスク、そうでない人は少し難易度の下がるタスクを、といった感じですか。

そうです。

能力の高いメンバーは難易度の高いタスクを担当するし、割り振りの仕事もやっています。

どれだけ屈強な人間でも、1日8時間以上最良のコンディションを保ちながら働き続けるなんてことはできません。どこかで集中力が途切れ、どこかで仕事の効率が落ちてくるものです。特に夕方になると極端にパフォーマンスが落ちてくる、といったことは誰もが経験したことがあるかと思います。したがって残業は極力するべきではない。社員を長時間拘束して働かせるのは利益どころか損失につながるものと考えています。

そのような非効率な残業をするのであれば、定時であがり、家族や大切な人、自分の趣味などに時間を使ってほしいというのが私の考えです。だから社員には極力残業はさせませんし、私自身も早く退社して家族と過ごすことを何よりも大切にしています。そんな「残業しない文化」もまた、GCという会社の特徴だと言えます。

――袁社長と社員の方々の関わりをもう少し詳しくお聞かせください。

実は私は「社長」と呼ばれていないんですよ。ほとんどの社員が私のことを「袁さん」と呼びますし、私より歳上の仲間たちには「袁くん」と呼ぶ人もいる。それがGCという会社です。

会社という環境は人生の中ではかなり重要な部分であり、社員は仕事の同僚以上、家族未満ですが、私は家族に近い感覚を持っています。このような感覚を持っているのは、私だけではなく、GC内にもたくさんいると思います。社長という言葉の本質は、「社員の代表者」だと思いませんか?

GCのエンジニアが常駐している現場を頻繁に訪れ、常に状況を把握するようにしていますし、自社の従業員や派遣社員の方だけでなくお客様側の社員も含め、GCと関わりあるヒトはすべて名前と顔、性格、得手不得手などの特徴を把握するよう努めています。それは社長としての義務だと思います。会社を良くしたいのであれば、社員を大切に思う気持ちは自然に生まれるわけで、本当に社員を大切にしているならその気持ちも本人たちに伝わるはずです。このようなポジティブなシナジー効果が生まれると、さらに社員自らの成長と会社全体のパフォーマンス向上にも繋がります。

――GCのエンジニアが楽しそうにしているのはそんな理由もあるんですね。

あとは「自分の成長を明確に実感できる」という点も大きいと思います。GCには実力と結果を正しく評価する文化があり、自分の頑張りが適正に給料に反映され、それがモチベーションへとつながっていくよろこびを味わいやすい環境があります。

実際に業界平均と同等以上の年収水準で若手を登用することもあり、成長出来る環境に加えて、人事評価の観点でも従業員満足度は高いと自負しています。

ちなみに、シェフ出身のエンジニアもいるのですが、未経験ながら持ち前の根性と意欲で仕事に取り組むことで、短期間でベースアップを果たし、今では一線級のエンジニアとしてバリバリ活躍しています。

このように、自分のレベルアップや活躍に応じて業界水準よりも高い給料を手にし、それによって自分の成長を実感しやすいのもGCならではだと言えます。

――人材教育についてはいかがですか?

会社が提供する教育はすべてOJTです。

勉強は意欲があれば自らやって欲しいですし、頭の中で行うことなのでいつでもどこでもできるし、能動的にやったほうが効果的です。他人に教えてもらわないと勉強できないというのは言い訳だと思います。

形式張った研修トレーニングよりも、実際のプロジェクトに飛び込み、実践を通じて学んでいく方がはるかに得られるものは大きい。「実践に勝る経験なし」とはよく言ったもので、仕事を通じてでしか学べないものはたくさんあります。

だから当社では、未経験者の場合はプロジェクトチームに加わってもらい、最初から仕事を任せ、経験しながら学んでもらっています。

聞くこと、考えることが非常に重要です。

実践の中で困っているときに聞いたことは、トレーニングを受けるときに聞いたことより深く意識づくものです。なるべく「深く」考える習慣を身に付ける環境提供を意識しています。

その中で「ここはできるけど、これはできない」といった部分が明確になってくるので、その分からない部分をピンポイントで教えてあげれば確実に理解が深まっていく。それで一つの機能を完成させられると、それが大きな自信となり成長に繋がっていきます。

さらにその機能がシステムに組み込まれ、ユーザーに使ってもらえるのですから、達成感なども味わえる。そうした成功パターンをいくつか経験し、スケールアップさせていけばもっと大きな規模のシステム開発に対応できるスキルが自然と身についていきます。

――小さな成功体験の積み重ねが大きな成長へ結びついていくと。

そうです。

成功体験は非常に大切です。そのような機会を社員が頻繁に得られるよう、皆で頑張っています。

人はそれぞれ持っている資質が異なります。ITに向いた才能やセンスがある人もいる一方で、そうでない人もいる。だからと言ってその人はエンジニアの仕事ができないわけではありません。その人のレベルに合った仕事を我々が用意すれば、実はいい仕事をしてくれるものです。そうやって割り振られたタスクを確実にこなせるのであれば、その人は優秀だと言えます。

人間は千差万別です。ITのセンスがある人もいればそうでない人もいますし、生まれつき身体が強い人もいればそうではない人もいる。そこに優劣なんてありません。大切なのはそうして生まれ持った資質を尊重してあげることであり、その資質に合った仕事を任せていくこと。

それによって結果が出やすくなり、従業員の平均年収を引き上げつつも、会社の利益も生み出すという仕組みができあがる。何よりも自分にマッチした仕事というのは品質も高くなり、やっていて楽しいものです。

――ITに向いていないと感じる人でも十分に活躍できる土壌はある訳ですね。

実はITというのはまったく難しくありません。「ITが難しい」という思い込みは、ITの発展の妨げになっていると強く感じています。

と言うと、「えっ」と思われるかもしれませんが、ITシステム構築というものは、計画があり、目指すべきゴールがあって、そこに向かう筋道が設計書や仕様書というかたちで明確化されているので、極論すれば誰でもできるものなのです。

特に、現代のシステム開発は作業を効率化するフレームワークがあり、クラウド機能、機械学習機能、SNSとの連携機能でも、一から作るのではなく外部連携APIによって自由に呼び出して使うことができる。

つまり、あらかじめ加工された部品を組み合わせて建物を作る現代の住宅建築にも通ずるモノづくりであり、徹底して効率化されているから実はそれほど難しくはない。あらゆる職種の中でも、未経験の方がもっとも飛び込んでいきやすいのがITだと思っています。

――袁社長のお話を聞いていると、社員の方々への並々ならぬ思いが伝わってきます。

実は社員にはずっとGCだけにいてほしくないぐらいです(笑)。

もしかしたら、もっと大きなフィールドで活躍できる社員がいるかもしれないし、その方がより幸福かもしれない。だったら、ぜひ、そこに挑戦してほしいと思いますし、もし「外の世界にチャレンジしたい」という社員がいたら、私はよろこんで送り出します。

そして外の世界を見てきた上で、「やっぱりGCがいい」と思ってくれたら、戻ってきてくれればいいのです。それは決して世間で言う“出戻り”ではない。外の世界を経験し、新しい知見を得て戻ってくるのは素晴らしいことだと思います。

それに何より、常に気持ちは社員に寄り添っていたいという思いが強いですね。

GCでは極力残業はしない方針ですが、やはりIT業におけるシステムトラブルが必然的に発生します。クライアントあってのプロジェクトだけに、場合によっては残業対応や徹夜のような状況も偶にあります。そんなときは私自身をはじめ、能力が高いメンバーや経験豊富なメンバーたちが守備範囲を超えて総力戦で対応しています。こういうやり方はお客様のシステム・サービス復旧に一番有効的ですし、若手社員の成長にも一番良い環境だと思います。

お客様のビジネス成功にコミットしていける会社が生き残っていく

――最後に今後の展望についてお聞かせください。

日本では、少子高齢化が加速し、さまざまな産業が衰退の憂き目に遭っている状況がありますが、逆にITはこれからもっと人々の生活や社会の隅々まで浸透していくということは間違いありません。そんな成長産業である一方、日本社会ではITを志望する人材が少ないという課題を抱えています。

それは先ほど述べたように、「ITは難しい」という思い込みが、ものづくりの面で大変優秀な日本人の間に不思議と蔓延(まんえん)しているからです。

そんな人材難とマーケット拡大のギャップを埋めるには、より効率よく、よりスピーディーにという姿勢が強く求められていくでしょう。これまでのようにシステムコンサル、開発、保守・運用と各工程に異なる会社が担当するモノづくりは通用しなくなっていきます。

これから生き残るのは、お客様のニーズに対して短期間かつ包括的に対応することができ、ビジネスの成功にコミットしていけるような会社です。我々GCもこのような一気通貫のサービスとビジネス視点のコンサルテーションを展開できる会社を目指しています。

現代企業が新しいビジネスの立ち上げを図るにあたり、必ずITをセットで考える必要があります。しかしいまのIT業界の中でビジネスとITをセットで提供できる会社はそう多くはありません。

その点でGCはビジネス視点でお客様のサービス創出に企画段階から関わっていける強みがあることで、今後、さらに大きなチャンスが広がっていると言えます。

従って、お客様のビジネス創出の企画・構想段階から関わり、システム構築やライフサイクルマネジメント全般に対応できる今の体制をより強化していくことが当面の目標だと思っています。

そのためにもビジネス視点を持つ人材、マネジメントに長けた人材、アーキテクトのスペシャリストと各工程のスペシャリストを育成または積極採用していきたいと思っています。

――これからがGCにとっての本当の成長期ですね。

聞けば誰もが名前を知る大手企業を主要顧客として成長を実現し、銀座の一等地にオフィスを構えられるようになりましたが、私自身は、まだまだ上手くやれているとは思っていません。まだ社員たちに今よりもさらに充実した環境を提供できると考えており、お客様に対しても貢献できる余地はたくさん残っていると感じています。

今の世の中において、ITは水と空気と同じなくてはならないインフラでありライフラインです。それだけにチャンスはたくさんあり、成長の余地は無限と言っても過言ではないほど大きく広がっています。

利益創出はもちろんですが、社員一人ひとりを守りながら、社員の生活をもっと豊かにするためにGCを発展させていかなければなりません。これからもそんな気持ちを忘れることなく、チャレンジを重ねていきたいですね。

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