株式会社ヘッドライト 代表取締役 髙橋 健介|求人・転職エージェント

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美容師がより働きやすい店舗運営を実現、
「日本の美容文化の素晴らしさ」を日本と世界に発信

株式会社ヘッドライト
代表取締役 髙橋 健介

美容師がより働きやすい店舗運営を実現、「日本の美容文化の素晴らしさ」を日本と世界に発信 美容師がより働きやすい店舗運営を実現、「日本の美容文化の素晴らしさ」を日本と世界に発信
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住 所 東京都港区南青山1-15-18 リーラ乃木坂 7F
URL https://headlight-inc.com/
株式会社ヘッドライト代表取締役 髙橋 健介
慶應義塾大学卒。幼少期より父親の仕事の関係でフランス、アルジェリア、ベルギーといった国々で生活を送った後、大学から日本へ。大学卒業後、伊藤忠商事へと就職し、4年間勤務した後、外資系コンサルタント会社へ転職。その後独立して地域活性化コンサルティング会社を起業。そこでさまざまな地方の地場企業の経営再生を手掛けた後、西東京エリアに店舗展開を行うスポーツクラブの代表取締役として経営に従事。2017年に現在の株式会社ヘッドライトの代表取締役へ就任。
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幼少期からの海外生活を通じて「日本文化を世界へ」という思い芽生える

――まずは簡単なご経歴からお聞かせください

もともと私は父の仕事の関係で幼少期から13年間、フランス、アルジェリア、ベルギーといった国々で生活を送っていました。

そうした海外生活の中で接する現地の人々の日本に対する認識は、「スシ・サムライ・ゲイシャ」といった典型的な日本人に対するステレオタイプなイメージで(笑)、日本人としてのアイデンティティが試されていると強く感じました。

大学入学のタイミングで日本へと帰国し、日本の大学へと進学するわけですが、長年にわたって海外生活を経験してきた経験から見ると、日本は住みやすく、すべてにわたってホスピタリティが浸透しており、非常に文化レベルの高い国に映りました。

同時に、「日本ってこんないい国で誇るべき文化がたくさんあるのに、なぜそれらが国際的に正しく評価されていないのだろう」というある種のもどかしさを感じ、「だったら自分がそんな日本の文化を世界に発信していこう」という思いが芽生えていきました。

そんな思いが、私の人生におけるビジョンの中心となっています。

――現在に至るまでの道のりは?

大学卒業後はグローバルに日本の魅力を発信できる大手総合商社へと就職し、その後「経営を学びたい」との思いが生まれ、外資系経営コンサルティング会社へと転職しました。

その中で日本各地の地場産業や企業と接する機会があり、観光や地域の特産物、伝統工芸品、地場産業の高度な技術といったものに触れてきたのですが、それらはいずれも地域にとどまってしまっており、全国にその存在が知られていないものばかり。

そこにもどかしさを感じたことで、「地域のいいものの価値を高め、いかに世の中に広めていくか」といったことに関わりたいと思い、2008年に独立してコンサルティング会社を起業。ここでは地方の企業の再生事業を数多く手掛けました。

その後、西東京エリアに店舗展開を行うスポーツクラブの経営に携わり、2017年7月より、株式会社ヘッドライトの代表取締役に就任し、現在へと至っています。

美容業界はビジネスとして大きな可能性、美容師の社会的価値向上にも貢献したい

――ヘッドライトの経営を引き受けようと思った理由についてお聞かせください

一言で言えば「非常に大きな可能性を秘めるビジネスだった」からです。

ヘアサロンはコロナ禍の現在も含め、どんな時代や状況でも人々から必要とされる生活必需サービスであり、今後も決してなくなることのない存在です。市場規模も1.5兆円と巨大でまだまだ成長の余地があります。

一方でいくつもの課題を抱えてもいます。

少子高齢化によりお客様の数は減少傾向にありながらも、美容サロンの数は増加傾向にあります。なぜかといえば、正社員で美容師をやっていても労働時間のわりに賃金が低く、しっかりと収入を得るには独立して自分のサロンを開業する以外の道がないことが多いからです。

人々から必要とされ続ける生活必需サービスでありながらも、そこで働く人々の待遇は充分とは言えない。ヘッドライトを通じてこうした課題の解決に取り組み、美容業界とそこで働く美容師の方々の社会的価値向上に貢献したいと思い、経営を引き受けることにしました。

――ヘッドライトならではの価値はどこにありますか?

フリーランスの美容師の方々に対し、サロン開業から運営、その後の継続的なフォローまでを行うのがヘッドライトのサービスです。

美容師さんにとっては、労働時間を自分で決め、働きたい日に働く、というワークスタイルを選ぶことができます。

また、私たちは独自の集客ノウハウを持っており、それに沿った経営を行うことで確実に狙った売上を得ることを目指しています。報酬に関しても「売上から何%を歩合として支払う」という仕組みなので、店舗運営側からすれば人件費が固定費になることはありません。

「労働時間を自分で決められる」、「業界トップクラスの高い給料」の2つを実現できるのが、ヘッドライトの強みだと言えます。

こうした強みは、私が代表取締役に就任した時点ですでにありましたが、そうした強みを仕組み化し、効率化することが私のミッションとなりました。

例えば、以前は各店舗の売上集計の仕方がバラバラで、その方法もExcelに手打ちで入力して計算という手間のかかるものでしたが、これらを統一し、もっと洗練されたものにすることで効率化を図りました。

また、サロンで必要となるシャンプーやトリートメント、ヘアカラーなどの薬剤に関しても、以前は店舗ごとに異なる取引先から仕入れていましたが、これをチェーンオペレーションにして一元化しました。

私たちのビジネスは労働集約型のビジネスなので、店舗の数を増やしていかないと成長は見込めません。

そのため、「いかに出店した店舗の成功確率を高めていけるか」が重要であり、その部分の改革に全力で取り組みました。

出店戦略も他とは大きく異なります。美容院の出店戦略は、一般的に大都市圏などポテンシャルのあるエリアのシェアを勝ち取るべく店舗展開を図っていきますが、私たちはどんなエリアでも、「そこで働きたい」という美容師さんがいれば、出店していきます。

例えば「長野の地元に帰ってサロンを開業したい」という人がいれば店舗を任せます。そんな「美容師の思いありき」の出店がヘッドライトの出店戦略なのです。

「マンツーマン・オペレーションも美容師さんのやりがいに」

髙橋社長は、「入店から施術、お会計をしてお見送りまで、すべてを包括的に1人の美容師が対応する「マンツーマン・オペレーション」ができる事もヘッドライトならでは」と話す。

美容師がより働きやすい店舗運営を実現、「日本の美容文化の素晴らしさ」を日本と世界に発信

「美容師の方々に本当の幸せを提供するサービス」、それがヘッドライトのビジネス

――美容師の方々にとって、ヘッドライトの店舗はどのような点に魅力があるとお考えですか?

先ほども申しましたが、まず「働く日、時間を自分で決められる」という点です。

正社員型のサロンだと土日出勤が多いのですが、結婚して家庭を持つような“ママさん美容師”の場合はそうした勤務形態は無理がありますし、独身の方でもそこに不満を感じることは多々あるでしょう。

その点、ヘッドライトの店舗は業務委託サロンのため、美容師さんはフリーランスの個人事業主となるので、休日も働く時間帯も自分の生活スタイルを踏まえた上で決めることができます。

それによってお子様を保育園に送り迎えしたり、土日に家族水入らずで過ごしたりするなど、ゆとりある生活を手に入れることができるようになります。

ただ、そこで懸念を感じるのが「ちゃんと収入を確保できるのだろうか」という点ではないでしょうか。

私たちヘッドライトは、出店戦略において一定レベルの集客をするために、高い精度でシミュレーションをしています。

例えば、「この場所で4時間営業すればどれだけの収益を生み出すことができるか」ということをシミュレーションし、それを踏まえた上でご本人が自身にとって最適な労働時間や休日を設定することで、収入を保証できるのです。

現状で私たちは159店舗を展開していますが、そのほほすべてがオープンしてから3ヶ月以内に黒字化していることがその証とも言えるでしょう。

これらに加え、「マンツーマン・オペレーションで仕事ができる」という事もヘッドライトならでは。

マンツーマン・オペレーションとは、入店から施術、お会計をしてお見送りまで、すべてを包括的に1人の美容師が対応することで、それによってお客様満足度はもちろん、美容師本人にとってもお客様に対するサービス精神が大きくなり、それが仕事に対する満足度向上へとつながっていきます。

さらに、シャンプーやトリートメント、ヘアカラーなどの薬剤に関しても、流行のものやお客様の反応がいいものなど、美容師さんが使いたいものを使えるようにしています。

美容師さんは職人気質の方が多く、やはり最新のものを使いたいというこだわりがありますから、それを存分に発揮しながら仕事ができる環境を整えるようにしているのです。

――美容師の方々へのサポート体制に関してはいかがですか?

当社には各エリアの店舗をサポートするエリアマネージャー的な役割のSV(スーパーバイザー)がおり、出店に際しては「どのエリアで、どれぐらいの報酬を得たいのか」といったことをヒアリングの上、一緒になって出店のサポートを行っています。

すでに開業した店舗に対しても、SVが美容師さんと定期的に面談を行い、不満に感じている事や店舗の課題をキャッチした上、それを解決に導くためのサポートを行っています。

また、技術的な不安がある美容師さんに対しては、当社が展開する美容師アカデミーの講師が必要な技術習得に向けた指導などのサポートを実施。

業務委託というと一見ドライな関係に聞こえますが、これらからわかるように、長期的視野で安心して働いてもらうための関係を築いて手厚いサポートを行っているのです。

――美容師の方々はどのようなキャリアビジョンを描くことができるのですか?

一定以上の実務経験をお持ちの美容師さんの場合は、既存店や新店で店長として経営を行っていただきます。

さらにその先のキャリアとして、経営委任契約というかたちでオーナーとして新しい店舗を展開していくことも可能です。こうした制度を利用し、5店舗を展開し、年収約3,000万円を稼ぐ美容師さんもいます。

独立するよりも低リスクで、なおかつしっかり収入を得られるだけでなく、FCオーナーとして多店舗展開まで図っていけるのというキャリアビジョンが描けるのが、ヘッドライト独自のものだと言えます。

さらにシニア世代に差し掛かろうとしているベテランの美容師さんの場合は、当社が開校したアカデミーでの講師のほか、特別養護老人ホームなどの介護施設での訪問美容などの仕事もご用意することができます。ご本人が望めば生涯現役を貫けるというのもヘッドライトならではと言えるでしょう。

ヘッドライトを日本初のグローバルブランドへ。新たな挑戦を開始

――今後の展望についてお聞かせください

「ヘッドライトは業界のゲームチェンジャーでありたい」というテーマを掲げ、美容師の社会的価値向上をミッションに今後も業務委託型ヘアサロン事業に注力していくつもりです。

その中で私が目指しているのが「ヘッドライトを日本発のグローバルなヘアサロンブランドにする」ということです。海外には『モッズ・ヘア』や『トニーアンドガイ』、『ヴィダル・サスーン』といったグローバルなヘアサロンが存在しますが、実は日本発のグローバルなヘアサロンはまだありません。

そこで、『ヘッドライト』を、日本発のグローバルヘアサロンブランドへと発展させるべく、海外展開に向けた準備を行っている最中です。

そのための基盤づくりとして、海外へのアカデミー展開も考えています。

日本クオリティの技術やサービスを現地の方々に習得・継承してもらい、そこで得たスキルやマインドをもって現地のお客様にヘッドライト式のサービスを提供してもらう、というのが私の描いているプランです。

そして世界各国で日本ならではのホスピタリティやきめ細やかな精神にもとづくサービスが文化として根付いてくれれば、これほどうれしいことはありませんね。

具体的な数字としては、2025年までに国内300店舗、海外200店舗の展開を計画しています。それと並行して国内外のアカデミー開校なども進め、さらにグローバルブランドの確立に向けた取り組みも行っていきます。

そういった意味ではこれから3~4年が勝負のときだと言えるでしょう。この記事をお読みになっている方々は、そうした大きな変革期のさなかに仲間になっていただくことになるので、いくつものエキサイティングな経験と出会えるはずです。

そうやって私たちならではのサービスとサポートで美容師の方々を幸せにしつつ、『ヘッドライト』を日本発のグローバルブランドへと押し上げていくことが美容師の方々や美容業界の社会的価値向上に結びついてくものと信じています。「これからが本当の挑戦」といったところでしょうか。

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