未経験で不動産営業への転職は可能?難易度や、役立つ資格をご紹介します|求人・転職エージェント

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更新日:2024/12/04

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未経験で不動産営業への転職は可能?難易度や、役立つ資格をご紹介します

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個人や法人に土地や建物を販売したり、賃貸契約の提案営業をしたりなど、不動産を扱う営業職を不動産営業と呼びます。不動産営業は「コミュニケーションスキルが高い」「知識が豊富」といった転職難易度の高いイメージがありますが、未経験から転職したいと考える方も多いでしょう。

そこでこの記事では、未経験者が不動産営業に転職できるのかについて解説します。不動産業界への転職にあたって必要な資格や、不動産営業の適正についてもピックアップしました。転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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未経験でも不動産営業に転職は可能?転職難易度は?

sales_848_1.jpg不動産業界の営業職は高収入といったイメージが定着しているため、年収アップなどを目標に、未経験から不動産営業への転職を検討する方も少なくありません。ここでは、未経験からの転職にスポットを当てて、転職成功の可能性や転職難易度について紹介します。

未経験でも転職はしやすい

不動産業界は学歴や性別を問わず、未経験者が転職しやすい業界です。不動産営業に興味がある方は積極的にチャレンジしてみましょう。

しかし同じ不動産業界でも、どの物件を取り扱うかによって転職の難しさは異なります。未経験からの転職を検討している場合には、扱う物件とその難易度を把握しておくと企業選定がスムーズです。

扱う物件別の転職難易度

不動産業界の中でも大規模な開発を担うのが「不動産デベロッパー」です。不動産デベロッパーはマンションやビルといった開発をはじめ、場合によっては街全体の開発事業も担当します。不動産デベロッパーは、基本的に経験者を優遇しているため、未経験からの転職は難しいのが現状です。

不動産業界の経験を重視する「不動産販売会社」も、未経験者が狙うには難易度が高いでしょう。不動産販売会社は土地や住宅の販売を行うため、宅地建物取引士を取得しているなど、知識証明が求められることもあります。

一方で、賃貸マンションや賃貸住宅を扱う「不動産仲介会社」の営業職は、未経験でも転職しやすい傾向です。特に営業職や販売スタッフの経験がある場合、採用される可能性も高まるでしょう。また建物の管理を行う「不動産管理会社」の中にも、経験不問で募集をかけている企業があります。

不動産営業の仕事内容とは?

sales_848_2.jpg不動産業界の営業職は、転職する企業によって必要な知識や転職難易度、給与形態にも違いがあります。そのため不動産営業への転職を考えている方は、まずは具体的な営業の種類や働き方を把握しておきましょう。ここでは、代表的な不動産営業とその業務内容について紹介します。

不動産販売の営業

不動産販売は、個人へ向けて自社の土地やマンションなどを販売する事業を行っています。その中でも営業職は見込み客の獲得から契約までを担っており、「テレアポ」「飛び込み」「SNS」といった多様な方法で買い手を探すのが特徴です。また展示会の開催をとおして、不動産を探している顧客と出会うケースもあります。

不動産販売の営業は、インセンティブが高い点が魅力のひとつでしょう。ノルマを設けている企業がほとんどですが、成果を上げるとしっかりと報酬に反映されるため、高収入を狙える仕事です。

土地やマンションの購入は高額であり、購入に慎重になる買い手も珍しくありません。そこで購入のメリットやベネフィットを伝えるなど、顧客に対する柔軟な対応力が求められます。

不動産販売仲介の営業

企業や個人に代わって顧客への不動産販売を行う不動産販売仲介は、代理店の役割を担う仕事です。具体的には広告作成やポスティングなどで売り手を探し、飛び込み営業やテレアポなどをとおして物件と「買いたい人」をうまくマッチングさせます。

不動産販売仲介の営業職は、物件探しから引き渡しまでを担当するうえ、売り手と買い手の両方とうまくコミュニケーションを取らなくてはいけません。そのため不動産営業の中では、やや大変な仕事であるといえます。また不動産販売と同様に、多くの企業が個人ノルマを設けていることも特徴のひとつです。

不動産賃貸仲介の営業

賃貸契約を主とする不動産賃貸仲介は、大きく2種類の物件を扱っています。ひとつは自社の物件、もうひとつは他社所有の物件です。どちらも不動産賃貸仲介には変わりありませんが、他社所有の物件を扱う場合には、代理店に位置づけされます。

不動産賃貸仲介の営業職は、店舗に訪れた顧客に対して要望に合わせた物件を提案します。店舗に常駐する形で業務を行いますが、顧客ニーズの把握や提案、契約やローンに関する手続きなど、幅広い業務を担当するのが特徴です。また不動産賃貸仲介では個人のノルマではなく、店舗の目標達成を目指すケースが多いでしょう。

不動産営業に転職するメリットと注意点

sales_848_3.jpg買い手の大きな決断を後押しする不動産営業は、非常にやりがいを感じられる仕事です。また日々の業務をこなしながら自分自身も成長できるため、収入アップを狙いやすい環境でしょう。

しかしその裏側には、働くうえでの悩みも存在します。不動産営業への転職を考えている方は、転職のメリットや注意点を把握しておくとよいでしょう。

専門知識が身につくのがメリット

不動産営業に就くと、不動産の専門知識を学べます。例えば、不動産賃貸仲介の営業職では不動産の知識のほかに「税金」や「手数料・保険料」といったお金に関する知識も習得可能です。働きながら徐々に知識を身につけてスキルアップをはかれる点は、不動産業界ならではのメリットといえるでしょう。

また不動産営業は、インセンティブが高いといわれています。転職先の企業が個人のノルマを設けている場合、成果を上げるほど年収アップが期待できる点もやりがいのひとつです。

営業職ならではの悩みに注意

不動産営業に転職することで、営業職ならではの悩みを感じるケースもあります。特に高額な案件を扱う不動産営業は成約率が低い傾向にあり、うまく契約に結びつかずに苦しい思いをする方もいるでしょう。

「テレアポ」や「飛び込み」といった営業手法を採用する企業も多く、顧客に対しての積極的な提案や交渉も求められます。また営業ノルマがある点も、大変だと感じるかもしれません。不動産営業では、目標に向けてコツコツと努力する姿勢が大切です。

不動産営業の仕事に向いているのはどんな人?

sales_848_4.jpg希望の企業へ転職したものの、転職後に「自分は向いてなかった」と思うケースは少なくありません。そうならないためにも、転職時には事前に向き・不向きをチェックすることが大切です。

特に不動産営業は数字によって評価されるシビアな業界であるため、まずは自身が不動産営業に向いているかをチェックし、入社後活躍するために必要なマインドを身につけましょう。

コミュニケーションスキルに長けている人

不動産営業は顧客をはじめ、企業やオーナー、管理会社など、さまざまな立場の方と関わるのが特徴です。不動産営業に限ったことではありませんが、周囲との意思疎通スキルに長けている方は、不動産営業で活躍しやすいでしょう。さらには職場内でのコミュニケーションも必要であるため、人と関わるのが好きな方が向いているかもしれません。

忍耐力・根気がある人

目標達成が必要とされる不動産営業は、辛抱強さも重要です。営業職の多くは、ノルマ達成に向けて努力する姿勢が求められます。不動産営業も例外ではなく、多くの企業では個人や職場全体でのノルマを設けているのが現状です。

望むような結果が出ない場合にはストレスを感じてしまうケースもあるため、ストレス耐性のある方も向いているかもしれません。また急な連絡にも対応できる、企画が失敗しても再度チャレンジできるなど、忍耐力がある方も重宝されます。

人生に関わるサポートをしたい人

不動産の購入は、人生における大きな買い物のひとつです。家やマンションの購入が、ときには買い手の人生を大きく変えることもあるでしょう。そのため購入者の人生に影響を与えることを意識し、サポートすることにやりがいを感じられると、楽しみながら業務をこなせます。

また不動産は、人々の暮らしと深く関わりのある分野です。不動産の知識を高めることが自分の人生にもよい影響を与えると実感できる方は、不動産営業に向いているでしょう。

不動産営業への転職に役立つ資格5

sales_848_5.jpg不動産営業は、資格を持っていなくても収入を得られる仕事です。しかし資格取得によって業務の幅を広げて、高収入を目指せるケースもあるでしょう。ここからは、不動産営業で役立つ資格をピックアップします。資格の内容や難易度、受験資格を参考にして、ぜひ転職に役立てみてください。

宅地建物取引士

不動産営業への転職時には、「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」が主催する宅地建物取引士が必要となるケースがあります。宅地建物取引士は国内でも最大規模の国家資格であるため、取得していると不動産取引の専門的知識を有しているという証明になるでしょう。

宅地建物取引士では「宅建業法」や「税金制度」といった不動産の売買に関わる知識はもちろん、暮らしに関わる「法令」や取引に関する「民法」などの知識も習得できます。

ファイナンシャルプランナー

住宅を販売する際に役立つといわれているのが、ファイナンシャルプランナーの資格です。ファイナンシャルプランナーは日本FP協会が主催する試験であり、国家資格の「FP技能士」と民間資格の「AFP・CFP」が存在します

FP技能士は1~3級に分かれており、3級は誰でも受験可能です。FP技能士は生活やお金に関しての知識を習得できるため、顧客への将来的なアドバイスができるようになるでしょう。

またAFPCFPでは、ファイナンシャルプランニングを提供する力が必要です。一度資格を取得すると、その後も資格の更新が必要となるため、常に高い専門性を維持できます。

不動産鑑定士

さまざまな条件を考慮して不動産の価値を判断する不動産鑑定士は、日本各地の土地の価値を鑑定できるといった大きな権限を持っています。不動産鑑定士は「公益社団法人 日本不動産鑑定士協会連合会」が主催する国家資格です。しかし受験資格はなく、誰でも受験可能であるため、興味がある方はいつでもチャレンジできます。

短答式試験と論文式試験の両方に合格した場合には不動産鑑定士の資格を取得できますが、業務を行うためには実務修習が必要です。資格を取得していると、不動産営業に役立つほか、不動産鑑定事務所や金融機関への転職も目指せるでしょう。

不動産コンサルティング技能士

不動産における専門的な知識を有し、助言や指導に役立つのが不動産コンサルティング技能士です。不動産コンサルティング技能士は、「宅地建物取引主任士登録者」「不動産鑑定士登録者」「一級建築士」のいずれかひとつの資格を持っており、現に従事している場合やこれから従事しようとしている方に受験資格が与えられます。

不動産コンサルティング技能士は、「公益財団法人 不動産流通推進センター」が主催しており、国家資格ではありません。しかし建築や税制、金融や法律といった幅広い知識を習得できるのが特徴です。

マンション管理士

国家資格であるマンション管理士は、管理組合やマンションに関しての専門的な知識を有し、コンサルティングを行うための資格です。マンションを管理する場合、基本的には建物の維持や修繕、トラブルの対処や管理組合に関する知識が求められます。

しかし十分な知識を持たない所有者などに対して、適切に助言するのがマンション管理士の仕事です。試験は国土交通大臣主体のもと、「公益財団法人 マンション管理センター」にて実施されます。受験資格はないため、資格取得に向けていつでもチャレンジできるのが特徴です。

未経験者の転職におすすめの不動産営業企業

sales_848_6.jpg不動産業界は、業種や仕事内容が多岐に渡るのが特徴です。未経験から不動産営業への転職を目指す場合には、転職しやすい会社を選ぶことはもちろん、安定性や今後のキャリアを考えて企業を選定するとよいでしょう。ここでは、未経験者におすすめの企業を紹介します。

安定を求めるなら「管理物件が多くある賃貸仲介会社」

同じ賃貸仲介会社でも、管理する物件数によって会社の安定度は異なります。管理物件が多ければ多いほど、安定した家賃収入が得られており、経営基盤が整っている傾向です。管理物件数に着目して転職先を選ぶことで、より将来性の高い環境を目指せるでしょう。

また、賃貸仲介会社は飛び込み営業が少ない傾向にあり、営業職ならではのストレスを感じにくいのも魅力です。未経験から転職するケースも多く、不動産業界での経験を積みたいと考えている方にもおすすめします。

高年収を目指すなら「売買仲介会社」

年収アップを狙っての転職の場合は、「元付け業者」や「物元業者」などと呼ばれる売買仲介会社がおすすめです。売買仲介会社は、基本的に給与水準が高いケースが多いでしょう。不動産デベロッパーと比較すると年収相場は低くなるものの、転職難易度が下がるのも特徴です。

そのため未経験でもチャレンジでき、努力しだいで高収入を得られるのが魅力でしょう。業務の中で身につく知識量が多い売買仲介会社は、働きながら独立を目指すことも可能です。不動産に関する幅広い知識を身につけたいと考えている方は、売買仲介会社で経験を積むとよいかもしれません。

幅広く経験を積みたいなら「賃貸仲介と売買仲介の会社」

不動産業界で多岐に渡って活躍したいと考えている方は、賃貸仲介と売買仲介の両方を行う会社を検討してみてください。賃貸仲介と売買仲介は、どちらも未経験からの転職がしやすい業種です。特にはじめやすいといわれているのが賃貸仲介ですが、知識量は売買仲介に劣ります。

しかし両方を経営している会社であれば、効率よく知識を身につけられるでしょう。転職後は経験を積んで売買仲介会社への転職を視野に入れることも可能であり、さらにはほかの職種へのキャリアアップも目指せます。

不動産営業への転職なら「マイナビエージェント」

不動産営業への転職を考えている場合には、自分に合った企業選定が重要です。また企業の内情や、詳しい仕事内容を把握しておくことも、転職成功のポイントでしょう。

転職エージェントの中でも大手に位置する「マイナビエージェント」は、徹底した情報収集を行っています。リクルーティングアドバイザーの調査によって企業の業務内容はもちろん、社風や雰囲気といった求人票では分かりにくい部分も熟知している点が魅力です。

各業界の転職市場も把握しているため、未経験からの転職もしっかりとサポートします。また、書類添削や模擬面接、面接内容のフィードバックも徹底。初めて転職する方や希望の転職を叶えたい方は、ぜひご活用ください。

まとめ

sales_848_7.jpg不動産営業は高い知識やスキルを要するイメージがありますが、未経験者でも転職可能です。また働きながら知識を習得できたり、買い手の人生を左右する提案を行えたりするなど、やりがいも多いでしょう。未経験からの転職を成功させるには、職種や企業に対する十分な情報収集が大切です。

マイナビエージェントは、丁寧なヒアリングから一人ひとりに最適な求人を紹介します。「はじめての転職で不安」「自分に合う企業が分からない」といった悩みにも対応可能なため、まずはお気軽にご相談ください。

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