半導体業界へ転職する際の志望動機は?職種に合った例文とNG例も紹介!|求人・転職エージェント

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更新日:2023/12/25

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半導体業界へ転職する際の志望動機は?職種に合った例文とNG例も紹介!

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この記事のまとめ

  • 半導体業界の志望動機を書く前に、業界についてしっかりと理解する必要がある。
  • 半導体の需要はIoTやAIの発展でさらに拡大し、それに伴いエンジニア需要も高まっている。
  • 半導体業界へ転職する際は、希望する職種に適した志望動機を考えよう。

AIやIoTに欠かせない半導体を扱う業界は、今後さらに発展すると予想されています。将来性に魅力を感じて半導体業界への転職を考えても、あいまいな志望動機では転職は難しいでしょう。

この記事では、志望動機の書き方だけでなく、準備段階の重要なポイントも解説します。半導体業界の志望動機の書き方に自信が持てない方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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半導体業界への転職!志望動機の前に業界への理解が重要

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志望動機を書く前に、半導体業界について理解を深めましょう。半導体は私たちの生活に欠かせない身近な存在でありながら、実際に見る機会は多くありません。ここでは、半導体業界の職種や仕事内容を紹介します。

半導体業界とは

半導体とは、電気を通す物質と電気を通さない物質の中間に位置する物質です。代表的な物質としてシリコンやカーボン、スズが挙げられます。これらの物質を活用し、スマートフォンやテレビのような身近な電化製品や工場設備に使われます。

半導体業界の主なビジネスモデルは「半導体メーカー」「検査・製造装置メーカー」「材料メーカー」「半導体商社」です。半導体はそれぞれの企業を通じて製造・販売します

1990年代は世界における日本の半導体シェア率は50%以上でしたが、2018年には7%まで低下しました。代わりに、世界で発展し続けた国がアメリカやアジア諸国です。半導体は通信機器や電化製品に欠かせないことを考えると、今後もニーズがある業界といえるでしょう。

職種と仕事内容

半導体業界の職種は、主に3つに分けられます。それぞれの仕事内容は以下のとおりです。

設計・研究

半導体や半導体製造装置の設計・研究をします。日々変化する技術革新を取り入れつつ、顧客のニーズに合わせたカスタマイズをする場合もあります。

営業

新規開拓営業もありますが、ルート営業が中心です。顧客の新製品情報を素早く入手し、製品に最適な自社商品を紹介します。営業で重視されるのは、顧客ニーズをくみ取る力と自社製品の提案力です。

資材調達

半導体を作るために必要な資材を調達します。顧客のニーズに合わせて、低コストの資材や高品質な資材を調達する場合もあります。海外の調達先も多く、語学力を生かせる職種です。

専門的な知識が必要

半導体業界は専門性が高く、特に半導体の開発・設計に携わるエンジニアは、電子工学の知識が必要です。ITエンジニアやインフラエンジニアに求められるのは情報工学の知識であるため、同じエンジニアでも土俵が異なります。

エンジニアに比べ専門性は低くなるものの、営業職も半導体について十分理解しなくてはなりません。どの職種に就いても高い専門性を求められますが、時代の最先端と日本の未来を担うやりがいのある業界です

半導体業界の現状と将来性

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半導体は日々の生活で直接触れる機会の少ない存在です。だからこそ、半導体を取り巻く状況や将来性を理解する必要があります。半導体業界の知識を深め、志望動機に生かしましょう。ここでは、半導体業界の現状と将来性について解説します。

環境の変化が著しい

半導体業界は、環境の変化が著しい業界です。新しい技術やトレンドの誕生により電子機器は進化し、それに伴い半導体業界の需要は膨らみます。新しい技術が次々と入ってくるため、時代に取り残されないようにしなければなりません。同時に、業界の変化に臆さない柔軟性とチャレンジ精神が必要です。

また、スマートフォンの急速な普及といった半導体需要の変化により、企業の統合や破綻といった規模の変化もあります。

世界的な需要は拡大している

半導体業界は、世界的に需要が拡大傾向です。スマートフォンやゲーム機器をはじめとした電子機器や家電、自動車といった半導体を必要とする製品は、日本だけでなく世界中で使われています。

世界中で需要がある半導体業界は、今後グローバル化していくことが考えられます。日本国内にとどまらず、世界とつながる規模の大きな仕事ができる業界です

将来はIoTの需要がポイントになる

IoTとはInternet of Thingsの略で、「モノのインターネット化」という意味です。今後IoTの需要は増えると考えられています。世の中に存在するさまざまな物がインターネットに接続され、私たちの生活がさらに豊かになるでしょう。

かつて、インターネットに接続できるデバイスといえばパソコンでした。現在はスマートフォンのような通信機器以外にも、テレビやエアコンといった家電にもインターネットが接続できる時代です。今後さらなるIoTの進化と連動し、半導体の需要も増えるでしょう

AIの発展にも欠かせない

車の自動運転技術に必要なAIは、今後も技術が発展するでしょう。AIの仕組みにおいて半導体はセンサーの役割があり、人間の目や耳と同じ働きをします。半導体で得られる環境データや人の行動に関する膨大な情報がビッグデータへと集められ、解析・計算することで未来予測をするのがAIの役割です。

AIの精度を高めるにはさらに大量のビッグデータが必要となり、データを増やすためにも半導体が欠かせません

エンジニア需要の高まり

半導体は今後もAIやIoTに欠かせない存在です。新しいAIやIoTの活用や自動運転技術には、これまで以上に性能の高い半導体が求められます。

近年はアジア諸国が著しい発展を遂げ、日本の半導体の世界シェア率は下降傾向です。しかし、将来的に新技術を発見できれば、日本国内の半導体業界は活性化し、世界とも競い合える可能性があります。半導体の技術発展と同時に、半導体エンジニアの需要も高まるでしょう

半導体業界の転職に最適な志望動機のテクニック

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志望動機は転職を成功に導く第一歩です。成功のためには、採用担当者に伝わる文章を書かなければなりません。テンプレートだと思われないことや唯一無二の経験談を交えること、結論を冒頭に書き好印象を与えることが大切です。ここでは、半導体業界へ転職する際の志望動機の書き方を解説します。

業界や企業を選んだ理由を具体的に記入する

半導体業界や希望する企業を選んだ理由は、できる限り具体的に書きます。ほかの業界や企業でも当てはまる内容では、量産的でありきたりな文章と捉えられるかもしれません。

テンプレート化しない理由を書くには、業界と企業の研究が重要です。扱っている製品はもちろん、企業理念や社風にも目を向けましょう。業界の特徴や企業の強みを理解することで、深みのある志望動機になります

これまでの経験と将来のビジョンを盛り込む

企業のホームページや企業研究を活用し、企業と自身の経験を関連づけましょう。志望動機を伝える際は、学生時代や前職の具体的な経験談を交えると説得力が増します。また、自身が経験したことは書きやすいという点もメリットです。

経験談でオリジナリティーを出し、将来のビジョンへとつなげれば、採用担当者の心を動かせる志望動機に近づくでしょう

読みやすい構成を考える

採用担当者の目を引く志望動機は、冒頭にインパクトがあります。物語のように最後に結論を書くのではなく、最初に結論である志望する理由を述べましょう。読み始めに結論を書くことで、最後まで読んでもらえるだけでなく、好印象も与えられます。

志望動機は簡潔に伝えることが大切です。結論以降は、結論を裏づける理由、その会社を選ぶ理由と続けると、読みやすく論理的な志望動機になるでしょう

また、半導体業界には専門用語が多く存在します。間違ったアルファベットを避けるのはもちろん、用語の意味をよく理解したうえで書きましょう。

半導体業界に向いている人材とは

半導体業界に向いている人材は、素早い環境の変化に対応できる順応性・熱意・忍耐力がある人です。半導体業界は最新技術の進化が速く、環境の変化に柔軟な対応が必要です。日々の変化に順応しながら、新たな改善点やアイデアを生み出さなければなりません。

志望動機にはやる気や熱意を感じる内容を取り入れるとよいでしょう。急速な発展を遂げる半導体業界では、アンテナを張り巡らせて貪欲な情報収集ができるスキルが必要なためです。キャリアアップを目指しながら長い期間勤める意志を伝えられれば、忍耐力があることを証明できます。

職種別の志望動機の例文

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最先端技術が日々進化し続ける半導体業界では、常に変化することを求められます。技術発展のスピードやトレンドに対応できることを具体的なエピソードを交えて書けば、より説得力のある志望動機が書けるでしょう。ここでは、職種別の志望動機の例文を紹介します。

営業職の場合

営業職へ転職する場合の志望動機では、製品を売り込む営業として業界への理解を深めていることや業界トレンドに敏感であることをアピールしましょう

【例文】
半導体業界で世界の社会基盤を支える仕事がしたいためです。私は現在、通信機器を取り扱う業界で海外向けに営業を行っています。

近年さまざまな業界においてデジタル化が進み、IoTやAIの技術を取り入れる企業が増えています。目まぐるしい速度で技術が発展し、半導体の製品への応用はこれまで以上に広がると感じています。世界でもトップクラスのシェアを誇る貴社の一員として、海外営業の経験を生かし、海外のトレンドや最新技術に素早く対応したいと考えています。

技術職の場合

技術職へ転職する場合、現在の研究から将来のビジョンが明確に伝わる志望動機を目指しましょう

【例文】
半導体製造装置の技術発展で、さらに社会貢献できると考えたためです。現在、顧客の要望やトレンドに合わせて、低コスト化を目指す半導体の研究開発に従事しています。半導体を毎日製造するうちに、半導体製造装置に対する関心が高まりました。

どのような設計をすれば顧客の希望する最善の製品を作れるかは、半導体製造装置も同様だと考えます。半導体メーカーにとって理想的な製造装置を作れれば、社会貢献につながると考えて半導体製造装置メーカーを志望しました。

売上高の1割を研究費用に充てる貴社は、技術者にとって恵まれた環境であり、魅力を感じます。世界の半導体産業をけん引する貴社で、半導体の研究開発で得た経験を生かし、新たな製品開発に努めます。

おすすめできないNG例文

志望する理由を正直に書いたとしても、おすすめできない志望動機があります。NGである理由は、業界や職種を選んだ理由が明確に書かれていないことです。ほかの業界に置き換えられる内容では、説得力に欠けます。半導体業界や希望する職種でなければならない理由が伝わる文章を心掛けましょう。

【例文】
私はIoTの発展に貢献したいと思い、貴社を志望しました。第4次産業革命といわれるIoTは私たちの生活に普及しはじめています。海外企業に比べ、日本企業のIoT導入意欲は低いのが現状です。日本企業の関心を高める必要がありますが、伸び代はあります。前職の経験を生かし、貴社で活躍したいと考えています。

まとめ

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半導体業界は環境の変化が著しいものの、世界的な需要の拡大に伴いエンジニアのニーズも高まっています。転職を目指す方は志望動機を書く前に、半導体業界を深く理解することからはじめましょう。

とはいえ、自分だけで情報や知識を得るのは大変です。半導体業界を深く知り、採用担当者に読んでもらえる志望動機を書きたい方は、マイナビメーカーエージェントへご相談ください。半導体業界の知識が豊富な専任のキャリアアドバイザーが、志望動機作成や面接対策で一人ひとりの転職をサポートします。

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