IoTエンジニアとは?必要なスキルや資格・仕事内容について|求人・転職エージェント

更新日:2020/07/16

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IoTエンジニアとは?必要なスキルや資格・仕事内容について

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ここ最近、注目されているIoT。様々な分野に取り入れられ、今後も多くのシーンへの導入が見込まれています。その、IoTの普及に欠かせないのがIoTエンジニアです。
ここでは、専門的な技術と知識を必要とされるIoTエンジニアになるために必要なスキルや、持っていると有利な資格などをご紹介します。

目次

IoTとは?

そもそもIoTとはどのようなものなのでしょうか。
現在運用されている活用例などを挙げながら、IoTの基礎知識を解説します。

モノ同士がつながる「モノのインターネット」

IoTは「Internet of Things」の略で、「アイオーティー」と読みます。
モノのインターネットと訳されるとおり、インターネットを通じて、モノ同士が通信することを指します。
IoTが生まれたことにより、これまでインターネットにはつなげられなかった、テレビや冷蔵庫、電子レンジといった家電や自動車などのモノが、直接情報を伝達しあうことが可能となったのです。

IoTの活用例

IoTによって、どのようなことができるのでしょうか。具体例を挙げてご紹介します。

IoTでモノを操作する

IoTにより、離れたところからモノを操作することができます。
エアコンや照明機器、給湯器などの機器を外出先からモニタリングしたり、操作したりできます。たとえば、うっかり番組録画の予約をし忘れた、外出先で気になる番組を見つけたけどすぐに家に帰れないというときでも、ブルーレイレコーダーを遠隔操作して録画予約ができます。
また、AI(人工知能)を搭載したスマートスピーカーに話しかけることで、ニュースを読み上げさせたり、音楽を流したり、家電の操作をしたりなど、様々な用途に利用することができます。

IoTでモノの状態や位置を知る

モノに取り付けたセンサーにより、様々なモノの状態や位置の情報を受け取ることができるようにもなります。
工業においては、工場内のエネルギー使用量といった情報をキャッチして異常時に素早く対応できたり、農業においては、農業機械に取り付けたセンサーにより、作物の状態や機械の不具合などの情報を知れたりします。
また、日常生活では、家のドアの開閉や戸締まりの確認、ペットの見守りや観葉植物の状態を知ることなどに、IoTは活用されています。

この他、メーカーが、自社製品が拾い上げたユーザーの使用状況や操作履歴といったデータを蓄積・分析し、よりニーズに合った製品の開発にも役立てています。

IoTエンジニアの仕事内容

IoTの開発は、端末やデバイスなどのハードウェア面、ネットワークやセキュリティ、OSなどのソフトウェア面と、多岐にわたる分野の知識と技術の組み合わせによって行われています。
IoTの仕事は、それらを全て一人で行うわけではなく、複数のIoTエンジニアで協力をしながら作業を進めていくことが多いでしょう。ただし、IoTの特性を考えると、ひとつの技術に特化した知識を持つよりは、ハードウェアとソフトウェア両方の幅広い知見が必要とされます。

また、企画や設計などの上流工程を担当することも多いのが特徴で、日々進化するIoTの新たなサービスや製品の開発を進めていくことも、IoTエンジニアに求められる役割です。

IoTエンジニアに必要なスキル

幅広い知識と技術を求められるIoTエンジニアに必要とされるスキルや知識とは、具体的にどのようなものでしょう。主なところをいくつかご紹介します。

組み込み系の知識

家電などを動かすためには、中に組み込まれたコンピューターを制御するためのシステムが必要です。こうしたシステムのことを「組み込み系」と言います。
センサーなどをデバイスに組み込み、システムがきちんと動作するように作業を行うためには、ソフトウェアやプログラミングの知識はもちろん、デバイスや基板、センサーなどのハードウェア全般の知識が必要となります。

ネットワークの知識

IoTのデバイスをインターネットに接続したり、スマートフォンやパソコン経由でつなげたりするためには、ネットワークの知識が必須です。
パソコンやスマートフォンでインターネットを利用する場合は、Wi-Fiやモバイル通信を使うのが一般的ですが、IoTにおいてはBluetoothといった通信方式も使われています。
リアルタイム通信の処理を行うのであれば、ネットワークをただつなげるだけでなく、効率良くデータを送受信できるようにシステムを構築できる、高度な知識が必要となってきます。

セキュリティの知識

パソコンやスマートフォンでインターネットを利用する場合と同じく、インターネットにつながるIoTのデバイスを安全に使用する際にも、セキュリティ対策は重要事項となります。

IoTは、住宅のドアや窓のカギの管理にも利用されています。万が一、インターネット経由でこれらのデバイスが悪意のある攻撃を受けたとしたら、住居侵入などの犯罪に利用されることも考えられるわけです。
そのような事態に陥ることのないよう、IoTの開発には徹底したセキュリティシステムの構築が求められます。
IoTエンジニアには、ハッキングなどに対するセキュリティに関する知識が必要なのです。

スマートフォンアプリの知識

IoTのデバイスは、スマートフォンを使って活用することも多くあります。
実際、テレビのチャンネル操作やエアコンの調節といったことが、スマートフォンで行うことができます。
今後、ますますスマートフォンとIoTとの連動は進んでいくと考えられますので、スマートフォン対応アプリの開発に関する知識は、IoTエンジニアに必要とされてくるでしょう。

AIの知識

IoTのデバイスが取得し、クラウド上に集積されたデータの解析には、AIの技術が使われます。ビッグデータと呼ばれる膨大なデータの解析結果は、次に開発される技術や製品に役立てられます。
データの可視化や、AIによる認識・予測をうまく役立てていくために、AIの知識も身に付けておく必要があるでしょう。

コミュニケーション能力

IoTの仕事は、システム開発全体の作業が複数の分野にわたるため、社内で開発を分担したり、外注したりといった進め方が主流となります。
一人で黙々と作業を進めるわけではなく、各担当者と連携をとりながら、スムーズにプロジェクトを進めていくためには、コミュニケーション能力が必要とされます。
場合によっては、企画や設計などを確実に進めるためにクライアントとの打ち合わせなどに参加することもあるかもしれません。その場合は、きちんと相手の意図をくみ取り、開発に反映させていける力も求められます。

IoTエンジニアに役立つ資格

IoTエンジニアとしてのスキルをアピールするため、あるいは、IoTに関する知識を体系的に学ぶために、資格の取得を目指すのもいいでしょう。
最後に、IoTエンジニアとして働く上で役立つ資格をいくつかご紹介します。

IoT検定

IoT検定は、エンジニアに限らずIoTに関わる全ての人々が、それぞれの立場で企画・開発・利用するために必要な知識があることを認定するための検定です。
複数の業界団体・企業・有識者からなる、IoT検定制度委員会が運用しています。

IoTシステム技術検定試験

IoTシステム技術検定試験は、IoTビジネスに関わる人を対象とする検定です。
IoTシステムの企画・構築・活用、そして運用改善を効果的・効率的に進め、さらなる創造を生み出すために必要な基本知識を習得し、エンジニアとしても十分に活躍できるようになることを目的として行われています。
基礎、中級、上級の3段階のレベルに分かれています。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、IoTの開発の中でも重要な組み込み系に関する知識が問われます。
IoTに必要とされる機能や性能、品質、セキュリティなどを実現できる組み込み、システムを構築するための知識・技術が要求される試験です。

情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験とは、取得することでサイバーセキュリティ対策を推進する人材であることが認められる国家資格です。試験に合格すると、経済産業大臣から合格証書が交付されます。
サイバーセキュリティに関する相談を受け、必要とされる情報を提供したり、助言を行ったりする役割を担います。

IoTエンジニアを目指すには広範囲の知識が必要

IoTは今後、さらに多くの分野に広がり、活用されていくことでしょう。それに伴い、IoTエンジニアの需要はますます高まっていきます。様々なものにつながるIoTの開発に携わるには、広範囲の知識が必要となります。

IoTエンジニアを目指すために必要なスキルなどに迷ったら、マイナビエージェントにご相談ください。専門性の高い職種にも詳しいキャリアアドバイザーが、的確なアドバイスをさせていただきます。

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