大手IT企業から転職するべき?転職成功のポイントを解説します|求人・転職エージェント

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更新日:2023/11/10

IT業界

大手IT企業から転職するべき?転職成功のポイントを解説します

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「大手企業のITエンジニアから転職を検討しているけれど、実際に転職するかどうか悩む」という方もいるでしょう。将来を考えたうえで転職を選択肢に入れるのは、キャリアを重視したいビジネスマンにとって大切なことです。

そこでこの記事では、大手IT企業から転職する際に考えたいことについてまとめました。大手企業のIT技術者が転職するメリットやデメリット、注意点に至るまで幅広く紹介します。

目次

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大手IT企業から転職したいと思う理由

it_896_1.jpg将来安定というイメージがある大手企業ですが、転職をする方は少なくありません。転職をしたいという理由は、いくつか挙げられます。

例えば、年功序列で上下関係があること、ライバルも多く出世がしにくいことは、大手企業によくある悩みでしょう。また、スピード感を持って業務に携われない業務の裁量に制限があるなど業務に関する不満も原因のひとつです。特にIT系は、就職後のスキルアップ・キャリアアップの幅が職場環境にも少なからず左右されます。

大手企業には大手企業のやり方や特徴がありますが、それを「合わない」と感じ、キャリアや業務の面での問題を解決するために、転職を検討する方もいるでしょう。

IT系の大手企業と中小企業の違いは?

it_896_2.jpg大手企業からの転職先としてよく検討されるのが、同じIT系の中小企業です。大手企業と中小企業には業務面でもいくつかの明確な違いがあります。

それぞれの違いを知ることで、これから自分が目指す方向性を明確にできるでしょう。ここでは、IT系の大手企業と中小企業の違いについて詳しく解説します。

システムの規模

大手企業はインフラや金融、行政機関など大規模システムの案件が多く存在します。そのため、社会への貢献度が高くやりがいを感じやすいでしょう。しかし、規模が大きい案件では業務を複数人で分割して行うため、「決められた業務をこなすだけ」と感じる方もいるかもしれません。

一方、中小企業では小規模で運用するサービスの案件や大手企業からの下請け案件が多い傾向にあります。幅広い範囲の業務に携われるため、スキルを伸ばしやすいのが特徴です。

担当できる作業

大手企業に所属しているITエンジニアは、案件の上流に携われるチャンスがあります。実際に、早い方であれば1年目から設計や要件定義といった業務も担当できるのが特徴です。システムの中心を支える重要なポジションを担う経験は、今後のキャリアアップにも役立つでしょう。

中小企業では、仕様書に沿ってプログラムを組んだり、テスト作業を繰り返したりと下積み業務を求められる傾向です。しかし開発やテストといった下流工程の業務は、将来的に上流工程を担当するときの土台となります。まずは技術を身につけておきたい、自分の手でプログラミングを組みたいといった方におすすめです。

重視される能力

大手企業の場合、仕様の調整や作業をチームメンバーに割り振るなど、タスク管理やマネジメントの能力が不可欠です。そのため、コミュニケーションが得意な方に適した業務が多い傾向にあります。

一方で中小企業では、サービスやシステムの開発業務を中心としているため、個人の技術力が重要です。仕様書や開発ルールにしたがってプログラムを組むスキルが求められます。

大手企業と中小企業のどちらがおすすめ?

it_896_3.jpg大手企業と中小企業のいずれにも異なる特徴があります。そのため「自分にはどちらの企業で勤務するべきなのか判断しづらい」と考える方もいるでしょう。

ここでは、大手企業と中小企業のメリット・デメリットについてまとめました。自分に適性のある企業を選ぶ基準として参考になる内容です。

大手企業で働くメリット・デメリット

長期的に働くうえで、大手企業のメリットだけでなくデメリットを把握することは重要です。自分が目指すキャリアをイメージし、大手企業での勤務がプラスに作用するかどうかを見極めましょう。

<メリット>

  • 給与や福利厚生が充実している
  • 研修や教育制度が整備されている
  • 自分のペースで業務を進めやすい
  • 経営の安定性が高い
  • 上流工程のスキルが身につく

<デメリット>

  • 企業体質が保守的で迅速な業務フローが組みにくい
  • 磨けるスキルが限られる
  • 意思決定に時間がかかる
  • 年功序列のため、出世に時間がかかる

中小企業(ベンチャー企業)で働くメリット・デメリット

中小企業やベンチャー企業で勤務する場合、大手企業にはないメリットやデメリットがあります。「これからビジネスを大きくしていくことを目標としている企業」だという認識したうえで、転職を検討しましょう。

<メリット>

  • 個人で担当できる業務範囲が広い
  • 意思決定が速く、業務にスピード感がある
  • スキルの定着度や会社への貢献度に応じて、給与アップや昇進を目指しやすい
  • 独立を目指したスキル習得ができる

<デメリット>

  • 福利厚生の充実度が乏しいことがある
  • 業務効率化のための仕組みが整備されていないことがある
  • 会社の方針がぶれることもある

大手IT企業からの転職における成功事例

it_896_4.jpgいざ転職しようと思っても、なかなか一歩が踏み出せない方もいるでしょう。これは前職や現職から新しい環境に移ったときのイメージがしづらいことも原因です。

ここでは、大手IT企業からの転職における成功事例を紹介します。実際に転職した方の事例を参考にしながら、転職プランを考えるヒントとして活用しましょう。

【事例1】顧客との距離感が近くなり、やりがいを感じられる

前職の大手IT企業において、キャリアの限界を感じていたAさんの転職事例です。Aさんは大手企業に勤務していた当初、上司からもらった書類整理や検証作業といった雑務ばかりを担当していました。自身のスキルをもっと生かしたい、顧客の反応を直に得たいと思い、転職を決意したそうです。

ベンチャー企業へ転職後、顧客との折衝が増加。お客さまと二人三脚で開発が進められるようになり、やりがいを得ました。「人の役に立ちたい」と考えていたAさんにとって、ベンチャー企業への転職は最適解のひとつだったといえるでしょう。

【事例2】今までになかったプロジェクトに携われた

大手SIerに勤務していたBさんは、保守的な社内方針によりスキルアップが目指せないと考え、より新しい技術導入ができる企業へと転職を考えました。

中小規模の企業や個人の顧客を相手にする企業へ転職後、新しい技術の導入やさまざまな提案ができることを魅力に感じたといいます。転職後は、SIerとしてこれまで習得した技術や経験を強みとしてアピール。顧客への安心感も高まることから、提案もスムーズに進み、前線で活躍するエンジニアとなっています。

これまで培った強みを生かして転職活動をすれば、自分の希望に添った転職も十分に可能だという事例です。

大手企業から転職する際に注意するべきこと

it_896_5.jpg大手企業では当たり前だと感じていたことが、中小企業やベンチャー企業では通用しないケースも少なくありません。

ここでは、大手企業から転職する際に注意するべきことについて解説します。転職してから「こんなはずではなかった」と後悔したくない方に参考となる内容です。

給与や仕事量が変化する

中小企業やベンチャー企業の多くは、これからビジネスを拡大していくことを目的として日々活動をしています。そのため、大手企業と比較して給与や福利厚生といった待遇面で見劣りすることもあるでしょう。

また、中小企業やベンチャー企業の場合、マルチスキルを持ってあらゆる業務がこなせることが評価につながります。大手企業のように仕事が明確に分担されていないケースが多いため、仕事量でも変化を感じるかもしれません。

自発的な行動が必要となる

大手企業ではトラブルや急な問い合わせにも迅速に対応できるように、解決プランを体系的にまとめたマニュアルが完備されていることが多いでしょう。一方で中小企業やベンチャー企業の場合は、突発的な問題や課題に対して自発的な解決を求められることも珍しくありません。

高い自由度と裁量を持って業務に携われる反面、自ら課題をクリアしていく姿勢が評価の対象にもなり得ます。長く活躍していきたい方は特に意識しておきたいポイントでしょう。

経営者との距離感が近い

経営者との距離感の近さも中小企業やベンチャー企業の特徴です。中小企業では、経営者の個人の意見が業務全体の方針に色濃く反映される傾向にあります。

大手企業とは異なり、経営層と社員層で業務内容が分別されておらず、意見の食い違いがそのまま衝突につながるおそれもあるでしょう。企業の方針が自分と合っているかも確認しておくのがおすすめです。

働きやすさが企業ごとに異なる

中小企業やベンチャー企業は、大手企業と比較して社員数が少なく、担当業務や社内の雰囲気にも個性が強く現れる傾向です。

イメージしていた職場と異なることがストレスになり、転職後のギャップに耐えられなくなるケースも少なくありません。事前のリサーチや面接の際の質問で仕事内容だけでなく、職場の雰囲気などの情報を得ることも重要です。

大企業へ戻るのは難しい

大手の企業から中小企業やベンチャー企業へ転職してしまうと、再び大手企業に戻ることは難しいでしょう。これは大手企業が人材獲得能力に長けており、欠員が出ればすぐに補充をする傾向にあるためです。大手企業へ就職したいという方は多く、退職後はすぐに別の人材が登用されたというケースも少なくありません。

退職後に「やっぱり大手企業がよかった」と後悔しないためにも、明確な転職理由や強い意志を持って転職活動をしましょう。

大手ITエンジニアが転職を成功させるには?

it_896_6.jpg大手勤務のIT技術者が転職を成功させるには、転職成功のための正しいステップを踏む必要があります。自分の判断だけで転職活動をしてしまうと、思わぬ落とし穴にはまることもあるでしょう。

ここでは、大手ITエンジニアが転職を成功させるためのポイントについて紹介します。今まさに転職を検討している方にとって有益な情報です。

本当に転職してよいのかを考える

転職はライフプランを考えるうえでも重要な選択のひとつです。しかし転職は年収や待遇の変化や、業務に対する価値観、ライフスタイルへの適応など、さまざまなリスクを伴います。そのため、すぐに決断をするのではなく「本当に転職が必要なのか」を慎重に検討しましょう。

おすすめは、達成したいことや目標から逆算して考える方法です。転職したいと思った原因について、まずは現在の仕事を継続しつつ解決できないか、ほかの方に協力してもらってカバーできないかを考えます。どうしても現職のままでは目標が達成できないというときには、転職を検討するという流れです。

転職先の情報収集を徹底する

転職先の情報は十分に集めましょう。給与や勤務地などの基本的なデータはもちろん、SNSやブログを活用した情報収集も行うとより安心です。

X(旧Twitter)やInstagram、ブログなどの発信媒体があれば、普段からどのような発信をしているかチェックします。会社の現状や経営方針、社内のイベントなどについても情報開示があるかもしれません。社内の人間関係や内情について知ることは、ミスマッチのリスクを低減できます。積極的な情報収集に努めましょう。

転職エージェントを利用する

大手企業からの転職を成功させたいなら、転職エージェントの利用が効果的です。必要な情報の収集や手続きなどのサポートをしてもらえるため、自分ひとりで行うよりも効率的で質の高い転職活動が行えます

また転職エージェントでは、専門のキャリアアドバイザーからアドバイスを受けつつ、求人紹介をもらえるのが特徴です。積極的にサービスを活用することで、自分のスキルや目標にあった企業とのマッチングが期待できるでしょう。

大手IT企業からの転職にお悩みならキャリアアドバイザーにご相談を!

大手IT企業から転職を成功させるためには、中小企業やベンチャー企業との違いを明確に理解し、ポイントを押さえた対策をする必要があります。

なかでも「働きながら情報収集をするのが難しい」「自分ひとりでは企業選定に不安がある」という方には、マイナビエージェントがおすすめです。志望している業界や企業についてキャリアアドバイザーに相談をすることにより、二人三脚で選考対策ができます。万全の準備を整えてから転職に臨みたい方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

it_896_7.jpg大手企業と中小・ベンチャー企業では給与や仕事量、働きやすさといった点で相違点があります。転職活動を進める場合は、それぞれの違いや特徴について整理することが重要です。メリットやデメリットを見直すことで、自分にとってどのような企業が向いているのかが分かるでしょう。

マイナビエージェントでは、専門のキャリアアドバイザーが一人ひとりに合った求人をご提案します。また、企業への情報収集を行う「リクルーティングアドバイザー」の働きによって、企業の内情や職場の雰囲気などを把握。ミスマッチのリスクを軽減しながらの転職活動が可能です。マイナビエージェントで志望先の業界や企業を十分に研究し、転職活動を成功に導きましょう。

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マイナビエージェント編集部

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