更新日:2024/07/16
「30代未経験からITエンジニアへの転職に興味があるけれど、実際に転職できるのか不安だ」という方もいるでしょう。
IT業界は「技術職だから難しそう」といったイメージを持つ方もいる業界です。
しかし、正しい知識とステップさえ踏めば、30代未経験でも転職できる可能性は高まります。
そこでこの記事では、30代未経験からIT業界へ転職成功するためのコツや注意点についてまとめました。
今後のキャリアを真剣に考えている30代の方や、未経験でもIT業界に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
「30代未経験スタートだとITエンジニアは難しそう」と思う方もいるかもしれません。
確かに、一般的な転職市場では30代未経験からの転職は難易度が高いといった認識があるため、不安に感じることもあるでしょう。
ここでは、実際に30代未経験からITエンジニアを目指せるのかについて紹介します。
市場の実態を踏まえたうえで転職を検討しましょう。
少子高齢化が深刻化する日本では、優秀な若手人材を採用するのはどの業界でも難しいという実情があります。
特にIT業界は、市場規模とニーズの拡大に人材供給が追いついておらず、常に人材不足の状態です。
そのため、30代以降のミドル世代を含む多様な人材の確保に乗り出す企業が増えています。
20代と比較すると、求人数や転職難易度に多少違いはありますが、30代未経験でも転職は可能です。
30代未経験でITエンジニアへの転職を成功させた事例は少なくありません。
ITエンジニアに限った話ではありませんが、未経験から人材を採用する場合、採用担当者は教育コストや将来性などで求職者を評価します。
そのため、転職は若ければ若いほど有利になる傾向です。
実際に、30代以降のミドル世代は転職市場において「即戦力」レベルのスキルが求められるでしょう。
一方、20代であればポテンシャル採用枠を設けている企業もあるため、チャレンジするなら早いうちから動き出すのがおすすめです。
一般的には、年齢を重ねるほど未経験採用のハードルは上がります。
こうした傾向は、人材不足のIT業界であっても同様です。
実際には、30歳なのか35歳なのかでも転職の難しさに差が生じます。
40代になると、未経験採用の求人はなおさら激減すると考えたほうがよいでしょう。
即戦力として活躍できるほどのスキルを持っていれば、転職の可能性は高まります。
しかし、未経験であればよりチャンスのある30代のうちに転職活動を始めることが大切です。
ITエンジニアは「男性が多い」といったイメージがあるかもしれませんが、女性エンジニアも多数活躍しています。
ITエンジニアには技術的なスキルが必須ですが、クライアントとの折衝や、プロジェクトのマネジメント・ディレクションなどのコミュニケーションスキルも不可欠です。
そのため、女性のほうが実力を発揮しやすい場面もあります。
一方、30代になるとライフステージの変化も視野に入れて転職活動をする必要があるでしょう。
リモートワーク可能な企業や福利厚生が整っている企業、女性の場合は育休・産休の取得実績なども確認するのがおすすめです。
30代未経験からIT業界に転職することは可能ですが、経験者の転職と異なる部分もあるでしょう。
ここでは、30代でITエンジニアに転職する際の注意点を解説します。
転職する前に、より具体的なイメージをつかめる内容です。
IT業界では、即戦力になる人材を採用する傾向があります。
現場ではスキルを持ったエンジニアを重宝するため、未経験者の評価は決して高くありません。
未経験者の場合は、複雑な技術を駆使できる必要はありませんが、基礎的な技術はあらかじめ身につけておくことが重要です。
しかし、前職で培った経験や30代ならではのヒューマンスキルが重宝されるケースもあります。
自身のアピールポイントを押し出して、転職活動を有利に進めるのがおすすめです。
30代の強みは、豊富な社会経験です。
同職種・同業種への転職なら経験を活かしやすく、採用担当者から高評価を得られるかもしれません。
具体的には、営業職からセールスエンジニアへの転職です。
両者とも顧客折衝があり、コミュニケーション重視の職業のため、親和性があります。
一方、営業職からプログラマーといった、前職の経験を活かしにくい職種への転職は難易度が上がるでしょう。
30代未経験からの転職では、職種・業種選びが重要です。
仮に転職が成功した場合でも、現場レベルのスキルを身につけるまでに人一倍の努力が求められます。
最新の技術動向を追い続ける勉強量も必要なうえ、現場の業務やスピード感についていくだけの気力も必要です。
状況によっては心理的なストレスを抱える恐れもあるでしょう。
ITエンジニアになれば目標達成というわけではなく、エンジニアとして就職した後のことを考えて転職を検討することが大切です。
基本的にIT業界は経験年数やスキルセット、過去の実績に応じて報酬額が決定します。
そのため、未経験から参入する方が、最初から高収入を狙うのは難しいでしょう。
前職の年収を加味してくれる企業もありますが、一時的に年収が下がるリスクもあります。
現在の自分の収入状況に応じて、転職するべきかどうか慎重に判断するのがおすすめです。
20代未経験と比較して、30代未経験の場合は転職活動時の工夫が求められます。
スキルを磨いたり自己PRを作り込んだりと、相応の準備をするのが望ましいでしょう。
ここでは、30代未経験が転職を成功させるコツについて解説をします。
転職を成功させるための参考材料にしてみてください。
未経験可の求人の中には、研修制度が整っており、入社後に必須スキルが学べるものもあります。
しかし、30代は20代より仕事にかける意欲が重要視されるため、プログラミングスクールに通うなど、面接前に開発スキルや運用スキルなどの技術を学んでおくのも重要です。
特にスキルの有無に関しては、入社後の教育コストにも直結します。
事前の学習によって、自走力の高さをアピールするのがおすすめです。
面接時には、「なぜITエンジニアになろうとしたのか」「数年後に何をしていたいのか」といった質問がよくあります。
それぞれの質問に明確な返答をするためにも、自己分析が大切です。
「休日が多そうだから」「リモートワークで便利そうだから」といった、企業から与えられることを望む回答は好ましくありません。
自身がなぜ30代でITエンジニアに転職するのか、どのように転職先の企業に貢献できるのかを分析して、アピールできるようにしましょう。
30代の強みはキャリアと実績です。
これまでにどのようなプロジェクトで何を達成したのかを明らかにし、企業にとって実績が残せる人材であることをアピールしましょう。
具体的には、スキル習得における成果物としてポートフォリオを作成すると高評価につながります。
身の回りの課題を解決できるようなWebサイトやサービスを作るのもよいでしょう。
成果物はスキル向上に役立つだけでなく、実績としても有効です。
面接の場においてもアピール材料となるため、転職活動をスムーズに運べます。
30代未経験から転職を成功させるには、転職エージェントの活用がおすすめです。
自分だけでは対策が難しい経歴書の書き方や面接での受け答えなどの、具体的なアドバイスがもらえます。
ここでは、転職成功のカギを握る転職エージェントにまとめました。
プロのアドバイザーと二人三脚でIT業界への転職を成功させましょう。
転職エージェントとは、求人情報を出している企業と求職者のマッチングをサポートするサービスです。
企業は優良な人材を、求職者は希望する条件の求人をそれぞれ紹介してもらえます。
具体的なメリットとしては、業界の情報が知れることや、自分に合った業種・職種を見つけられることなどがあります。
さらに、エージェントによっては一般に公開していない非公開求人も豊富に扱っているため、ひとりで情報収集するよりも有益な情報が手に入りやすいでしょう。
転職エージェントはそれぞれ、得意分野・不得意分野があります。
そのため、IT業界への転職を希望する場合は、IT業界に強いエージェントを利用しましょう。
エージェントを選ぶポイントとしては、サポートの充実度や有力なアドバイザーの有無なども重要です。
希望した求人と類似した求人が紹介されるか、より好条件な求人を紹介してもらえるかを判断しましょう。
質問への対応が丁寧かどうかも合わせて確認しておくと、より安心です。
IT業界へ転職するなら、マイナビエージェントの利用がおすすめです。
マイナビエージェントはIT業界に強く、求職者にとって安心のサポートが充実しています。
マイナビエージェントは、マッチング力の高さが魅力のひとつです。
専門のキャリアアドバイザーが求職者の強みや価値観を洗い出し、企業との相性を精査します。
また、応募書類の添削や面接対策など、個人では対応しにくいものにもサポートが入るため、初めて転職する方も安心です。
30代未経験からIT業界を目指す場合、20代や経験者と比べて転職の難易度は上がるかもしれません。
一方、対策次第では転職成功も可能なため、安心しましょう。
転職成功のために有効なのが、転職エージェントの活用です。
マイナビエージェントでは、専門のキャリアアドバイザーのサポートにより、希望する条件の企業へスムーズにマッチングできます。
転職に不安がある方やサポートを受けたい方はぜひマイナビエージェントへご相談ください。
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