ネットワークエンジニアの理想のキャリアとは?7つのキャリアパスを紹介!|求人・転職エージェント

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更新日:2023/12/21

IT業界

ネットワークエンジニアの理想のキャリアとは?7つのキャリアパスを紹介!

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この記事のまとめ

  • 日々変化するIT技術に対応するため、またいつ訪れるか分からない転機に備えるためにも、ネットワークエンジニアとしての今後のキャリアについて考えておくことが大事。
  • ネットワークエンジニアが描けるキャリアパスには、サーバーエンジニアやクラウドエンジニア、フルスタックエンジニアなどがある。
  • 理想のキャリアを積むためにはまずキャリアビジョンを明確にし、IT業界が今後どのようなスキルを持った人材を求めているのかを知る必要がある。

技術やトレンドの移り変わりが激しいIT業界では、求められる人材も日々変化しています。専門性の高いネットワークエンジニアにおいても、現在のスキルセットが通用しなくなる可能性は十分にあります。理想のキャリアを築くためにも、ネットワークエンジニアが描けるキャリアパスを知っておきましょう。

この記事では、ネットワークエンジニアのスキルが活かせるキャリアパスを7つピックアップして紹介します。理想のキャリアを実現するためのポイントも解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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なぜネットワークエンジニアは今後のキャリアについて考える必要があるのか

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「ネットワークエンジニアは安泰」という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、技術変化の激しいIT業界で活躍し続けるには、今後のキャリアについてきちんと考える必要があります。ここでは、ネットワークエンジニアが今後のキャリアを考える必要性を2つ紹介します。

技術変化に対応するため

IT業界は技術やトレンドの変化が激しく、ネットワーク分野においても従来の「オンプレミス型」から「クラウド型」へ移行する動きが見られています。時代の変化によって、ネットワークエンジニアに求められる知識やスキルの幅も広くなっているのが現状です。

今後はこういった技術進歩に向き合い、日々新しい情報のキャッチアップやスキルのアップデートができるITエンジニアが求められるでしょう。安定したキャリアを築くためには「いまのままで十分」と満足せず、日々学び続けて市場価値を高めていくことが大切です。

終身雇用制度が将来的に機能するとは限らないため

終身雇用制度とは、企業が正社員を解雇せずに定年まで雇用する仕組みを指します。かつては「終身雇用制度があれば安定して働き続けられる」と考える方も多くいました。しかし転職が当たり前となりつつある現代では、終身雇用制度が将来的に機能するとは限らないといえます。

終身雇用制度は法律で定められているわけではなく、あくまでも企業側の努力目標とされていました。実際に、終身雇用制度を廃止している企業も多くあります。「大企業に勤めているから大丈夫だろう」と安心せず、いつ転機が訪れても対応できるように今後のキャリアを考えることが大切です。

ネットワークエンジニアのキャリアパス【スペシャリスト】

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ネットワークエンジニアが描けるキャリアパスは、「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」を目指す道筋に大別できます。スペシャリストとは、特定の分野において高度な専門知識やスキルを持つ人のことです。一方、ゼネラリストは広範なスキルや知識を持つ人を指します。

ネットワークエンジニアとしての道を突き進むのも選択肢のひとつですが、思い切ってキャリアチェンジするのもおすすめです。ここでは、ネットワークエンジニアが目指せるスペシャリスト職種を4つ紹介します。

1.インフラエンジニア(サーバーエンジニア)

インフラエンジニアは、インフラストラクチャーの設計や構築、運用、保守を担当するITエンジニアです。ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアをインフラエンジニアと呼ぶことも多いため、ここではサーバーエンジニアについて解説します。

サーバーエンジニアは、サーバーの設計・構築を担当するITエンジニアを指します。「どのサーバーを使うか」「形状やパーツは何を使用するか」「スペックはどのくらいが適切か」などを考えて設計します。運用・保守においては、サーバーの監視やエラーに対応します。

ネットワークエンジニアがサーバーエンジニアの知識・スキルを身につけることで、インフラ分野に特化したITエンジニアになれるでしょう。

2.クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、クラウドコンピューティング環境の設計や構築、管理、ネットワークの整備などを担当するITエンジニアです。オンプレミス型と比べてクラウド型は導入コストが低く、手間も時間もかからずに運用できることから多くの企業がクラウド化を進めています。

クラウドエンジニアの需要はますます高くなっていますが、クラウドの技術を身につけたITエンジニアはそう多くはいません。クラウドエンジニアにはネットワークの知識も必要であるため、ネットワークエンジニアが転職しやすい職種といえます。

3.セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは情報セキュリティーを確保し、クライアント企業のデータやシステム、ネットワークを悪意ある攻撃やセキュリティー侵害から守るITエンジニアです。セキュリティーシステムの提案や設計、実装、テスト、運用などを行います。

ITシステムの発展・多様化によって、サイバー攻撃も高度化しつつあります。企業の重要な情報を守るセキュリティエンジニアは安定した需要があるといえるでしょう。

4.テクニカルサポート

テクニカルサポートは、製品やサービスに関する技術的な問題やトラブルの問い合わせに対応する職業です。基本的には電話やメール、チャットなどを通じて顧客からの問い合わせを受けつけます。場合によっては専用のソフトを用いて顧客のPCを遠隔操作し、トラブルを解決する場合もあるでしょう。

テクニカルサポートはネットワークエンジニアの業務とは大きく異なりますが、ITエンジニアとして培ったITの知識や問題解決能力が活かせます。顧客との会話が多い仕事であるため、話すのが好きな人に向いています。

ネットワークエンジニアのキャリアパス【ゼネラリスト】

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システム開発に関する幅広い知識とスキルを備えている方は、ゼネラリストへキャリアチェンジするのもおすすめです。ゼネラリストにはマネジメントスキルやコミュニケーションスキルなども求められ、転職するのは簡単ではありません。しかし、将来性が高く高収入も目指せる点が魅力です。ここでは、ネットワークエンジニアが目指せるゼネラリスト職種を3つ紹介します。

1.フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、複数のIT分野に精通したITエンジニアを指します。システム開発において複数の工程をひとりで担当できることから、人件費を削減したい企業やスムーズに開発を進めたい企業からのニーズがあります。

フルスタックエンジニアになるには、まず自分の専門分野を作ることが大切です。そして専門分野を磨きつつ、徐々にできる業務を広げていく必要があります。また、各分野において実績を作ることも意識してみてください。

2.プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、システム開発における全体的な責任を担う役職です。予算内で品質の高い成果物を提供するためにプロジェクトを管理します。

プロジェクトマネージャーは、スケジュールや予算、リソースなどを考慮してプロジェクトの計画を立案します。プロジェクト計画においては高いマネジメントスキルが欠かせません。また、開発に必要なメンバーを集めてチームを作るのも仕事のひとつで、コミュニケーション能力が求められます。

プロジェクトマネージャーになるには、システム開発において豊富な経験を積む必要があります。IT業界の中でも比較的年収が高く、やりがいのある職業なため、ぜひ目指してみてください。

3.ITコンサルタント

ITコンサルタントはクライアント企業の抱える経営課題に対し、高度なITスキルを活かして専門的なアドバイスやソリューションを提供する職業です。システム開発においては最上流工程に携わり、必要なツールの導入支援やプロジェクトの管理を担当することもあります。

ITコンサルタントはITの知識に加え、クライアント企業の課題を引き出すコミュニケーションスキルと経営課題を解決するための経営の知識、クライアント企業が属する業界の知識が欠かせません。ITコンサルタントになるには、多くのITコンサルタントが所属するコンサルティングファームに所属するのが一般的です。転職の難易度は高いため、しっかりと知識を身につけて経験を積んでから目指しましょう。

フリーランスや起業の選択肢もある

ネットワークエンジニアとして豊富な経験を積み、高いスキルを身につければフリーランスや起業といった選択肢も見えてきます。フリーランスになれば自分の裁量で働けるようになり、収入にも制限がありません。頑張った分だけ報酬を得られます。また好きなときに働けるため、家族や友人ともスケジュールを合わせやすい点が魅力です。

一方、起業して従業員を雇い、こなせる業務量を増やすと高収入を目指せます。ただし、成功するには経営に関する知識が不可欠です。また、あらゆるリスクを想定したうえで万全な準備を整えることも欠かせません。

ネットワークエンジニアが理想のキャリアを積むには?

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技術の変化が激しいIT業界において、理想のキャリアを積むのは簡単ではありません。予想外の出来事にも対応できるよう、今後のビジョンを練って備えておくことが重要です。ここでは、ネットワークエンジニアが理想のキャリアを積むために行いたいことを5つ紹介します。

キャリアビジョンを明確にする

まずは将来自分がどうなりたいのか、キャリアビジョンを立てましょう。そして思い描くキャリアビジョンを達成するためのプランを練ることが大事です。

キャリアビジョンが明確になれば、理想のキャリアを達成するために「いま何をすべきか」が明確になり、今後の動き方に一貫性が生まれます。キャリアプランは「5年後は管理職になる」「15年後は独立する」といったように、具体的な数値を用いることがポイントです。現実的で実現可能なプランを立てましょう。

自分の市場価値を分析する

自分の転職市場における人材としての価値を分析することも大切です。市場価値の分析によって、ネットワークエンジニアとして他者には負けないスキル、不足している能力などが見えてきます。転職においても、より有利な条件で入社するためには自身の市場価値を把握することが欠かせません。

業界の動向を調査してニーズの高いスキルを身につける

理想のキャリアを築くためには、自分の市場価値を高めていく必要があります。業界の動向を調査・分析し、いま求められているスキル、今後重要になる知識などを把握しましょう。ネットワークに関する知識・スキルだけでなく、マネジメントスキルやリーダーシップなども同時に磨くことでキャリアアップの道が開けます。

資格を取得する

第三者に自分のスキルを証明するために、資格を取得するのもおすすめです。IT業界に関連する資格は数多くあるため、自分のキャリアプランに沿って資格取得を目指してみてください。

また資格取得は専門性を証明する以外にも、入社する熱意や向上心をアピールする材料となる点もメリットです。履歴書には勉強中の資格も記載できるため、転職活動と同時に資格取得に励むのもよいでしょう。

経験の幅を広げるために転職する

より多くの経験を積むために転職するのも選択肢のひとつです。現職ではこれ以上のスキルアップや市場価値の向上が難しいと感じた場合は、現職とは異なる分野や工程に携われる企業への転職を検討してみてください。

ただし、転職を成功させるには入念な企業研究・業界研究・自己分析が欠かせません。自分が今後携わりたい分野は何なのか、何の経験を得たいのかを明確にしたうえで転職活動を始めましょう。

まとめ

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常にスキルのアップデートが求められるネットワークエンジニアとして活躍し続けるには、キャリアビジョンを明確にすることが大切です。ネットワークエンジニアが描けるキャリアパスは、スペシャリストとゼネラリストを目指す道に大きく分けられます。自分の興味のある分野、将来性が高い分野を選択して、理想のキャリアを築きましょう。

ネットワークエンジニアとしてのキャリアに悩んでいる方、転職を検討している方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、あなたのお悩みに丁寧に寄り添います。相談だけの利用も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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マイナビエージェント編集部

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