銀行から転職したい!有利になる経験や対策方法は?|求人・転職エージェント

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更新日:2023/09/22

金融業界

銀行から転職したい!有利になる経験や対策方法は?

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この記事のまとめ

  • 「営業ノルマが厳しい」「社風が合わない」などの理由で銀行からの転職を考えることがある。
  • 銀行出身者の転職は、同業他社だけでなく、ベンチャー企業や管理部門などもあり得る。
  • 転職を考える場合は、自身のキャリアプランを見直し、希望の優先順位を明確にすることが大切。

銀行員は昔から金融業界の中でも人気の高い職種です。しかし中には、「ノルマが達成できない」「社風が合わない」などの理由で転職を考える方もいます。たとえ銀行を辞めることになっても、そこで得たスキルや経験は転職先で存分に生かせるでしょう。

そこでこの記事では、銀行経験者に向いている転職先や、転職を成功させるコツを紹介します。銀行から転職を考える際の注意点も解説するので、併せてチェックしてみてください。

目次

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銀行から転職したいと考える理由は?

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銀行は、「収入が安定している」「リストラされる可能性が低い」などのイメージから人気のある職業です。しかし実際に就職してみると、さまざまな理由から転職を決意する方がいます。たとえば、「古風な社風」「転勤の多さ」です。銀行に勤めていた方が転職したいと考える、主な理由を5つ紹介します。

評価が妥当ではないから

一人ひとりの成果に合った給与の設定がされておらず、評価が妥当ではないと考える方がいます。大きな銀行だと数多くの社員を抱えていることから、突出した結果を出さないと給与が横並びになってしまうこともあるでしょう。

給与に安定性を求める方は、そのまま銀行で働き続けるほうがよいかもしれません。しかし、頑張りや結果を素早く報酬に反映させてほしい方は、転職を選ぶ傾向があります。

社風が合わないから

大企業や歴史のある銀行では、古い組織体質が残っていることもあるため、社風が合わないと感じる方がいます。たとえば、社内政治や事なかれ主義、権力を持ったベテラン社員の存在などに嫌気が差すケースです。新しい風や大きな変化を受け入れる環境を求め、銀行からの転職を決意する方は少なくありません。

営業をしなければならないから

融資の営業そのものが合わず、転職の理由になることもあります。さほど融資を求めていない、安定している会社にも営業をかけなければならないケースもあり、そこにストレスを感じてしまう方がいます。契約が出ないとますますプレッシャーを感じてしまうでしょう。結果、転職を考えるようになります。

ノルマが厳しいから

銀行に限ったことではありませんが、ノルマの厳しさに耐えられない方もいます。特に、他社との差別化が難しい金融商品を扱う場合、販売の仕方に苦戦する若手社員は多いでしょう。「自分は本当にこの商品をおすすめしたいのか」とまで思うかもしれません。

契約はトントン拍子で決まるほど甘いものではなく、ノルマに追われた結果、転職の二文字がチラつくことになるようです。

転勤が多いから

転勤が多いことを理由に辞めたくなる方もいます。地方銀行は転勤は少なめだといわれていますが、メガバンクの総合職だと頻繁に転勤を命ぜられることもあります。

「サラリーマンの宿命」ともいえますが、子どものいる家庭での転勤は負担が多く、かといって単身赴任も辛いという方は多いでしょう。自分の時間や家族との時間を大切にしたい方は、転職に踏み出す傾向があります。

本当に銀行から転職すべき?後悔しないための対策は?

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転職には期待も不安もあるでしょう。このまま銀行で働き続けるメリットもありますが、場合によってはデメリットのほうが上回るケースもあります。たとえば、転職後の待遇が前職よりも劣ってしまうケースです。銀行から転職するなら、後悔しないための対策を練りましょう。代表的な対策を3つ紹介します。

転職したい理由をはっきりとさせる

どうして転職したいと思うのか、その理由は明確にしておきましょう。転職先の面接で必ずといってよいほど質問されることです。説得力のある答えを出せれば、面接官に好印象を与えられます。

転職したい理由を深く考えることで、一時の感情に任せて辞めるといった過ちも防げます。家族や信頼できる友人に相談してみるのもよいでしょう。誰かに話すことで自分の考えを整理しやすくなります。

待遇面が変わっても問題ないかを考える

銀行は給与や福利厚生が充実しているため、異業種や他職種への転職で待遇が悪化する可能性があります。大手企業やほかの職種と比べても銀行で働き続けるメリットはあるので、待遇面が落ちても問題ないか慎重に考えましょう。

待遇だけで転職先を決めるわけではないでしょうが、長く勤めることになるなら大切な要素です。希望する転職先をいくつかピックアップしたら、待遇面を比較してみるのもよいでしょう。

リサーチを徹底する

転職しても環境が変わらずに後悔する恐れがあるため、徹底したリサーチは欠かせません。ネームバリューだけで転職先を選ばず、希望条件に合った企業かどうかを見極めることが大切です。

今後の働き方やキャリアプランを見直し、理想の職場を多めにピックアップしましょう。そこから比較・検討し、さらに絞り込むことで、転職してから後悔するリスクを減らせます。

銀行から転職するのに有利な経験やスキル

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「転職で生かせるスキルやアピールできる経験がない」と転職に不安な方も多いでしょう。しかし、銀行で働いた経験はさまざまな職種に生かせます。着実な作業力やリスク感度の高さなど、転職に役立つ経験やスキルをまとめました。

コツコツ作業をこなせる能力

銀行に就職するために金融や資産運用の勉強をし、簿記やファイナンシャル・プランナーの資格を取った方もいるでしょう。銀行員になった後も、顧客との信頼関係を構築するために地道な努力を続けてきたと思います。

目標に向けてコツコツと作業してきた経験は、転職で有利になるポイントです。大きな実績はなかったとしても、着実に業務を実行できる能力は企業から評価されます。

リスクに対する高い感度

金融商品を取り扱う関係上、資産運用やリスクヘッジの手法を勉強する機会が多いでしょう。リスク回避ための能力は日常的に鍛えられているといえます。これは転職先でも有利に働くポイントです。

お金にまつわるリスク感度が高い社員は、業務の効率化や企業の戦略面を考える際も、数字を見据えたうえで企画化できます。顧客の資産を預かってきた銀行員だからこそ、人一倍身についているスキルでしょう。

論理的に思考できるスキル

銀行で法人営業の経験をしている方は、経営層やオーナー経営者を相手に「どうしたら自社サービスを買ってもらえるのか」と四苦八苦してきたのではないでしょうか。自社サービスのメリットを論理的に説明できないと、経営者は見向きもしてくれません。

物事を多角的に捉え、相手に分かりやすく伝えてきた経験やスキルは、多くの企業から求められるでしょう。営業だけでなく、商品企画やコンサルティングなど、幅広いポジションで活用できるかもしれません。

ストレスに対する耐性

タフで頼れる人材は企業から評価されやすい傾向があります。その意味では、多くの銀行の方が銀行員ならではの厳しいノルマや上司の圧力を乗り越えてきたのではないでしょうか。

鍛えられた精神力とストレス耐性は、どのような職場でも生かせます。転職先の環境に順応する過程でも、新しいことにチャレンジする際も、大いに役立つでしょう。

経営者と交渉できる能力

銀行の法人営業では、経営層やオーナーと商談する機会も多いでしょう。こうした経験は貴重です。決定権を持つ層と交渉できる能力は、法人営業を主とする異業種でも大いに役に立ちます

実績を残している方は特に、高い論理的思考力やコミュニケーション能力が評価されるでしょう。経営層と築いてきた信頼関係もアピールすれば、スムーズに内定を勝ち取れるかもしれません。

銀行から転職する際の注意点

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銀行員は他業界と比べても年収が高い傾向にあり、リストラが少なく安定した職業といわれています。しかし、「ノルマが厳しい」「社風が合わない」などの理由から転職したいと考える方もいるでしょう。ここでは、銀行から他業界や異業種に転職する際の注意点を2つ紹介します。

銀行の経験やスキルを生かせる職種は限られる

銀行員は専門性が高い職種であるがゆえに、経験やスキルをそのまま生かせる異業種は限られる傾向があります。しかし、メガバンクや海外支店、法人営業などを経験していれば、異業種でも役立つスキルは豊富にあるでしょう。

実際に銀行から異業種への転職のケースもあります。数字の強さ・営業力・ビジネスマナーなど、銀行員として身につけた経験やスキルを整理してみましょう。転職先で有利に活用できるものはないか、面接でアピールできるポイントはないか、徹底的に分析します。

他業界や異業種への転職は年収が下がる

銀行は他の業界と比べても年収が高い傾向にあるため、他業界や異業種に転職した場合、年収が下がることがあります。また銀行では安定した収入だけでなく、福利厚生の充実度も高いため、転職してから後悔するかもしれません。

収入の安定を取るのか、自分の働きたい仕事に就くのか、しっかりと考えてから転職に踏み切るとよいでしょう。自身の働き方やキャリアプランを見直し、転職先の情報収集は入念に行うことをおすすめします。

銀行経験者に向いている転職先は?

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転職の成功率を上げるためには、銀行経験者に有利な転職先を選ぶのがコツです。銀行は専門性が高く強みがある反面、異業種への転職先が限られることがあります。銀行で働いた経験を無駄にしないためにも、ここでは銀行経験者が向いている転職先を3つ紹介します。

同業他社

ほかの銀行であれば、銀行で培った経験をそのまま生かせるため転職では有利になります。どのような企業でも即戦力になる人材は貴重です。未経験の人材育成には時間を要しますし、一人前になったとしても長く働いてくれるとは限りません。

すでに銀行で働いた経験のある方であれば、営業やノルマの厳しさも知っているため、企業側も安心でしょう。また、「前職で培ったノウハウを自社の業務改善に生かしてくれる」と期待してくれる可能性もあります。

ベンチャー企業やスタートアップ企業

ベンチャー企業やスタートアップ企業は、銀行出身者を採用する傾向があります。事業を円滑に運営するために社内体制を整える必要があるからで、メガバンク出身者や財務・会計の知識が高い方を重宝するでしょう。

また、すでに体制の整った大企業よりも個性や能力を発揮しやすいといえます。経営層とコミュニケーションできる機会も多く、銀行で法人営業を経験した方は有利になるでしょう。

管理部門

企業の管理部門は事業運営で数字を扱うため、銀行や金融業界出身者は頼りになる存在です。数字に強く、細かい作業にも慣れている銀行出身者は重宝されるでしょう。

また管理部門では、安定した事業運営や収益確保のためのリスク管理スキルを求められます。銀行では融資や資産運用などからリスク管理を学ぶ機会も多く、転職の際にアピールできるポイントになるでしょう。

銀行からの転職を成功させるコツ

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転職が初めての方や慣れていない方は、不安でいっぱいかもしれません。事実、転職活動で苦労した方は多く、理想的な職場を見つけるのは難しいものです。

少しでも成功率を上げるために、転職活動のコツを知っておきましょう。銀行からの転職では、業種を絞り過ぎない妥協点を明確にする転職エージェントを利用する、の3つを意識します。

業種を絞り過ぎない

まずは、銀行で培った経験やスキルを整理し、今後の働き方やキャリアプランを考え直す必要があります。

そうして出た答え・方向性から転職先を探しますが、最初からピンポイントで業種を絞るのはおすすめしません。ケースによっては非常に限られた選択肢しか残らないためです。絞り込み過ぎず、自身のキャリアとの共通点をもとに広い視野で探すのがおすすめです。

何を妥協するのかを明確にする

さまざまな企業を比較して悩んでしまうこともあるでしょう。勤務条件や待遇を追求しだすとキリがないため、譲れないポイントと妥協するポイントを明確にしておくとよいでしょう。

「年収は万以上」「残業は時間以内」など、具体的な基準を設定しておけば転職先選びがスムーズになります。それでも理想の会社が見つからない場合は、キャリアプランや生活面を踏まえたうえで、もう一度妥協できるポイントを設定します。

転職エージェントを利用する

転職活動に不安のある方、自信のない方は転職エージェントを利用してみるのもおすすめです。無料でサービスを受けられるため、気軽に利用できるのがメリットです。

転職活動をサポートしてくれるのは、希望する業界の出身者や経験豊富なキャリアアドバイザーです。給料交渉を代行してくれるサービスもあるため、転職して年収が下がる心配をしている方にもおすすめです。

まとめ

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「営業ノルマが厳しい」「社風が合わない」といった理由から、銀行からの転職を考えている方もいるでしょう。しかし、銀行は他業界や異業種と比べても年収が高く、福利厚生も充実している傾向があります。自身のキャリアプランを見直し、給与や勤務時間など何を妥協するのか明確にしたうえで、転職活動をはじめましょう。

「転職で失敗したくない」「転職先が見つからない」など、転職活動に不安のある方は、マイナビ金融エージェントにご相談ください。さまざまな業界に精通したキャリアアドバイザーが、応募書類の添削や模擬面接など、スムーズに転職活動が行えるようサポートします。

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