職務経歴書の自己PRで効果的にアピールする方法【OK・NG例文あり】|求人・転職エージェント

更新日:2021/09/11

転職全般

職務経歴書の自己PRで効果的にアピールする方法【OK・NG例文あり】

img-013.jpg

職務経歴書とは、「応募する企業が求めている実務能力を持っていることをプレゼンする」ためのものです。 職務経歴書の自己PRには、これまでの経験や具体的なスキルを書くとともに、それを活かして、応募する企業にどのように貢献できるのかを書く必要があります。
しかし、いざ自己PRを書こうと思っても、そもそもどんなことをアピールしたらいいかわからないし、うまく伝えられているか心配になり、手が止まってしまった経験がある方もいるでしょう。

ここでは、職務経歴書の自己PRをどのようにまとめればいいのか、ポイントや注意点をご紹介します。また、「正しい例文」と「NG例文」も併せてご紹介しますので、職務経歴書を作成する際の参考にしてください。

目次

採用担当者が職務経歴書の自己PRでチェックするポイント

職務経歴書の自己PRを書く際には、採用担当者がどのような点をチェックするのかを把握して、意識して書くことが大切です。
採用担当者が職務経歴書の自己PRでチェックするポイントをご紹介します。

ビジネスパーソンとしてのスキル

どのような業界、職種であっても、コミュニケーションスキルやパソコンスキルといった、ビジネスパーソンとしての基礎的なスキルがなければ、仕事をスムーズにこなしていくのは難しいでしょう。
たとえば、パソコンを用いて顧客管理を行った経験や、チームを組んでのプロジェクトを達成した経験など、具体的な業務内容・作業内容が書かれていれば、採用担当者は応募者ビジネスパーソンとしての基礎スキルを持ち合わせていると判断することができるでしょう。

スキルや実績、自社で活躍したいという意欲

採用担当者は、応募者の具体的なスキルや実績、前職での成功体験などから、応募者が入社することで、自社にどのようなメリットがあるかを読み取ろうとします。
また、それをどのように活かしたいと思っているのか、応募者の意欲を知りたいと考えるでしょう。

社風にマッチする人間性であるか

どれほど優秀な人材であっても、自社の社風にマッチしないようでは、入社後、スムーズに会社になじむことができません。仕事は一人で行うものではありませんから、社風に合わない人が入ってくると、これまでスムーズにできていた仕事がうまく回らなくなる可能性があります。さらに、せっかく採用しても、「社風が合わない」という理由で早期離職されてしまうリスクもあります。
そのため、採用担当者は、応募書類と面接の中で、その人の人間性を見極め、自社の社風にマッチするかを見極めます。

3ステップで書く自己PR

ここからは、職務経歴書に自己PRを記載する際の、より具体的なテクニックをご紹介します。
自己PRを書くのが苦手という方は、次の3つのステップに沿って書いてみてください。

1.経験やエピソードなどを書き出す

まずは、自分自身の経験や、仕事に関係するエピソードを書き出してみましょう。実績や保有スキル、成功体験などを、思いつく限り挙げてみてください。この時点では取捨選択せず、思い浮かんだものを全て書き出していきます。
何も思いつかないという方は、これまでの仕事やサークル活動などで、何をしていたのかを考えてみましょう。
具体的にどのような仕事をしていたのか、仕事をする中でどのようなことを評価されたのか、思い出してみてください。

2.今までの経験から応募先企業に適したものをピックアップする

自身のこれまでの経験やエピソードを書き出したら、その中から応募する企業に対してアピールできる経験やエピソードをピックアップします。
応募する企業の事業内容や企業理念、業務内容を調査し、適切なものを選びましょう。

3.応募先企業でのキャリアの活かし方を書く

応募する企業にアピールできる経験やエピソードが定まったら、次にそれをどのように活かしていけるのかを考え、書き出します。
自分が入社することで、応募する企業にどのようなメリットをもたらすことができるのか、採用担当者がイメージできるように、具体的に書きましょう。

自己PRを書くときの8つのポイント

自己PRを書く際には、次の8つのポイントを意識するようにしてください。

1.長く書きすぎない

「企業に自分のことをわかってもらいたい」と思うことは大切ですが、何もかも詰め込みすぎると、要点をまとめられない人であると判断されかねません。
多くのことを書きすぎると、一番言いたかったことが何なのかがわかりづらくなってしまいます。300字を目安に、長くても400字以内に収まるようにしてください。

2.自分の性格など抽象的な内容は書かない

自己PRの内容から採用担当者が読み取りたいのは、「入社後に活躍してくれそうな人材であるかどうか」です。「明るい」「優しい」といった性格的な強みを主張しても、それが仕事において、どのように活かされるか具体的にイメージしづらく、自己PRとしては効果が低いといえるでしょう。

3.一文を短く簡潔に

一文があまりに長いと、主語と述語が何だったのかがわかりづらく、読み手の負担となってしまいます。
なるべく一文は短く、簡潔にまとめるようにしてください。句読点の位置や使い方に配慮すると、より読みやすい文章になります。

4.「しかし」「そして」などの接続詞を使いすぎない

接続詞は、その次に来る文章がどのような内容のものなのかを、読み手に事前に伝えることができます。
しかし、あまりに多用しすぎると、文章がくどい印象になってしまうという難点があります。使いすぎていると感じたら一度、接続詞を抜いてみてください。案外スムーズに読めるかもしれません。

5.履歴書の自己PRや職務経歴書の内容と齟齬が出ないようにする

職務経歴書と履歴書で、自己PRに書かれている内容がまったく違うということがないように注意しましょう。
職務経歴書と、履歴書の自己PRに書かれたことが一致していないと、何をアピールしたいのか不明となり、場合によっては、採用担当者に不信感を抱かれてしまいます。

6.抽象的な書き方をせず具体例を示す

「営業成績が高かった」とただ書いてあっても、具体的にどのくらい高かったのかがわかりません。
「入社後1年で営業成績トップを取った」「表彰されたことがある」「チームの売上を15%アップさせた」など、できるだけ具体的な内容を書きましょう。

7.仕事に対するポジティブな表現を心掛ける

前職・現職への不満が志望動機になっているという方も、中にはいるかもしれません。しかし、ネガティブなイメージが強い志望動機は、避けるべきです。
自己PRに限らず、応募書類作成や面接の際は、仕事に対してポジティブに取り組む姿勢を見せることを意識してください。
たとえば、退職理由が「社内の人間関係の悪さに嫌気が差したから転職したいと思った」ことであったとしてもそのまま書かず、「もっと周囲と協力しながらチームワークを活かした働き方ができる社風の企業に転職したいと思った」という風に、前向きに書きましょう。

8.誇張表現や自慢ととられるような書き方は避ける

自慢ととられるような自己PRを書くと、コミュニケーション能力を疑われてしまう場合があります。
いくら高いスキルや実績を有していても、書き方ひとつで採用担当者に悪印象を与え、逆効果となってしまうので注意しましょう。

職務経歴書の自己PRの良い例文

自己PRの良い例文を、職種別にご紹介します。どんな点を参考にしたいのか解説していますので、ポイントを押さえておきましょう。

【OK例文1】営業職への転職

私はこれまで営業成績を上げるために、顧客が抱える問題の分析や、市場分析を独自に行ってきました。その結果、一昨年は売上目標115%を達成することができました。しかし、これに満足することなく、さらに努力を続け、昨年は売上目標130%達成、約300人いる社員の中でMVPを取ることができました。
常に現状に満足せずに上を目指し、そのために努力を続けられることが私の強みです。前職よりも大きな市場を持つ貴社で、より高い成果を上げられる営業職を目指していきたいと思っています。

<解説>
「常に上を目指す」「努力を続ける」という自己PRの根拠として、営業成績を数字で提示することで、主張に説得力を持たせています。また、転職する理由と、転職後のビジョンがつながっている点も志望動機として有効です。
採用担当者が読んだときに、自社に貢献してくれるイメージが具体的にわくような内容になっています。

【OK例文2】事務職への転職

前職では、WordやExcelといったオフィスソフトを頻繁に使用する仕事でしたが、効率はあまり重視されていませんでした。そこで、フォーマットの大幅な見直しを提案し、これまで事務員2人で週平均15時間かけていた見積もりから請求までの一連の事務処理を、私一人で、週15時間で対応できるように業務改善しました。その他、営業の人が簡単に、ミスなく自分で経費精算できる仕組みを作るなど、業務効率化につながる提案を多数しています。
WordやExcelに関しては知識を備えており、営業・販促活動に役立つフォーマットをテンプレート化するなど、業務効率化につなげることができます。今後も柔軟な発想を持ってスピーディかつ正確に業務をこなし、貴社のシステムの構築・改善に貢献したいと考えております。

<解説>
WordやExcelのスキルは、事務職を志望する人であれば保有していて当たり前という風潮もあります。しかし、この志望動機では、どんなことを課題と感じ、それに対してどのような対策をしたのか、業務改善の実績を提示できています。スキルの面で、WordやExcelをただ使えるだけでなく、フォーマットをアレンジするなど使いこなして、作業を効率化できることを伝えている点も、自己PRとして有効といえるでしょう。

職務経歴書の自己PRの悪い例文

続いては、職務経歴書の自己PRにおける、悪い例文をご紹介します。例文の問題点を挙げ、解説もしていますので、自己PRを書く際の参考にしてください。

【NG例文1】具体的なスキルや成果がわからない

私は、学生の頃から友達が多く、明るい性格です。みんなでワイワイ盛り上がるのが好きで、ムードメーカーとして積極的に周囲の人とのコミュニケーションをとってきました。前職でも、社内イベントやチームの親睦会を主催することが多く、お客様からもかわいがってもらいました。人を笑顔にするのが大好きなので、自分も周りも笑顔になれるように前向きに働いていきたいと思っています。

<解説>
履歴書や職務経歴書の自己PRは、個人的な場での自己紹介ではありません。自分の魅力を仕事上どのように活かしていけるかを伝える必要があります。
「明るい」「コミュニケーション能力が高い」というのはビジネススキルとしてメリットになりうるものですが、それを具体的にどのように仕事に活かし、会社に貢献していくのかが伝わってこなければ意味がありません。
お客様からかわいがってもらった結果、どのような実績が残せたのか、チームの親睦を深めることでどのような成果が上がったのかについてもアピールしましょう。

また、転職後の仕事で具体的にどのようにスキルを活かしていきたいのかについても伝えることが大切です。「前向きにがんばる」では、何をどのようにがんばるのかが伝わってきません。
「今後も笑顔を大切に、地域で愛される営業としてお客様に寄り添い、成約件数を伸ばしていきたい」など、具体的なビジョンを伝えるようにしましょう。

【NG例文2】文章が雑で稚拙である

これまで営業マンとして、全国を飛び回って活躍してきました。メール、飛び込み営業、テレアポ、既存顧客営業など、たくさんの営業主婦を経験しています。どんなに難かしい目標を出されたときでも、ポジティブに成積アップを目指して達成してきました。
チームの成積はいつもトップクラスで、個人営業成積でも、居年1位を取っています。御社に転職した後も、営業としてトップセールスを目指していきます。頑張りますので、よろしくお願いします。

<解説>
「営業主婦」や「難かしい」「居年」など、誤字があるのが目立ちます。また、「テレアポ」や「頑張りますので」といった言葉使いは、稚拙な印象を与えてしまうでしょう。日本語能力は、取引先にメールや手紙を出す際にも必要になるものです。日本語能力が低いと、ビジネスパーソンとしての基礎能力を疑われてしまう場合もあります。また、文章の見直しをしていない、雑に書いているといった点で、「仕事を任せてもミスが多くなるのでは」という印象を持たれるリスクがあります。

職務経歴書の自己PRは希望の転職への第一歩

職務経歴書の自己PR欄は、自分のスキルを採用担当者に伝え、興味を持ってもらうためにあります。「会ってみたい」と思ってもらえるように、わかりやすく、説得力のある自己PRを書きましょう。
文章を客観的に見直すためにも、書き終えた後は、ご紹介したポイントや注意点と照らし合わせて、問題がないか確認してみてください。

採用担当者の評価がアップするような職務経歴書が書けるか不安がある方は、マイナビエージェントにご相談ください。
マイナビエージェントでは、求職者の方に向け職務経歴書の「添削サービス」を行っております。キャリアアドバイザーがそれぞれの職種に合わせて、適切な職務経歴書を書くためのアドバイスをさせていただきますので、ぜひご利用ください。

執筆・編集

万澤 勁太

株式会社マイナビ所属。転職エージェント歴3年。東海圏でメーカー・ITを中心に様々な業界で支援実績有。前職は大手自動車部品メーカーで生産管理を経験。業界知見や自身の経験を活かした転職支援を心がけています。

SNSシェア

注目コンテンツ