転職活動におけるスケジュールの重要性とは?組み方とポイントを解説|求人・転職エージェント

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更新日:2023/07/21

転職全般

転職活動におけるスケジュールの重要性とは?組み方とポイントを解説

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この記事のまとめ

  • 転職活動をスムーズに進めるには、スケジュールをしっかりと立ててから行動するのがおすすめ。
  • スケジュールの立て方のポイントは、転職の希望時期から逆算すること。
  • 在職中の転職活動ではスケジュール管理が難しいため、転職エージェントをうまく活用するのが転職を成功させるコツ。

現在、仕事をしている方の場合、転職活動そのものに割ける時間は決して多くはありません。しかし場当たり的に転職活動を進めていると、予想以上に時間がかかってしまうこともあります。

場合によっては理想の求人を見つけられたにもかかわらず、「現職の繁忙期と重なって面接のスケジュールを空けられない」といった事態も起きかねません。転職活動は転職先に入社するまでのスケジュール管理を徹底し、行動することが重要です。

この記事では、転職活動開始から入社までのスケジュールの立て方やスムーズに転職活動を進めるためのポイントについて紹介します。

目次

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転職活動の一般的なスケジュールとは?

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ここでは、転職活動の一般的なスケジュールを紹介します。転職活動全体にかける期間だけでなく工程ごとの目安期間を把握しておくと、より効率よく転職活動を進められるようになるでしょう。ただし応募先企業によって選考期間は異なるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。

転職活動期間の目安は3ヵ月~6ヵ月

転職活動にかかる期間は、平均すると3ヵ月~6ヵ月ほどとされています。転職活動のスケジュールを工程ごとに分けると、次のとおりです。

<転職活動の流れ>

  1. 自己分析や情報収集を行う準備期間(2週間)
  2. 応募書類を作成して実際に応募する期間(1~2週間)
  3. 面接・選考期間(1ヵ月~)
  4. 内定をもらってから入社を決める期間(1週間)
  5. 退職の申し出から退職までの期間(1ヵ月)
  6. 転職先へ入社

ただし応募する企業や選考に進んだ企業の数でも、転職活動の期間は変わるでしょう。

あらかじめ転職活動のスケジュールを立ててからスタートしよう

転職活動を始める際は、スケジュールを立ててから動き出すのがおすすめです。在職中に転職活動を行う場合、活動が長期化すると仕事との両立が難しくなります。退職後の転職活動では、ブランクとなる離職期間の長さがデメリットとなることもあるためです。

また内定をもらった場合、定められた期限内に回答する必要があります。活動期間を事前に決めておき、複数の企業から内定をもらった場合でも比較・検討できるようにしておくと、後悔のない転職活動ができるでしょう。

転職活動を始めるなら在職中がおすすめ

転職を検討しているものの、在職中に活動を始めたほうがよいのか、それとも退職してからのほうがよいのか悩んでいる方は少なくありません。転職活動を始めるのであれば、在職中をおすすめします。在職中の転職活動であれば、以下のようなメリットがあるためです。

<在職中に転職活動を行うメリット>

  • 収入が途切れず、生活に不安を抱きづらい
  • 職歴にブランクが生まれず、選考において不利にならない

焦らずじっくりと転職先を選びたいのであれば、上記のメリットは大きいでしょう。ただし退職後の転職活動に比べると、まとまった時間が取りづらいといった注意点もあります。在職中の転職活動ではスケジュール管理を徹底し、効率よく行動できるようにしましょう。

転職活動のスケジュール管理!5つのステップとポイント

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ここでは、転職活動の事前準備から入社前までの5つのステップについて、それぞれのポイントを紹介します。スケジュールは、転職先への入社を希望する時期から逆算して立てていくのがコツです。実際にスケジュールを立てる際には5~1のステップの順に考えるとよいでしょう。

1. 自己分析と情報収集

転職活動を成功させるためには、気になる企業が見つかったら即応募するのではなく、きちんと事前準備を行うことが重要です。事前準備として自己分析や業界研究をしっかり行っておくと、その後の応募先企業選びや応募書類作成もスムーズに進められるでしょう。

自己分析

転職を決意してすぐに行動するのは危険です。実際に動き出す前に、まず「自分はなぜ転職したいのか」「次の会社や仕事に何を求めているのか」といった自己分析をしましょう。分析した内容はノートやメモ帳などに書き出しておくと、転職先選びの際に活かせます。

また転職活動の際には、履歴書のほかに職務経歴書の提出を求められるケースがほとんどです。いままでの実績やスキル、取得した資格などについてもひととおりまとめて書き出しておくとよいでしょう。

業界研究や市場調査

希望条件を満たす転職先を見つけ、書類選考や面接に通過するためには業界研究が大切です。

また、自分が希望する業界や就きたい職種の転職市場の動きも押さえておくとよいでしょう。業界や職種によって採用ニーズが高まる時期は異なるためです。転職活動を始めるタイミングによっては、「希望する転職先の求人が少ない」といったことになりかねません。未経験業界や異業種への転職を目指す場合は、特に事前の情報収集を徹底しましょう。

2. 応募書類の作成と応募

事前準備が完了し、転職先に求める要素が決まったら、いよいよ行動開始です。興味のある求人をできるだけ多くリストアップし、それぞれの企業ごとに応募書類を作成しましょう。応募は1社ずつではなく、複数まとめて行ったほうが効率的です。

転職市場は変化が激しく、先週まで求人を出していた企業が今週には採用をストップすることもよくあります。

3. 面接・選考

一次面接から最終面接まで1ヵ月程度はかかると想定し、スケジュールを立てるとよいでしょう。

面接対策のための時間も確保しよう

身だしなみや立ち居振る舞いなどの基本的な面接マナーを押さえるだけでなく、企業ごとに面接対策をする必要があります。特に「志望動機」や「退職理由」は定番の質問であるため、事前にきちんと回答を用意しておきましょう

面接のスケジュールを組む際の注意点

複数企業に応募している場合、面接時期が重なることは珍しくありません。在職中の転職活動では、面接日の調整が難しいこともあるでしょう。

面接を複数回実施する企業も多いため、たとえば3社に応募するのであれば、3回~10回程度は面接のためのスケジュール調整を求められるかもしれません。いまの仕事との折り合いをつけつつ、応募先企業に迷惑をかけることのないよう、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします

4. 内定・入社

無事に内定をもらえたら、入社意思を回答し、条件交渉や入社日の調整を行います。

内定への回答期限は必ず確認

内定通知を受け取った後は、指定された期日までに入社の意思を回答する必要があります。多くの場合、内定承諾書の提出が求められます。

ほかに選考中の企業がある場合には、回答期限を延ばしてもらえないか交渉しましょう。交渉も回答もしないまま指定期日を過ぎてしまうと、入社辞退と見なされる恐れがあります。

労働条件確認書で条件に食い違いがないか確認

内定承諾後は、条件交渉や入社日の調整に入ります。労働条件確認書に目をとおし、応募要項に記載されていた条件や面接で提示された条件と食い違いがないかを確認しましょう

たとえ細かい部分であっても当初の条件と異なる箇所や気になるところがあれば、応募先の人事担当者や採用窓口に問い合わせるのがおすすめです。のちのトラブル回避に努めましょう。

5. 退職準備

現職の退職準備は、内定承諾後に進めましょう

最低1ヵ月前には退職届を提出

多くの会社では、退職届の提出や申し出について就業規則が設けられています。就業規則を確認しつつ、最低でも1ヵ月前までには上司に退職の意思を伝えるようにするとよいでしょう。

業務の引き継ぎに要する期間も考慮して退職日を決めることが重要です。ここで手間取ってしまうと、転職先への入社日に影響が出てしまう可能性があります。

また、会社から支給されている健康保険証や社員証などの返却、離職票・源泉徴収票の受け取り、年金・保険などの手続きも忘れずに行いましょう。

円満退社が重要な理由

内定をもらって転職が決まると、現職の企業と退職交渉をせずに一方的に退職してしまう方もいますが、円満退社のためには避けましょう。一方的に退職してしまうと、会社側に「懲戒解雇」と見なされる可能性があるためです。離職票には「重責解雇」と記入されます。

転職先に離職票を求められた際、このことについて説明しなくてはならないケースもあるでしょう。懲戒解雇を隠して応募したと判断されれば、最悪の場合は内定が取り消されてしまいかねません。

仕事関係者への業務の引き継ぎと挨拶

退職が決定したら、業務の引き継ぎを行います。取引先の担当者や連絡先、データの保管場所、業務のタイムスケジュールなどをまとめ、後任者に引き継ぎましょう。社内はもちろん、社外の仕事関係者へのあいさつや後任の紹介も忘れずに行います。

期間別|転職活動のスケジュールの立て方

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一般的な転職活動の期間は3ヵ月~6ヵ月が目安ですが、「希望する転職までの期間」は人それぞれです。そこでここでは「1ヵ月の短期間で転職を目指すケース」と、「1年かけてじっくりと転職活動を進めるケース」の2パターンに分けてスケジュールの立て方を解説します。

1ヵ月での転職を目指す場合

急いで転職先を決めなくてはいけない場合には、以下のように1週間刻みのスケジュールを目安にするとよいでしょう。

<転職活動の流れ>

  1. 自己分析や情報収集を行う準備期間(1週間)
  2. 応募書類を作成して実際に応募する期間(1週間)
  3. 面接・選考期間(1週間)
  4. 内定をもらってから入社を決める期間(1週間)
  5. 転職先へ入社

ただし上記のスケジュールは、急な退職勧告を受けたときをはじめ、十分な引き継ぎを求められないケースを想定しています。引き継ぎが必要な場合には、最低でも1ヵ月前には退職準備を始めなくてはいけないでしょう。すると自己分析の段階から並行して退職準備を進めることになり、多忙を極めることになりかねません。

よほど急を要する状況でないのであれば上記スケジュールで転職活動を進めたうえで、内定承諾後に1ヵ月の退職準備期間を設けるのがおすすめです。

1年かけて転職する場合

転職活動に時間をかけられる場合には、準備や応募先の選定に時間をかけるとよいでしょう。

<転職活動の流れ>

  1. 自己分析や情報収集を行う準備期間(1ヵ月~4ヵ月)
  2. 応募書類を作成して実際に応募する期間(3ヵ月)
  3. 面接・選考期間(2ヵ月)
  4. 内定をもらってから入社を決める期間(1週間)
  5. 退職の申し出から退職までの期間(3ヵ月)
  6. 転職先へ入社

1年かけて転職するのであれば準備期間に時間を割けるため、自己分析や情報収集だけでなく、「スキルアップ」を目指すのもおすすめです。資格取得や実績作りをすれば、より好条件での転職も可能になるでしょう。

転職先の情報収集はどうする?

自分の希望条件に合った転職先を探す際にはもちろん、転職先の求める人材ニーズに合わせた自己PRをするうえでも情報収集は欠かせません。情報収集の具体的な方法には、主に以下のものがあります。

情報収集の方法 特徴
企業のホームページ 応募先企業の理念や事業内容が分かる
採用担当者のSNSやブログ 詳細な企業風土が分かる
求人サイト 具体的な雇用条件が分かる
ハローワーク 具体的な雇用条件が分かる(特に地元企業や中小企業に強い傾向にある)
転職エージェント 具体的な雇用条件、企業風土、転職市場、業界事情が分かる
ビジネス雑誌や書籍 転職市場や業界事情が分かる

それぞれ得やすい情報は異なるため、必要に応じて複数の方法を組み合わせるとよいでしょう。

転職活動のスケジュール作成4つのコツ

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転職活動のスケジュールを立てた後は、ここで紹介する「転職先の入社日を迎えるまでにやっておきたい4つのコツ」を押さえましょう。これらを意識すれば転職活動はもちろん、転職後の仕事にもスムーズに取り掛かれるようになります。転職後に不安を抱えている方は、ぜひご一読ください。

次の仕事のための情報収集やスキル磨き

在職中にはまとまった時間が確保できずに取り組めなかった、転職先の職務に関する情報収集やスキルアップに励むことをおすすめします。転職先の商品やサービス、新しい仕事で必要となるスキルやツールについて学んでおくことで、入社後スムーズに仕事に取り組めるでしょう。

転職先で必要な書類や備品の準備

前職の源泉徴収票や住民票、雇用保険被保険者証など、入社の手続きに必要な書類はそろえておきましょう。一般的に提出書類は転職先から案内がありますが、もしない場合には問い合わせることをおすすめします。取得に時間がかかる書類もあるので、スケジュールには余裕を持って準備を進めましょう。

筆記用具や名刺入れ、手帳といった転職先で使う備品も事前に用意しておくと、直前で焦らずに済みます。

リフレッシュ期間を作る

入社日までに有給消化する場合には入社準備を進めるだけでなく、旅行や趣味などで心身をリフレッシュさせるのがおすすめです。ただし仕事がない期間だからといって自堕落な生活を送ってしまうと、入社日までに仕事モードに戻れず、だらけた気分で入社することになりかねません。

自分なりのリフレッシュ方法を考えて、次の仕事へのモチベーションを高く維持できるような過ごし方を実践しましょう

転職エージェントへの登録

転職活動のスケジュールを効率的に実行するためには、転職エージェントのサポートが有用です。転職エージェントでは自分に合った転職先を探してくれるほか、面接日や入社日の調整、企業との交渉まで代行してくれるためです。

しかもすべてのサービスは無料で利用可能です。応募書類の添削や模擬面接など選考通過率を高めるサービスも利用できるので、スムーズに転職活動を進めたいのならおすすめです。

マイナビエージェントへの登録で転職を成功させよう!

メリットが大きい在職中の転職活動ですが、スケジュール調整が難しい側面は否めません。個人での転職活動に限界を感じた場合には、ぜひマイナビエージェントにご登録ください。

マイナビエージェントでは面接日や入社日のスケジューリングや、企業との条件交渉など転職活動の一連の流れをすべてサポートします。転職に関する不安はもちろん、長期的なキャリアアップに関する悩みなどがあれば、お気軽にご相談ください。

まとめ

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転職活動をスムーズに進めるためには、スケジュール管理が重要です。転職活動の工程ごとに目安期間を設け、メリハリのある行動を心掛けましょう。

しかし転職活動には応募先企業の都合も大きく関係するため、スケジュールの調整は都度必要となります。マイナビエージェントであれば、そのようなときにも適切にサポートいたします。転職活動を効率よく行うためにも、マイナビエージェントをぜひご活用ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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