転職理由(退職理由)の書き方と答え方|面接での回答例もご紹介|求人・転職エージェント

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転職理由(退職理由)の書き方と答え方|面接での回答例もご紹介

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転職活動を行う際に、切っても切れない質問が「転職理由(退職理由)」です。履歴書や職務経歴書と行った応募書類に記載するのはもちろんのこと、面接の場でも必ず聞かれる質問の一つでしょう。

転職理由はそれほどまでに企業が重視しているポイントです。それだけに、転職理由をしっかりと対策しておくことが、選考の通過、そして内定に直結していることは言うまでもありません。

転職 理由

厚生労働省が発表した「平成28年雇用動向調査結果の概況」によると、転職者が前職を辞めた理由の割合は上記の通りとなります。(※20代男女のデータをもとに、マイナビAGENTが作成)

データを見ていくと「給料が少ない」「労働条件が悪い」「人間関係が良くない」など、ネガティブな理由が上位を占めていることが分かります。しかしながら、転職理由を聞かれた際に正直にこの内容を答えてしまうのは、いささか危険です。

本稿では、企業がなぜ転職理由を知りたがるのか、という背景をふまえ、転職理由のまとめ方、また回答例などをご紹介していきます。後半では面接の場で伝える際に気をつけたいポイントについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

1.企業が転職理由を聞く理由は、求職者の内面を知りたいから

転職 理由

そもそも、企業はどうして転職理由を知りたがるのでしょうか。

結論から言えば、その人の人柄や意欲など、応募書類からはみえてこない要素を垣間見ることができるからです。スキルだけなら職務経歴書で確認することができますし、学歴なら履歴書で知ることができます。

その上で企業は求職者のどこを見ているのか。以下では、人事担当者が具体的に確認しているポイントを2つご紹介します。

1-1.人柄や意欲・モチベーションの確認

転職理由を聞く際には、メンタルやモチベーションといった面で、企業が求めている人物像と合致しているかを確認しています。

企業ごとに異なる社風と合致しているのか。また、どういった意識を持って仕事に取り組んでいるのかなどを確認します。これは、企業への定着・売上貢献などに大きく関係しているためです。

さらに、問題が発生した際の「自責思考」「他責思考」にも注目しています。転職理由に会社の方針といった環境を挙げる場合は、他責思考が強く責任感が無いのではないかと疑われてしまうこともあるでしょう。

1-2.入社後に前職と同じ理由で退職しないかの確認

退職のきっかけを知ることで、入社後、すぐに退職しないかどうかも確認しています。転職理由が曖昧であったり、他責思考であったりする場合は、同様の理由で自社も辞めてしまうのではないかと警戒されてしまうのです。

企業は基本的には自社に長く勤め、業績に貢献してもらいたいと思っています。早期の退職は企業にとっても大きな損失であるため、退職の可能性についてはさまざまな角度から確認されていると考えて間違いないでしょう。

2.転職理由をまとめる4ステップ(4つの方法)

転職 理由

それでは、人事担当者に好印象を持たれる転職理由はどのように作れば良いのでしょうか。

ここでは、転職理由をまとめる方法を流れに沿ってご紹介します。自分自身の希望や要望を考えつつも、正当な理由として判断されるために適宜考え方を調整していく必要があることをふまえ、ご覧ください。

2-1.どうして転職したいのかを洗い直し、言語化する

まずは、転職の理由を深掘りし、具体化します。この段階では冒頭でご紹介したようなネガティブな理由でも問題ありません。自分自身に問いかけ、転職によって解決したい本質的な問題は何なのかを明確にしておきましょう。

実は、転職理由には2種類あります。「なぜ前職から転職したいのか(退職理由)」と、「なぜこの会社に転職したいのか(志望理由)」です。まずは、なぜ転職したいのかという退職理由について自分の中で答えをだし、次のステップに進みます。

2-2.転職理由をポジティブな内容に変換する

冒頭の調査を見ていただくと分かる通り、転職理由の多くはネガティブな内容です。しかしながら、面接の場でネガティブなまま伝えてしまうと、人事担当者に良い評価を持ってもらえないこともあります。

そこで、なぜ前職から転職したいのかという退職理由を、できる限りポジティブな内容に言い換えるようにしましょう。冒頭の調査でのトップ3の理由を例に、考えてみたいと思います。

(給与等収入が少なかった)

→自分の成果に対して正当な報酬が得られる企業で、より一層の貢献がしたい

(労働時間、休日等の労働条件が悪かった)

→限られた時間の中(残業の少ない企業で)で、パフォーマンスを高めていきたい

(職場の人間関係が好ましくなかった)

→尊敬できる上司のもとでより一層の成長をし、企業に貢献したい

このようにネガティブな理由をもとにして、解決するためにはどのような改善ができるのかを考えてみましょう。それがポジティブな転職理由となります。

2-3.転職後に「どのようになりたいか」を考える

志望動機を考える際は、選考を進めている、あるいは応募しようとしている企業がすでにあるパターンがほとんどだと思います。むしろ、企業が決まらないと明確な志望動機を考えることができません。

その企業で何が達成できるのか。その企業に行くことは、自分にとってどのようなメリットがあるのかを考えていきます。年収が高い、休みが多い、人が豊か、などなど。転職理由でもあり、志望理由でもあるポイントです。

自分がその会社に入社することで、どうなりたいのかというビジョンを思い描きましょう。

2-4.退職理由と志望理由をつなげる

転職理由で最も大切なのは退職理由と転職理由の一貫性です。この2つがちぐはぐだったり矛盾したりしていると、人事担当者にとって警戒される求職者となってしまいかねません。

2-2で明確にした「ポジティブな退職理由」と、2-3で考えた「転職後のビジョン」をうまくつなげるようにしましょう。先程の例で言えば、このようになります。

(給与等収入が少なかった)

→自分の成果に対して正当な報酬が得られる企業で、より一層の貢献がしたい

→成果報酬制である御社で活躍したい

(労働時間、休日等の労働条件が悪かった)

→限られた時間の中(残業の少ない企業で)で、パフォーマンスを高めていきたい

→業務の効率化を推進している御社で、自身の成長につなげたい

(職場の人間関係が好ましくなかった)

→尊敬できる上司のもとでより一層の成長をし、企業に貢献したい

→経営者である〇〇社長のもとで、成長していきたい

あくまでも一例ですが、退職理由と志望理由の関係性を深めることで説得力のある転職理由を作ることができるのです。

3.知っておきたい転職理由のNGポイント

転職 理由

転職理由の回答例を読む前に、転職理由のNGポイントを確認したいと思います。言ってはいけない(書いてはいけない)ポイントを知っておくことで、転職理由を考える際の指針となるでしょう。

3-1.転職理由をネガティブな視点で語ってしまう

「転職理由をまとめる4ステップ」で解説したとおり、転職理由をネガティブな理由で語ってしまうことは危険です。しかしながら、冒頭の調査結果からも明らかなように、転職理由の本音は、ネガティブな理由が上位を占めています。

多くの転職希望者は思ったままの転職理由、すなわちネガティブな理由を答えてしまうであろうことが推測できます。そして、「転職理由」を問われた際に採用担当者からよい評価を得られないというパターンにおちいってしまっているのです。

転職理由は視点を変えることで、ネガティブにもポジティブにもなります。なぜなら、ネガティブな理由というのは、ネガティブな状態を抜け出したいという前向きな気持にほかならないからです。

思ったことを率直にネガティブ視点で語るのではなく、そのネガティブな状態から脱却するためにどれだけポジティブなパワーがあるのか、というプラスな印象をもたれる転職理由を語る必要があります。

3-2.転職理由だけで終わってしまう

こちらも4ステップで説明しましたが、転職理由は以下の2種類に分かれます。

・なぜ前職から転職したいのか(退職理由)
・なぜこの会社に転職したいのか(志望理由)

退職理由をポジティブに語るべきということは前述しましたが、志望理由(動機)をつなげることで、より一貫性があり、説得力を持った転職理由を作ることができます。

退職理由というベースを説明するのは前提です。そのうえで、なぜ御社に入社したいのか。入社することで、どのような形で転職理由を達成することができるのかの説明が重要になります。

退職理由を志望理由につなげて説明することで「目的意識を持ち、入社後もパフォーマンスが期待できる人材」であると印象づけられます。転職理由を語る際は、かならず志望動機をセットで話すということを覚えておきましょう。

4.転職理由の回答例

転職 理由

続いては、転職理由をまとめる流れをふまえ、具体的にどのように回答すべきかについてご紹介していきます。

普遍的に活用できる考え方をご紹介したのち、ケースごとにいくつか具体例をご紹介します。

4-1.普遍的に活用できる考え方:理想の将来像を伝える

「2-3.転職後に「どのようになりたいか」を考える」でも記載した通り、なりたい自分や達成したいビジョンを伝えることは、説得力のある転職理由となります。理想の将来像を共有し、目標に向かって前進する意欲をアピールするのです。

自分が望む業務や環境に身を置きたい。また、その事によって自分自身が成長したいなど、成長のための合理的な理由を伝えます。

ここで大切なのは、前職ではそれが達成できない、また、転職することによってそれが達成できるという点を一貫性を持って説明することです。基本的に転職理由と志望動機はセットで考え、矛盾がないように準備をしましょう。

4-2.職種別に活用できる回答例

ここでは退職理由がキャリアチェンジの場合と、残業・休日出勤が多い場合の2つのパターンで、回答の具体例をご紹介します。

4-2-1.退職理由がキャリアチェンジしたい場合の面接での伝え方

前職では7年間、教育機関の営業を担当していました。営業の仕事を通して多くのお客様の生の声を聞いてきましたが、お客様が抱える課題やニーズを、営業の仕事だけでは応えることができない環境でした。

もっとお客様から得た情報を生かして、商品開発の仕事に携わりたいという思いから、転職をしようと考えました。御社は常に新しい商品を生み出し続けており、お客様のニーズを反映できる環境にあるため、今回応募いたしました。

4-2-2.退職理由が残業・休日出勤の多さの場合の伝え方

前職は、人間関係には満足していたのですが、1人あたりの業務量が多く、毎週のように休日出勤をしていました。上司に業務内容やフローの改善策を何度も提案しましたが、変化を好まない体質ということもあり、受け入れられませんでした。

より効率良く成果をあげられる環境で働き、私自身もスキルアップしていきたいと思い、転職を決意いたしました。

5.履歴書に書く「転職理由のコツ」

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履歴書に書く転職理由は、面接で答える場合と違って時間をかけて作り上げることができます。特に面接に自信がない方は、面接のぶんもカバーするつもりで、納得がいくまで書き直すようにしましょう。

ここでは、履歴書に書く転職理由のコツについて解説していきます。

5-1.完結・論理的・一貫性の3つが成功のカギ

まず、転職理由は2つほどが良いでしょう。いくつもの転職理由を挙げてしまうと、転職においての軸がない印象を持たれてしまうケースもあります。多くとも2つほどの転職理由を簡潔に述べるようにしましょう。

またその際には、まず先に転職理由を述べ、続けて詳しい説明を加えるという形で書くようにしましょう。先に結論を書くことで、体系立てた文章になります。論理的な思考ができる人材であることをアピールするため、文章の構成にも注意をが必要です。

そして、転職理由を志望動機につなげます。これまで説明してきたことの重複になりますが、「なぜ転職したのか」と「なぜこの企業なのか」という2つの理由に、一貫性をもたせることが重要なのです。

簡潔な内容で、論理的に書き、一貫性をもたせる。この3つが良い転職理由のポイントになることは間違いありません。

5-2.仕事に直結しないプライベートな情報は書かない

転職理由を説明する際に、これまでの体験をもとに話を展開するのは効果的です。しかしながら、過去の体験が「プライベートな内容」や「趣味・遊び」であることは、あまり推奨できません。

もちろん、趣味や遊びから学ぶことは大いにあるでしょう。しかしながら、履歴書の転職理由では、あくまでも職歴の中から導き出すのが一般的です。よほど業務に直結している場合でない限り、前職での経験をもとに作成するのが良いでしょう。

ただし、ウェブ業界などでは趣味で制作していたホームページやブログが評価されて選考を進める場合も少なくありません。プライベートな内容を記載する場合は、仕事に直結しているか否かをしっかりと見定めるようにしましょう。

6.転職理由を説明する際に押さえておくべき6つのポイント

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退職理由の内容や伝え方によって、面接官へ与える印象が変わってきます。採用面接で話す際は、以下のポイントを理解し、準備するようにしましょう。

6-1.転職理由は具体的に説明しましょう

転職理由はできる限り具体的に述べるようにしましょう。

「企業方針が合わなかった」「キャリアアップをしたくて」「やりたいことと違った」などでは、具体的にどんな点が企業方針と合わなかったのか、どんな風にキャリアアップをしたいのか、何がやりたいことと違ったのかを理解することが難しくなってしまいます。

抽象的な説明では、面接官も評価できません。できる限り具体的に理由も添えて説明をするようにしましょう。あなた(転職者)の考え方なども面接官により伝わるようになりますし、新しい企業とマッチするかの判断もしやすくなります。

6-2.転職理由は正直に話すようにしましょう

退職理由を述べる際は、極力正直に話すことが大切です。「実は給与が安かったので」など、何でも正直に話せば良いというわけではありませんが、正直に話そうとする姿勢が大切です。

退職理由は人それぞれの考え方や感じ方があるので、世間に出回っている退職理由例をそのまま言っても、何の説得力もありません。

自分の言葉で正直に話そうとする姿勢が、面接官からは好印象に映ることがあります。変に格好つけたり隠したりせずに自分で考えて話すようにしましょう。

6-3.職場の悪口は言わないようにしましょう

余程の理由がない限り、職場や社員の悪口を言うのは避けましょう。現職はもちろんのこと、退職済みの会社も同様です。悪口を言う姿が好印象に映ることはありませんし、面接は文句や悪口を言う場所ではないからです。

仮に、前職の退職理由が誰が聞いても、ひどい場合などでは言っても問題ない可能性はあります。ただ、危ない橋をわたる必要はありません。悪口などを言いたい気持ちがあったとしても、基本的には口に出さないようにしましょう。

「影で文句や悪口を言う人」とも思われてしまい、良い評価をもらえる可能性は低くなってしまいます。

6-4.福利厚生など、待遇面の話はできる限り避けましょう

退職理由として、「有給が取れなかった」「給与が低かった」「ボーナスがなかった」「家賃補助がなかった」「残業代がなかった」などはできる限り述べるべきではありません。

辞めた理由の1つが、福利厚生や待遇面が理由だったとしても、面接では言わないように心がけましょう。これらを理由にしてしまうと、「仕事内容や、やりがいよりも、福利厚生や待遇面を気にする人」と思われてしまい、良い評価を受けることはできない可能性があります。

ただし、冒頭の退職理由からも分かる通り、そういった理由が転職において大きなウエイトを占めていることは少なくありません。これまで解説してきたとおり、ポジティブな理由で説明できるように準備をしておきましょう。

6-5.退職理由だからこそ大きな声で自信満々に話しましょう

退職理由自体をネガティブに捉え、暗く話してはいけません。自信がなさそうに映り、「退職したことを後悔しているのかな」「本音は違うのではないか」など、面接官に思われてしまいます。

本人からしても次のステップに進むために退職し転職をするわけですから、大きな声で堂々と話すようにしましょう。

同じ内容を話すのでも声の大きさで自信があるように見え、言葉にも説得力が増します。大きな声で堂々と語ることにより、良い印象を与える可能性があるのです。

6-6.退職理由は選考中の企業と関係のない内容にしましょう

退職理由を述べる際に、応募企業にも起こり得る理由は述べない方が無難でしょう。

例えば、退職理由が「新しいことにチャレンジできない社風」だったとします。応募企業も新しいことより、既存のものに力を入れる企業であれば、「うちの企業に転職しても同じだからすぐに辞めるかもしれない」と面接官は思ってしまう可能性があります。

応募企業に重なりそうな理由や、「結果が昇進に反映されない」「評価基準が明確でない」など、一般の社員では把握できてない部分を理由にすることは避けましょう。

このようなことを避けるためには、転職先のリサーチは徹底的に行うと良いでしょう。その企業が見えてくれば、退職理由も前向きなものに仕上げることが可能です。

7.転職理由の作成には、転職エージェントの力を借りるべし

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とはいえ、転職先のリサーチはそう簡単に行うことができません。求人票に掲載されている情報だけでは表層的なことしか知ることができず、社風などの不文律や、残業時間や離職率などのセンシティブな情報は、個人では手に入れるにも限界があります。

マイナビエージェントでは、企業側とのつながりがあるエージェントが企業のリサーチを代理で行っています。そのため、求人票だけではわからない情報までを得ることができ、転職を有利に進めることが可能なのです。

また、応募書類の添削や模擬面接などの面接対策も行っているため、準備している転職理由が企業に対して良い印象を持たれるかどうか、プロの立場でアドバイスが可能となります。

企業ごとに刺さるポイントも異なるので、より選考通過率の高い転職理由を準備することができるでしょう。

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