転職理由は本音で話して良い?好印象を与える伝え方を例文を用いてご紹介します|求人・転職エージェント

メニュー

更新日:2024/11/08

転職全般

転職理由は本音で話して良い?好印象を与える伝え方を例文を用いてご紹介します

common_1559.jpg

この記事のまとめ

  • 転職理由を本音で話すことは、入社後のミスマッチを防ぐうえでも重要。
  • 企業側は応募者の転職理由から、人間性や入社意欲の高さ、自社とのマッチ度、長期勤続が期待できるかどうかを見極める。
  • 転職理由を本音で伝える際は、ネガティブな内容であった場合はポジティブに変換して伝えるようにし、愚痴にならないように気をつけることが大切。

採用面接では、転職理由について聞かれることがほとんどです。企業側は応募者の転職理由から人間性や入社意欲の高さ、長期的に働いてくれるかなどを見極めます。

そのため転職理由は採用の可否に影響する要素のひとつといえますが、人によっては転職理由がネガティブで正直に答えにくい場合もあるでしょう。

そこでこの記事では、転職理由は本音で話すべきか詳しく解説します。また転職理由の伝え方のポイントと例文も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

転職理由は本音で話してもよい?

common_1559_1.jpg

転職理由がネガティブな内容であった場合、本音で話しにくい方もいるでしょう。しかしどのような転職理由であれ、うそだけはNGです。ここでは、転職理由を本音で話すべきか、ネガティブな転職理由はどのように伝えたらよいのかについて解説します。

正直に話すことはプラスの結果につながる

転職理由は正直に話すことが大切です。多くの面接を行ってきた採用担当者は、応募者がついたうその転職理由を簡単に見抜いてしまうでしょう。うそが発覚すれば、信頼性を損ねたりトラブルにつながったりする恐れがあります。

またうその転職理由を伝えると、双方にとってミスマッチにつながる可能性も考えられます。面接は企業側と応募者の双方が条件をすり合わせる場でもあるため、正直に本音を伝えましょう。

やむを得ない事情も正直に伝える

結婚・出産といった家庭の事情や体調不良など、やむを得ない転職理由はプライバシーに問題のない範囲で正直に伝えましょう。自分の立場や事情を理解してもらえれば、採用に影響が出ることはありません。

ただし、企業側にとって採用がネックになりそうな転職理由は伝え方に工夫が必要です。たとえば体調不良が原因で前職を退職した場合、現在は健康になったことや業務に支障はないことなどを伝えましょう。

ネガティブな転職理由はポジティブな表現に変換する

転職理由が「給与が低かった」「人間関係がうまくいかなかった」など、ネガティブな内容である場合はポジティブな表現に変換して伝えましょう。転職理由は正直に話すことが大切ですが、ネガティブな内容のまま伝えてしまうと、「採用しても同じ理由で辞めるのではないか」「他人や環境のせいにする人」といったマイナスな印象を持たれてしまいます。

「給与が低い」といった退職理由であれば、「業績が反映される仕事に就きたい」といった前向きな転職理由に変換して伝えてみてください。

企業が転職理由を聞くのはなぜ?

common_1559_2.jpg

転職理由を効果的に伝えるには、企業がなぜ転職理由を聞くのかを知っておくことが大事です。企業側の考えを知ることで、どのような部分に注意して転職理由を伝えればよいかが分かるでしょう。ここでは、企業が転職理由を聞く意図を4つ紹介します。

人間性を知りたい

企業側は、面接を通じて応募者の人間性や人柄を知りたいと考えています。応募者の人間性を知ることで「職場になじめそうか」「良好な人間関係を築けるか」が分かるためです。転職理由でうそをつくような人は、「仕事でも虚偽の報告をするのではないか」と思われてしまいかねません。

人間性は、本来の自分を正直かつ自然体で表現することが重要です。取り繕ったり装ったりすることは信頼を失い、ミスマッチにつながる恐れもあるため注意しましょう。

入社意欲の高さを確認したい

人材を募集している企業は、入社意欲や成長意欲の高い人を求めています。入社意欲の低い人を採用しても、業務に対する情熱が欠けていることから生産性は上がらないでしょう。また、低いモチベーションは職場全体の士気を下げる原因にもなります。

やる気のある人材を採用して業務に積極的に取り組んでもらえば、職場全体の士気が向上して生産性が上がります。また、モチベーションの高い人は自己学習やスキル向上にも努めるため、早期活躍も期待できます。

自社との相性がよいか判断したい

採用した人材に長期にわたって働いてもらうためには、自社との相性が重要と企業側は考えています。企業側の価値観や理念、方針が応募者と大きくずれていると、入社後のミスマッチにつながって早期退職されるリスクがあるためです。

たとえば、チームワークを重視する社風であるにもかかわらず、応募者が個人の力で活躍したいと考える場合はミスマッチになります。このように、転職理由から応募者が大切にしていることや考えを引き出し、自社との相性を見極めます。

長期的に働いてくれる人材か見極めたい

企業は長く働いてくれる人材を求めています。人材を雇うには採用コストや教育コストがかかるため、採用してもすぐに退職されると企業側は大きな損失を被ってしまいかねません。長期的に働いてくれる人材であれば、将来的に重要なポジションを任せることも可能です。

応募者が長期的に働いてくれる人材かを見極めるために、企業側は面接で応募者のキャリアビジョンやキャリアプランを確認します。将来の目標が明確でない人は、早期離職のリスクを懸念されて内定を勝ち取れないでしょう。

【男女別】本音の転職理由ランキング

common_1559_3.jpg

転職理由は、人によってさまざまです。自分以外の人がどういった理由で転職しているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概況」のデータを基に、男女別の転職理由ランキングを紹介します。

男性

男性の転職理由ランキングは以下のとおりです。

1位:職場の人間関係が好ましくなかった
2位:労働時間や休日などの労働条件が悪かった
3位:給与やボーナスなどの収入が少なかった
4位:会社の将来が不安だった
5位:仕事の内容に興味を持てなかった


ランキングからは、職場の人間関係で悩んで転職する方が多いことが読み取れます。たとえば「上司と合わない」「苦手な同僚がいる」などのケースでは自身が努力しても改善が難しいため、転職を決意する方は少なくありません。

参照:令和3年雇用動向調査結果の概況|厚生労働省

女性

女性の転職理由ランキングは以下のとおりです。

1位:労働時間や休日などの労働条件が悪かった
2位:職場の人間関係が好ましくなかった
3位:給与やボーナスなどの収入が少なかった
4位:能力・個性・資格を活かせなかった
5位:会社の将来が不安だった


職場の人間関係に悩んで転職する方が多い男性とは異なり、女性の場合は労働条件に悩んで転職を決意する方が多い結果となりました。人間関係同様、労働条件も個人の努力では変えられないため、理想の労働環境を求めて転職する女性が多いことが分かります。

参照:令和3年雇用動向調査結果の概況|厚生労働省

【例文】転職理由のポジティブな伝え方

common_1559_4.jpg

転職理由がネガティブな内容の場合、ポジティブな表現に変換して伝えることが大切です。しかし、どのように変換して伝えたらよいのか悩んでしまう方も多いでしょう。ここでは、転職理由のポジティブな伝え方のポイントを例文とともに紹介します。

給料が安い

【例文】

前職は実績よりも勤続年数が評価される会社でした。今後は自身の実力や成果が評価される会社で新たなキャリアを築きたいと考え、転職を決意しました。


転職理由が「給料が安い」場合は、「実力と成果が評価される会社へ転職したい」とポジティブに変換することがポイントです。会社への貢献意欲を強調することで、転職への熱意と前向きな姿勢を伝えられます。

人間関係のトラブル

【例文】

チームで協力して働ける仕事に就きたいと思い、転職を決意しました。私は個人プレーよりもチームで協力し、足りない部分を補って仕事を進めたほうがプロジェクトの成果を最大限に引き出せると考えています。


人間関係のトラブルによる転職は、「チームワークが大事」「協力して仕事を進めたい」といった前向きな文章で伝えることがポイントです。チームワークの重要性を伝えると、協調性があることもアピールできます。

社風が合わない

【例文】

前職は歴史のある企業だったためか、年功序列制度で自分の意見がとおりにくい会社でした。私は上司や先輩に対しても自分の意見を積極的に言える風とおしのよい会社で働きたいと思い、転職を決意しました。


自分の意見が採用されないなど社風が合わない場合には、風とおしのよい会社で働きたいと変換すると仕事に対する熱意や主体性を伝えられます。前職の企業理念や社風を否定するような言い方にならないように注意しましょう

残業が多い

【例文】

前職は人手不足でひとりあたりの業務量が多く、日々の業務に追われる中で自己学習の時間の確保が難しい環境でした。業務フローの改善を提案しましたが受け入れられず、転職を決意しました。次の職場では効率的に業務をこなし、メリハリを持って働きたいと思っています。


残業が多いことをストレートに伝えず、効率的に働きたいと伝えるのがポイントです。そして自己学習や成長のために時間を使いたいことも伝えると、成長意欲をアピールできるでしょう。

昇進できない

【例文】

前職は年功序列制度が根づいていたこともあり、自分の実力や成果を正当に評価される機会が限られていました。自身の成長のためにも、実力主義の会社で自分を磨きたいと思い、転職を決意しました。


実力主義の会社で働く意欲を示すことで、自身のキャリアについて前向きに考えている姿勢をアピールできます。自分が応募先企業に入社した後、どのように活躍できるかを伝えることもポイントです。

転勤したくない

【例文】

子どもが生まれることもあって、地域に定着して家族とともに安定した環境を築きたいと考えて転職を決意しました。


上記は「転勤したくない」を「地域に定着して働きたい」という転職理由に言い換えています。ただし、「転勤だけが理由で自社を選んだのか」と思われないよう注意が必要です。志望動機では、応募先企業の仕事内容や取り組みに関心があって応募した旨を伝えましょう。

将来性が期待できない

【例文】

前職では事業所閉鎖や売上減少などの影響で、守りの仕事になっていました。状況を変えるべく行動したものの、会社の経営方針を変えることは認められませんでした。私はこの機会に新しい挑戦がしたいと考え、転職を決意しました。


現状を改善するために行動したことを伝えるのがポイントです。新しい業界や職種に挑戦する場合は、なぜその業界や職種に興味を持ったのか、採用担当者が納得できるように詳しく説明しましょう。

結婚・介護といった家庭の事情

【例文】

結婚を機に引っ越すこととなり、転職を決意しました。今後は東京都で自分のキャリアを築いていきたいと考えています。


結婚・介護といった家庭の事情は、ネガティブな転職理由ではありません。プライバシーに問題のない範囲で正直に話すとよいでしょう。また、転職後は自身の家庭の事情が業務に支障をきたさないことも伝えると、企業側は安心します。もし家庭の事情で仕事に何らかの影響が出る場合は、その旨をきちんと伝えましょう。

本音の転職理由を伝えるときの注意点

common_1559_5.jpg

転職理由を正直に話すことは、応募先企業との信頼関係の構築や入社後のミスマッチをなくすためにも重要です。しかし、伝え方にはいくつか注意したい点があります。転職理由を伝える際には、ここで紹介する2つの注意点を押さえておきましょう。

愚痴にならないようにする

転職理由を正直に話すあまり、愚痴のように聞こえてしまうケースがあります。ただの愚痴と捉えられてしまうと、「無責任な人」「誠実感のない人」などマイナスな印象を与えてしまうため注意しましょう

自分の転職理由が愚痴になってしまっていないか不安な場合は、紙に書き出すか周りの人に聞いてもらうなどしてみてください。前向きで入社意欲を感じさせる志望動機にするには、どういった言葉遣いや表現が適切かを考えてみましょう。

志望動機と一貫性を持たせる

転職理由と志望動機の内容に一貫性を持たせることも大切です。転職理由と志望動機の内容に食い違いがある場合、うそをついていると思われたり人間性を疑われたりします。

たとえば、「チームで協力して仕事を進める仕事がしたい」という転職理由を伝えたにもかかわらず、「自身の裁量で仕事ができる点に引かれた」と志望動機を伝えれば採用担当者は不信感を抱くでしょう。転職理由を正直に伝えることで、志望動機にも一貫性が生まれます。

現職を辞めるときの退職理由の伝え方は?

気持ちよく次の職場で働くためには、現職を円満に退社することが大切です。円満退社のためには退職理由の伝え方に注意しましょう。人間関係のトラブルや労働条件の不満などが退職を考える原因であったとしても、そのまま伝えるのはNGです。

ネガティブな退職理由を伝えると引き留められかねず、退職が決まった場合でも退職日まで気まずい思いをしかねません。退職理由は自分の将来の目標や展望といったポジティブな内容を伝えてみてください

転職の悩みはマイナビエージェントにご相談ください

転職理由や志望動機を応募先企業へ伝えるには、ポイントを押さえる必要があります。しかし転職活動に慣れていないと、どのように伝えるのが効果的なのかが分からないのではないでしょうか。また、退職意思を職場の上司にどのように伝えたらよいのか、頭を悩ませている方もいるでしょう。

転職活動においてさまざまなお悩みを抱えている方は、マイナビエージェントへご相談ください。マイナビエージェントには転職活動のコツやノウハウに熟知したキャリアアドバイザーが在籍しており、求人の紹介から選考対策、退職交渉のアドバイスまで転職を成功に導くサポートをいたします。

まとめ

common_1559_6.jpg

採用面接で転職理由を聞かれた場合は、プライバシーに問題のない範囲で正直に答えることが大切です。とはいえ、転職理由が人間関係のトラブルや労働条件などネガティブな場合もあるでしょう。そういった場合はポジティブな内容に変換して伝えることがポイントです。

転職理由の伝え方で悩んでいる方、転職活動全般をサポートしてほしい方はぜひマイナビエージェントにご相談ください。転職事情に精通したキャリアアドバイザーが、あなたの転職活動を親身にサポートいたします。

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

SNSシェア

注目コンテンツ