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更新日:2025-11-21

転職エージェントやキャリアアドバイザーと合わない|主な理由と対処法

この記事のまとめ

  • 転職エージェントから希望に合う求人を紹介してもらえなかったりキャリアアドバイザーとのコミュニケーションスタイルが異なっていたりすると、「合わない」と感じるケースがある。
  • キャリアアドバイザーと良好な関係を築くには、コミュニケーション方法を工夫することがポイント。
  • 転職エージェントのサービス自体が合わないと感じる場合は、特徴の異なるサービスをいくつか併用してみるのも選択肢のひとつ。

転職活動を進める中で、「担当のキャリアアドバイザーと合わない」と感じることは、決して珍しいことではありません。希望と異なる求人ばかりを紹介されたり、コミュニケーションがスムーズにいかなかったりすると、転職活動自体にも影響を及ぼしかねません。

キャリアアドバイザーとの相性が合わないと感じたまま我慢して進めるよりも、適切に対処することが転職成功への近道です。
本記事では、転職エージェントやキャリアアドバイザーと合わないと感じる一般的な理由と、今すぐできる具体的な対処法解説します。

目次

転職エージェントのキャリアアドバイザーと合わないと感じる主な理由

転職エージェントを活用して転職活動を進めていく中で、「キャリアアドバイザーと合わない」と感じる方もいるでしょう。まずは、転職エージェントと合わないと感じる代表的な6つの理由を詳しく解説していきます。

紹介される求人が希望条件に合っていない

転職先への要望がうまく伝わっておらず、希望条件に合わない求人を紹介されるケースがあります。キャリアアドバイザーは多くの転職希望者を担当している場合もあり、一人ひとりの細かい要望まで把握するのが難しい場合もあるでしょう。

とはいえ、納得のいく求人がなかなか見つからないと、転職活動に時間がかかってしまうだけでなく、キャリアアドバイザーにも不信感を抱いてしまい、うまくコミュニケーションが取れなくなってしまう可能性があります。

応募や内定承諾を急かされる・断りづらい

転職活動のペースが合わないと感じるケースもあります。たとえば、じっくり検討したいのに求人への応募を強く勧められたり、内定承諾の判断を急かされたりする場合です。

キャリアアドバイザーは転職市場の状況を踏まえて提案していますが、最終的な判断は自分自身が行うものです。ペースが合わないと感じたら、「もう少し検討時間がほしい」「○日までに返答します」など、自分の意思と希望するスケジュールをはっきり伝えましょう。

コミュニケーションスタイルが合わない

キャリアアドバイザーの人柄やコミュニケーションスタイルが自分と合わない場合、信頼関係を築けず転職活動に支障をきたす場合があります。

たとえば話を十分に聞いてくれなかったり、高圧的な態度を取られていると感じたりするケースです。やりとり自体にストレスを感じてしまい、正しい判断が難しくなることがあるでしょう。

連絡の頻度やタイミングが合わない

転職活動において、担当者との連絡頻度やタイミングが合わないケースも少なくありません。特に在職中の転職活動の場合は、仕事中に電話がかかってきたり頻繁に連絡があったりすると、大きなストレス要因となります。また、担当者からの返信が遅れて面接調整が進まず、貴重な機会を逃してしまうケースもあるでしょう。

業界や職種に関する知識・経験が足りないと感じる

キャリアアドバイザーの業界知識や経験が十分でないと感じることもあるでしょう。キャリアアドバイザーには、それぞれ得意分野があり、すべての業界・職種に対して同じレベルの知識や経験を持っているとは限りません。
そのため、希望する業界の仕事内容や求められるスキル、企業文化などへの理解が浅いと、アドバイスの内容が的を射ていないと感じてしまうことがあります。

価値観が合わない

転職活動において、キャリアアドバイザーとの価値観の不一致は大きな障壁となり得ます。たとえば、求職者が長期的に安定して働ける環境を重視しているのに対し、担当者はまずは市場価値を上げるキャリアステップを強く推奨するケースです。このようなキャリア観のズレは、コミュニケーションの質を低下させ、転職活動自体へのモチベーションを下げる原因になるでしょう。

転職エージェントのキャリアアドバイザーと合わない場合の対処法

転職エージェントに登録すると、最初にキャリアアドバイザーによる面談が行われ、そこで話した内容に沿って担当者から案件を紹介されます。もし担当者となるキャリアアドバイザーとの相性が合わない場合には、ここで紹介する対処法を検討してみてください。

希望条件を整理して明確に伝える

自分に合った求人を紹介してもらうには、最初の段階で希望を明確に伝えることが大切です。キャリアアドバイザーとのコミュニケーションが不十分だと、自分の希望を正しく理解してもらえないためです。具体的には以下の内容を伝えましょう。

  • 希望する職種
  • 習得しているスキルとスキルレベル
  • 転職先企業に求める条件(年収水準・キャリアパスなど)

転職先企業に求める条件には優先順位をつけておきましょう。優先順位を担当者に伝えていないと、複数の希望条件を同等に重要と捉え、認識のズレが生じやすくなります。具体的には、「年収」「職種」「勤務地」「労働時間」「福利厚生」「企業規模・社風」などの希望条件を箇条書きにして整理し、その中で特に譲れない条件と妥協できる条件に分けておくとよいでしょう。

キャリアアドバイザーの変更を申し出る 

「転職エージェントが提供するサービスには満足しているものの、担当者とは相性が悪い」という場合は、キャリアアドバイザーの変更を転職エージェントにお願いするのがおすすめです。

気まずさを感じるかもしれませんが、キャリアアドバイザー側も合う・合わないがあるのは一般的なことと考えています。変更を申し出ても問題ありません。その際に、「もう少し多くの案件を紹介してほしい」「連絡の回数を減らしてほしい」など、一言理由を添えると、自分に合ったキャリアアドバイザーがつく可能性が高まります。

【例文あり】キャリアアドバイザーの変更を申し出る方法

キャリアアドバイザーと合わないと感じて担当変更を希望する際は、理由も添えたうえで申し出ましょう。直接伝える方法もありますが、専用フォームやメール、電話などで伝えるのが一般的です。ここでは、具体的な例文と、それぞれのポイントを紹介していきます。

専用フォームやメール

転職エージェントとの相性が合わないと感じたら、お問い合わせフォームやメールで担当変更を申し出るのが効果的です。

【例文】
件名:担当者様変更のお願い
○○エージェント株式会社
問い合わせ窓口 ご担当者様

いつもお世話になっております。
御社のサービスを利用しております、〇〇(自分の名前)です。

担当の△△(キャリアアドバイザーの名前)様の件でご相談があり、ご連絡いたしました。

△△様の細やかなサポートには大変感謝しております。一方で、△△様がお考えのキャリアプランと私の思い描いている転職プランには認識の違いが感じられ、思うように活動を進められずにおります。

誠に恐縮ではございますが、可能であれば担当者様の変更をご検討いただけますでしょうか。
もしかなうのであれば、私が希望しているIT業界に詳しい方であれば、より転職活動もスムーズになるかと考えております。

お手数をおかけいたしますが、ご理解とご対応のほど何卒よろしくお願いいたします。

〇〇(署名)

メール例文では、件名を「担当者様変更のお願い」など、ひと目で内容が分かるものにし、本文には担当変更を希望する理由を具体的かつ丁寧に記載します。「性格やコミュニケーションスタイルが合わない」「キャリアアドバイスに納得感がない」「希望業種への理解が不足している」などの理由を簡潔に伝えましょう。新しい担当者に対する希望がある場合は、併せて伝えると、より適切なマッチングが期待できます。

電話

電話での担当変更の申し出は、転職エージェントの窓口番号に直接連絡する方法です。窓口番号が見つからない場合は現在の担当者の連絡先に電話することになりますが、担当者に問題を感じている場合でもビジネスパーソンとして丁寧な言葉遣いを心掛け、感情的にならないようにしましょう

「お世話になっております。△△と申します。現在の担当の方とキャリア観に相違があり、担当変更をお願いできないでしょうか」など、メールのときと同じように、理由も併せて簡潔に伝えるのが効果的です。

転職エージェントのキャリアアドバイザーと良好な関係を築くためのポイント

キャリアアドバイザーとの相性が合わないと、転職活動がなかなかスムーズに進みません。少しでも効率よく転職先が決まるように、自分自身にもできることがないか検討しましょう。ここでは、キャリアアドバイザーと良好な関係を築くためのポイントを3つに分けて紹介します。

コミュニケーションを工夫する

少しでも効率よく転職活動を進めるため、キャリアアドバイザーとのコミュニケーションの取り方を工夫してみるとよいでしょう。

たとえば、連絡頻度については初期の段階で双方の感覚をすり合わせておくことが大切です。連絡頻度を上げたい場合には、転職意欲が強いことを伝えましょう。また連絡頻度を下げたい場合は、「この時間はやりとりが難しい」など具体的に伝えておくと効果的です。ただし連絡頻度を減らしすぎると転職の意思が弱いと判断され、サポートの優先順位が落ちてしまうリスクがあります。

キャリアアドバイザーの情報を知る 

キャリアアドバイザーは、基本的にそれぞれ得意分野があり業界知識に差があります。そのため、先に公式サイトの紹介ページなどを参考に、担当者となる方の実績や得意な業界を把握しておくとよいでしょう。事前に情報を知っておくことで、自分が必要としているサポートを十分に受けられるのか判断しやすくなります。少しでも不安に感じる場合は、キャリアアドバイザーの変更依頼も検討しましょう。

よいキャリアアドバイザーの条件を満たしているかチェックする

自分に合ったキャリアアドバイザーかどうかを判断するために、以下のポイントをチェックしましょう。

  • しっかり話を聞き、希望や悩みを引き出してくれる
  • 業界に関する知識が豊富で、的確なアドバイスをくれる
  • 希望に沿った良質な求人案件を紹介してくれる
  • 書類添削や面接対策など、採用まで十分にサポートしてくれる
  • 質問に対しての回答が丁寧で的確

このような特徴があるキャリアアドバイザーであれば、信頼して転職活動を進められるでしょう。反対に、話を十分に聞いてくれない、質問への回答が遅い、希望と異なる求人ばかり紹介されるといった場合には、担当者の変更を申し出てみてもよいでしょう。

転職エージェントが合わないと感じたときにできる6つのこと

「担当者を変更しても、なかなか転職活動がうまく進まない」場合、転職エージェントのサービス自体が合っていない可能性があります。ここでは、転職エージェントのサービス内容が合っていないと感じたときにできる6つの対処法を解説します。

1.利用する転職エージェント自体を変更する

転職エージェントは世の中に数多くあります。もしも取り扱っている求人や方向性、サービス内容などが合わないと感じたときは変更を検討しましょう。転職エージェントは無料で利用できるため、変更が自分の負担になることはありません。無理して使い続けるのではなく、まずは相性のよいサービスを見つけることから始めると、転職成功率が高まります

2.利用する転職エージェントのタイプを変更する

転職エージェントは、大きく「総合型」と「特化型」に分けられます。それぞれの特徴は以下のとおりで、自分の転職目的に応じて適したサービスを利用することが大切です。

総合型:さまざまな業界・職種の求人を網羅的に取り扱っている
特化型:特定の業界や職種に特化していて、専門的な求人も取り扱っている

たとえばITエンジニアやWebマーケターをはじめとした専門性が高い職種を目指しているのであれば、総合型より特化型の転職エージェントを選んだほうが転職を成功させる確率を上げられるでしょう。

3.複数の転職エージェントを活用する

転職エージェントは1社しか利用できないわけではありません。そのため、複数の転職エージェントに登録するのもひとつの方法です。転職エージェントの内情は実際に利用してみないと分からないことが多いため、自分に合いそうだと思ったらまずは登録するのもよいでしょう。

自分に合った転職エージェントが複数見つかったら、併用して転職活動を進めるのがおすすめです。転職エージェントによって取り扱っている求人情報にも違いがあり、併用したほうがアプローチできる求人の幅が広がります

4.スカウト型の転職エージェントも活用してみる

求人を探しにいくスタイルの転職エージェントと並行して、スカウト型の転職エージェントも活用するとよいでしょう。スカウト型のメリットは、非公開求人を出している企業から声がかかったり、求人を探す手間が省けたりする点です。自分の市場価値を客観的に見てもらうことで、これまで考えていなかったキャリアを選択肢に入れられる可能性もあります。

ただし、スカウトが来ても採用が決まったわけではありません。また、企業とのやりとりを自分で行う場合には負担が増えてしまう点は頭に入れておきましょう。

5.経験に合った転職エージェントを使う

自分の経歴に合った転職エージェントを優先して利用すると、より効率的に転職活動を進められます。たとえば現職と同じ職種でキャリアアップを目指す際には、専門知識やノウハウを持つ特化型の転職エージェントやキャリア採用をメインに扱う転職エージェントが役立つでしょう。

一方で未経験業界への挑戦であれば、未経験者向けのサービスを活用しましょう。異業種への転職に必要な情報や事例を豊富に持っており、成功へのアドバイスを具体的に教えてくれる場合があります。

6.転職サイトや直接応募などほかの転職手段を検討する

転職エージェントに加えて、転職サイトや企業への直接応募など、ほかの手段も併用していくと転職活動をさらに効率よく進められる可能性があります。転職エージェントが扱っていない求人にも応募できるためです。NPOや大手企業など、自社サイトのみで求人を募集しているケースもあります。ただし、別のルートから同じ企業に応募しないように注意しましょう

サポート内容とマッチング力で選ぶなら「マイナビエージェント」

自分に合った転職エージェントを選ぶ大切さを知っても、多種多様なところから選ぶのが難しいと思う方もいるのではないでしょうか。これから転職を予定していて信頼できる転職エージェントを探しているのであれば、ぜひマイナビエージェントをご利用ください。

マイナビエージェントでは、面談を通じてご希望のキャリアプランを把握したうえで求人の紹介や面接対策など、さまざまな転職サービスを提供しています。また、入社日の調整や自身では伝えにくい条件面の交渉もサポートします。

まとめ

転職エージェントやキャリアアドバイザーと合わないと感じることは、決して珍しいことではありません。
希望条件が正しく伝わっていない、コミュニケーションスタイルが合わない、得意分野が異なるなど、さまざまな理由が考えられます。大切なのは、「合わない」と感じたときに我慢せず、適切な対処をすることです。まずは希望を明確に伝え、それでも改善されなければ担当者変更やエージェント変更を検討しましょう。自分に合ったサポートを受けることが、転職成功への近道です。

「今の担当者と合わない」「もっと自分に合ったサポートを受けたい」とお考えの方は、マイナビエージェントにご相談ください。マイナビエージェントでは、面談の際に丁寧なヒアリングを行い、一人ひとりに寄り添いながら満足度の高い転職活動の実現に向けて親身にサポートいたします。

執筆・編集

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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