更新日:2026/10/06

この記事のまとめ
履歴書の職歴欄の末尾に「現在に至る」と記すことがあります。よく用いられる表現ですが、「具体的にどのようなときに書くのか」「どこに書けばよいか」が分からず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、履歴書における「現在に至る」の状況別の正しい記入例やよくあるイレギュラーへの対処法を紹介します。
書き方によっては、採用担当者に現在の就業状況や入社可能時期が正確に伝わらない可能性があります。誤解を防ぐためにも、正しい書き方を確認しましょう。
目次

履歴書の職歴欄に記す「現在に至る」とは、「直近の勤務先にいまも在籍している」ことを示す言葉です。この一文を記すことで、在職中であることを明確にでき、採用担当者がすでに退職済みであると誤解することを防げます。
在職中であることを明確に伝えておかないと、入社可能時期の認識にずれが生じかねません。現職に在職しながら転職活動に取り組むときは、履歴書の職歴欄の末尾に「現在に至る」と明記しましょう。
「現在に至る」と「在職中」は、どちらも現在も仕事を続けていることを示す表現です。ただし、「現在に至る」は職歴の末尾に記載して、それまでの職歴が現在まで続いていることを示す表現として使われます。一方、「在職中」は、現在もその企業に在籍していることを直接伝える表現です。
「現在に至る」は職歴を書き終えた後に改行して記載する方法、「在職中」は直近の勤務先に続けて同じ行に記載する方法が一般的です。ただし、履歴書の様式によって記入方法が異なる場合があるため、指定があるときはそれに従いましょう。
「現在に至る」は在職中であることを示す慣用的な表現で、多くの応募者が職歴欄の末尾に書き添えていますが、うっかり書き忘れたとしても選考結果を大きく左右するとは考えにくいでしょう。採用担当者が重視するのは職歴の内容やスキルの有無、退職理由、入社可能時期といった実質的な情報で、「現在に至る」の有無だけで採用判断が揺らぐわけではありません。
ただし、「現在に至る」がないと在職中か退職済みかを一目で判別しづらくなります。誤解を避けつつ選考をスムーズに進めるためにも、忘れずに書き添えましょう。
「現在に至る」の記載自体が合否を直接決めるわけではありませんが、採用担当者が応募者の状況を正確に把握するための判断材料として、大切な役割を果たします。記載がなければ、直近の勤務先をすでに退職したと受け取られ、在職中であるという事実が正確に伝わらない恐れがあります。入社可能時期の判断にも影響し、選考スケジュールにずれが生じる可能性があります。
また、職歴欄の末尾に定型的な一文を添えることは、基本的なビジネスマナーのひとつです。在職中の方は「現在に至る」と忘れずに記載しましょう。

履歴書の職歴欄には、入退社の事実以外にもいくつか書くことがあります。最後の一文の書き方によって採用担当者に与える印象が変わるため、基本的なルールを押さえることが大切です。ここでは、職歴欄を正しく締めくくる文言と具体的な書き方を紹介します。
職歴欄の最後に書く「以上」は、学歴・職歴の記載がここで終わることを示す締めの言葉です。書き方には決まったルールがあり、在職中の職務内容を書いた次の行に左寄せで「現在に至る」、さらに次の行に右寄せで「以上」と記入します。適切な位置に記載すれば、採用担当者は一目でどのような状態か理解できます。
なお、すでに退職している場合、「一身上の都合により退職」のように退職理由を書き、その次の行に右寄せで「以上」と記載します。「以上」は職歴欄の記載がここで終わることを示す言葉です。
退職予定日が確定している場合、「現在に至る(20〇〇年〇月〇日退職予定)」のように書き添えましょう。退職予定日が書いてあれば、採用担当者はいつ頃入社できるかある程度判断できます。
退職予定日が確定していないなら、書く必要はありません。履歴書には「現在に至る」とだけ記し、選考時におおよその入社可能時期を伝えるとよいでしょう。

履歴書には書き方のルールがあります。ルールにのっとった書き方ができれば、選考時に常識があるというプラスの印象を与えられるでしょう。
採用担当者に「書類作成に向いている」「細かな配慮ができる」と評価してもらえる可能性もあります。ここでは、職歴欄の最後に記す「現在に至る」と「以上」の書き方を記載例とともに解説します。
まずは在職中に転職活動を行っているケースについて見てみましょう。在職中の場合、現在働いている企業名を記入した後に「現在に至る」または「在職中」と記載します。
「現在に至る」は改行し、「在職中」は改行せずに記載するのがポイントです。最後に右寄せで「以上」と書いて完成です。
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離職中は「現在に至る」や「在職中」という表現は使いません。職歴を記載した後は、最後に「以上」と書いて完成です。
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在職中ですでに退職が決まっている場合、退職予定日を記入することをおすすめします。いつ頃入社できるかはっきりしていれば、企業も採用戦略を立てやすくなるためです。
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履歴書を作成するにあたり、「現在に至る」を使用してもよいか迷う状況もあるでしょう。ここでは、ケース別に「現在に至る」の使い方を解説します。状況によっては、使えないことがあるため注意が必要です。
退職日までに残っている有給休暇を消化する場合、最終出社日を過ぎても退職日までは会社に在籍している状態です。そのため、有給休暇の消化期間に転職活動を行う場合、基本的には在職中として履歴書を作成します。
この場合、有給休暇を消化していることを履歴書に書く必要はありません。「現在に至る」または「在職中」と書き、退職日が決まっている場合は退職予定日を記載しましょう。
山田 圭佑
有給休暇の消化期間は、リフレッシュしながら新しいキャリアに向けた準備を進められる期間とも言えるでしょう。
履歴書にその旨を明記する必要はありませんが、面接などで現在の状況を問われた場合は「現在は有給消化中です」と正直に伝えましょう。入社可能時期を採用担当者に伝えやすくなり、マイナスイメージに受け取られるケースは多くないでしょう。
退職日が確定していない場合、職歴欄には「現在に至る」とだけ記載すれば十分です。「退職日未定」とあえて書き添える必要はありません。
「退職日未定」と書くと、採用担当者は入社時期の見通しが立たず、選考の判断材料として扱いにくくなるためです。退職交渉の進み具合によって日程が前後する可能性がある旨は、面接で補足するとよいでしょう。
フリーランスとして働いている場合にも、基本的には会社員と同じように記載します。現在もフリーランス、または個人事業主として働いているのであれば「現在に至る」を使えます。副業としてフリーランスで働いている場合、本業の職歴の後に「在職中」と記載し、フリーランスとしての職歴について記載した後に「現在に至る」と記入すればよいでしょう。
すでにフリーランスとしての仕事を終えている場合は廃業した事実を記載し、次の行に右そろえで「以上」と書いて締めます。
派遣やアルバイトの経験を職歴欄に記載するかどうかは、勤務期間や応募先、これまでの職歴などによって判断します。特に、応募先の仕事に関連する経験や、一定期間継続して勤務した経験は、アピール材料になるため記載を検討するとよいでしょう。現在も派遣やアルバイトとして働いている方は「現在に至る」と記載します。副業の場合も同様です。
なお、派遣の場合、派遣元企業を記載したうえで、必要に応じて派遣先企業や担当業務を補足します。たとえば、「○○(派遣元)より△△(派遣先)に派遣」のように記載する方法があります。履歴書のスペースが限られている場合、詳しい業務内容を職務経歴書に記載するとよいでしょう。
仕事をしながら大学院や専門学校に通っている場合、「在学中」と「在職中」であることを分かりやすく記載します。学歴欄に現在の年・月で「在学中」と記入すると、通学していることを伝えられます。卒業間近であれば「卒業見込み」と記しましょう。職歴欄には「現在に至る」と書き、仕事を続けていることも示します。
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仕事を辞めて学校に通っている場合、学歴と職歴の時系列が前後することがありますが、問題ありません。学歴には「卒業見込み」や「在学中」を使用し、「現在に至る」は使いません。職歴は「一身上の都合により退職」などが最終行で、「以上」で締めくくるとよいでしょう。
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転職回数が多い方や派遣・アルバイトを経験している方は、職歴欄に書くことが多く、「現在に至る」や「以上」をスペースに収めるのが難しいと感じる場合もあるでしょう。書き方を工夫すれば、内容を削らずにレイアウトを整えられます。ここでは、職歴欄のスペースが足りないときに活用できる対処法を紹介します。
職歴欄に空きスペースが少ない場合、「現在に至る」と「以上」を同じ行にまとめて記載します。行の左端に「現在に至る」、同じ行の右端に「以上」と書きましょう。左端と右端に分けることで、採用担当者も見やすくなります。
この書き方のメリットは、職歴の記載内容を削らずにスペース不足を解消できることです。文字を詰め込みすぎると見にくくなるため、十分な余白を空けるように心掛けましょう。
職歴欄にどうしても収まらないときは、業務内容の説明を削って入退社の年月と社名だけに絞るとよいでしょう。業務内容は職務経歴書で詳しく伝えるため、履歴書から削っても問題ありません。
会社名と入退社の事実のみを簡潔に記し、雇用形態が分かるようにしましょう。「詳細は職務経歴書をご参照ください」という一文を職歴欄の最後に添えると、採用担当者にとって親切です。
山田 圭佑
職歴が多くて履歴書に書ききれない場合は、履歴書はあくまで「経歴の全体像」を伝える書類と考え、要点を整理して記載するのも一つの方法です。
具体的な業務の詳細は職務経歴書でしっかりアピールすればよいため、履歴書は読みやすさを優先してスッキリとまとめることで、採用担当者も経歴の全体像を把握しやすくなるでしょう。
職歴欄に退職予定日を書くスペースがないときは、まず職歴の記載を簡潔にするなどしてスペースを確保しましょう。それでも記載が難しい場合、履歴書の様式に備考欄などがあれば、退職予定日を補足する方法もあります。応募先から記載場所の指定があるなら、その指示に従いましょう。
記入する際は「現職の退職予定日:20〇〇年〇月〇〇日」のように簡潔に記しましょう。さらに、「入社希望日:20〇〇年〇月〇日」と書けば、採用担当者が選考スケジュールを組み立てやすくなります。
履歴書の書き方に悩んでいる方や転職活動の進め方に迷いがある方は、マイナビ転職エージェントのキャリアアドバイザーにご相談ください。マイナビ転職エージェントでは、一人ひとりのキャリアプランに合わせた求人の紹介や応募書類の添削、面接対策などを提供しています。
転職活動では、履歴書の書き方以外にも、日程調整のような細かいやりとりも発生します。これらを在職中の空き時間でこなすのは、難しいこともあるでしょう。
マイナビ転職エージェントを利用すれば、各種調整や連絡といった事務作業もサポートしてもらえます。時間を有効活用しつつ転職活動に取り組むことにもつながるため、ぜひご活用ください。

履歴書の職歴欄に記す「現在に至る」は在職中を示す文言で、退職予定日の有無や雇用形態によって書き方が変わります。書式を整えて書くことで、必要な情報を的確に伝えつつ、ビジネスマナーの基本を理解していることを示せるでしょう。
応募書類の書き方に不安がある方や転職活動で悩んでいる方、在職中で転職活動の時間が取りにくい方は、マイナビ転職エージェントにご相談ください。キャリアアドバイザーのサポートを受けつつ転職活動を進められ、納得感のある転職を目指しやすくなります。
山田 圭佑
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退職予定日を履歴書に明記しておくと、採用担当者も「いつ頃入社できるのか」という具体的なイメージを持ちやすくなります。引継ぎなどで退職日が少し先になってしまう場合でも、今後の見通しを立てながら転職活動を進めていることが伝わりやすくなるでしょう。