【見本あり】履歴書の学歴・職歴欄の書き方|間違えやすい9つのケース|求人・転職エージェント

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更新日:2024/03/08

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【見本あり】履歴書の学歴・職歴欄の書き方|間違えやすい9つのケース

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この記事のまとめ

  • 履歴書の学歴・職歴欄は企業側が応募者の教育レベルや過去の職務内容などを把握するための重要な部分。
  • 学歴・職歴欄を書く際は、「西暦・和暦の表記を統一する」「学校名や会社名は正式名称で記載する」ことが大切。
  • 短期間しか働いていない仕事があっても、職歴欄にはきちんと記載したほうがよい。

履歴書は選考時の資料として使用され、入社後は人事情報書類として会社に保管される重要な書類です。いったいどう書けば採用につながるのかが分からずに迷っている方も多いのではないでしょうか。

特に「学歴」欄の記載は簡単と思われがちですが、「どこまでさかのぼって書けばよいのか」「留学や休学をした場合はどう書いたらよいのか」など、迷ってしまう部分もあるでしょう。

この記事では、履歴書の学歴欄と職歴欄の書き方について解説します。間違えやすいケースも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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【見本】履歴書の学歴・職歴欄の書き方

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履歴書の学歴・職歴欄は、企業側が応募者の教育レベルや過去の職務内容などを把握するための重要な部分です。しかし転職経験が少なく、どのように書いたらよいのかが分からない方もいるのではないでしょうか。ここでは、履歴書の学歴・職歴欄の基本的な書き方について解説します。

学歴欄に必要な項目

学歴欄には以下の項目を記載します。

  • 西暦or和暦
  • 学校名(高校以上から。基本的に義務教育は記載しないが、最終学歴が中学校の場合は中学校名を記載する)
  • 学部・学科・コース名(アピールできる研究分野や専攻テーマがある場合には詳細に記載する)

以下が学歴欄の例です。

【例文】

20XX年3月 神奈川県立マイナビ高等学校普通学科 卒業
20XX年4月 マイナビ大学経済学部経済学科 入学
20XX年3月 マイナビ大学経済学部経済学科 卒業

職歴欄に必要な項目

職歴欄には以下の項目を記載します。

  • 西暦or和暦
  • 会社名(時系列で記載する)
  • 部署(異動した場合は異動年月日も記載)
  • 業種
  • 従業員数
  • 簡単な職務内容
  • 職歴の最後に「現在に至る」or「以上」と記載する

以下が職歴欄の例です。

【例文】

20XX年4月 株式会社マイナビ 入社
有料職業紹介事業 従業員数 約7,500人
営業担当として新規顧客の開拓を担当

20XX年7月 一身上の都合により退社

20XX年8月 株式会社〇〇 入社
旅行業 従業員数 約2,000人
マーケティング部にてプロモーションや販売促進に従事

20XX年4月 一身上の都合により退社

現在に至る

学歴・職歴欄を記載する際のポイント

学歴・職歴欄を記載する際のポイントは以下のとおりです。

【学歴】

  • 西暦や和暦の表記は履歴書全体で統一する
  • 学校名や学部は正式名称で記載し、略さない
  • 学校を中退した場合には「20XX年7月 マイナビ大学経済学部経済学科 中途退学」といったように記載する
  • 浪人や留年などは記載しない

【職歴】

  • 会社名は正式名称で記載する
  • 合併や買収などで社名が変わった場合は、旧会社名と新会社名を記載する(株式会社マイナビ《旧マイナビエージェント株式会社》)
  • 異動した場合は、新しい部署と異動年月日を記載する
  • 退職日が決まっている場合は退職予定日を記載する(2023年7月 株式会社マイナビ 退職予定)
  • 職歴が多くて書き切れない場合は履歴書に書ける程度の職歴を記載し、「詳細は職務経歴書に記載」と入れる

履歴書の学歴で間違えやすい9つのケース

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履歴書は正しく記載しないと経歴詐称になってしまうため要注意です。また、社会人経験が少ない方の転職では学歴が重要な判断基準となるため、記入後は間違いがないか何度も確認しましょう。ここでは、履歴書の記載で迷いやすいとされる9つのケースについて、正しい書き方を紹介します。

1.最終学歴が大学院の場合

大学院の場合は、修士課程と博士課程をしっかり分けて、入学年次と修了年次を記載します。「卒業」ではなく、「修了」となるところに注意しましょう。

【例文】

20XX年4月 ○○大学大学院××学研究科△△学専攻 修士課程入学
20XX年3月 ○○大学大学院××学研究科△△学専攻 修士課程修了
20XX年4月 ○○大学大学院××学研究科△△学専攻 博士課程入学
20XX年3月 ○○大学大学院××学研究科△△学専攻 博士課程修了


「博士前期課程」「博士後期課程」に分かれている場合は分けて記載します。また、博士課程に入学し全単位を取得したものの、博士号を取得しなかった場合は単純に「退学」と記載します。「単位取得後退学」という言い方もありますが、企業向けの履歴書では「退学」とするのが一般的です。

【例文】

20XX年3月 ○○大学大学院××学研究科△△学専攻 修士課程退学

2.通信制大学を卒業した場合

通信制大学を卒業した場合は「大卒」になるため、通学制の大学と同じように記載すれば問題ありません。しかし、通信制であることを明示しないと学歴詐称と思われる場合もあるため、学校名や学科名が分かりにくい場合は(通信制課程)などと書き添えておくとよいでしょう。

【例文】

20XX年4月 ○○大学経済学部経済学科入学(通信制課程)

3.留学の扱い

1年以上の長期留学の場合は、留学先の国名、学校名、留学期間を記載します。夏季休暇を利用した語学研修や授業の一環としての海外研修など、1年に満たない短期留学は学歴として認められないため記載せず、アピールしたい場合は自由記入欄や自己PR欄に記載しましょう。ただし、短期でも研究のために海外の大学院に在学していた場合は、学歴欄に記載します。

4.休学や中退、留年、浪人の扱い

留年や浪人について記載する必要はありません。高校卒業から大学入学までの期間が多少空いていても、大学卒業に時間がかかっても、転職で不利になる可能性は少ないでしょう。長期休学の場合は、休学の期間と理由、現在の状況をまとめて記載します。

【例文】

20XX年4月 ○○大学法学部国際政治学科入学
3年次に、病気療養のため1年間休学(現在は完治)


中退の場合は、「○○大学 中途退学」と正直に記載します。ただし、そのままではマイナスイメージを持たれやすいため、「親の介護のため」「経済的な理由により」「××の資格取得のため」など、ひと言理由を書き添えるのがおすすめです。

5.語学学校の扱い

国内の語学学校は基本的に予備校などと同じ扱いとなるため、学歴欄には記載しません。ただし、「留学中の最初の1年は語学学校で学んだ」といったように、海外留学中に語学学校に通った場合は、留学先の国名、学校名、留学期間を記載します。

6.ワーキングホリデーの扱い

ワーキングホリデーは、短期留学同様学歴にはならないため学歴欄には記載せず、自己PR欄や自由記述欄に書くのがおすすめです。海外で経験した仕事が応募企業にアピールできる場合は、職務経歴欄に記載するか、職務経歴の最後にまとめて記載しても問題ありません。

7.学歴の間に職歴が入る場合

学歴の間に職歴が入る場合は、学歴は学歴、職歴は職歴としてまとめて記載します。学歴上に空白期間ができても、すぐ下の職歴を見ればその間何をしていたかが分かるため、この書き方で問題ありません。

学歴の間に職歴が入る場合は「なぜ学び直すことを決意し、何を学んだのか。それがどのような強みになるのか」といった、採用担当者が知りたいと思うポイントについて、志望動機欄や自己PR欄などに明記しておくとよいでしょう。

8.社会人を経て、大学を卒業した場合の扱い

たとえ社会人経験があっても、大学に入り直して卒業した場合は「新卒」として扱われ、新卒採用への応募が可能です。新卒年齢の上限については明確な規定はありませんが、企業の多くは「新卒は20代後半まで」としているようです。

9.大学院中退後に就職する場合は第二新卒か、既卒か

「第二新卒」に明確な定義はありませんが、転職市場では「学校を卒業してから就職したが、1年~3年で転職を志す25歳前後の人々」を指します。したがって、大学院中退後に就職する場合、就業経験はないため「既卒未就職者」の扱いとなります

履歴書の学歴・職歴欄に関するよくある質問

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ここでは、履歴書の学歴・職歴欄を作成する際によくある質問を7つ紹介します。書類選考を通過するには、履歴書の完成具合が鍵を握っているといっても過言ではありません。転職活動を成功させるためにも、気になる疑問点や不安点は事前に解消しておきましょう。

履歴書の学歴はいつから(どこから)書く?

厳密なルールはありませんが、一般的には高校卒業以上の学歴を記載し、義務教育については記載しなくてもよいとされています。ただし、新卒の場合は中学校卒業から記載するとよいでしょう。また、最終学歴が中学校の場合もその旨を記載します。

西暦と和暦どちらで書いたほうがよい?

履歴書に記載する年の表記は西暦と和暦のどちらを使用しても問題ありません。ただし、「学歴は西暦」「職歴は和暦」といったように表記を混在させると採用担当者が読みにくいと感じてしまうためNGです。また、履歴書に記載する年の表記を西暦でそろえた場合は、職務経歴書も西暦で統一しましょう。

短期間しか働いていない仕事も書くべき?

履歴書には短期間しか働いていない仕事も記載するのが原則です。「短期間で転職をするとマイナスな印象を与えてしまうのではないか」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、経歴詐称のほうが問題となります。短期間の職歴について面接で聞かれる可能性がありますが、正直かつポジティブな内容に変換して説明すれば、採用担当者も理解してくれるでしょう。

アルバイトも職歴に書く?

正社員の応募ではアルバイトについて記載しなくても問題ありません。しかし、正社員経験がない場合やアルバイト経験がアピールにつながる場合は積極的に記載するとよいでしょう。たとえば、保険商品を扱うコールセンターでアルバイトしていた場合には、保険営業職へ応募する際に高く評価される可能性があります。

学歴は転職にどこまで関係ある?

企業が新卒の学生を採用しようとする場合、判断材料が少ないこともあって、学歴で応募者をふるいにかけることがあります。しかし、中途採用の場合は実務能力やこれまでの仕事で培ってきたスキル、企業にとって即戦力になる人材かどうかという点が重視される分、新卒ほど学歴に注目しない企業が多い傾向にあります

しかし、学歴から「目標に向けてコツコツと努力する力」があるか、「地頭力」があるかなど、採用基準のひとつとして考慮する企業はあります。たとえ学歴に自信があっても頼りすぎないこと、反対に学歴に自信がなくてもスキルや経験、モチベーションの高さなどでカバーすることが転職活動を成功に導くポイントです。

中退した場合は学歴に記載したほうがよい?

中退した場合でも学歴欄にはきちんと記載しましょう。その際は、入学の次の行に記載します。以下が例です。

【例文】

20XX年4月 マイナビ大学経営学部経営学科 入学
20XX年7月 マイナビ大学経営学部経営学科 中途退学


なお、中退した日付は正確に記載しましょう。

履歴書を書き間違えるとどうなる?

出身大学の詐称や、高校中退を高校卒業などとしてしまった場合、学歴詐称となりペナルティが科せられる可能性があります。また、記憶違いで卒業年次を書き間違えてしまったり、漢字を書き損じたりといった、悪意のないミスも学歴詐称となります。

「重要書類である履歴書にミスをするような人は、仕事が雑なタイプなのでは」「ほかの部分でもミスが多いのでは」など、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまうため気をつけましょう。

マイナビエージェントなら履歴書の作成も無料でサポート

履歴書の学歴・職歴欄は事実を記載すればよいため、書き方を押さえれば誰でも書けます。しかし、履歴書には自己PRや志望動機を記載する欄があり、これらは書き方の正解がありません。特に志望動機は応募者の入社意欲やスキルをアピールする重要な部分であるため、訴求力の高い文章を考える必要があります。

履歴書の作成に慣れていない方、不安な方はぜひマイナビエージェントにご相談ください。転職の知識が豊富なキャリアアドバイザーが、求人の紹介に加え、訴求力の高い応募書類の作成、面接対策、条件交渉など転職活動を幅広くサポートいたします。無料で利用できるため、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

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履歴書の学歴欄や職歴欄を埋めることは簡単ですが、簡潔で読みやすいものに仕上げるには、書き方のルールの確認と下準備が欠かせません。卒業年次や入社年月などの記憶が曖昧な場合はきちんと調べ、ミスのないように作ることを心掛けましょう。

マイナビエージェントでは、応募書類の添削サービスを行っています。これまで多くの履歴書を見てきたキャリアアドバイザーが、選考を通過するための履歴書となるようにしっかりサポートします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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