履歴書に職歴が書ききれないときの対策7選!書き方と注意点も解説|求人・転職エージェント

メニュー

更新日:2024/03/07

履歴書

履歴書に職歴が書ききれないときの対策7選!書き方と注意点も解説

common_1054.jpg

この記事のまとめ

  • 履歴書に職歴が書ききれない方は、職歴欄の多い履歴書を使ったり、パソコンでレイアウトを変更したりといった工夫をするとよい。
  • 職務経歴書を使用すれば、すべての経歴をより詳しく伝えられる。応募先に関連するスキルや業務内容も記載できるため、効果的なアピールが可能。
  • 履歴書の書き方に自信がない場合は、転職エージェントの書類添削を受けるのもひとつの手。

履歴書には、原則として、パートやアルバイト、派遣社員などを含めたすべての職歴を書く必要があります。しかし、転職回数が多い方は、職歴欄のスペースが足りなくなるケースもあるでしょう。

そこでこの記事では、履歴書に職歴が書ききれないときの解決方法をご紹介します。別紙(職務経歴書)を使用する際のポイントもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

履歴書で職歴が書ききれないときの解決方法7

common_1054_1.jpg

履歴書にはすべての職歴を書くため、転職回数が多い方は、うまく工夫をしなければなりません。たとえば、レイアウトを変更したり、記入方法を変えたりするのもひとつの手段だといえます。広いスペースを利用して職歴を書きたい方は、職務経歴書を使用するのもおすすめです。まずは、どの方法が自分に合っているのかを確認してみてください。

1.職歴欄の多い履歴書を購入

履歴書にはさまざまなタイプのものがあり、用紙のサイズやレイアウト、記載項目はその履歴書によって異なります。その中でも、職歴欄のスペースが広い履歴書は、たくさんの職歴を記載できるのでおすすめです。書店や文房具店、オンラインショップなどでは、転職用に作られた履歴書も販売されていますので、探してみるとよいでしょう。

2.パソコンで履歴書を作成

企業へ提出する履歴書は、市販の用紙でなくても構いません。ExcelやWordのテンプレートを利用しても、履歴書を作成できます。その場合、必要な項目を足したり、いらない項目を削ったりできますから、職歴が多くてもスペースを確保できるでしょう。

ただし、自分で履歴書を作成するときには、バランスのよさを意識してください。無理にスペースを作ってしまうと、見栄えが悪くなりかねません。

3.学歴を省略

職歴と学歴のスペースがひとつになっている場合、学歴を省くことで、すべての職歴を記載できるケースがあります。学歴を記入するときに、中学校卒業から書いている方も多いでしょう。

一般的には中学校卒業から書き始めますが、転職の場合には、義務教育の学歴を書かなくても問題はありません。職歴が書ききれない方は、高等学校卒業から書き始めて、行数を確保しましょう。

common_1054_2.png

4.1社を1行に記入

職歴の一般的な書き方として挙げられるのが、「入社」と「退職」を1行ずつに分ける方法です。この場合、1社につき2行を使用します。しかし、職歴が多い方は、「入社」と「退社」を1行にまとめても構いません。そうすることで、本来職歴に必要だった行数を、半分に減らせます。

common_1054_3.png

5.アルバイト・パートはまとめて記載

正社員としての職歴と、パートや派遣としての職歴は、分けて記載できます。正社員の職歴は通常どおりに書き、パートや派遣の職歴はまとめて記入すると、スペースを確保できるでしょう。

〈記入例〉
・平成〇〇年~平成〇〇年の間に、経理事務の派遣社員として建設会社3社に勤務
・令和〇年~令和〇年の間に、食品製造業のパートスタッフとして2社に勤務

6.「現在に至る 以上」を同じ行に書く

履歴書を作成した時点で企業へ在職中の方は、職歴の最後に「現在に至る」と記入します。その1行下には、「以上」と添えて書き終えるのが一般的です。しかし、あと1行足りなくて職歴が書ききれないという場合には、「現職に至る」と「以上」を同じ行に記載しても問題ありません

common_1054_4.png

7.別紙「職務経歴書」で詳しく記入

職歴が多くて履歴書に書ききれない場合は、職務経歴書を使って職歴を書くのもひとつの手です。記載する職歴を抜粋し、「詳細は、別紙の職務経歴書をご参照ください」とすれば、履歴書にすべての経歴を書く必要はなくなります。

現職を含む直近の職歴、または応募先に関連したものを優先して履歴書に書き、そのほかは別紙で補完しましょう。

履歴書の書き方|職歴欄の基本ルール

common_1054_5.jpg

履歴書には、基本となる書き方が存在します。特に職歴欄に関しては、自分らしくアレンジできる自己PR文などとは異なり、定型文やフォーマットがある程度決められているものです。そのため、事前にルールを把握したうえで、職歴を記載しなければなりません。ここでは、基本となる項目について解説しますので、職歴欄を書く前に確認しておくとよいでしょう。

会社名や部署名は正式名称で記入

履歴書では、「株式会社」や「有限会社」を(株)や(有)と省略するのは避けましょう。また、会社名が長い場合であっても、正式名称で書くのが基本です。

在職していた会社が、何らかの理由で社名変更した場合は、その旨も記入してください。その際には、変更前と変更後の社名を書くと親切でしょう。

部署名も同様に略さず、変更があった場合も記載します。部署移動などで記載する項目が多くなり、履歴書に書ききれない場合には、職務経歴書に詳細を書きましょう。

在籍していた会社をすべて記入

履歴書では、原則として職歴を省いてはなりません。在籍期間の長さに関わらず、すべての職歴を記載する必要があります。「試用期間に退職した」「1ヵ月しか働かなかった」といったケースであっても、職歴欄に書きましょう。

職歴を省いて記載すると、企業との信頼関係を失いかねません。入社後に経歴を省略した事実が発覚すれば、経歴詐称を疑われます。最悪のケースとして、解雇になることもあるため注意が必要です。

応募職種に関連する職歴は仕事内容まで記入

応募先の職種やポジションに生かせる職歴があるときには、会社名や部署名のほかに、簡単な業務内容を記載しておくと企業へアピールできます。職歴欄に余裕がある方は、「新規営業開拓を担当」「広報業務に従事」といったように、内容についても記入しておきましょう。

具体的にアピールしたい場合には、扱っていた商品や対象となる顧客、成績を記載するのもひとつの方法です。併せて、社内で表彰された経験や、昇進した役職などを書いてもよいでしょう。

退職理由も明記する

履歴書に退職と記入する際は、その理由についても簡潔に述べましょう。「退職」と記載しただけでは、その背景が見えません。「一身上の都合により退職」「契約期間満了のため退職」「資格取得のため退職」「病気治療のため退職」といったように、採用担当者に分かりやすいよう、退職理由を記載してください。

在職中でありながらも、すでに退職日が決定しているときには、「退職予定」と記載しましょう。また、退職理由には定型文がありますので、状況に合わせた言い回しを利用しても構いません。

ケース別|職歴の書き方と注意点

common_1054_6.jpg

職歴を書く際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。職歴の書き方を間違えてしまうと、採用担当者へ正確な職歴が伝わらなくなるため、注意しなければなりません。

特に、正社員以外の経験がある方は「この職歴は記載してよいのだろうか」と迷うケースが多いでしょう。ここでは、派遣社員やパート、アルバイトの経験を含め、さまざまなシチュエーションでの注意点をご紹介します。

在職中の場合

在職中に転職活動をしており、履歴書作成の時点でまだ退職していない場合には、勤務している企業名も記載してください。在職中の企業名を書く場所は、職歴の最後です。

「〇〇株式会社 入社」と記入して、次の行に、「現在に至る」と書きましょう。「在職中」という表現を使用しても構いません。最後に、もう1行下の右端に「以上」と記載します。

長い空白期間がある場合

前職を退職してから半年以上の間が空いていても、特別な理由がない場合には、「一身上の理由で退職」と記載しても問題ありません。

資格の取得のために勉強に専念したケースや、留学で経験を積んだ場合は、その旨を簡潔に記載してください。アルバイトや派遣として働いていた期間があれば、そのことについても書きましょう。

派遣社員の場合

派遣社員として働いていた場合、派遣元と派遣先がはっきりと分かるように記載しなければなりません。「〇〇株式会社に登録、株式会社△△にて派遣社員として就業」といったように、両方の会社を明記してください。

このとき、企業名だけでなく、部署名も書くと親切です。スペースに余裕がある方は、派遣先での業務内容も明記すると、企業へのアピールにつながります。

パートやアルバイトの場合

空白期間をつなぐ場合を除き、パートやアルバイトの職歴も、派遣社員と同じように記入しましょう。その場合、「〇〇株式会社 入社(パートタイム)」というように、雇用形態も明記してください

パートやアルバイトでの経験が、応募先の募集ポジションで役立つ場合には、業務内容を記入することで企業へアピールできます。

副業をしていた・している場合

履歴書に副業を記載するか迷う方もいますが、副業も立派な職歴です。副業経験がプラスに評価されるケースもありますから、職歴の最後に、副業についても記入しておきましょう。

ひとつ注意したいのが、企業によっては、副業を認めていない場合があることです。現在も副業を続けている場合には、就業規則で禁止されていないかを確認してください

職歴を別紙に記入する際のコツ

common_1054_7.jpg

職歴が多い方は、職務経歴書を使用して職歴を記載するのがベストです。職務経歴書はスペースが広いため、すべての職歴をしっかりと伝えたうえで、業務やスキル、実績を記載すれば効果的なアピールができます。

ここからは、職歴を別紙に書く際に、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。書き方ひとつで応募者の印象は大きく変わりますので、ぜひ参考にしてみてください。

別紙がある旨を明記する

職務経歴書を用意している場合は、履歴書に職歴を簡潔に記載したうえで、別紙を確認して欲しい旨を伝えましょう。その際は、「詳細は別紙(職務経歴書)をご参照ください」と記入すると親切です。

一言添えることで、履歴書には書ききれなかった職歴を、職務経歴書で補完していることが伝わります。

履歴書と別紙(職務経歴書)に書き漏れがないかチェック

履歴書と職務経歴書で記載内容が異なったり、職歴が矛盾していたりすると、採用担当者を混乱させてしまいます。書類を書き終えたあとは、両方をしっかりと見比べ、正しく記入できているかをチェックしましょう。

職務経歴書に関しては、職歴を省略せずに記載するのが原則となっていますので、書き漏れがないよう何度も確認してください。

関連性を持たせてアピールポイントを述べる

職歴を書く際には、キャリアに一貫性を持たせるのがポイントです。業種や職種の異なる仕事を経験していたとしても、そこから共通のスキルを見いだし、アピールポイントへと変換しましょう。

転職を重ねて、自分自身が成長したことについても伝えられると、採用担当者に好印象を与えられます。転職によって新たなスキルを習得したことや、経験を積んで向上した点などをアピールしてみましょう。

添削サービスで履歴書をブラッシュアップしよう

普段書く機会が少ない履歴書や職務経歴書は、分からない部分も多いものです。しかし、これらの応募書類は、選考可否を判断するうえで重要な材料となります。特に職歴は、採用担当者が気になる部分でもありますから、正しい書き方で丁寧に記載する必要があるでしょう。

そこでおすすめなのが、転職エージェントの添削サービスです。応募から入社までのトータルサポートを行う転職エージェントでは、書類添削を実施しています。キャリアアドバイザーに応募書類を確認してもらうことで、バランスのよい書類へとブラッシュアップできるでしょう。

まとめ

common_1054_8.jpg

履歴書に職歴が書ききれない場合には、職歴の行数が多い転職用の履歴書を使ったり、履歴書のテンプレートを使って職歴のスペースを広げたりなど、書き方に工夫をしてすべての職歴を記載しましょう。別紙(職務経歴書)を使って、職歴を記載する方法もおすすめです。

職務経歴書を使用する際は、別紙がある旨を伝えたうえで、書き漏れのないように書類を作成する必要があります。アピールポイントを述べることで、職歴をとおしてプラスの評価を得られるケースもあるため、意識してみてください。

マイナビエージェントでは、無料で書類添削を行っています。ミスの発見だけでなく、職歴を効果的にアピールする方法もお伝えしていますので、ぜひご活用ください。

満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位満足度総合NO.1 ※2024年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 転職エージェント 第1位

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

SNSシェア

注目コンテンツ