第二新卒の女性は転職できる?成功のポイントや懸念点をご紹介!|求人・転職エージェント

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更新日:2024/06/20

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第二新卒の女性は転職できる?成功のポイントや懸念点をご紹介!

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この記事のまとめ

  • 「第二新卒の女性」という肩書きにより転職難易度が高まるわけではないが、ライフイベントによる休暇の取得や退職を気にする企業もある。
  • 転職本来の目的と併せて、ワークライフバランスに柔軟に対応できる企業の選定が、長期的な活躍を後押しする。
  • 働きやすい環境へと転職したいのであれば、企業の社風や雰囲気まで把握できるマイナビエージェントの活用がおすすめ。

第二新卒の女性が転職について考えたとき、切り離せないのがライフイベントによる働き方の変化です。5年後や10年後、結婚や出産により働き方が変わるケースもあるでしょう。それを見越して、採用を踏みとどまる企業があるのも実情です。

そこでこの記事では、第二新卒の女性が転職を成功させるために押さえておきたいポイントをご紹介します。キャリアとライフイベントは必ずしもてんびんにかける必要はありません。自分に合った企業への転職で、理想のライフスタイルを実現させましょう。

目次

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第二新卒は転職しやすい?女性だと難しい?

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第二新卒の女性の転職が、特別難しい現状はありません。しかし、採用時に懸念点を抱える企業が存在するのも事実です。そのひとつが、結婚や出産などのライフイベント。女性が出産や子育てと並行して活躍できる取組みを行う企業がある一方で、入社後すぐに休暇を取得されるのは困ると考える企業もあります

そういった背景から第二新卒の転職では、今後のライフイベントを視野に入れた対策が求められることもあるでしょう。働き方への考え方は人それぞれですが、まずは長期的に活躍したい旨を伝え、企業の懸念を払拭する工夫が必要です。

企業が「第二新卒の女性」に抱くよい印象とは

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企業側は、第二新卒女性の採用をどのように位置づけているのでしょうか。一般的に企業の採用担当者は、第二新卒の女性応募者に対して、次のようなイメージを持っています。

社会人としての一通りのマナーを身につけている

第二新卒と新卒の違いは、たとえ短くても社会人経験がある部分です。第二新卒はすでに新人研修を受けており、基本的なビジネスマナーやスキルが身についていると考えられています。企業側からすれば、自社で教育や研修を受けさせるコストを削減できるのはメリットといえるでしょう。

会社の空気や雰囲気になじみやすい

第二新卒は他社での経験が短い分、特定の考え方に染まっておらず、自社のやり方や雰囲気になじんでもらいやすいと考えられています。社会人経験の短さは、第二新卒においてはあまり問題にならず、むしろ肯定的に評価されるケースもあります。

ポテンシャルが高い

大卒の方の場合は第二新卒でも25歳前後とまだ若く、そのため即戦力より将来性ポテンシャルの高さを期待して採用に踏み切る企業が多いといえます。

企業が第二新卒の女性に抱く2つの懸念点

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柔軟性やポテンシャルを評価されやすいのが第二新卒の特徴ですが、採用にあたって企業側が懸念する点もあります。特に応募者が女性の場合には、結婚や妊娠、出産、子育てなどのライフイベントとの兼ね合いを気にする企業もあるでしょう。ここでは、企業が第二新卒女性の採用を考えた際に懸念する点を2つご紹介します。

すぐに退職する心配がある

第二新卒は、新卒で入社した企業を3年以内で退職しているため、「またすぐに退職するのでは」と心配される傾向にあります。女性の場合は、出産や育児によってライフスタイルがガラリと変わるケースも多いため、「採用してもすぐに辞めてしまうのでは」と懸念を持たれる実情は否めません。

企業側が採用したいと思っているのは、長く働けて自社に貢献してくれる人材です。第二新卒において内定を獲得するためには、「すぐ辞めるかも」と考える企業側の不安を払拭できるかどうかがカギとなるでしょう。

経験値が低いのではと懸念される

第二新卒はポテンシャルを見込んでの採用が多いとはいえ、あまりにも社会人経験が短いと、たとえ同業界・同職種への転職であっても知識不足を不安視されます。具体的に、入社から1年未満で転職活動をしている第二新卒は、こうした懸念を持たれる可能性が高いでしょう。

かなえたい目標があり、採用の可能性を少しでも高めたいと考えるのであれば、転職前に経験値を上げるための期間を設けるのも有用です。

第二新卒の女性が転職先選びで考えたい4つのこと

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第二新卒の女性が働きやすい環境と出会うために、転職先選びは大切なポイントです。新卒の感覚で企業選定をしてしまうと、再度転職を考える結果になる恐れがあります。キャリア形成と今後のライフイベントの両方に目を向け、長期的に活躍できる企業を探しましょう。ここでは、転職先選びの4つのポイントをご紹介します。

ライフイベントを考慮してくれる職場を探す

男性に比べると女性の場合、結婚・出産・育児などのライフイベントが人生に大きく影響します。そこで、第二新卒の女性が転職先を考える際は「希望の業種・職種で働く」ほか、ライフイベントを考慮する必要があります。

「出産後も働ける会社で働きたい」「女性が働きやすい環境で仕事がしたい」と考える20代女性は多く、このことから出産後も仕事を続けながらキャリアアップしていきたい方の多さがうかがえます。しかし、日本の社会はまだその希望をかなえられる水準にはないかもしれません。

現実的に、「産休や育休が取りやすい環境か」「産休明けの仕事復帰をサポートしてくれる体制があるか」「柔軟な働き方が可能か」「女性の管理職はどれぐらいいるのか」などは、企業によって大きな差があります。転職先企業において、仕事と子育てを確実に両立させられるとは言い切れないのが実情です。

出産を考えている場合は、転職先を決める時点で「将来子育てがしやすい会社か」などの視点でも企業を選ぶのが重要といえます。

譲れない条件をクリアする企業を見つける

転職本来の目的を整理すると、転職先に求める条件が見えてきます。同じ第二新卒の女性であっても、何を基準に転職先を選定すればよいのかは人によって違います。企業探しの軸となるものが分からない方は、まずは思いつく限り転職に求める条件を挙げてみましょう。

やりがい、年収、ワークライフバランスの充実、といったように条件を書き出したら優先順位をつけていきます。そうすると、自然と転職先の選び方が見えてくるでしょう。

成長が期待できる企業を選ぶ

企業を選定する際は、その将来性にも注目しましょう。成長率の高い企業へ入社できると、業績向上による年収アップが期待できるほか、新規分野で活躍するチャンスが舞い込んでくるメリットがあります。

将来性のある企業を見極める有用な方法には、企業の資産や利益、売上高などから企業の成長度と将来性を分析する「成長性分析」が挙げられます。こうした方法を取り入れ、企業の伸び率を把握したうえで、転職に踏み切る判断をしましょう。企業からの需要が高く柔軟にキャリアを築ける第二新卒だからこそ、企業の将来性を視野に入れ、会社の成長とともに個人としても成長できる転職先を選ぶ判断力が必要です。

従業員の満足度が高い企業を選ぶ

長期的な活躍でキャリアを形成するためには、働きがいのある職場を選ぶ必要があります。従業員の満足度は、人間関係や仕事内容をはじめとする複数の要素で計測されます。その中でも分かりやすい指標となるのが給与体系です。業務内容や働き方に見合う給与水準が設けられているかどうかは、しっかりと確認しておきましょう。

なお、高い水準に設定されているほど給与面での満足度は向上しますが、その裏に大きな負担が隠れているケースもあります。求人票からは知り得ない苦労を強いられる落とし穴があることも。給与面を重視するあまり、転職本来の目的を見失っては本末転倒であるため、給与面のみで従業員の満足度を判断しないよう注意しましょう。

第二新卒の女性が転職を成功させるために大切な3つのこと

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女性の転職ならではの注意点と、企業側が第二新卒女性に抱きやすいイメージを合わせると、第二新卒女性が転職活動を成功させるには次の3点が大切といえます。

1.転職の目的を明確化し、目的に合った企業を選ぶこと

企業の文化や社風はそう簡単には変わりません。特に、将来出産や子育てを望むなら、企業を選ぶ基準に「子育てがしやすい企業」という視点を加えるのも重要です。

2.面接では長く勤めたいことを伝え、企業側の不安を払拭すること

第二新卒は、「すぐに辞めてしまうのでは」と企業側が不安を持っている点を忘れないようにしましょう。前職を退職した理由の説明や、今後やりたいことのアピールから不安を払拭する姿勢が求められます。

企業側は、仕事への熱意があり、前向きな活躍で利益に貢献してくれる人材を採用したいと考えています。入社後の活躍をイメージしてもらえるよう、熱心に仕事に向き合いたい気持ちをアピールしましょう

3.企業が求める人材を分かったうえで、効果的なアピールをすること

企業研究をしっかり行い、その企業が求めている人材像を掴んだうえで自身の強みをアピールしていきましょう。

第二新卒の女性が転職する際の注意点3つ

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転職はよりよい働き方を実現するための手段ですが、必ずしもよい結果をもたらすわけではありません。現状から逃れたい一心でやみくもに転職活動を進めると、いまより仕事環境が悪化してしまう恐れがあります。

ここからは、第二新卒の女性が転職の際に注意したいポイントを3つご紹介します。注意点を把握したうえで、理想の働き方の実現へ向けて前向きな一歩を踏み出しましょう。

ライフプランを考えたうえで転職するか決める

近年は、働く女性の出産や子育てのサポートに積極的な男性も増えていますが、実際に子どもを妊娠し出産するのは女性です。将来的に家庭を持って子育てをしたいと考えている方は、早い段階からライフプランを立てておく必要があります。

キャリア形成を重視して転職先を選んだものの、出産や育児のサポートが整っていなかったとなれば、いざ出産や育児をする際に転職や退職を検討することになりかねません。もし現職がライフイベントへの配慮がある企業ならば、転職せず留まるほうがスムーズにキャリアを形成できるケースもあります。理想のライフプランをかなえてキャリアも充実させるためには、何が最良かを考えてみましょう。

転職活動の前に現職を辞めない

退職後の転職活動は、転職に際する十分な時間を確保できるメリットがある一方、以下のようなデメリットもあります。

  • 無収入になるため経済面での心配がある
  • すぐに転職先が見つからなければブランクが生じる
  • 退職から日が空くと自身で公的手続きを行う必要がある

こうした難点へ直面した焦りから、本来の目的と違う方向へ転職してしまうケースもあります。焦りが生む悪循環に陥らないよう、まず転職先を決めてから退職手続きを行うのが賢明といえるでしょう。

新卒とは違う点を理解する

第二新卒と新卒が企業へ入社するまでの流れに大きな違いはないため、就活の感覚で転職活動を進める方もいるかもしれません。しかし、企業側が新卒と第二新卒を見る目は違います。社会人経験のない新卒の場合、学生時代の行いや入社への熱意が評価対象の多くを占めます。

一方で第二新卒の場合には、スキルや経験も大切になってきます。社会人経験が短くても、その中で何を習得したのか根拠を交えて伝える必要があります。企業からどのような部分を見られているのかを把握したうえで、選考に臨みましょう。

第二新卒の女性が転職で悩んだらマイナビエージェントを活用しよう!

柔軟なキャリア形成と同時に、ライフプランを見据えた働き方を考えはじめる方も多い第二新卒。これからを考えたとき、何がよい選択なのか分からずに悩んでいる方は、一対一で転職のサポートを受けられる転職エージェントの活用を検討しましょう。

マイナビエージェントでは、転職市場に精通したキャリアアドバイザーが一人ひとりを手厚くサポート。第二新卒だからこその悩みに寄り添い、キャリアの棚卸しから企業選定、選考対策まで一貫して支援します。求人票からは分からない職場の雰囲気もお伝えできるので、女性が働きやすい環境かを確認したうえで新たな一歩を踏み出せるでしょう。

まとめ

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第二新卒の女性はビジネスマナーの習得やポテンシャルの高さを評価される一方で、退職の心配や経験値の低さが懸念材料とされるケースもあります。第二新卒ならではの悩みと、女性特有のライフプランやキャリア形成への悩みが混在するこの時期は、転職の目的を明確にしたうえでライフプランも考慮した企業選びが重要です。そのため、企業選定の難しさを感じる方も多いかもしれません。

マイナビエージェントでは、第二新卒と女性ならではの悩みを考慮したうえで、最良な企業を紹介しています。求人サイトには掲載されていない非公開求人の紹介も可能です。転職を考えている第二新卒女性の方はひとりで悩まず、お気軽にマイナビエージェントへご相談ください。

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執筆・編集

植村 裕美子

株式会社マイナビ所属。キャリアアドバイザー歴8年。IT業界・アパレル業界の営業を経て、マイナビへ入社。同社にて法人営業、営業職向けのキャリアアドバイザーを経験し現職。求職者様の将来的なキャリアも見据えたご提案を大切に、サポートさせて頂いております。

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