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更新日:2023-11-16

転職エージェントに内定辞退を伝えるときの例文とマナー|現職に残る場合は?

この記事のまとめ

  • 転職エージェント経由で内定辞退する際は内定通知から1週間以内に連絡し、感謝の気持ちとお詫びを伝えるのがマナー。
  • 内定の承諾か辞退かを迷った際には回答を保留し、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのも選択肢のひとつ。
  • 内定辞退をできる限り避けるためには転職先に求める条件を整理するとともに、面接時に疑問点や不安点を解消することが大切。

複数社の求人へ同時に応募して転職活動を進めていると、内定を辞退しなければならないことがあります。転職エージェント経由で求人へ応募した際には内定辞退の旨を担当のキャリアアドバイザーへ伝える必要がありますが、どのようにすればよいのかが分からずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、転職エージェントに内定辞退を伝える際のマナーや注意点を解説します。また内定辞退の理由ごとに例文を紹介しているため、伝え方で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

目次

転職エージェント経由の内定辞退はよくあること

一般的に内定とは、企業から求職者に対して採用の意向を伝えた状態を指します。内定を承諾して初めて労働契約を交わす運びとなりますが、どうしても辞退しなければならないこともあるでしょう。ここでは、転職エージェント経由で内定を辞退するときの流れや注意点を解説します。

内定辞退は1週間以内に連絡を

複数の企業に応募して選考を進めていれば、内定辞退はよくあることです。転職エージェント経由で求人に応募して内定を辞退する際は、内定通知を受け取ってから1週間以内に担当のキャリアアドバイザーへ伝えましょう

求職者から内定を辞退された企業では、再度人材を採用するための活動を行わなければなりません。内定辞退の連絡が遅くなるほど、企業の次の選考準備に支障をきたしかねない点に留意する必要があります。

内定承諾後も辞退できるが損害賠償を受ける場合も

内定承諾後であっても、入社2週間前までであれば内定辞退が可能です。しかし内定者研修を受けていたり、入社に向けた準備が進められていたりした場合には、内定辞退によって損害賠償を請求される恐れがある点に注意しましょう。

できる限り内定承諾後の辞退を避けるためにも、内定通知への回答をする際には慎重になる必要があります。また損害賠償請求をされなくても、内定承諾後の辞退は企業に迷惑がかかることを心得ておきましょう。

転職エージェントに内定辞退を伝える際のマナー

企業からの内定を承諾するか辞退するかは応募者の自由です。しかし、内定辞退の際にただ「辞退します」と伝えるだけでは社会人としてのマナーが欠けているといわざるを得ません。転職エージェントは応募者に合った求人をひとつひとつ丁寧に探して紹介していることを考慮しましょう。ここでは、転職エージェントに内定辞退を伝える際のマナーについて解説します。

内定辞退の理由を明確に伝える

引き続き転職エージェントを利用するのであれば、内定辞退の理由をきちんと説明することが大切です。転職エージェントにとって、内定辞退の理由は次に求人を紹介する際に役立つ情報となります。「内定を辞退し、次はどうしたいか」まで伝えられると、今後の話し合いもスムーズになるでしょう。

感謝とお詫びの気持ちを伝える

求人探しや応募書類の作成など、転職活動をサポートしてくれた転職エージェントに誠意を持って内定辞退を伝えることが大切です。感謝とお詫びの気持ちを伝えられないと、社会人としてのマナーが欠けていると思われ、信頼関係も損なわれるでしょう。また、現職に残る場合や別の方法で転職活動をするケースなど転職エージェントの利用をやめる際は、これまでサポートしてくれたことへのお礼の言葉を伝えましょう。

【理由別】転職エージェントに内定辞退を伝える例文

内定辞退の伝える際のマナーが分かっても、「どのように伝えたらよいのか分からない」方も多いのではないでしょうか。ここでは、転職エージェントに内定辞退を伝える例文を理由別に紹介します。以下を参考にしつつ、自分の言葉に変換して伝えてみてください。

【電話】現職に残る場合

【例文】

お世話になっております。(会社名)から内定をいただいておりました(自分の名前)です。内定のお返事でご連絡しましたが、いま少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか。

熟考の末、やはり現職に残ることを決意しました。貴重なお時間を割いてサポートしていただいたにもかかわらず、このような結果になってしまい申し訳ございません。また、これまで丁寧に転職活動をサポートしていただき、ありがとうございました。

【電話】別の転職エージェントで内定をもらった場合

【例文】

お世話になっております。(会社名)から内定をいただいておりました(自分の名前)です。内定のお返事でご連絡しましたが、いま少しお時間いただいてもよろしいでしょうか。

熟考の末、別の転職エージェント経由で内定をいただいていた企業に入社することを決意しました。(担当者の名前)様には、転職における数々のサポートをしていただき非常に感謝しておりますが、このような結果になってしまい申し訳ございません。

【メール】現職に残る場合

【例文】

件名:内定辞退のご連絡|(自分の名前)

(担当者の名前)様

お世話になっております。(会社名)から内定をいただいておりました(自分の名前)です。

この度は(担当者の名前)様のご支援のおかげで内定をいただけたこと、大変嬉しく思っております。
しかしながら、慎重に検討した結果、現職に残る決断をいたしました。

(担当者の名前)様には貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、このような結果となり申し訳ございません。

また、これまで丁寧に転職活動を支援していただき、ありがとうございました。

【メール】別の転職エージェントで内定をもらった場合

【例文】

件名:内定辞退のご報告|(自分の名前)

(担当者の名前)様

お世話になっております。(会社名)から内定をいただいておりました(自分の名前)です。

この度は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございます。
しかし熟考の末、別の転職エージェントで内定をいただいていた企業へ入社することを決意いたしました。

(担当者の名前)様には、これまで多くのサポートやアドバイスをしていただいたこと、感謝を申し上げます。

また、このようなご連絡となってしまい、申し訳ございません。

転職エージェント経由で内定辞退する際の注意点

自分ひとりで転職活動を進めた場合と、転職エージェントを利用して転職活動を進めていた場合とでは、内定辞退で気をつけるポイントが若干異なります。ここでは、転職エージェント経由で内定辞退する際の注意点を4つ紹介します。以下を押さえてから内定辞退の連絡をしましょう。

内定をもらった企業に直接連絡しない

転職エージェントを経由して内定をもらった場合、回答は転職エージェントにします。そして転職エージェントから企業へ内定承諾、もしくは辞退の連絡をしてもらう流れです。内定者が勝手に企業へ内定の返事をすると、転職エージェントとのトラブルに発展してしまう恐れもあるため注意しましょう。

内定辞退の取り消しは認められない場合がある

内定辞退を取り消すことが可能な場合もありますが、基本的には認められないと思っておいたほうがよいでしょう。内定辞退の取り消しは、転職エージェントにも応募先企業にも迷惑がかかります。どうしても内定辞退を取り消したい場合は、きちんと謝罪をして、誠意を持って働きたい意思を伝えましょう。

再び選考を受けると不利になる恐れがある

内定辞退をした企業へ再び応募することは可能ですが、企業からはよい印象を持たれません。「また内定を辞退されるのでは」と思われ、選考で不利になる可能性がある点に注意しましょう。再応募する際は、なぜ再び応募しようと思ったのか、企業を納得させられる理由を伝える必要があります。

転職エージェントに内定辞退を引き留められる場合がある

転職エージェントに内定辞退を伝えた際に引き留められた際は、その理由を詳しく聞くことが大切です。理由に納得できない場合は、再度内定辞退をする意思を伝えましょう。

内定辞退を希望しているにもかかわらず、しつこく引き留めてくる場合は別のキャリアアドバイザーにその旨を伝えるか、転職エージェントを退会することをおすすめします。

内定辞退を迷う場合の対処法

内定を承諾するか、辞退するかは大きな決断です。内定を辞退すれば、基本的に取り消しはできません。その企業への再応募も難しくなるため、内定辞退を迷う場合もあるでしょう。ここでは、内定辞退を迷った際の対処法を2つ紹介します。

内定を保留してじっくりと検討する

内定を辞退するか迷った場合は、「内定保留」という選択肢もあります。内定保留とは、内定の返事をする期間を延長してもらう措置のことです。転職エージェントの担当者から企業へ内定保留の交渉をしてもらい、了承を得られれば回答期限を延長できます。

内定保留をする際は、いつまでに返事をするのか、転職エージェントの担当者と期限について相談しましょう。また、内定辞退を迷っている旨を担当者に相談してアドバイスを得るのもおすすめです。

条件に納得していない場合は交渉してもらう

給与や労働条件に納得していない場合は、転職エージェントに条件交渉を依頼するのも手です。その際は、どういった条件であれば内定を承諾するのかきちんと伝えましょう。また、条件交渉が必ずしも成功するとは限らない点には注意が必要です。

内定辞退を減らすために|転職活動で大事なこと

複数社の選考を同時並行で進めていて2社以上の企業から内定を得た際には、入社を希望する企業以外の内定は辞退しなければなりません。しかし、可能な限り内定辞退を減らしたほうが企業にとっても応募者にとっても時間や労力を浪費せずに済みます。ここでは、内定辞退を減らすために意識したい4つのことを紹介します。

転職先に求める条件を整理する

転職先に求める条件を明確にしてから求人に応募すれば、内定後に気が変わって辞退することを防げます。「給与はいくらを希望するのか」「土日出勤は可能なのか」など、条件は細かく決めておきましょう。ただし、希望条件をすべて満たす職場を見つけるのは難しいため、妥協できる条件も決めておくことが大切です。

転職エージェントに要望をきちんと伝える

転職先に求める条件を明確にしても、それが転職エージェントに伝わっていなければ希望条件に合った求人は紹介されません。しかし「せっかく紹介してくれた求人だから」と断れず、紹介された求人に応募してしまう方もいます。ただしこの場合は、内定通知をもらっても仕事内容や労働条件などに納得がいかずに結局内定辞退する羽目に陥りかねません。

転職エージェントに自分の希望条件を満たす求人を紹介されなかった場合はきちんと断り、再度条件を伝え直しましょう

自分でも企業研究を入念に行う

転職エージェントは求人を紹介する際に、その企業におけるさまざまな情報を教えてくれる場合があります。しかしそれをすべて鵜呑みにするのではなく、自分でも企業研究を徹底することが大切です。納得感を持って転職活動を進めれば、内定辞退を防げるでしょう。

面接で疑問や不安を解消する

面接は、企業にとって応募者が自社にマッチした人材かを判断する場であると同時に、応募者にとって「その会社で本当に働きたいか」を見極める場でもあります。気になることがあれば面接で積極的に質問し、企業側と応募者の双方の認識をすり合わせましょう

納得して転職活動を進めたい方はマイナビエージェントへ!

内定辞退して再び転職活動を始めようと考えている方、転職活動がうまくいかずに悩んでいる方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。マイナビエージェントは一人ひとりに親身に寄り添う転職エージェントです。

納得感を持って転職活動を進められるように、キャリアアドバイザーがあなたの希望を丁寧にヒアリングしたうえで、求人をピックアップしてご紹介します。また転職活動中に生じるお悩みも、気軽に相談できる体制を整えています。マイナビエージェントとともに、転職を成功させましょう。

まとめ

転職エージェントを経由して内定辞退をする際は、内定通知から1週間以内に連絡しましょう。また引き続き転職エージェントを利用する場合は、内定辞退の理由を明確に伝えることが大切です。

転職活動における悩みや不安のある方は、マイナビエージェントにご相談ください。転職活動のノウハウに熟知したキャリアアドバイザーが、あなたが納得感を持って転職活動を進められるよう全面的にバックアップいたします。

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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