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更新日:2023-02-16
この記事のまとめ
転職エージェントを利用して転職活動を進めている中で、転職を思いとどまり、現職に残ろうと決意することがあります。しかし「現職に残るとは伝えづらい……」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、現職に残ることを決断した方に向けて、転職エージェントへの上手な伝え方について解説します。
すっきりとした気持ちで転職活動の終わりを迎えましょう。
目次
固い転職意思を持ち、転職エージェントを利用していたとしても、ふとしたきっかけで現職に残ることを決断することもあるでしょう。ここでは現職に残ると決めた方に多い「転職を考えた理由」と「現職に残る理由」をご紹介します。
マイナビが実施した2019年度における「転職動向調査」によると、転職理由として多いのは以下のようなものでした。
具体的な転職理由は上記のとおりさまざまですが、傾向としては「キャリアアップを望んで転職する方」と「自分に合った職場環境を望んで転職する方」に分けられるでしょう。
転職意思が固かったにも関わらず、結果的に現職に残ることを決めた理由としては、転職によるリスクを懸念するケースが多いでしょう。特にほかの希望条件を満たしていたとしても、給与が大幅に下がる可能性が高い場合には、今後の生活に対する不安から思いとどまる方もいます。また、人間関係が悪化することや、改めて職場の人間関係を築くことに不安を覚えて現職に残る方も少なくありません。
突発的に思い立ち転職活動を始めたケースでは、時間がたつに連れて「自分が何をやりたいのか、何が向いているのかが分からない」ことに気づき、ひとまず転職活動を休止する方もいます。
現職に残ると決めたことを転職エージェントに伝えずに返信を曖昧にしたり、無視をしたりするのは避けるのが無難です。転職エージェントとの信頼関係を損ね、万が一また転職活動を始めたときの障害になりかねません。
今後のためにも上手な伝え方を押さえ、すっきりと転職活動を終わらせましょう。
日本では憲法22条で「職業選択の自由」が認められているため、内定獲得後であっても保留や辞退は可能です。
法的にとがめられることはないため、自分の意思を優先させましょう。
ただし内定に対して一旦承諾している場合には、注意が必要です。辞退することは可能ですが、入社に伴う準備費用がすでに発生していた場合、損害請求を受ける恐れがあります。
転職エージェントへ伝えるタイミングは、なるべく早めがマナーです。転職の意思があると思われている間は転職エージェントのサポートが継続されるため、現職に残る意思が固まったのなら、一日でも早く伝えましょう。
特に内定獲得後はスピーディーな対応が求められます。転職エージェントはもちろん、企業も待たせている状態であるため、遅くとも内定通知が届いてから1週間以内には内定辞退の連絡を入れましょう。
なお、内定に承諾済みの場合は承諾を持って労働契約が成立しているため、このタイミングでの内定辞退は法律上の「労働契約の解約」にあたります。民法第627条で退職の自由が定められていることから解約は可能ですが、解約が成立するのは「解約の申し入れから2週間後」です。
承諾後の内定を辞退する場合には、遅くとも入社日の2週間前までに伝えるようにしましょう。
転職エージェントには直接会って伝えることがベストですが、お互いの時間の都合もあるため、なかなか難しいかもしれません。会う時間がとれない場合には、電話もしくはメールで伝えましょう。
伝える際には、まず「転職活動を辞めること」や「内定を辞退すること」など、事実を端的に伝える必要があります。
そのうえで「現職に残ると決めたこと」を説明し、「これまでのサポートに対するお礼」や「電話やメールでの連絡となったことに対する謝罪」といった礼儀を払うことが大切です。
転職するか現職に残るかがまだ定まらず、悩みながらも転職エージェントを利用していたり、登録しようとしていたりする方もいるでしょう。そのようなときには、ここでご紹介する3つのポイントを押さえておくことで、後悔のない転職活動をしやすくなります。
転職活動を始める際には、転職理由を明確にすることが大切です。
「なんとなくいまの仕事が合わない気がする」「周りが転職すると言っているから」といった感覚だけで転職活動を始めては、転職先選びの指針が定まりません。目移りしてしまったり、「この企業で本当によいのだろうか」と決定打を得られなかったりと、優柔不断になりやすいでしょう。
まずは「なぜ転職をしたいのか」「転職によってどのような目標やビジョンを実現したいのか」を明確にして、実現するために必要な譲れない条件を固めましょう。
現職に残ることと転職のどちらが現状向いているのかを判断するため、転職するリスクを考えてみましょう。
転職するリスクとしては、以下のようなものが挙げられます。
これらのリスクは転職をする以上はゼロにできません。しかし一度でも転職を考えたのであれば、「会社の将来性に不安がある」「キャリアアップやスキルアップを望めない」など、現職に残ることによるリスクもゼロではないでしょう。
理想とする将来のビジョンを思い描き、「実現に近づけるにはどちらのリスクを取るべきか」を検討することをおすすめします。
転職エージェントを利用するのであれば、まず2~3社ほどに登録するとよいでしょう。
転職エージェントを利用して転職を成功させるには、キャリアアドバイザーとの相性が重要ですが、相性のよいアドバイザーを厳選するうえで複数社の利用は効率的であるためです。
また「オールジャンルに対応する転職エージェント」もあれば、「ひとつの業界や職種に特化した転職エージェント」もあるため、そのような特色ごとに使い分けてみるのもひとつの方法です。
「現職に残るか、転職するか」について相談する相手として選ぶのは、家族が38.9%でトップ、その次が33.0%で転職エージェントというアンケート結果が出ています。これほどまでに転職エージェントを利用する方が多い理由とはどのようなものなのか、転職エージェントを利用するメリットから考えてみましょう。
転職エージェントを利用すると、面接日のほか入社日に至るまで、スケジュールの調整をキャリアアドバイザーが代行してくれます。複数社に同時応募するケースや、働きながら転職活動をしているケースなどでは、スケジュール管理はとても手間です。
ダブルブッキングしたり予定を忘れたりといったことがないよう、転職エージェントが心強いサポート役となってくれるでしょう。また、日程に関する企業との交渉についても、転職エージェントが代行してくれるため安心です。
転職エージェントでは、「非公開求人」を取り扱っています。非公開求人とはその名前のとおり、一般には出回っていない求人です。非公開求人には、「選考に時間をかけていられない」という多忙な人気企業や、「新規プロジェクトのために人材がほしいが、競合に知られたくはない」といった事情を持つ企業の求人も多くあります。
思い掛けなく優良求人に出会えることもあるでしょう。
契約企業の人事と密接にコミュニケーションを取っている転職エージェントであれば、企業のリアルな情報を持っています。職場の雰囲気や雇用形態、また待遇の実情を聞けるほか、「どのような人材を求めているのか」も具体的に教えてもらえます。選考通過率を高められる適切なアドバイスを受けられるでしょう。
履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削や、面接練習をサービスとして無料提供している転職エージェントも少なくありません。
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現職に残るか迷っているのなら、まずはマイナビエージェントまでご相談ください。マイナビエージェントでは、お客さまの経験やスキルの棚卸しからお手伝いしているので、「いま転職しても大丈夫か」を具体的に判断しやすくなるでしょう。
ご相談後に、現職に残ることを決断しても構いません。マイナビエージェントはお客さまの望むビジョンの実現を最優先に考え、転職のプロとしての知識や情報を提供いたします。
現職に残ることを決断した場合、転職エージェントに転職活動の休止を伝えることは心苦しいかもしれません。
しかし転職意思がない状況で利用を続けることはかえって誠意に欠けるため、おすすめできません。自分の意思を優先して、正直な気持ちを伝えましょう。
まだ転職活動を続けるか現職に残るべきか決めかねているのであれば、マイナビエージェントまでご相談ください。
マイナビエージェントでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが一人ひとりに寄り添いながら、最良の選択ができるようサポートいたします。
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