更新日:2024/12/04
この記事のまとめ
Webマーケティングは、インターネットやWebを活用したマーケティングの仕事を指します。Webマーケティングの仕事は専門的な知識が必要であることから、「未経験だと転職が難しいのでは」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、Webマーケティング未経験でもポイントを押さえて転職活動を進めれば採用を勝ち取ることが可能です。この記事では、Webマーケティング未経験者が転職活動を有利に進めるための3つの方法を紹介します。また転職で活かせるスキルや資格についても解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Webマーケティングは未経験者歓迎の求人もあるため、業務未経験でも転職可能です。ただし、マーケティングやSEOなどの知識が求められるため、まったくの未経験からの転職は簡単ではありません。Webマーケティングへの転職成功率を上げたい方は、ここで紹介する3つの方法を押さえておきましょう。
Webマーケティングスクールに通えば、カリキュラムに沿って業務に必要な知識を体系的に学べます。また講師に直接指導してもらえるため、疑問点があっても気軽に質問でき、挫折しにくいところも魅力です。ただし、スクールに通うには費用がかかります。書籍や動画など独学で習得も可能なため、費用が気になる方はまず独学してみるのもおすすめです。
Webマーケティング未経験者や転職経験が少ない方は、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。転職エージェントは企業と求職者をつなぐサービスで、無料で利用できます。
転職エージェントを利用すれば膨大な求人の中から自分に合った企業を紹介してくれるため、ミスマッチを防ぎやすいのが大きなメリットです。また応募書類の添削や面接対策のアドバイスも受けられるため、自分の魅力を応募先企業に十分アピールでき、転職成功の確率を上げられます。
アカウントプランナーとは広告の企画営業のことで、「自社の商品やサービスを宣伝したい」クライアントの広告出稿をサポートする仕事を行います。Web広告代理店のアカウントプランナーに転職すれば、Web広告の運用やデジタル戦略の策定などデジタルマーケティングの知識を身につけられます。
Webマーケティングの求人には広告会社の勤務経験やマーケティング経験が求められることがあるため、アカウントプランナーで経験を積むのは有益な選択です。
未経験でWebマーケティング業界に転職するのであれば、その特徴を正しく理解することが大切です。そこでここでは、Webマーケティングの仕事内容ややりがい、向いている人の特徴について解説します。Webマーケティング業界が自分にマッチしているか判断するためにも、これから紹介するポイントを確認し、転職するかどうか判断してみてください。
Webマーケティングとは、Webを利用してマーケティングを行う仕事のことです。Webマーケターとも呼ばれ、Webをとおしてクライアントの対象ユーザーにアプローチします。
具体的には「Webコンテンツ制作」「SEO」「SNS運用」などの手法を活用し、ユーザーの流入経路や離脱率のデータ分析、検証、改善を行います。Webマーケティングは日々多様化しており、新しいツールや手法が出ているのも特徴です。Webマーケターはこれらに柔軟に対応するのも重要な役割のひとつといえます。
Webマーケティングのやりがいとして、自分の市場価値を高められること、成果が数字に反映されることなどが挙げられます。OODAを意識しつつ施策の実行と改善に取り組み、流入数や閲覧数などに反映されれば大きな喜びを感じるでしょう。
マーケティングの成果は企業の売り上げアップに直結します。業務内容の幅が広く難しい側面があるものの、自分の仕事が会社の業績に影響するため、成果を実感しやすい仕事です。マーケティングでの成果は自分の実績となり、市場価値を高めることにもつながります。将来的なマーケターのキャリアにもよい影響をおよぼすでしょう。
Webマーケティングでは日々数字に向き合い、どうすればより高い成果を出せるかを考える必要があります。したがって、以下のような方に向いている仕事です。
特にWeb業界は変化のスピードが速く、柔軟性や適応力が欠かせません。数字と向き合うことや創意工夫することが楽しいと感じる方はWebマーケティングに適性があるといえます。
ここでは、未経験からWebマーケティング業界への転職に活かせるスキルを3つ紹介します。いずれも実務において欠かせないスキルであるため、現時点で習得している方は転職活動でアピールするとよいでしょう。以下のスキルが身についていない方はぜひ習得してみてください。
データを分析する力はWebマーケティングの転職に役立ちます。Webマーケティングではさまざまなデータや数字と向き合うことになるためです。一例として、マーケティングの現場では以下のような用語やその数値が登場します。
これらの数値の意味を正しく理解できると、Webサイトの正確な状況把握が可能になり、次に打つべき施策を考えられるようになります。
マーケティングの知識もWebマーケティングの転職に役立ちます。特にマーケティングの基礎である「4P」や戦略を立てる基になる「3C分析」などの知識はおおいに活用できるでしょう。
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これらの知識があると転職活動で有利となるため、積極的にアピールしていきましょう。
コミュニケーション能力も、Webマーケティングの転職で重要なスキルのひとつです。Webマーケティングの現場では、クライアントや社内のメンバーと綿密なコミュニケーションを取る必要があるためです。周囲を巻き込むような高いコミュニケーション力は、プロジェクトを成功に導く推進力となります。また、基本的なビジネスマナーも求められます。現職の業務時など、普段から意識しておくとよいでしょう。
Webマーケティングへの転職において、必須資格はありません。しかし、資格を取得すると高い専門性を客観的に証明できるほか、資格取得に向けて努力している意欲もアピールできます。未経験者はアピールできる経験や実績が少ないものの、資格を取得すれば選考を有利に進められるのでおすすめです。ここでは、未経験者におすすめの資格を3つ紹介します。
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ネットマーケティング検定は、ビジネスの企画・立案に活かせるマーケティングサイドの検定です。資格を取得するとWebマーケティングの基礎知識が身につくため、Webマーケティング初心者におすすめです。
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ウェブ解析士は、マーケティングの知識やスキルを習得するための基盤となる実践資格です。マーケティングの基礎知識やデジタル化戦略の計画立案など、未経験でWebマーケティング業界を目指すのであれば取得しておくとよいでしょう。取得後に「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」にステップアップする道も開かれています。
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マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティングに必要な知識が総合的に問われる資格です。マーケティング事例も試験範囲に含まれるため、より実践的な知識を習得できるでしょう。
未経験からWebマーケティング業界へ転職するには、応募先企業にどのように貢献できるのかを示すことが重要です。ここでは、Webマーケティング未経験者が志望動機を作成する際に意識したい3つのポイントを例文とともに紹介します。
数ある職種の中からWebマーケティングを選んだ理由を志望動機に盛り込みましょう。Webマーケティングに興味を持ったきっかけがあれば、具体的なエピソードを添えると説得力が生まれます。またWebマーケティングは未経験でも、Web業界やマーケティング業界の他職種での経験があれば積極的にアピールしましょう。
Web業界志望であることに加えて、数ある企業の中から志望先企業を選んだ理由を伝えましょう。応募先企業をよく研究し、同業他社との違いや強みに触れつつ志望動機を作成します。志望先企業のリサーチが不足していると、内容の薄い志望動機になってしまうため注意しましょう。志望先企業のビジョンやミッション、ビジネスモデルなどは念入りに調べておくことが大切です。
自分が企業にどのように貢献できるかをアピールすることは、志望動機を作成するうえで重要なポイントです。企業は利益を増やすことを目的に人材を採用するため、応募者は入社後に対価(給料)に見合ったスキル・成果を提供する必要があります。
自分が入社することで企業にどのようなメリットを与えられるのか、貢献できるのかをアピールしましょう。
上記3つのポイントを盛り込んで作成した志望動機の例文を紹介します。志望動機の書き方でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
【例文】
私は現職で自社のWebサイト制作業務に携わっています。制作現場ではサイトを訪れるユーザーの利便性を高めることを意識し、アナリティクスの分析やアクセス解析、UIの改良などに取り組んでまいりました。
これまでは制作の立ち位置でしたが、本格的にWebマーケティングの力をつけ、新しい角度からユーザーに貢献したいと考えるようになりました。
今回、ECサイトを多数運営し、商品開発から販売、アフターサポートを総合的に提供している貴社で未経験可のWebマーケティング求人が出ていることを知り応募いたしました。ユーザーの満足度と利便性を高めることを最優先に取り組まれている点に深く共感しております。
Webマーケティング職は初めてのチャレンジとなりますが、制作現場で培った経験は貴社のWebマーケティング業務に活かせると確信しております。新しい業務を積極的に吸収し、貴社に成果で貢献していきます。
Webマーケティングへの転職に関して、まだ疑問や不安のある方もいるのではないでしょうか。転職を成功させるためには、気になる部分を解消し、自信を持って転職活動に臨むことが大事です。ここでは、Webマーケティングに関するよくある質問を3つ紹介します。
Webマーケターのキャリアパスには、主に以下の4つがあります。
マネジメントスキルがあれば、プロジェクトやチームの管理、戦略の策定、予算の管理など、リーダーや管理職といったポジションにキャリアアップできるでしょう。またWebマーケターとして十分な経験を積んで、フリーランスとして活躍している方は多くいます。自由な働き方を求める場合は、フリーランスを目指してみるのもよいでしょう。
マイナビエージェントの「職種別平均年収ランキング【2020年版】」によると、Webマーケター(プロデューサー/ディレクター/プランナー)の平均年収は442万円です。また20代の平均年収が358万円、30代が442万円となっており、昇給率も高いことが分かります。着実にスキルと経験を積めば、Webマーケターとして高収入が目指せるでしょう。
Webマーケティングに必要なスキルは独学で習得可能です。独学には主に以下3つの方法があります。
独学のメリットは、費用がかからず、自分のペースで学習を進められることです。しかし挫折しやすいため、独学が難しい場合はスクールに通うことも検討するとよいでしょう。
WebマーケティングはWebサイト構築やSNS運営をとおして顧客にアプローチし、売り上げにつなげる職業です。中途採用では経験者が求められる傾向にあるものの、未経験から転職する道も開かれています。
未経験からWebマーケティング職を目指すのであれば、ぜひマイナビITエージェントにご相談ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが、一人ひとりに最適な求人の紹介や応募書類の添削など、転職活動をサポートいたします。
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